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音楽プロデューサー?
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監督兼振付け師の鯉のコイモトが、重要な事をキイに話し始めました。
「やっぱり、オカチを躍るには、音楽があった方がいいだろう…」
「あっ、そうか、曲のリズムで、合わせて泳ぐからか…」
キイは、それぞれで、同じように泳げれば良いと思ってました。コイモトからの助言は、とても重要な事でした。そして、キイが、アイデアを出して、コイモトが判断します。
「音楽のプロに頼むか…この池で音を出す生き物は…」
「あっ、カエルは、どうです…きれいに鳴きますよ…」
「カエルは…だめだな、金魚達やメダカ達が食べられてしまう…」
「コオロギや鈴虫の虫たちは…大きい音だしますよ…」
「みんなが、おなか空いたら食べてしまうだろう…私も大好きだしな…」
なかなか、良いアイデアが出ないので、コイモトも考えてくれてます。
「鳥からは、どうだろうか?…」
「あまり、身体大きい鳥だと、同じようにみんなが食べられてしまいますよ…」
その時、池の岸辺に何かが、バタバタと飛んできました。そして、調子良く鳴き始めました。
「ちゅん、ちゅ、ちゅん、ちゅ、ちゅ…」
「あれっ、これは…オカチの大ヒット曲『恋するちゅーちゅんビスケット』だ…」
キイとコイモトは、水面から顔を出して、鳴き声のする方を見ました。そこには、陽気に歌ってる1匹のスズメがいました。キイは、慌てて声をかけます。
「スズメさん、お忙しいところ、すいません…オカチをご存知ですか?」
「えっ!? もちろんっす、大ファンっすよ…」
「さっきから歌っていたのは、『恋するちゅーちゅんビスケット』ですか?」
「モヤ推しだから、必然っしょ!」
『恋するちゅーちゅんビスケット』は、夕霧モヤが初めてセンターを取った時の曲で、爆発的に大ヒットした曲です。その影響でお菓子屋さんから、ビスケットが大量に買われて、売り切れ店が続出して、社会問題になりました。
そのスズメに話を聞くと夕霧モヤ推しで、地方のコンサート会場まで飛んで行くほどの熱狂的なファンのスズメの『チュンク』でした。
キイは、オカチキンギョ計画を話しました。そして、音楽プロデューサーとして、参加してくれないかと、お願いしました。
そして、わらをもすがる思いで、『人気になればオカチも見に来るかも…』と適当な事も言いました。
しかし、チュンクは、なぜか、おどおどしてキイの後ろの方をやたらと気にしていました。キイは気になって聞いてみました。
「チュンクさん、どうかしましたか?」
「錦鯉が後ろにいるっすよね…オレの事を狙ってますか?」
キイは慌ててコイモトに尋ねました。
「コイモトさん、もしかしてスズメを食べますか?」
「いいえ、私は雑食ですが、鳥は骨が多いから食べませんよ…」
キイは、チュンクに言いました。
「チュンクさん安心してください…こちらのコイモトさんは、鳥は、食べないそうですよ…」
「そうですか…良かったっす…」
チュンクは、ほっとして、音楽プロデューサーの件を快諾しました。
「いいっすよ…ただおれだけでは、音量が足りないから、仲間も誘いたいっす、サラウンドの方がいいっしょ」
「そうですね…お願いします…」
チュンクがオカチオタクの仲間の『スズメA』と『スズメB』にも声をかけてくれました。もちろん、ふたつ返事で、参加してくれることになりました。
チュンクは、その際『オカチに必ず会える』と言ったらしく、キイは聞かなかったことにしました。
スズメのチュンクとスズメAとスズメBが、音楽プロデューサー兼バックミュージック担当として、参加してくれることになりました。
「やっぱり、オカチを躍るには、音楽があった方がいいだろう…」
「あっ、そうか、曲のリズムで、合わせて泳ぐからか…」
キイは、それぞれで、同じように泳げれば良いと思ってました。コイモトからの助言は、とても重要な事でした。そして、キイが、アイデアを出して、コイモトが判断します。
「音楽のプロに頼むか…この池で音を出す生き物は…」
「あっ、カエルは、どうです…きれいに鳴きますよ…」
「カエルは…だめだな、金魚達やメダカ達が食べられてしまう…」
「コオロギや鈴虫の虫たちは…大きい音だしますよ…」
「みんなが、おなか空いたら食べてしまうだろう…私も大好きだしな…」
なかなか、良いアイデアが出ないので、コイモトも考えてくれてます。
「鳥からは、どうだろうか?…」
「あまり、身体大きい鳥だと、同じようにみんなが食べられてしまいますよ…」
その時、池の岸辺に何かが、バタバタと飛んできました。そして、調子良く鳴き始めました。
「ちゅん、ちゅ、ちゅん、ちゅ、ちゅ…」
「あれっ、これは…オカチの大ヒット曲『恋するちゅーちゅんビスケット』だ…」
キイとコイモトは、水面から顔を出して、鳴き声のする方を見ました。そこには、陽気に歌ってる1匹のスズメがいました。キイは、慌てて声をかけます。
「スズメさん、お忙しいところ、すいません…オカチをご存知ですか?」
「えっ!? もちろんっす、大ファンっすよ…」
「さっきから歌っていたのは、『恋するちゅーちゅんビスケット』ですか?」
「モヤ推しだから、必然っしょ!」
『恋するちゅーちゅんビスケット』は、夕霧モヤが初めてセンターを取った時の曲で、爆発的に大ヒットした曲です。その影響でお菓子屋さんから、ビスケットが大量に買われて、売り切れ店が続出して、社会問題になりました。
そのスズメに話を聞くと夕霧モヤ推しで、地方のコンサート会場まで飛んで行くほどの熱狂的なファンのスズメの『チュンク』でした。
キイは、オカチキンギョ計画を話しました。そして、音楽プロデューサーとして、参加してくれないかと、お願いしました。
そして、わらをもすがる思いで、『人気になればオカチも見に来るかも…』と適当な事も言いました。
しかし、チュンクは、なぜか、おどおどしてキイの後ろの方をやたらと気にしていました。キイは気になって聞いてみました。
「チュンクさん、どうかしましたか?」
「錦鯉が後ろにいるっすよね…オレの事を狙ってますか?」
キイは慌ててコイモトに尋ねました。
「コイモトさん、もしかしてスズメを食べますか?」
「いいえ、私は雑食ですが、鳥は骨が多いから食べませんよ…」
キイは、チュンクに言いました。
「チュンクさん安心してください…こちらのコイモトさんは、鳥は、食べないそうですよ…」
「そうですか…良かったっす…」
チュンクは、ほっとして、音楽プロデューサーの件を快諾しました。
「いいっすよ…ただおれだけでは、音量が足りないから、仲間も誘いたいっす、サラウンドの方がいいっしょ」
「そうですね…お願いします…」
チュンクがオカチオタクの仲間の『スズメA』と『スズメB』にも声をかけてくれました。もちろん、ふたつ返事で、参加してくれることになりました。
チュンクは、その際『オカチに必ず会える』と言ったらしく、キイは聞かなかったことにしました。
スズメのチュンクとスズメAとスズメBが、音楽プロデューサー兼バックミュージック担当として、参加してくれることになりました。
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