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蒼の皇国 編
タイムリミット
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深夜。
コウイチは自室に神鉄を少量持ち込んでコソコソと作業に耽っていた。
作っているのは地質改善の物ではなく、コウイチ個人の欲望を満たす為の物だ。
それは男なら誰もが一度は想像し、夢見た物。
他の家人にバレる訳にはいかないので形にすることが出来ない。バレたら間違いなく壊されるに決まっているからだ。だから、一つ一つを小さな部品にして製作を進めている。
これの製作にあたり、一人の協力者が存在している。それは輪廻転生の蛇とか言われている変な恰好のウロボロスだ。彼は普段、このアヴァロンで魔法学校の教師をしているらしく、担当教科は魔法学。それはとても都合がよく、コウイチは商品の有用性と自身の欲望を熱弁し、呆れられながら協力を承諾して貰った。
そして先日、ウロボロスから一枚の魔法陣が施された封書が届いた。コウイチが特注で編んでもらったオリジナルの魔法。
魔法陣というものは、魔法の才能がなくとも一定量の魔力を流せば自動的に発動する。所謂、機械的な装置と同じだそうだ。それ故に自由自在、変幻自在にその場で組み替えられるような臨機応変さがないのがデメリット。
しかし、魔法の魔の字も知らないコウイチにとっては天啓とも言えるものだ。
コウイチは人差し指の上に乗せたコンタクトレンズくらいの大きさで厚さ1ミリに伸ばした神鉄の板に魔法陣を刻んでいく。刻む方法は形状変化の応用でやっている。視覚を通して脳に焼き付けた魔法陣を板に転写する要領だ。
「ふぅ。やっぱ、しんどいなコレ。1日50枚くらいがやっとか……完全オフの日ならもう少し行けそうか」
必要な数は凡そ1万枚。
完成までには先が長そうだ。
コウイチは完成した部品に魔力を少し流してみる。
すると、指先の上に乗っていた銀色の小さな板は淡く発光して姿を消失させた。
「よしよし、いい感じいい感じ」
欲望に胸を膨らませたコウイチの夜はこうして更けていった。
===================================
どれくらい眠っていただろうか?
目を開くと真っ白な清潔感溢れる天井が視界一杯に飛び込んで来た。
視線を少し動かすと窓の外に雲一つない青空が見えた。
身体を起そうとしても指一本動かすことが出来ない。それどころか右腕の感覚が無い。
腕が無いのか、感覚が無いのか、それを確かめようと首を動かそうとしても動かない。
まるで身体が石になってしまったかのようだ。
「………」
声を出そうとしても出ない。
死んでいるのか?
しばしば、思考する。
目を動かした範囲に見えるのは青空を映す窓、白い天井、定期的に電信音を打つ機械。
恐らく、ここは病院だろう。
「………」
困った。
視界の端にナースコールのボタンが見えるが、身体が動かないから押せない。
どうしたものか?
