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永遠の炎
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考えにふけっていた柳は飛び上がってしまった。幻聴かと思ったのだ。
誰かと確かめる必要もない。柳はもう帰ったはずの九条を振り返る。
「え、えっ!? ほ、本物ですか?」
「……偽物がいるって聞いたことはないな」
そっけなく答えるのは間違いない、九条だ。彼は屈んで、例の木彫刻を足元に置いているところだった。
「ど、どうしたんですか。ニコラオスはもうずっと前に解散したのに」
「……お前の私物を返し忘れたのに気づいて戻ってきたんだ。ついでにこのでかいのを回収しようと思って。この時間なら大荷物で電車に乗っても邪魔じゃないだろ」
「はあ……」
展示品は後日回収に来て貰う予定だったが、いいのだろうか。察したように九条は腰ほどもあるそれに手を置いた。
「……ちょっと、自分でも見たくなって」
「…………」
「これ、お前のだろ。塾の名前が書いてある」
九条は背負った鞄を下ろしながら言った。中から出した一冊の本が差し出される。
バーコード。柳はひらめくように思い出した。九条が生徒会室から持ち出したという、この学校のものではないバーコード管理されている本。それは柳が塾から借りた、タイの文化、熱気球の祭りについて記されている本だ。
「お前のさ、長文ライン」
微笑んでいるけれど、九条は静かだ。静謐と呼べるほど。
「こりゃまた長いの送ってきたなって印象に残ってて。生徒会室で見つけたからこれかと思って読んだんだ」
「…………」
「仏教もいいな。改宗とかじゃなくてさ。考え方も面白かったし、あと、俺とは違うルールで生きてる人もいるんだなって新鮮で。もちろん俺の家が極端なのはわかってるけど、中にいるとわからないだろ。いろんなルールがあるんだなって勉強になった」
そうだ。柳はローイクラトンの由来を、他でもない九条に知らせたかった。
だがそれは叶うはずない空想で、知った、と伝えられてもどうしたら良いかわからない。ただぽかんと本を見つめる。
「……俺はやっぱり、俺の神を信じているけど、面白いと思ったよ」
その言葉でやっと九条に視線が向かう。
彼の強い信仰心を頑なとは思わない。柳は九条が好きだ。九条を構成するすべてが好きだ。信じていることも、苦しんでいることも。
「…………」
九条はふと息をついた。長い長い、何かを吐き出し切るような息だった。それから、抱えていた荷物すべてを下ろしたような声が言う。
「こういうときはやっぱり、アグニの儀式でもするか」
「……んっ?」
すべて一段落したような雰囲気とはそぐわない、どこか間の抜けた、耳慣れない黒魔術のような言葉に、柳は躓いたような気持ちになった。
九条は何やら吹っ切れた雰囲気だがどうしたのだろう。いや、気が楽になったのなら嬉しいのだが、アグニとは一体何だろう。急にどうした。何が何だ。
「な、何ですかそれ? アグニ? っ、と、いうか、俺たちそんな、ふたりで話すような空気じゃないですよね? あの、俺は、振られている気でいるんですけど……」
「お前この本ちゃんと読んでないのか? 出てきただろ。アグニ。拝火信仰」
「そういえば……えーと……ぶ、仏教の……神様でしたっけ?」
火の神だったか。真剣に読み込んでいないので教えられても朧気だ。
九条は柳の戸惑いを無視してダンボールを漁る。
「いいから出せよ、気球。中でガサガサ鳴ってただろ。火を付けるやつは? どうせポケットに突っ込んでんだろ」
「ちょ、ちょっと九条さん!」
ダンボールを抱えているのでスラックスを探る手から逃れられない。
戸惑っているうちにライターもろうそくも奪われてしまった。ダンボールの蓋も勝手に開けられる。中にこもっていた熱が頬にふわりと触れて消えた。
運悪く、一番上のダンボールの一番真ん中に、見本で使う気球があったようだ。九条がそっと取り上げたそれにはロウソクを乗せるカゴがくっついている。
