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学校生活〜②〜

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お父様曰く、私が絡まれたり怖い目に会わないようにとの配慮だったそうです。

「ゴメンよー。俺が悪かった!そんなに楽しみにしてるなんて、思ってもみなかったから。」

「サリー。で参加しましょうね?もちろん、サリーも一緒にね。」

「はい!!」

良かった。私も家族参加出来るみたいです!!
安心したら涙が止まりました。泣きすぎでちょっと目の周りが痛いけどね。うん、これはきっと腫れる。

「「サリー、良かったね!!」」

なでなで
ぷにぷに

お兄様には頭を撫でられ、お姉様にはほっぺを触られる。二人とも、自分の事のように喜んで、ニコニコと嬉しそうに笑ってる。もう、妹(私)を甘やかす天才なんだから。

「お兄様、お姉様。だーい好き!!」

「「僕(私)もだーい好き!!」」

抱きしめあったり、笑い合ってる私達の横で…

「良いなぁー」

「元はと言えば、ご自分の発言のせいですよ?」

ズーン

お父様が大いに凹んでいた事を私は知らない。


***

「でね、私は玉当てとリレーに出るの!」

「僕はね、障害物とリレーに出るよ!」

「二人とも、リレーに出るの!?すごーい!!」

女子と男子で別れて、各クラスから2グループ出るんだそうです。特級クラスは女子の数が圧倒的に少ないから、女子のリレーなんて見られないし、楽しみ!!しかも、お兄様もお姉様もアンカーを務めるそうです!これは、しっかり応援しないと。

「ちなみに、隣のクラスの男子のアンカーは…ルアンよ?」

えっ!!?
ルーお兄様もアンカー!?それって、お兄様と一緒に走る可能性があるってこと!?
ど、どうしよう!!どっちも、応援したいのに。

「えー!?サリーは僕の応援だよね?ねぇ、ルアンの応援なんかしないよね!?」

「しょうがないんじゃない?私的には、レイ兄さんがルアンを負かしてくれると面白いんだけど。勝てるわけないじゃない。サリーの応援聞いたら…頑張らないわけないでしょ?あの男が。あー、憎たらしい。」

お姉様…、相変わらずルーお兄様にあたりがキツイです。未だに総合試験で勝てないらしく、ギャフンと言わせたいのだとか。文武両道という言葉がルーお兄様の為にあるようなもの、と言っても過言ではないぐらい、勉強も出来て運動も出来る人だからね。勝てないと分かっていても、悔しいらしい。

「ル、ルーお兄様の事は応援しますが、同じくらい、いえ、それ以上にお兄様の事も応援しますから!頑張って下さい!!」

「サリー!!あー、なんて良い子!!マリーもちょっとは見習ってよ!」

「私は、事実を述べただけよ?レイ兄さんが勝てるだなんて、冗談でも言わないわ。だって私、正直者だもの。」

お姉様ってば…
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