14 / 78
夜天の主 編
世界を救う方法
しおりを挟む
コウイチとハクは涼やかな風が吹き抜ける見渡す限りの森林地帯に作られた遊歩道を手を繋いで歩く。
ヒュレイン大樹海の入口でもあるメルト国際公園だ。
色取り取りの季節の花で彩られた園内にはアンティークの噴水が設置され、その周囲にはお洒落なベンチが置かれておる。
それぞれのベンチには手をつなぐ者、肩を寄せ合う者が腰をかけて甘い言葉を囁き合っていた。
「コウイチ、だぁーいすき」
ハクが両腕でコウイチの腕を抱きかかえるようにし、ふっくらとした小高い双丘を押し付けてくる。
「ちょっと、ハクさん!? 周りの真似をしちゃダメ!」
「えー、ダメー?」
「ダメ。遊びに来たんじゃないんだから」
「むぅー」
コウイチは、ちょっと嬉しい気持ちを抑えながら抱きついてきたハクを引き剥がす。
三皇の襲撃から1ヶ月が経った昨今、ハクの積極的なアプローチにはドキドキしてばかりだ。
最初は寝ている間にベッドの中で服を脱ぎ出すことからだった。ただの寝相だと思っていたのだが、それは連日続くようになり、次第に胸や下腹部を執拗に密着させてくるようになった。そこまでされたら年齢イコール彼女なしイコール童貞のコウイチにでも分かる……そういう事なのだと。
その次のアプローチはお風呂乱入事件だ。それも毎日だ。幼いハクであれば何も思うことはなかっただろうが、今の中学から高校生くらいの姿をしているハクが相手となると話は違う。
更なるアプローチは常にべたべたとスキンシップをして隙あらばキスを迫ってくる次第である。
「この辺で旅の案内人と合流予定なんだけど」
今、コウイチとハクは二人っきりの旅行中である。誤解の無いように断言しておくがラブラブ旅行などではなく、環境汚染を解決する糸口を見つけるための旅行だ。
ハクの役割はまともな戦闘能力の無いコウイチの護衛であって恋人ではない。
可愛いけど……恋愛対象というよりは相棒って感じなんだよなぁ。
メルト国際公園の最奥にあった立ち入り禁止のフェンスの前で案内人の少女は待っていた。
ショートカットの青い髪の少女は開口一番に、
「遅い。時間を無駄に使わせないで」
冷たい瞳で睨まれた。
青い髪の少女の名前はアオ。以前のハクと同じくらいの小さな少女で、このメルト国際公園を中心に活動をする環境保護団体の職員だそうな。これでも成人しているとか何とか……。
「案内するのは構わない。でも、一つだけ条件がある」
「条件? お金とかならギルドに言えばある程度はどうにかして貰えると思うけど……」
この世界での団体がどうなのかは分からないが、元いた世界では環境保護団体を始めとした組織ってのは活動資金に悩まされているという話を聞いたような聞かなかったような気がする。
「お金とか要らない。わたしが望むのはあなたの答え」
答え。その意味にピンと来ず、コウイチは首を捻り、アオの言葉を待った。
「この先で見聞きしたものをどう思ったか教えて」
「……わかった」
コウイチはしっかりと頷いてから言葉を口にした。
アオを先頭に森林の奥地へ踏み入りーーそれは森林に立ち入って半時もしないうちに姿を現した。
地平の果てまで続く枯れた森林地帯。
汚染された水源。
異臭を放つ土壌。
命の息吹を感じられない世界が広がっていた。
「あの公園からそんなに離れてないのに……こんな場所が」
「コウイチ、ハク……こわい」
ぎゅ、とハクがコウイチの袖を握りしめた。それに対して、コウイチは反対の手でハクの頭を撫でる。
アオが目を細めてコウイチを睨み付ける。
「これが人間の行いによる産物。だから、わたしはーー」
アオの言葉の最後の方は聞き取れなかったが、“嫌い”という言葉だけ聞き取れた。
科学技術は人間の生活を豊かにしてくれる。しかし、その反面で環境汚染の問題が付きまとってしまう。
環境保護を目的としているアオにとっては、科学は忌み嫌う存在なのかもしれない。
だからと言って、コウイチは科学を否定しない。科学技術があるから今の豊かな世の中が存在している。沢山の笑顔や幸せが世界中に溢れかえっているからだ。
