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招くように言われ、大浦は恐る恐ると瞳を開いた。
すっかり濡れた視界の中、突き付けられたスマホの中では、大柄な男がのたうちながら叫んでいる。
『小谷崎、小谷崎、ぃ……ッ♡♡ おッ♡♡ おっ♡♡ あっ、ああッ♡♡♡ っ見て、まんこイキ、メスイキしますっ、見て、見てッ♡♡♡ おっ、俺の、まんこは、小谷崎様のおもちゃ、あッ♡♡♡ 小谷崎様ッ♡♡ あッ♡ んぉ、おおおお……ッ♡♡♡ いぐっ♡♡ いぐっ♡♡ いぐっ♡♡ いぐっ♡♡♡ 小谷崎様ッ♡ おっ、お願いします、見てください、メス奴隷のまんこイキ見てくださいッ♡♡♡』
「……っん、あ……ッ♡♡♡ なんでこの人、こんな、なんで、っあ、あ……ッ♡♡♡」
同じ道具、だろうか。
透明のバイブをその場所で咥え、後頭部を抱えたような姿勢で縛られ、濃い布で目隠しされている男は、必死で小谷崎を呼んでいた。そんな姿勢にされているのに蕩けきった声は甘えている。
SM。その存在は知っていたが、咄嗟にそうだと気づくほど身近な概念ではなかった。混乱する大浦に小谷崎は淡く微笑んで見せる。
「俺みたいな小さな男に犯されたい、男失格の男だからだよ。メスなのに立派な男ぶって生きてきたんだ。負けさせてくださいって、メスだって教え込んでくださいって、お願いしてる」
「っ、み、見てって、言ってる……っ♡♡」
「うん。俺は見てた方だから、お願いする気持ちはわからないな。……大浦さん、試しに言ってみて。見てって」
筋が通っていない。自分が言う理由がない。けれど大浦の口は勝手に発声してるのだ。
「……っみ、見て……っ♡♡ こ、小谷崎さん、見て……っ♡♡」
「何を?」
「……っ、……お、おもちゃを、頑張って、い、入れるから、見て……っ♡♡♡」
「うん……♡」
甘い声。優しい瞳。なのに妙に我が物顔の、大浦の頬を撫でる小さな手。
「っは、あ……ッ♡♡ っん、ん……っ! 小谷崎、さん……っ♡♡」
「ゆっくり息して。ゆっくり……そう、深く吸って……」
先端で奥を探りながら、声に合わせて深く息をする。
ふうっと緊張が抜けてから、さらに数度目。今日指で掻き回していたそこが、押し付けていた先端を僅かに飲んだ。
「息」
ぎくっと固くなった体に気づいたのだろう。すかさずの声に息を吸ってしまうと、大浦のそこはバイブをゆっくり飲み込んだ。
丸い先端が肉をかき分ける感触。腿が震え、裸の肌に汗が浮き、大浦は背中を丸めて俯く。
「は……っ♡ ぁ、あ……っ♡♡ お腹の、お、っ、奥まで、きっ、きて、る……っ♡♡」
「そんなに大きくないよ。根本まで飲んでも大浦さんのへその……これくらい下かな?」
「そ、っ、そん、なことない、もっと、……っ、胃、胃まで、きてる……っ♡♡」
「そんなわけない。おもちゃよりずっと大きい俺のでやっと、大浦さんの雄子宮にハマるかなってくらいだよ」
すっかり濡れた視界の中、突き付けられたスマホの中では、大柄な男がのたうちながら叫んでいる。
『小谷崎、小谷崎、ぃ……ッ♡♡ おッ♡♡ おっ♡♡ あっ、ああッ♡♡♡ っ見て、まんこイキ、メスイキしますっ、見て、見てッ♡♡♡ おっ、俺の、まんこは、小谷崎様のおもちゃ、あッ♡♡♡ 小谷崎様ッ♡♡ あッ♡ んぉ、おおおお……ッ♡♡♡ いぐっ♡♡ いぐっ♡♡ いぐっ♡♡ いぐっ♡♡♡ 小谷崎様ッ♡ おっ、お願いします、見てください、メス奴隷のまんこイキ見てくださいッ♡♡♡』
「……っん、あ……ッ♡♡♡ なんでこの人、こんな、なんで、っあ、あ……ッ♡♡♡」
同じ道具、だろうか。
透明のバイブをその場所で咥え、後頭部を抱えたような姿勢で縛られ、濃い布で目隠しされている男は、必死で小谷崎を呼んでいた。そんな姿勢にされているのに蕩けきった声は甘えている。
SM。その存在は知っていたが、咄嗟にそうだと気づくほど身近な概念ではなかった。混乱する大浦に小谷崎は淡く微笑んで見せる。
「俺みたいな小さな男に犯されたい、男失格の男だからだよ。メスなのに立派な男ぶって生きてきたんだ。負けさせてくださいって、メスだって教え込んでくださいって、お願いしてる」
「っ、み、見てって、言ってる……っ♡♡」
「うん。俺は見てた方だから、お願いする気持ちはわからないな。……大浦さん、試しに言ってみて。見てって」
筋が通っていない。自分が言う理由がない。けれど大浦の口は勝手に発声してるのだ。
「……っみ、見て……っ♡♡ こ、小谷崎さん、見て……っ♡♡」
「何を?」
「……っ、……お、おもちゃを、頑張って、い、入れるから、見て……っ♡♡♡」
「うん……♡」
甘い声。優しい瞳。なのに妙に我が物顔の、大浦の頬を撫でる小さな手。
「っは、あ……ッ♡♡ っん、ん……っ! 小谷崎、さん……っ♡♡」
「ゆっくり息して。ゆっくり……そう、深く吸って……」
先端で奥を探りながら、声に合わせて深く息をする。
ふうっと緊張が抜けてから、さらに数度目。今日指で掻き回していたそこが、押し付けていた先端を僅かに飲んだ。
「息」
ぎくっと固くなった体に気づいたのだろう。すかさずの声に息を吸ってしまうと、大浦のそこはバイブをゆっくり飲み込んだ。
丸い先端が肉をかき分ける感触。腿が震え、裸の肌に汗が浮き、大浦は背中を丸めて俯く。
「は……っ♡ ぁ、あ……っ♡♡ お腹の、お、っ、奥まで、きっ、きて、る……っ♡♡」
「そんなに大きくないよ。根本まで飲んでも大浦さんのへその……これくらい下かな?」
「そ、っ、そん、なことない、もっと、……っ、胃、胃まで、きてる……っ♡♡」
「そんなわけない。おもちゃよりずっと大きい俺のでやっと、大浦さんの雄子宮にハマるかなってくらいだよ」
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