月光に、九条の愉快げな笑みが照らされている。
「お前が最初に一人で作ってた気球と、少し似てる。妙な形でちょっと不格好だよな。けど愛嬌がある。ほら」
「ほらって……」
九条の勢いのせいか驚いているせいか、今日一日あった膜を張ったような無感覚は消えていたが、流される以外のことができない。柳は流されるままダンボールを置き、突きつけられる熱気球をおずおずと受け取る。
ニコラオスでもやることだしと、何度か実験に立ち会った九条は設置方法を心得ている。九条はろうそくを置いて躊躇なく火をつけた。小さな炎が彼の指を焼かないか他人事なのにヒヤヒヤする。
それから九条は、熱気球の袋を包む柳の両手に己の手を重ねた。
「……九条さん?」
触れ合うのは珍しくない。けれど今の関係を思うと不自然だ。
「…………」
九条は何も答えずに熱気球の中が温まるのを待っていた。親指の腹が一度だけ、柳の手の甲を撫でただけだ。
言葉が見つからないまましばらくすると、ふと、手の中から気球の気配がなくなる。重力から逃れられるほど熱が溜まり、重みがなくなったのだ。
「……も、もう浮きますよ」
「…………」
「九条さん?」
けれど手放そうにも、九条の手に押さえられている。
最後に一度、手のひらが緊張した。それから静かな声がした。
「火は、罪を焼くんだ。どの宗教でも。知ってたか?」
「……ど、どういう意味ですか?」
「炎は魔を祓うし、病を遠ざける。炎は罪人の身を清める。魔女狩りだって燃やしてるだろ。キリスト教でも、火は贖罪なんだ」
瞳に炎が写っている。ヘーゼル色の虹彩が、オレンジに照らされて細かく震える。
何を思って呟いたのだろう。自分は罪を抱えていると、そう感じている彼は。
「知っているけど、知らなかった。いや重要じゃなかったんだ。俺は罪人であることに慣れすぎてた。……けど俺は、今日から、それを信じようと思う。今ある信仰はもう俺の体みたいなもので変えられないけど、増やすのならできるはずだ」
「…………」
「俺は俺を咎人だと思う。けどどんな罪も炎が飲むと、今日から信じる」
柳は、何もしていない。彼の気が変わった理由がわからない。
手のひらから戸惑いが伝わったように、九条は急に、その瞳を柳へ向けた。
「柳はずっと俺に教えていただろう」
九条は美しい。彼の、自分自身と言える信仰を否定する、無理に微笑む今この瞬間すら。
「俺は悪くないって。罪でないって。俺にはそうは思えない。でも……お前が俺のためにした努力すべてが、愛でないとは思えない。フィリアが神の人類愛に劣ると思えない」
「……はい」
「お前の愛は正しい。なら俺の気持ちだって正しいはずだ。……そう理屈ではわかるのに、どうしてもそうは思えない。俺のこれは気持ち悪い。俺の気持ちは罪でしかない。けど、……けど、柳」
九条の手が熱気球でなく柳の手を握る。手の甲を包む力強さに驚いてしまい、その拍子に熱気球が逃げた。
見つめ合うふたりの間で橙色が浮かび上がる。
「九条、さ」
熱気球が目の前を越えたと同時に、九条が顔を近づけてきた。間違いなく唇が触れる。足元には彼の作った信仰があるのに。
「俺は一生忘れない」
九条の囁きが唇に触れる。
「お前が言った。ローイクラトンには罪を流す意味があるって。そうだろう? ……俺は、一生、この火に洗い流してもらう」
「…………」
信仰を持たない柳は真には、彼の踏み越えた一線を想像できない。
だから見ていた。全身で、五感すべてで、今この瞬間の彼を覚えようと思った。炎に照らされた瞳の輝き。震えている声。遠慮がちに、けれど必死に握る手の力。
柔らかな髪。白い肌。細い体。九条宗一郎。
「俺はずっと罪を犯して、それで、ずっと洗い流してもらう」
「……好きです」
柳はそれしか言えなかった。そしてそれ以外は、永遠に無意味だと思った。
「好きです、九条さん」
「俺も柳が大好きだ」
感情を表す罪悪に九条は一度唇を噛み、けれどはっきりもう一度呟く。
「好きだ。夏彦。俺の夏彦」
柳は強く手を握り返した。もう言葉すら無意味だと感じた。