これは誰も否定出来ない事実。
一方で、その代償に多くの命が奪われているのも事実であり、それを見て見ぬふりをしてはいけない。
『其方の力で、人に世界を滅ぼさず再生させられるだけの力と価値があることを示せ』
白龍皇の言葉を思い返す。
この言葉はどうやら環境汚染を解決しろという意味らしい。
今現在の世界の科学技術では環境汚染の速度が速すぎて遠くない未来に、目の前に広がる命の息吹を感じさせない大地のようになってしまう。
それを食い止める糸口を一年以内に見つけて提示しなければならないという無茶振りだ。
コウイチが天才科学者で何でも創造できる夢のようなチートスキルを持っていたら話は別だ。現実は鍛治に関係するチートスキルのみ。環境を劇的に変化させることのできる効率の良い鉱石でもあれば別だが、そんな都合の良い素材は転がっている訳もない。
荒廃した大地を小一時間歩いたところで緑あふれる森林地帯が見えてきた。
「森の一部だけが枯れてるのか?」
「そんな訳ない」
アオは冷たい眼差しで溜息をつく。
「ここから先がわたしの仕事場」
アオはそう言って森林の中へと足を踏み入れていく。
「コウイチ、ここの匂い変な感じ」
ハクがくんくんと周囲の匂いを嗅いで眉を潜めた。
「変って?」
「んー、よく分かんないんだけどね。さっきのとことココは別って感じ」
見た感じでは同じ木々が並んでいるように見てる。
二人が顔を突き合わせている内にアオの小さな後ろ姿はどんどん小さくなっていて、二人は慌てて後を追った。
ハクが感じた“変”の正体はーー
「これがわたしの仕事」
森に踏み入って直ぐにそれは姿を現した。
小さな泉の真ん中に巨大な岩が鎮座する光景だ。
「緑葉石。陽の光を浴びることで汚染物質を取り込み浄化してくれる。わたしはあれの管理とここを中心とした周辺の調査をしてる」
環境を劇的に変化させてくれる鉱石あるじゃん、とコウイチは心の中で突っ込んだ。
そんな都合の良い展開だからこそコウイチが逆に冷静になって考えれた。
ここへはタマモの紹介で来ている。つまり、タマモはこの石を知っている。だが、環境汚染の問題は解決されていない。イコール、この石には何か欠点があるのではないだろうか?
「あれがあれば環境問題は解決する?」
「大量にあれば」
「あれってどこで取れるの?」
「火山の噴火で稀に少しだけ取れる」
なるほど。
産出量の問題か!
「因みにあれを作る方法ってあるの?」
「さあ。知ってても教えない」
突き放すような言葉を吐き捨てたアオの両頬をむにぃーとハクが引っ張った。
「アオのけちんぼっ!」
アオははいはいと疲れたようにハクを適当に払い除ける。まるで赤子の悪戯に疲れた母親のような印象だった。
「わたしも詳しくは知らない。でも、誰かが言ってた。水生石、緑生石が魔鉱鉄と混ざったものだって……あなたなら作れるんじゃない?」
ヒュレイン大樹海の入口でもあるメルト国際公園だ。
色取り取りの季節の花で彩られた園内にはアンティークの噴水が設置され、その周囲にはお洒落なベンチが置かれておる。
それぞれのベンチには手をつなぐ者、肩を寄せ合う者が腰をかけて甘い言葉を囁き合っていた。
「コウイチ、だぁーいすき」
ハクが両腕でコウイチの腕を抱きかかえるようにし、ふっくらとした小高い双丘を押し付けてくる。
「ちょっと、ハクさん!? 周りの真似をしちゃダメ!」
「えー、ダメー?」
「ダメ。遊びに来たんじゃないんだから」
「むぅー」
コウイチは、ちょっと嬉しい気持ちを抑えながら抱きついてきたハクを引き剥がす。
三皇の襲撃から1ヶ月が経った昨今、ハクの積極的なアプローチにはドキドキしてばかりだ。
最初は寝ている間にベッドの中で服を脱ぎ出すことからだった。ただの寝相だと思っていたのだが、それは連日続くようになり、次第に胸や下腹部を執拗に密着させてくるようになった。そこまでされたら年齢イコール彼女なしイコール童貞のコウイチにでも分かる……そういう事なのだと。
