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学校生活〜②〜
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はい。今日も元気に通学しているサリーナです!
「サリーナ嬢、元気ねぇなぁ。」
嘘です。
朝と帰りの人だかりに、ルーお兄様と会えない日が続き、気が滅入ってます。
教室の中だけですが、フードを外すようになって、一週間が経ちました。お兄様とお姉様には、家でも会えるので良いのですが…ルーお兄様とは、登下校で会えるとラッキーで、他でお会いする事がなくて寂しいです。
しかも、学校の入り口には未だに沢山の人が集まっている。カインさんが盾になって、私の事を守ってくれているけど、少しでも色を拝みたいとか願わくばお近付きになりたいとか、そんな欲に塗れた人の強さは半端無い。
人の波というものが押し寄せて来て、前に進むのだって一苦労です。特別な訓練をしている人達じゃないのに、どっからあんな力が出るのか不思議です。
「サリーナ嬢。」
「はい?」
「明日は、もう一人護衛が付くからな。」
「えぇー?急ですね。もう一人の方もお父様の部下ですか?」
「んー、どちらかと言えば俺の部下かな。お前さんに会わせたくてな。」
急遽、明日の護衛は二人になりました。
やっぱり、この状況を一人で護衛は大変ですよね。このまま続いているとカインさんの負担になるから、もう一人付ける事にしたのかなぁ。
「「「サリーナさーん!!」」」
「「「クロード嬢ー!!」」」
!!?
とにかく、今はこの追っかけの方々から逃げる事が、先決ですね。
教室までダッシュです!!
ゼーゼー
ハァハァ
「もう、疲れたー!」
「おはよん!今日もすごかったねぇ!」
「おはようございます。毎日大変だよー。」
教室に着く事には、体力の限界で、息を整えなくてはいけないほど。今現在、これが毎日続いている。流石に、疲れて来たよ。
「相変わらず、諦めの悪い方々ですね。最近では、私どもにも接触してくる方もいますよ。」
「アリシアちゃん達に?」
「ええ。特別学級の生徒とわかると、サリーナさんと繋がりはあるか、色を見た事があるか、など話が聞きたくて寄ってくるのだと思います。」
「迷惑かけてるね。ごめんね?」
「いいえ。私は同じクラスで光栄ですから。」
一ヶ月、二ヶ月…半年、一年って経ったら、徐々に落ち着くかな。いつまで続くのか…みんなに思った以上に迷惑かけちゃってるよね。
「気にしない。」
「キラ君…?」
「いずれ知れる事。サリー嬢が望む国にする第一歩。サリー嬢悪くない。」
「そうそう。急にバレるよりいいじゃん!それに、平等だろ?普通に生活しているだけなんだから、気にするな!」
「テオ君…二人ともありがとう。」
味方っていうか、理解してくれている人がいるって心強いし、悪い方向に向いてた気持ちが晴れていく。これからも、迷惑はかけてしまうだろうけど、ここで諦めて何もしないんじゃなくて、自分が決めた事を貫き通す事にしようと改めて思った。
本当に周りの人に恵まれてるよね、私。
「サリーナ嬢、元気ねぇなぁ。」
嘘です。
朝と帰りの人だかりに、ルーお兄様と会えない日が続き、気が滅入ってます。
教室の中だけですが、フードを外すようになって、一週間が経ちました。お兄様とお姉様には、家でも会えるので良いのですが…ルーお兄様とは、登下校で会えるとラッキーで、他でお会いする事がなくて寂しいです。
しかも、学校の入り口には未だに沢山の人が集まっている。カインさんが盾になって、私の事を守ってくれているけど、少しでも色を拝みたいとか願わくばお近付きになりたいとか、そんな欲に塗れた人の強さは半端無い。
人の波というものが押し寄せて来て、前に進むのだって一苦労です。特別な訓練をしている人達じゃないのに、どっからあんな力が出るのか不思議です。
「サリーナ嬢。」
「はい?」
「明日は、もう一人護衛が付くからな。」
「えぇー?急ですね。もう一人の方もお父様の部下ですか?」
「んー、どちらかと言えば俺の部下かな。お前さんに会わせたくてな。」
急遽、明日の護衛は二人になりました。
やっぱり、この状況を一人で護衛は大変ですよね。このまま続いているとカインさんの負担になるから、もう一人付ける事にしたのかなぁ。
「「「サリーナさーん!!」」」
「「「クロード嬢ー!!」」」
!!?
とにかく、今はこの追っかけの方々から逃げる事が、先決ですね。
教室までダッシュです!!
ゼーゼー
ハァハァ
「もう、疲れたー!」
「おはよん!今日もすごかったねぇ!」
「おはようございます。毎日大変だよー。」
教室に着く事には、体力の限界で、息を整えなくてはいけないほど。今現在、これが毎日続いている。流石に、疲れて来たよ。
「相変わらず、諦めの悪い方々ですね。最近では、私どもにも接触してくる方もいますよ。」
「アリシアちゃん達に?」
「ええ。特別学級の生徒とわかると、サリーナさんと繋がりはあるか、色を見た事があるか、など話が聞きたくて寄ってくるのだと思います。」
「迷惑かけてるね。ごめんね?」
「いいえ。私は同じクラスで光栄ですから。」
一ヶ月、二ヶ月…半年、一年って経ったら、徐々に落ち着くかな。いつまで続くのか…みんなに思った以上に迷惑かけちゃってるよね。
「気にしない。」
「キラ君…?」
「いずれ知れる事。サリー嬢が望む国にする第一歩。サリー嬢悪くない。」
「そうそう。急にバレるよりいいじゃん!それに、平等だろ?普通に生活しているだけなんだから、気にするな!」
「テオ君…二人ともありがとう。」
味方っていうか、理解してくれている人がいるって心強いし、悪い方向に向いてた気持ちが晴れていく。これからも、迷惑はかけてしまうだろうけど、ここで諦めて何もしないんじゃなくて、自分が決めた事を貫き通す事にしようと改めて思った。
本当に周りの人に恵まれてるよね、私。
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