熱気球は静かに浮かんでいる。記憶の中でその炎は永遠に尽きない。
誰かと確かめる必要もない。柳はもう帰ったはずの九条を振り返る。
「え、えっ!? ほ、本物ですか?」
「……偽物がいるって聞いたことはないな」
そっけなく答えるのは間違いない、九条だ。彼は屈んで、例の木彫刻を足元に置いているところだった。
「ど、どうしたんですか。ニコラオスはもうずっと前に解散したのに」
「……お前の私物を返し忘れたのに気づいて戻ってきたんだ。ついでにこのでかいのを回収しようと思って。この時間なら大荷物で電車に乗っても邪魔じゃないだろ」
「はあ……」
展示品は後日回収に来て貰う予定だったが、いいのだろうか。察したように九条は腰ほどもあるそれに手を置いた。
「……ちょっと、自分でも見たくなって」
「…………」
「これ、お前のだろ。塾の名前が書いてある」
九条は背負った鞄を下ろしながら言った。中から出した一冊の本が差し出される。
バーコード。柳はひらめくように思い出した。九条が生徒会室から持ち出したという、この学校のものではないバーコード管理されている本。それは柳が塾から借りた、タイの文化、熱気球の祭りについて記されている本だ。
「お前のさ、長文ライン」
微笑んでいるけれど、九条は静かだ。静謐と呼べるほど。
「こりゃまた長いの送ってきたなって印象に残ってて。生徒会室で見つけたからこれかと思って読んだんだ」
「…………」
「仏教もいいな。改宗とかじゃなくてさ。考え方も面白かったし、あと、俺とは違うルールで生きてる人もいるんだなって新鮮で。もちろん俺の家が極端なのはわかってるけど、中にいるとわからないだろ。いろんなルールがあるんだなって勉強になった」
そうだ。柳はローイクラトンの由来を、他でもない九条に知らせたかった。
だがそれは叶うはずない空想で、知った、と伝えられてもどうしたら良いかわからない。ただぽかんと本を見つめる。
「……俺はやっぱり、俺の神を信じているけど、面白いと思ったよ」
その言葉でやっと九条に視線が向かう。
彼の強い信仰心を頑なとは思わない。柳は九条が好きだ。九条を構成するすべてが好きだ。信じていることも、苦しんでいることも。
「…………」
九条はふと息をついた。長い長い、何かを吐き出し切るような息だった。それから、抱えていた荷物すべてを下ろしたような声が言う。
「こういうときはやっぱり、アグニの儀式でもするか」
「……んっ?」
すべて一段落したような雰囲気とはそぐわない、どこか間の抜けた、耳慣れない黒魔術のような言葉に、柳は躓いたような気持ちになった。
九条は何やら吹っ切れた雰囲気だがどうしたのだろう。いや、気が楽になったのなら嬉しいのだが、アグニとは一体何だろう。急にどうした。何が何だ。
「な、何ですかそれ? アグニ? っ、と、いうか、俺たちそんな、ふたりで話すような空気じゃないですよね? あの、俺は、振られている気でいるんですけど……」
「お前この本ちゃんと読んでないのか? 出てきただろ。アグニ。拝火信仰」
「そういえば……えーと……ぶ、仏教の……神様でしたっけ?」
火の神だったか。真剣に読み込んでいないので教えられても朧気だ。
九条は柳の戸惑いを無視してダンボールを漁る。
「いいから出せよ、気球。中でガサガサ鳴ってただろ。火を付けるやつは? どうせポケットに突っ込んでんだろ」
「ちょ、ちょっと九条さん!」
ダンボールを抱えているのでスラックスを探る手から逃れられない。
戸惑っているうちにライターもろうそくも奪われてしまった。ダンボールの蓋も勝手に開けられる。中にこもっていた熱が頬にふわりと触れて消えた。
運悪く、一番上のダンボールの一番真ん中に、見本で使う気球があったようだ。九条がそっと取り上げたそれにはロウソクを乗せるカゴがくっついている。
月光に、九条の愉快げな笑みが照らされている。
「お前が最初に一人で作ってた気球と、少し似てる。妙な形でちょっと不格好だよな。けど愛嬌がある。ほら」
「ほらって……」
