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茶店にて
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山賊達は、みんなのびてしまいました。3人ともこの半年間で、お城の1.2を争う戦いの師匠達に戦闘術を叩き込まれ、1人で100人くらいは、平気で相手に出来るくらいの強さになっていました。
「それじゃあ、関所に報告しておきましょ…美代悪いけど、そこのひげをはやした偉そうなのを連れてって…」
「あい、わかりました。」
「えっなんで連れていくんですか…暴れ出したら怖いじゃないですか…」
「大丈夫だすよ!」
美代は、ひょいとひげの偉そうなのをお姫様だっこして、関所に向かいました。
関所に着くと何事かと役人が数人寄ってきたので、ひげの偉そうなのを渡しました。
「山道で通りかかったら、倒れている人を見つけました…」
「他にもたくさん倒れていただす…」
「えっ?自分達がやったのに…怖い…」
「伊吹、黙っときなさい…」
「ありがとうございます…えっこいつは、山賊の頭領ですよ…何があったんだ…」
関所の役人は、慌てて何人か山道の方へ走っていきました。梨乃亜達は、通行手形を見せて、無事に関所を通過しました。
「梨乃亜様、おら腹へっただ!」
「そうね…ちょっとお腹すいたわね…」
軽い運動して、小腹が減ったので、食べ物屋を探すことにしました。
「あっ、あそこの茶店があります…茶店に入りましょう」
「おお、茶店でだんご食いたいだす…」
「茶店って、何ですか?」
「伊吹、何にも知らないのね…美味しい物が食べれるところよ…」
茶店に入るとそれぞれ、おだんごと甘酒を頼み、美代だけおだんごを3人前頼みました。
「美代は食いしん坊ね…」
「このだんごうまいだす…」
「甘酒って、何ですか?」
「伊吹、美味しい飲み物よ…やけどしないようにね…冷ましながらふーふーして…」
「はい…ふーふー、ごく、甘くて美味しい…」
梨乃亜と美代は、おだんごを食べながら、甘酒を楽しみました。伊吹は甘酒を2.3口飲むと急に立ち上がると美代を押し退けて、梨乃亜の横に座りました。
「梨乃亜…今日も綺麗だ…梨乃亜のようないい女に出逢えて…俺は幸せだぜ…」
「えっ?えっ?伊吹どうしたの…」
伊吹は、梨乃亜の顔の横の壁に片手をどんつけるとささやきました。梨乃亜は男前の顔が近くにあり、胸がどきどきするのを覚えました。
「俺がお前の事を守ってやるよ!」
「え、え、?」
「梨乃亜…愛して…」
「何してるだすか! この伊吹!」
伊吹が、梨乃亜のあごにもう一方の手をそえると口を尖らせて、梨乃亜に迫りました。それを見て美代は慌てて、伊吹の頭をぽかりと殴りました。梨乃亜は、男前に迫られてぽーっとしましたが、美代の一撃で我に戻りました。
「伊吹…」
「伊吹、目が真っ赤でヘロヘロしているだす…甘酒で酔っただすか?」
「そうみたいね…甘酒で酔うのか?…」
伊吹は、甘酒と美代に殴られてもうろうとしているので、美代が伊吹をおぶって、宿場町に向かいました。
「それじゃあ、関所に報告しておきましょ…美代悪いけど、そこのひげをはやした偉そうなのを連れてって…」
「あい、わかりました。」
「えっなんで連れていくんですか…暴れ出したら怖いじゃないですか…」
「大丈夫だすよ!」
美代は、ひょいとひげの偉そうなのをお姫様だっこして、関所に向かいました。
関所に着くと何事かと役人が数人寄ってきたので、ひげの偉そうなのを渡しました。
「山道で通りかかったら、倒れている人を見つけました…」
「他にもたくさん倒れていただす…」
「えっ?自分達がやったのに…怖い…」
「伊吹、黙っときなさい…」
「ありがとうございます…えっこいつは、山賊の頭領ですよ…何があったんだ…」
関所の役人は、慌てて何人か山道の方へ走っていきました。梨乃亜達は、通行手形を見せて、無事に関所を通過しました。
「梨乃亜様、おら腹へっただ!」
「そうね…ちょっとお腹すいたわね…」
軽い運動して、小腹が減ったので、食べ物屋を探すことにしました。
「あっ、あそこの茶店があります…茶店に入りましょう」
「おお、茶店でだんご食いたいだす…」
「茶店って、何ですか?」
「伊吹、何にも知らないのね…美味しい物が食べれるところよ…」
茶店に入るとそれぞれ、おだんごと甘酒を頼み、美代だけおだんごを3人前頼みました。
「美代は食いしん坊ね…」
「このだんごうまいだす…」
「甘酒って、何ですか?」
「伊吹、美味しい飲み物よ…やけどしないようにね…冷ましながらふーふーして…」
「はい…ふーふー、ごく、甘くて美味しい…」
梨乃亜と美代は、おだんごを食べながら、甘酒を楽しみました。伊吹は甘酒を2.3口飲むと急に立ち上がると美代を押し退けて、梨乃亜の横に座りました。
「梨乃亜…今日も綺麗だ…梨乃亜のようないい女に出逢えて…俺は幸せだぜ…」
「えっ?えっ?伊吹どうしたの…」
伊吹は、梨乃亜の顔の横の壁に片手をどんつけるとささやきました。梨乃亜は男前の顔が近くにあり、胸がどきどきするのを覚えました。
「俺がお前の事を守ってやるよ!」
「え、え、?」
「梨乃亜…愛して…」
「何してるだすか! この伊吹!」
伊吹が、梨乃亜のあごにもう一方の手をそえると口を尖らせて、梨乃亜に迫りました。それを見て美代は慌てて、伊吹の頭をぽかりと殴りました。梨乃亜は、男前に迫られてぽーっとしましたが、美代の一撃で我に戻りました。
「伊吹…」
「伊吹、目が真っ赤でヘロヘロしているだす…甘酒で酔っただすか?」
「そうみたいね…甘酒で酔うのか?…」
伊吹は、甘酒と美代に殴られてもうろうとしているので、美代が伊吹をおぶって、宿場町に向かいました。
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