異世界転生〜色いろあって世界最強！？〜

学校生活〜②〜

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玉当てに出るのはテオ君。
どんな競技がイマイチ分からないけど、精一杯応援します！！

「それでは、次の競技に移りたいと思います！次は玉当て、題して『死ぬ気で当てて死ぬ気で逃げろ！』です！！」

死…！？
えっ、どういうこと？

「簡単に説明しますと、前方各所に設置された玉入れの容器に玉を入れて進んでもらいます。が、一定時間を超えると鬼と呼ばれる職員がインク玉を投げて追いかけます。インク玉をぶつけられると失格。鬼から逃げゴールを目指して下さい。」

つまり？玉を入れないと次に進めないし、鬼のインク玉が当たったら失格。これって、そもそもゴール出来るの？難易度高くないですか！？

だ、大丈夫！？テオ…君？

「すっげー！！面白そうじゃん！」

あ、うん。(察し)
練習の時から結構大変そうな事、楽しそうにやってたもんね。他の人は分からないけど、テオ君なら大丈夫…かな？

やる気満々で参加者の集まりに向かって行きました。これからの競技は学年関係なくレースに参加となるので、なるべく近い学年の人と当たると良いんだけど…。上級生ばっかりのレースだとやっぱり不利だもんね。

「では。第１レース、開始します。呼ばれた生徒からレース内に入って下さい。」

次々と名前が呼ばれ、一回につき6人が参加するみたいです。テオ君は第１レースには呼ばれませんでした。とりあえず、どんな感じなのか確認出来るから良かったかも。

第１レース組、スタートです。

まず始めに待ち受けていたのは、投げるボールとボールが入る丁度位の(少し大きい？)穴がたくさん開いた板。

「第１関門は、"穴に通そう"です！名前の通り、用意されてあるボールを3つ、目の前の板の穴に入れて下さい。10秒以内に入れないと後ろから鬼がインク玉を投げ始めますよ！！よーいドン！！」

10秒って短っ！！
でも、3秒で入れて次に進む人もいる！？すごーい！！

…3、2、1

10秒が経ち、後ろから鬼？に扮した先生達が登場。インク玉を生徒目掛けて投げ始めた。あっ！インク玉が当たった生徒のＴシャツが…真っ赤に。って、見た目ホラーなんですけど！？

「おーっと、1人脱落！5人が、第１関門突破だ！続いては"高くそびえるカゴにシュート"。こちらも名の通り、天高くに用意されたカゴにボールを入れて下さい！但し、今回は１つでも入れば良いです。では、鬼が出現するのは15秒後です。よーいドン！！」

今度は、天高く…うん。10メートル位上空にある玉入れのカゴにボールを入れる。入るの、これ？…しかも、15秒を過ぎるとまた鬼がインク玉を投げ始めるなんて。

それでも、15秒以内に突破出来た生徒が3名。鬼が出てきてから突破出来たのが１名。残り１名は脱落。頭から緑の液体を流してレースの外に。

「いよいよ、最後の関門です！"顔は駄目よ！身体を狙ってね"です！こちらは、鬼との直接対決となります！自分のレーンに置かれているインク玉を鬼に投げて下さい！顔はカウントされません。鬼の身体のどこかにぶつけてペイント出来たら、反撃する鬼から逃げて、ゴールして下さい！！無事にゴール出来た人から順位が決まります。」

それぞれ違う色のインク玉を持って鬼に投げ付けます。が、避けるの有りなんですね！？鬼達は上手に避けて中々当たりません。あっ、当たった！鬼の反撃開始です。すっごい勢いで追っかけてます。あっ、背中にインクが！！もう少しで、ゴールだったのに…。

見ている方も、ハラハラドキドキする競技ですね。最終結果は、失格にならなかった生徒は２名。１位と２位しかいないという結果になりました。

続いては、第２レースです。
テオ君が、まだ呼ばれないので飛ばしまーす。