タマモは目を閉じ、自身の体内を巡る魔力を感じる。
不純物が入り混じった淀んだ魔力。
これは恐らく紫毒の毒によるものだろう。
酷い有様だ。
これでは大きな魔力は使えない。
タマモは思考を張り巡らせながら、近くにいるであろう相手に念話を飛ばす。
念話も10キロ程度がやっとだろう。
『ミド、近くにおるんやろ?』
タマモが念話を送ると瞬時に応答があった。
『っ!? 今すぐ行く!』
『待っとるよ。どの道、身体どころか口も動かへんみたいやから、このまま状況の説明して貰えへんか? アヴァロンは無事なんやね?』
『馬鹿ヤロウ、まずは自分の心配しやがれ。アヴァロンは無事だ』
『そうか。それなら良かったわ』
不意に窓に影が落ち、巨大な物体がガラスを突き破って荒々しい来訪をする。
久しく見るたような隆々とした筋肉の大男――ミドガルズオルムの人化の姿。
ミドガルズオルムがタマモの傍に駆け寄り手を強く握った。
「無茶しやがって……だが、良かった」
『騒々しい見舞やね。ちゃんと入口から入らへんと病院に迷惑やで?』
「テメェが起きた事に比べりゃ些細な事だ」
ダダダッ、と部屋の外から多くの足音が近づいてくるのが聞こえた。
病室の扉が開く音がして武装した集団が雪崩れ込んで来た。
「一体、何事ですか!? ――っ、タマモ様!? お目覚めになったのですね!!」
武装した集団の中で一人、白衣姿の女が驚きの声を上げる。
この病院の看護師だろう。
看護師は先生を呼んでくると言い残して病室から飛び出して行こうとして足を止めた。
「け、ケヴィン先生! た、タマモ様が、目を――」
「ええ、この騒ぎですからね」
慌てふためく看護師に反して、若い医師は冷静に病室を一瞥して状況を把握した様子だ。
『みんな、迷惑かけたみたいやね』
タマモは病室にいる全員に向けて念話を送った。
タマモの覚醒は瞬く間にアヴァロン中に伝えられた。関係各所の多くの者が訪れようとしたが、覚醒したとは言え容態は重く、一部の関係者を除き面会謝絶が敷かれている。
そんな中、一組の男女が病室を訪れていた。
コウイチとメアリだ。
ハクとアイリスも行きたいと駄々をこねたそうだが、病人の見舞に大勢で行くのもあれなので今回はお留守番をしてもらったそうだ。
看護師と主治医同伴の元、タマモは二人と顔を合わせた。
美少女と凡人。
コウイチの能力は素晴らしいものではあるが、それ以外は普通過ぎる。メアリという宝石がこのような男に穢されるのだと思うと少々勿体なく思える。
人選を失敗したか?
「鈍い俺でも分かる。今、スゲー貶される気がする」
『ふっ、さて何のことやろね』
「見舞に来たことを後悔したのは初めてだ」
『ウチは嬉しいで?』
「うっせ」
そんな気が寝の無いやり取りをしていると二人の後ろに控えていた看護師が目を丸くして驚いていた。
病室で寝た切りとは言ってもタマモはアヴァロンにおける重鎮だ。
そんな人物に対して粗暴なセリフを吐く少年に驚くのも無理は無いだろう。
まだコウイチの存在は世間には公表されていないので仕方がない。
このような見た目平凡な少年がアヴァロンの運命を左右する存在だとは。
「タマモさん、治るのか?」
コウイチの言葉に主治医は目を伏せた。
『その内、起き上がれるようにはなるやろけど、二度と歩くのは無理やろうね』
「そんなに酷いのか」
『本来なら死んでてもおかしくは無かったからね。生きてることを喜ぶべきや。そんな事よりもゲンジから進捗を利かせてもろたで……ついに完成したみたいやね』
タマモにとって自分の身体などどうでもよかった。
自身が掲げた理想が潰える方が死ぬよりも恐ろしいことなのだから。
「ああ、今はゲンジさんたちが新旧両方の動力の最終チェックをしてくれてる。問題なければ近い内に切り替え作業をする予定だ」
『ありがとうな。ホンマ、アンタのおかげやで』
「まだ礼を言うのは早いよ。それにタマモさんには返しても返しきれないほどの恩があるしな」
『そういうて貰えると嬉しいわ。……まあ、でもウチが寝てる間に蒼いのに唾を付けられてもたのがな。ホンマ、しくじったわ』
「あれは他に手段が無かっただけで……」
空間の狭間に落ちたアイリスを救うために取った行為。
それは正しい。
