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「っ、ま、また、動画、っ見ていいですか、ん、ん……っ♡ 小谷崎さんの、は、っ、恥ずかしい、動画、あれ、す、すき……っ♡♡」
「……好き? あれ見ながら前立腺掻き回してイキたい?」
快感に思考力が溶けていた。ずっと恥ずかしいことが続いていて、だんだん境界がわからなくなってきた。
必死に頷く大浦の顔を撫で回し、小谷崎は低い声で言う。
「大浦さん……ちょっと、俺も、していい?」
「え、……え?」
「大浦さんを見ながら俺も気持ちよくなっていい?」
自分を見ながら? 小谷崎も?
意味がわからず、いや、そんなの信じられなくて思考が止まってしまって、大浦は呆然と小谷崎を見上げた。
彼はバイブを入れてきたクラフト袋を探り、小さな紙箱を取り上げる。取り出されたのは透明な塊だ。妙にぷるぷるとした円柱形で、大浦には何だかわからない。
「ねえ、……処女まんこでオナニーする大浦さんで、俺も気持ちよくなっていい……?」
そう言いながら小谷崎は円柱を握った手でさり気なくジーンズの前を擦る。
黒っぽい色のジーンズだ。ゆったりしたシルエットで部屋着らしく少し色が抜けている。が、十分ジーンズのハリも残っている。硬い素材だ。
けれどそうと聞いて見れば、反応しているかもしれない。
「っんん、ん……ッ♡♡♡」
かもしれない。小谷崎も興奮しているのかもしれない。そう考えるだけで前立腺がビリビリとしびれた。
感じて縮こまった姿が首肯に見えたのだろうか。小谷崎は短く礼を言って、見せつけるような素振りでウエストを緩める。
「……っ!」
下着一枚になれば完全に勃起したものの輪郭が見えた。それは信じられないほど大きく思える。
小谷崎の体格との比率だろうか、いやそれでも大きい気がする。動画の中、男が卑猥に叫んでいた言葉を大浦は思い出す。
「っは、は……ッ♡♡」
「大浦さん、あんまり……メスの顔で見ないで。ゲイセックス知ったばっかりの、初めて触ってる未熟まんこの処女、今日このまま食いたくなるから欲しい顔しないで」
「しっ、してないっ!!」
「本当? 見てない……?」
言いながら小谷崎はボクサーパンツのウエストに指をかける。目が逸らせない。「見てない」と声を震わせながらも、大浦は瞬きすら出来なかった。
小谷崎は吐息で笑いながら下着をおろした。大きい。長さはもちろん太さもあって、けれど先端の段差が信じられないほど大きくて、毛が薄くて、自分のより色が濃くて――そんなことを考えているうちに腹が急に苦しくなる。
「っん、ん……ッ♡♡♡ はっ♡♡ は……っ♡♡ っ、こ、小谷崎さん、こやざ、ぁ、あう、ぅ、ん……ッ♡♡♡ んんッ♡♡ んんッ♡♡♡」
「はは……♡ ちんぽ見て、大浦さんのメスまんこ発情した?」
「……好き? あれ見ながら前立腺掻き回してイキたい?」
快感に思考力が溶けていた。ずっと恥ずかしいことが続いていて、だんだん境界がわからなくなってきた。
必死に頷く大浦の顔を撫で回し、小谷崎は低い声で言う。
「大浦さん……ちょっと、俺も、していい?」
「え、……え?」
「大浦さんを見ながら俺も気持ちよくなっていい?」
自分を見ながら? 小谷崎も?
意味がわからず、いや、そんなの信じられなくて思考が止まってしまって、大浦は呆然と小谷崎を見上げた。
彼はバイブを入れてきたクラフト袋を探り、小さな紙箱を取り上げる。取り出されたのは透明な塊だ。妙にぷるぷるとした円柱形で、大浦には何だかわからない。
「ねえ、……処女まんこでオナニーする大浦さんで、俺も気持ちよくなっていい……?」
そう言いながら小谷崎は円柱を握った手でさり気なくジーンズの前を擦る。
黒っぽい色のジーンズだ。ゆったりしたシルエットで部屋着らしく少し色が抜けている。が、十分ジーンズのハリも残っている。硬い素材だ。
けれどそうと聞いて見れば、反応しているかもしれない。
「っんん、ん……ッ♡♡♡」
かもしれない。小谷崎も興奮しているのかもしれない。そう考えるだけで前立腺がビリビリとしびれた。
感じて縮こまった姿が首肯に見えたのだろうか。小谷崎は短く礼を言って、見せつけるような素振りでウエストを緩める。
「……っ!」
下着一枚になれば完全に勃起したものの輪郭が見えた。それは信じられないほど大きく思える。
小谷崎の体格との比率だろうか、いやそれでも大きい気がする。動画の中、男が卑猥に叫んでいた言葉を大浦は思い出す。
「っは、は……ッ♡♡」
「大浦さん、あんまり……メスの顔で見ないで。ゲイセックス知ったばっかりの、初めて触ってる未熟まんこの処女、今日このまま食いたくなるから欲しい顔しないで」
「しっ、してないっ!!」
「本当? 見てない……?」
言いながら小谷崎はボクサーパンツのウエストに指をかける。目が逸らせない。「見てない」と声を震わせながらも、大浦は瞬きすら出来なかった。
小谷崎は吐息で笑いながら下着をおろした。大きい。長さはもちろん太さもあって、けれど先端の段差が信じられないほど大きくて、毛が薄くて、自分のより色が濃くて――そんなことを考えているうちに腹が急に苦しくなる。
「っん、ん……ッ♡♡♡ はっ♡♡ は……っ♡♡ っ、こ、小谷崎さん、こやざ、ぁ、あう、ぅ、ん……ッ♡♡♡ んんッ♡♡ んんッ♡♡♡」
「はは……♡ ちんぽ見て、大浦さんのメスまんこ発情した?」
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