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宇宙演奏家バッハン星人その2
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3人は演奏が終わり、凄い人が集まったのをあらためて、びっくりして、顔を見合せました。
「とりあえず、私の円盤へ逃げましょう」
「円盤ですか?」
「えっ円盤だと?」
「ここは危ないので、逃げましょう」
バッハン星人は、やはり熱烈なファンから逃げれるように身体を透明にする事が出来、手を繋ぐとその者も透明になります。バッハン星人と手を繋ぎ、3人は透明になり、公園の林の中の円盤に逃げ込みました。
「えっお兄さん、宇宙人なの?」
「はい、宇宙演奏家のバッハン星人である」
「良い宇宙人みたいですよ」
バッハン星人は、元の姿に戻り、正体をあかしました。そして、3人とも自己紹介しました。
「いや~久しぶりに気持ちの良い演奏が出来ましたよ…」
「私も全然緊張しなくて、気持ち良く歌えたわ」
「俺もいつもよりギターが上手くなったようだった」
かなのスマホが、やたら着信音がなるので、スマホを見ると友達や知り合いからコメントが入っており、SNSを見ると注目ワードが、「かなナズバッハン」になっており、バズってました。
「凄いことになってんな!」
「良かったら、このままバンドを組みませんか?」
「いいんですか?」
「俺は、やりたい…」
3人ともこの音楽を気に入ったようで、バンドを組むことになり、夕方から公園でライブをやることにしました。次の日になると昨日、演奏した場所には、すでに100人くらいの人が集まっていました。その中には、テレビカメラやレポーターらしき人達もまざっていました。
3人は覚悟を決めて、ナズが歌い始めると大きい歓声があがりましたが、すぐにしーんとなり、ナズの歌声をしみじみと聞いて、かなとバッハンの演奏に身体を揺らしています。
演奏が終わるとレポーターがマイクを持って寄ってきましたが、その前にスーツをピシッと着た男性が、ナズの前に立ちました。
「素晴らしい歌声で、感激しました」
「ありがとうございます…」
「ところで、どちらかの事務所には入られているのですか?」
「いえ、事務所なんて…」
「なに、なに、事務所…あっこの人見たことある」
「失礼しました、私はオーベックスの保和と申します」
話しかけてきた人は、この星で一番大きい音楽事務所のオーベックスの敏腕プロデューサーの保和さんだった。良く音楽番組で、新人を発掘するオーディションの審査委員長をしていた。ついこの前も国民的アイドルグループ「オカチメンコ18」の新人オーディションをしていた。
「えー?保和さんじゃないですか…」
「あっテレビで、良く見る人だ…」
「そうなんですね…」
テレビレポーターもこの様子を見て、スクープだと思い、カメラに向かってレポートしています。
「ぜひ、うちの事務所に来て下さい…」
「すげぇ、入ろう、入ろう…」
「私たちでいいんですか?」
「ここは、もう少し考えましょう…」
「わかりました、明日、この場所でお返事
いただけたらと思います…それでは、失礼しました」
保和さんは、そう言って去っていきました。入れ替わりで、レポーターが色々聞いてきました。
「今まで、どこで活動していたのですか?」
「いえ、昨日たまたま一緒になりました…」
「この曲は、誰が作ったのですか?」
「私が作りました…」
「オーベックスに入るんですか?」
「わかりません…」
ナズが一生懸命に答えているなか、かなとバッハンは、カメラに向かって、ピースしたり、ポーズを取ったりしてました。
続く
「とりあえず、私の円盤へ逃げましょう」
「円盤ですか?」
「えっ円盤だと?」
「ここは危ないので、逃げましょう」
バッハン星人は、やはり熱烈なファンから逃げれるように身体を透明にする事が出来、手を繋ぐとその者も透明になります。バッハン星人と手を繋ぎ、3人は透明になり、公園の林の中の円盤に逃げ込みました。
「えっお兄さん、宇宙人なの?」
「はい、宇宙演奏家のバッハン星人である」
「良い宇宙人みたいですよ」
バッハン星人は、元の姿に戻り、正体をあかしました。そして、3人とも自己紹介しました。
「いや~久しぶりに気持ちの良い演奏が出来ましたよ…」
「私も全然緊張しなくて、気持ち良く歌えたわ」
「俺もいつもよりギターが上手くなったようだった」
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「良かったら、このままバンドを組みませんか?」
「いいんですか?」
「俺は、やりたい…」
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3人は覚悟を決めて、ナズが歌い始めると大きい歓声があがりましたが、すぐにしーんとなり、ナズの歌声をしみじみと聞いて、かなとバッハンの演奏に身体を揺らしています。
演奏が終わるとレポーターがマイクを持って寄ってきましたが、その前にスーツをピシッと着た男性が、ナズの前に立ちました。
「素晴らしい歌声で、感激しました」
「ありがとうございます…」
「ところで、どちらかの事務所には入られているのですか?」
「いえ、事務所なんて…」
「なに、なに、事務所…あっこの人見たことある」
「失礼しました、私はオーベックスの保和と申します」
話しかけてきた人は、この星で一番大きい音楽事務所のオーベックスの敏腕プロデューサーの保和さんだった。良く音楽番組で、新人を発掘するオーディションの審査委員長をしていた。ついこの前も国民的アイドルグループ「オカチメンコ18」の新人オーディションをしていた。
「えー?保和さんじゃないですか…」
「あっテレビで、良く見る人だ…」
「そうなんですね…」
テレビレポーターもこの様子を見て、スクープだと思い、カメラに向かってレポートしています。
「ぜひ、うちの事務所に来て下さい…」
「すげぇ、入ろう、入ろう…」
「私たちでいいんですか?」
「ここは、もう少し考えましょう…」
「わかりました、明日、この場所でお返事
いただけたらと思います…それでは、失礼しました」
保和さんは、そう言って去っていきました。入れ替わりで、レポーターが色々聞いてきました。
「今まで、どこで活動していたのですか?」
「いえ、昨日たまたま一緒になりました…」
「この曲は、誰が作ったのですか?」
「私が作りました…」
「オーベックスに入るんですか?」
「わかりません…」
ナズが一生懸命に答えているなか、かなとバッハンは、カメラに向かって、ピースしたり、ポーズを取ったりしてました。
続く
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