その次のアプローチはお風呂乱入事件だ。それも毎日だ。幼いハクであれば何も思うことはなかっただろうが、今の中学から高校生くらいの姿をしているハクが相手となると話は違う。
更なるアプローチは常にべたべたとスキンシップをして隙あらばキスを迫ってくる次第である。
「この辺で旅の案内人と合流予定なんだけど」
今、コウイチとハクは二人っきりの旅行中である。誤解の無いように断言しておくがラブラブ旅行などではなく、環境汚染を解決する糸口を見つけるための旅行だ。
ハクの役割はまともな戦闘能力の無いコウイチの護衛であって恋人ではない。
可愛いけど……恋愛対象というよりは相棒って感じなんだよなぁ。
メルト国際公園の最奥にあった立ち入り禁止のフェンスの前で案内人の少女は待っていた。
ショートカットの青い髪の少女は開口一番に、
「遅い。時間を無駄に使わせないで」
冷たい瞳で睨まれた。
青い髪の少女の名前はアオ。以前のハクと同じくらいの小さな少女で、このメルト国際公園を中心に活動をする環境保護団体の職員だそうな。これでも成人しているとか何とか……。
「案内するのは構わない。でも、一つだけ条件がある」
「条件? お金とかならギルドに言えばある程度はどうにかして貰えると思うけど……」
この世界での団体がどうなのかは分からないが、元いた世界では環境保護団体を始めとした組織ってのは活動資金に悩まされているという話を聞いたような聞かなかったような気がする。
「お金とか要らない。わたしが望むのはあなたの答え」
答え。その意味にピンと来ず、コウイチは首を捻り、アオの言葉を待った。
「この先で見聞きしたものをどう思ったか教えて」
「……わかった」
コウイチはしっかりと頷いてから言葉を口にした。
アオを先頭に森林の奥地へ踏み入りーーそれは森林に立ち入って半時もしないうちに姿を現した。
地平の果てまで続く枯れた森林地帯。
汚染された水源。
異臭を放つ土壌。
命の息吹を感じられない世界が広がっていた。
「あの公園からそんなに離れてないのに……こんな場所が」
「コウイチ、ハク……こわい」
ぎゅ、とハクがコウイチの袖を握りしめた。それに対して、コウイチは反対の手でハクの頭を撫でる。
アオが目を細めてコウイチを睨み付ける。
「これが人間の行いによる産物。だから、わたしはーー」
アオの言葉の最後の方は聞き取れなかったが、“嫌い”という言葉だけ聞き取れた。
科学技術は人間の生活を豊かにしてくれる。しかし、その反面で環境汚染の問題が付きまとってしまう。
環境保護を目的としているアオにとっては、科学は忌み嫌う存在なのかもしれない。
だからと言って、コウイチは科学を否定しない。科学技術があるから今の豊かな世の中が存在している。沢山の笑顔や幸せが世界中に溢れかえっているからだ。
これは誰も否定出来ない事実。
一方で、その代償に多くの命が奪われているのも事実であり、それを見て見ぬふりをしてはいけない。
『其方の力で、人に世界を滅ぼさず再生させられるだけの力と価値があることを示せ』
白龍皇の言葉を思い返す。
この言葉はどうやら環境汚染を解決しろという意味らしい。
今現在の世界の科学技術では環境汚染の速度が速すぎて遠くない未来に、目の前に広がる命の息吹を感じさせない大地のようになってしまう。
それを食い止める糸口を一年以内に見つけて提示しなければならないという無茶振りだ。
コウイチが天才科学者で何でも創造できる夢のようなチートスキルを持っていたら話は別だ。現実は鍛治に関係するチートスキルのみ。環境を劇的に変化させることのできる効率の良い鉱石でもあれば別だが、そんな都合の良い素材は転がっている訳もない。
荒廃した大地を小一時間歩いたところで緑あふれる森林地帯が見えてきた。
「森の一部だけが枯れてるのか?」
「そんな訳ない」
アオは冷たい眼差しで溜息をつく。
「ここから先がわたしの仕事場」
アオはそう言って森林の中へと足を踏み入れていく。
「コウイチ、ここの匂い変な感じ」
