【完結】教えて小谷崎さん/淫語調教シェアハウス

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「覚えた? イクのはオスが先。大浦さんは何?」
「……っ、……め、めす……っ♡♡♡」
「うん、だからまだ我慢して」
「んッ♡♡♡」

 ぐいっとリードを引っ張られ、大浦は首輪につられて天を見る。視界から外れ、仁王立ちの小谷崎の手元は見えなくなったが、ローションの音が彼の行いを物語っていた。
 射精寸前で快感を取り上げられ、なのにバイブが体を落ち着かせてくれない。小谷崎の荒い息が、激しい音が大浦を追い詰めていく。

「は……ッ♡♡ は……ッ♡♡♡ ぁ、あ、小谷崎さん……っ♡♡♡」
「……っ♡ ……なあに、大浦さん……♡」
「……ぉ、お願い、します、お願いします……っ♡♡ ごめんなさい、お、お願いします……ッ♡♡」

 いきたい。一時間前には言うなんて考えたこともない言葉だけが頭を巡る。もう何が恥ずかしくて何が何なのかわからない。煮詰めたように燃えた瞳が大浦の頭をおかしくする。
 バイブの低いモーター音。オナホの濡れた激しい音。小谷崎の荒い息遣い。自分の媚びきっただらしない懇願。

「俯くな」

 恥ずかしさに目を伏せた瞬間、首輪のリードを強く引かれた。
 腹の中、気持ちいいのとは別のポイントを掻き回されているだけだ。射精寸前だったとはいえとどめを刺す快感はなかった。
 だから、その命令が決壊させたとしか思えない。たった一言に負かされたとしか思えない。

「っ、こ、小谷崎、っさん……! ぁ、あの、あの……ッ♡♡♡」
「ん……?」
「……っ、……ち、……っ……ち、ちんぽ、っ俺で、射精してください……っ♡♡♡ っ、おす、射精して、こっ、交代で、メスの俺をいかせてください……ッ!」
「…………」
「っお、おまんこ、いかせてくださいっ! っ、う、う~……っ♡♡♡ しょじょおまんこ、処女おまんこ、ぉ♡♡♡ いかせてくださいっ! めすおまんこいかせてくださいっ!! 俺の処女メスおまんこ、いきたい、いきたいッ! オスちんぽいってくださいっ♡♡ 射精してくださいっ♡♡ 何でもするからいかせてくださいっ♡♡♡」
「っ頭のいい、メスだね、大浦さん……ッ♡」

 ぐちゃぐちゃとした音が大きくなって、それが絶えたらいかせてもらえるんだと思って、大浦はもう訳がわからなかった。
 小谷崎はそれを言わせるのが好きなのだ。だからどうとは考えられない。ただ、好きなのだ、と思ったら、口から勝手にあふれるのだ。

「っおまんこいきたい、おまんこいかせてください、めっ、メスイキ、させてくださいッ! ちんぽ射精して♡♡ 小谷崎さんのちんぽ、オスちんぽ、こやざきさん、……ッ! 処女おまんこいきたい、メスおまんこ、小谷崎さん、メスイキしたい、小谷崎さん……ッ♡♡♡」
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