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学校生活〜②〜
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翌日。
いつものように、フード姿で登校したのですが、学校入り口には、黒山の人だかりが出来ています。
皆さん、学校内に入らずに何かを待っているようですが、何があるんでしょう?
「あっ、あの子じゃない?」
「えー、フード被ってるじゃない。」
「絶対そうだって。護衛の人見た事あるもん。」
…んっ?
もしかして、この人混みの正体って…
「昨日は、フード外してたらしいよ。」
「神の色でしょ!?」
「あー、羨望の稀色。この目で拝みたかったのにぃ!!」
私のせいかぁー!?
昨日の今日で、こんなに広まるなんて…
「実は、天使だって話じゃない?」
「私は女神様って聞いたよ。」
「えー、神の使いで、極秘にこの地に降りたんでしょ?」
そこー!!
天使でも女神でも神の使いでもなーい!!
もう。しばらくフード外すのは教室だけにしよう。
野次馬の会話はスルーとして、急ぎ足で教室まで歩く。途中溜め息を吐きたくなったけど、私に付き合ってくれているカインさんの方が大変だろうから、我慢我慢。
教室に入るとすぐにいつものメンバーが迎えてくれました。
「おはよう。」
「おはようございます。大丈夫でしたか?」
「おっはぁー!凄い事になってたね。」
「おはよ。みんなサリー嬢待ち。」
あー、やっぱり私待ちだったんですね。
フード被っていてよかった。
この調子だと、教室まで見に来る人いるだろうなぁ。対応考えないと。
そう思っていた私に朗報です!
・
・
・
「朝の状況をみんな知ってるな?対応として、しばらくの間、全学級の移動教室は無し。あと、ここへの他の学年やクラスの者の立ち入りは禁止とする。いいな?」
「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」
先生達で対策を考えてくれたようです。
要するに、私は朝にフード姿で登校して、この教室から一歩も出ないで過ごして、帰りにフードを被って教室から出て帰るの生活をしたらいいって事ですよね!?
でも、そうなるとお兄様とお姉様とは学校内では会えないですね。あれ?っていう事は、ルーお兄様とも会えないって事ですか!?
ショボーン…
「……なぁ、先生。」
「うん?な、何だ、ですか!?」
カインさん?
「俺は護衛として、サリーナ嬢のそばにいる事を許可されてるんだよな?」
「そ、それは、もちろん!」
「ふむ。了解。」
(…という事は、護衛としてなら入室O Kなんだな。)
カインさんの目論見がわからずに首をひねる私と何かに勘付いて頷くアリシアちゃんを見て、何かを企んでいるカインさんは満足そうに笑みを浮かべています。
テオ君とキラ君も首を傾げて不思議そうにしてるけど、いったいカインさんは何を考え付いたの?
(さぁ、サリーナ嬢の為に一肌脱ぎますか。)
いつものように、フード姿で登校したのですが、学校入り口には、黒山の人だかりが出来ています。
皆さん、学校内に入らずに何かを待っているようですが、何があるんでしょう?
「あっ、あの子じゃない?」
「えー、フード被ってるじゃない。」
「絶対そうだって。護衛の人見た事あるもん。」
…んっ?
もしかして、この人混みの正体って…
「昨日は、フード外してたらしいよ。」
「神の色でしょ!?」
「あー、羨望の稀色。この目で拝みたかったのにぃ!!」
私のせいかぁー!?
昨日の今日で、こんなに広まるなんて…
「実は、天使だって話じゃない?」
「私は女神様って聞いたよ。」
「えー、神の使いで、極秘にこの地に降りたんでしょ?」
そこー!!
天使でも女神でも神の使いでもなーい!!
もう。しばらくフード外すのは教室だけにしよう。
野次馬の会話はスルーとして、急ぎ足で教室まで歩く。途中溜め息を吐きたくなったけど、私に付き合ってくれているカインさんの方が大変だろうから、我慢我慢。
教室に入るとすぐにいつものメンバーが迎えてくれました。
「おはよう。」
「おはようございます。大丈夫でしたか?」
「おっはぁー!凄い事になってたね。」
「おはよ。みんなサリー嬢待ち。」
あー、やっぱり私待ちだったんですね。
フード被っていてよかった。
この調子だと、教室まで見に来る人いるだろうなぁ。対応考えないと。
そう思っていた私に朗報です!
・
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「朝の状況をみんな知ってるな?対応として、しばらくの間、全学級の移動教室は無し。あと、ここへの他の学年やクラスの者の立ち入りは禁止とする。いいな?」
「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」
先生達で対策を考えてくれたようです。
要するに、私は朝にフード姿で登校して、この教室から一歩も出ないで過ごして、帰りにフードを被って教室から出て帰るの生活をしたらいいって事ですよね!?
でも、そうなるとお兄様とお姉様とは学校内では会えないですね。あれ?っていう事は、ルーお兄様とも会えないって事ですか!?
ショボーン…
「……なぁ、先生。」
「うん?な、何だ、ですか!?」
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「俺は護衛として、サリーナ嬢のそばにいる事を許可されてるんだよな?」
「そ、それは、もちろん!」
「ふむ。了解。」
(…という事は、護衛としてなら入室O Kなんだな。)
カインさんの目論見がわからずに首をひねる私と何かに勘付いて頷くアリシアちゃんを見て、何かを企んでいるカインさんは満足そうに笑みを浮かべています。
テオ君とキラ君も首を傾げて不思議そうにしてるけど、いったいカインさんは何を考え付いたの?
(さぁ、サリーナ嬢の為に一肌脱ぎますか。)
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