タマモやミドガルズオルムでは助けられない。仮に五体満足だったとしても結果は同じだっただろう。
『別に怒っとらんよ。それより、蒼いのの新しい要求は難題みたいやね? 地質の改善やっけ』
「何でも知ってるのな。レナーテのやつが協力してくれたら何とかなるかも知れねぇけど」
『せやね。紫毒が素直に協力するとは思えんし。何よりも今、アレが何処におるか見当もつかんしな』
とタマモが念話を送るとコウイチは不思議そうに首を傾げた。
「あれ? 知らねぇの? レナーテのヤツ、ウチで居候してんだけど……」
『……はぁ?』
タマモが念話で素っ頓狂な声を発した瞬間、
――アヴァロンを激震が襲った。
コウイチは自室に神鉄を少量持ち込んでコソコソと作業に耽っていた。
作っているのは地質改善の物ではなく、コウイチ個人の欲望を満たす為の物だ。
それは男なら誰もが一度は想像し、夢見た物。
他の家人にバレる訳にはいかないので形にすることが出来ない。バレたら間違いなく壊されるに決まっているからだ。だから、一つ一つを小さな部品にして製作を進めている。
これの製作にあたり、一人の協力者が存在している。それは輪廻転生の蛇とか言われている変な恰好のウロボロスだ。彼は普段、このアヴァロンで魔法学校の教師をしているらしく、担当教科は魔法学。それはとても都合がよく、コウイチは商品の有用性と自身の欲望を熱弁し、呆れられながら協力を承諾して貰った。
そして先日、ウロボロスから一枚の魔法陣が施された封書が届いた。コウイチが特注で編んでもらったオリジナルの魔法。
魔法陣というものは、魔法の才能がなくとも一定量の魔力を流せば自動的に発動する。所謂、機械的な装置と同じだそうだ。それ故に自由自在、変幻自在にその場で組み替えられるような臨機応変さがないのがデメリット。
しかし、魔法の魔の字も知らないコウイチにとっては天啓とも言えるものだ。
コウイチは人差し指の上に乗せたコンタクトレンズくらいの大きさで厚さ1ミリに伸ばした神鉄の板に魔法陣を刻んでいく。刻む方法は形状変化の応用でやっている。視覚を通して脳に焼き付けた魔法陣を板に転写する要領だ。
「ふぅ。やっぱ、しんどいなコレ。1日50枚くらいがやっとか……完全オフの日ならもう少し行けそうか」
必要な数は凡そ1万枚。
完成までには先が長そうだ。
コウイチは完成した部品に魔力を少し流してみる。
すると、指先の上に乗っていた銀色の小さな板は淡く発光して姿を消失させた。
「よしよし、いい感じいい感じ」
欲望に胸を膨らませたコウイチの夜はこうして更けていった。
===================================
どれくらい眠っていただろうか?
目を開くと真っ白な清潔感溢れる天井が視界一杯に飛び込んで来た。
視線を少し動かすと窓の外に雲一つない青空が見えた。
身体を起そうとしても指一本動かすことが出来ない。それどころか右腕の感覚が無い。
腕が無いのか、感覚が無いのか、それを確かめようと首を動かそうとしても動かない。
まるで身体が石になってしまったかのようだ。
「………」
声を出そうとしても出ない。
死んでいるのか?
しばしば、思考する。
目を動かした範囲に見えるのは青空を映す窓、白い天井、定期的に電信音を打つ機械。
恐らく、ここは病院だろう。
「………」
困った。
視界の端にナースコールのボタンが見えるが、身体が動かないから押せない。
どうしたものか?
タマモは目を閉じ、自身の体内を巡る魔力を感じる。
不純物が入り混じった淀んだ魔力。
これは恐らく紫毒の毒によるものだろう。
酷い有様だ。
これでは大きな魔力は使えない。
タマモは思考を張り巡らせながら、近くにいるであろう相手に念話を飛ばす。
念話も10キロ程度がやっとだろう。
『ミド、近くにおるんやろ?』
タマモが念話を送ると瞬時に応答があった。
『っ!? 今すぐ行く!』
『待っとるよ。どの道、身体どころか口も動かへんみたいやから、このまま状況の説明して貰えへんか? アヴァロンは無事なんやね?』
『馬鹿ヤロウ、まずは自分の心配しやがれ。アヴァロンは無事だ』
『そうか。それなら良かったわ』
不意に窓に影が落ち、巨大な物体がガラスを突き破って荒々しい来訪をする。