九条の勢いのせいか驚いているせいか、今日一日あった膜を張ったような無感覚は消えていたが、流される以外のことができない。柳は流されるままダンボールを置き、突きつけられる熱気球をおずおずと受け取る。
ニコラオスでもやることだしと、何度か実験に立ち会った九条は設置方法を心得ている。九条はろうそくを置いて躊躇なく火をつけた。小さな炎が彼の指を焼かないか他人事なのにヒヤヒヤする。
それから九条は、熱気球の袋を包む柳の両手に己の手を重ねた。
「……九条さん?」
触れ合うのは珍しくない。けれど今の関係を思うと不自然だ。
「…………」
九条は何も答えずに熱気球の中が温まるのを待っていた。親指の腹が一度だけ、柳の手の甲を撫でただけだ。
言葉が見つからないまましばらくすると、ふと、手の中から気球の気配がなくなる。重力から逃れられるほど熱が溜まり、重みがなくなったのだ。
「……も、もう浮きますよ」
「…………」
「九条さん?」
けれど手放そうにも、九条の手に押さえられている。
最後に一度、手のひらが緊張した。それから静かな声がした。
「火は、罪を焼くんだ。どの宗教でも。知ってたか?」
「……ど、どういう意味ですか?」
「炎は魔を祓うし、病を遠ざける。炎は罪人の身を清める。魔女狩りだって燃やしてるだろ。キリスト教でも、火は贖罪なんだ」
瞳に炎が写っている。ヘーゼル色の虹彩が、オレンジに照らされて細かく震える。
何を思って呟いたのだろう。自分は罪を抱えていると、そう感じている彼は。
「知っているけど、知らなかった。いや重要じゃなかったんだ。俺は罪人であることに慣れすぎてた。……けど俺は、今日から、それを信じようと思う。今ある信仰はもう俺の体みたいなもので変えられないけど、増やすのならできるはずだ」
「…………」
「俺は俺を咎人だと思う。けどどんな罪も炎が飲むと、今日から信じる」
柳は、何もしていない。彼の気が変わった理由がわからない。
手のひらから戸惑いが伝わったように、九条は急に、その瞳を柳へ向けた。
「柳はずっと俺に教えていただろう」
九条は美しい。彼の、自分自身と言える信仰を否定する、無理に微笑む今この瞬間すら。
「俺は悪くないって。罪でないって。俺にはそうは思えない。でも……お前が俺のためにした努力すべてが、愛でないとは思えない。フィリアが神の人類愛に劣ると思えない」
「……はい」
「お前の愛は正しい。なら俺の気持ちだって正しいはずだ。……そう理屈ではわかるのに、どうしてもそうは思えない。俺のこれは気持ち悪い。俺の気持ちは罪でしかない。けど、……けど、柳」
九条の手が熱気球でなく柳の手を握る。手の甲を包む力強さに驚いてしまい、その拍子に熱気球が逃げた。
見つめ合うふたりの間で橙色が浮かび上がる。
「九条、さ」
熱気球が目の前を越えたと同時に、九条が顔を近づけてきた。間違いなく唇が触れる。足元には彼の作った信仰があるのに。
「俺は一生忘れない」
九条の囁きが唇に触れる。
「お前が言った。ローイクラトンには罪を流す意味があるって。そうだろう? ……俺は、一生、この火に洗い流してもらう」
「…………」
信仰を持たない柳は真には、彼の踏み越えた一線を想像できない。
だから見ていた。全身で、五感すべてで、今この瞬間の彼を覚えようと思った。炎に照らされた瞳の輝き。震えている声。遠慮がちに、けれど必死に握る手の力。
柔らかな髪。白い肌。細い体。九条宗一郎。
「俺はずっと罪を犯して、それで、ずっと洗い流してもらう」
「……好きです」
柳はそれしか言えなかった。そしてそれ以外は、永遠に無意味だと思った。
「好きです、九条さん」
「俺も柳が大好きだ」
感情を表す罪悪に九条は一度唇を噛み、けれどはっきりもう一度呟く。
「好きだ。夏彦。俺の夏彦」
柳は強く手を握り返した。もう言葉すら無意味だと感じた。
熱気球は静かに浮かんでいる。記憶の中でその炎は永遠に尽きない。
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