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第15話 亀よりJK

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「アレェ? どうしちゃったのお馬たん? 来ないのか」

 どこの、戦闘民族だよテメエは。なんで、急にオーラみたいなの纏いながら、ムッキムッキになってる訳?しかもヅラまで、金髪に仕上がって、逆立ってんだろうが……。一旦『表示』するか。

 名前:ナムル 
 種族:人族
 職業:大老師 カメック村村長、姦淫信仰宗教名誉教祖
 装備:ヅラ、スクウター、エッチな本、木の棒、大魔道のローブ、ボクサーパンツ(ギャルイラスト)
 固有スキル:ナムル流奥義[波動拳]、転移、亀式86砲、身体能力強化術



 結構、つええな……。

 しかも、スクウターって何。さっきの、グラサンはス◯ウターかよ。エッチな本どっから出て来た。水面に浮きながらしわくちゃになってんぞ。大事な本が……。

 しかも、めちゃくちゃやばい宗教入ってるじゃん。どういう宗教だよ。ドロドロの巣窟か?とりあえず、俺では到底敵わん。嫌だが、頭を下げとくか……

「ブルッフゥ……」

 頭を下げて、四本足を畳み、地面に座った。戦闘の意思が無い事を汲み取ってくれ。頼む。

「ほうう。中々に利口よの、ってあああああ! わっ、ワシのスイスイちゃんのエッチな本が!」

「……」

 俺マジで知らないからな。先に、仕掛けて来たのはお前だろうが。

「てか、お主。ワシの仕掛けた、魔法陣に乗ってワープして来たじゃろ?」

「ヒンッ?(少し前のアレか?)」

「いやぁ、窪みに仕掛けて、ギャルを転ばせて、パンティだけ抜き取ろうとしたんじゃが、難しいわい」

「……」

 アホ?しかも、窪みに掛かってなかったから、窪みの少し先にトラップが仕掛けられて、発動したから。それより、ここはどこだよ。

「んだよ~ナムじい。うるさいな。スキルに集中できないじゃん!」

 小屋の中から、青髪の短髪で、キリッとした目元。お胸が少し実のなっている高校生ぐらいの子が出て来た。上は白Tシャツに、裾を下の短パンにインするスタイルだと……。靴も、運動靴っぽい。可愛い。あの子になら、跨がられても俺は全く問題ない。
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