久しく見るたような隆々とした筋肉の大男――ミドガルズオルムの人化の姿。
ミドガルズオルムがタマモの傍に駆け寄り手を強く握った。
「無茶しやがって……だが、良かった」
『騒々しい見舞やね。ちゃんと入口から入らへんと病院に迷惑やで?』
「テメェが起きた事に比べりゃ些細な事だ」
ダダダッ、と部屋の外から多くの足音が近づいてくるのが聞こえた。
病室の扉が開く音がして武装した集団が雪崩れ込んで来た。
「一体、何事ですか!? ――っ、タマモ様!? お目覚めになったのですね!!」
武装した集団の中で一人、白衣姿の女が驚きの声を上げる。
この病院の看護師だろう。
看護師は先生を呼んでくると言い残して病室から飛び出して行こうとして足を止めた。
「け、ケヴィン先生! た、タマモ様が、目を――」
「ええ、この騒ぎですからね」
慌てふためく看護師に反して、若い医師は冷静に病室を一瞥して状況を把握した様子だ。
『みんな、迷惑かけたみたいやね』
タマモは病室にいる全員に向けて念話を送った。
タマモの覚醒は瞬く間にアヴァロン中に伝えられた。関係各所の多くの者が訪れようとしたが、覚醒したとは言え容態は重く、一部の関係者を除き面会謝絶が敷かれている。
そんな中、一組の男女が病室を訪れていた。
コウイチとメアリだ。
ハクとアイリスも行きたいと駄々をこねたそうだが、病人の見舞に大勢で行くのもあれなので今回はお留守番をしてもらったそうだ。
看護師と主治医同伴の元、タマモは二人と顔を合わせた。
美少女と凡人。
コウイチの能力は素晴らしいものではあるが、それ以外は普通過ぎる。メアリという宝石がこのような男に穢されるのだと思うと少々勿体なく思える。
人選を失敗したか?
「鈍い俺でも分かる。今、スゲー貶される気がする」
『ふっ、さて何のことやろね』
「見舞に来たことを後悔したのは初めてだ」
『ウチは嬉しいで?』
「うっせ」
そんな気が寝の無いやり取りをしていると二人の後ろに控えていた看護師が目を丸くして驚いていた。
病室で寝た切りとは言ってもタマモはアヴァロンにおける重鎮だ。
そんな人物に対して粗暴なセリフを吐く少年に驚くのも無理は無いだろう。
まだコウイチの存在は世間には公表されていないので仕方がない。
このような見た目平凡な少年がアヴァロンの運命を左右する存在だとは。
「タマモさん、治るのか?」
コウイチの言葉に主治医は目を伏せた。
『その内、起き上がれるようにはなるやろけど、二度と歩くのは無理やろうね』
「そんなに酷いのか」
『本来なら死んでてもおかしくは無かったからね。生きてることを喜ぶべきや。そんな事よりもゲンジから進捗を利かせてもろたで……ついに完成したみたいやね』
タマモにとって自分の身体などどうでもよかった。
自身が掲げた理想が潰える方が死ぬよりも恐ろしいことなのだから。
「ああ、今はゲンジさんたちが新旧両方の動力の最終チェックをしてくれてる。問題なければ近い内に切り替え作業をする予定だ」
『ありがとうな。ホンマ、アンタのおかげやで』
「まだ礼を言うのは早いよ。それにタマモさんには返しても返しきれないほどの恩があるしな」
『そういうて貰えると嬉しいわ。……まあ、でもウチが寝てる間に蒼いのに唾を付けられてもたのがな。ホンマ、しくじったわ』
「あれは他に手段が無かっただけで……」
空間の狭間に落ちたアイリスを救うために取った行為。
それは正しい。
タマモやミドガルズオルムでは助けられない。仮に五体満足だったとしても結果は同じだっただろう。
『別に怒っとらんよ。それより、蒼いのの新しい要求は難題みたいやね? 地質の改善やっけ』
「何でも知ってるのな。レナーテのやつが協力してくれたら何とかなるかも知れねぇけど」
『せやね。紫毒が素直に協力するとは思えんし。何よりも今、アレが何処におるか見当もつかんしな』
とタマモが念話を送るとコウイチは不思議そうに首を傾げた。
「あれ? 知らねぇの? レナーテのヤツ、ウチで居候してんだけど……」
『……はぁ?』
タマモが念話で素っ頓狂な声を発した瞬間、
――アヴァロンを激震が襲った。
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