ハクがくんくんと周囲の匂いを嗅いで眉を潜めた。
「変って?」
「んー、よく分かんないんだけどね。さっきのとことココは別って感じ」
見た感じでは同じ木々が並んでいるように見てる。
二人が顔を突き合わせている内にアオの小さな後ろ姿はどんどん小さくなっていて、二人は慌てて後を追った。
ハクが感じた“変”の正体はーー
「これがわたしの仕事」
森に踏み入って直ぐにそれは姿を現した。
小さな泉の真ん中に巨大な岩が鎮座する光景だ。
「緑葉石。陽の光を浴びることで汚染物質を取り込み浄化してくれる。わたしはあれの管理とここを中心とした周辺の調査をしてる」
環境を劇的に変化させてくれる鉱石あるじゃん、とコウイチは心の中で突っ込んだ。
そんな都合の良い展開だからこそコウイチが逆に冷静になって考えれた。
ここへはタマモの紹介で来ている。つまり、タマモはこの石を知っている。だが、環境汚染の問題は解決されていない。イコール、この石には何か欠点があるのではないだろうか?
「あれがあれば環境問題は解決する?」
「大量にあれば」
「あれってどこで取れるの?」
「火山の噴火で稀に少しだけ取れる」
なるほど。
産出量の問題か!
「因みにあれを作る方法ってあるの?」
「さあ。知ってても教えない」
突き放すような言葉を吐き捨てたアオの両頬をむにぃーとハクが引っ張った。
「アオのけちんぼっ!」
アオははいはいと疲れたようにハクを適当に払い除ける。まるで赤子の悪戯に疲れた母親のような印象だった。
「わたしも詳しくは知らない。でも、誰かが言ってた。水生石、緑生石が魔鉱鉄と混ざったものだって……あなたなら作れるんじゃない?」
0
お気に入りに追加
93
あなたにおすすめの小説
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
無能と蔑まれた七男、前世は史上最強の魔法使いだった!?
青空一夏
ファンタジー
ケアニー辺境伯爵家の七男カイルは、生まれつき魔法を使えず、家族から蔑まれて育った。しかし、ある日彼の前世の記憶が蘇る――その正体は、かつて世界を支配した史上最強の大魔法使いアーサー。戸惑いながらも、カイルはアーサーの知識と力を身につけていき、次第に自らの道を切り拓く。
魔法を操れぬはずの少年が最強の魔法を駆使し、自分を信じてくれる商店街の仲間のために立ち上げる。やがてそれは貴族社会すら揺るがす存在へと成長していくのだった。こちらは無自覚モテモテの最強青年になっていく、ケアニー辺境伯爵家の七男カイルの物語。
※こちらは「異世界ファンタジー × ラブコメ」要素を兼ね備えた作品です。メインは「異世界ファンタジー」ですが、恋愛要素やコメディ要素も兼ねた「ラブコメ寄りの異世界ファンタジー」になっています。カイルは複数の女性にもてますが、主人公が最終的には選ぶのは一人の女性です。一夫多妻のようなハーレム系の結末ではありませんので、女性の方にも共感できる内容になっています。異世界ファンタジーで男性主人公なので男性向けとしましたが、男女関係なく楽しめる内容を心がけて書いていきたいです。よろしくお願いします。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す
エルリア
ファンタジー
【祝!第17回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞!】
転売屋(テンバイヤー)が異世界に飛ばされたらチートスキルを手にしていた!
元の世界では疎まれていても、こっちの世界なら問題なし。
相場スキルを駆使して目指せ夢のマイショップ!
ふとしたことで異世界に飛ばされた中年が、青年となってお金儲けに走ります。
お金は全てを解決する、それはどの世界においても同じ事。
金金金の主人公が、授かった相場スキルで私利私欲の為に稼ぎまくります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる