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学校生活〜①〜

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「おはよう。見たよー!朝、登校してるとこ。」

「おはようございます。登校しているとこ、と言いますと?」

「上級生と歩いてたでしょ?しかも、昨日話した…」

あぁ、お兄様やお姉様、そしてルーお兄様と歩いているところを見られたんですね。

「昨日の事、真実。」

「あぁ。演技では幾ら何でもあんな風に接する事出来ないしょ?」

あんな…風?
ってどんな風?と首を傾げていると、私達の会話を聞いていたらしい子が近寄って来て…

「フード被った怪しい二人がイチャイチャしてたって、君の事だったんだぁ?」

へっ?イチャ…イチャ?
カインさんがニヤニヤしてる。

「サリーナ嬢の嬉しいオーラ、ダダ漏れだったもんな?まっ、あいつも嬉しそうだったけど。」

マ ジ で ! ?
そ、そんなにバレバレだった!?
恥ずかしいー!!

「で?お相手は、侮蔑のルアンらしいじゃん!?どういう関係?いくら才能あったって、驚くほどの醜い色だったら俺耐えらんないわー!!親だってよっぽどガッカリしてんだろ?もしくは、親もひでぇ色かもな!見てみてぇもんだな!?」

ムカッ
何なの、こいつ!?
ルーお兄様は、醜くない!!
それに、ルーお兄様の親は…

「あー、そうかい。ルアンの親は俺だが?何か?」

ピキッ
あっ。凍り付いてる。

「貴方?どこの生まれ?」

「へっ?」

「この国にいて、クロード家に仕える護衛の方に無礼な態度じゃありません?自分の軽はずみな態度が、どうなるかお分かりで?この国を敵に回しますよ?」

「あっ、いや、いえ…ぞ、存じ上げず申し訳ありませんでしたー!!」

おぉー!
流石、アリシアちゃん!
見事撃退!!ありがとう!




***

初日終了。
お兄様とお姉様が言っていた通り、テキスト渡されて説明受けただけで次回の授業から、本格的に始めるみたいです。

帰り支度をしていると…

「「サリーナ!一緒に帰ろー!!」」

お兄様とお姉様、そしてその後ろにはルーお兄様がいた。

「わざわざ来てくれたんですか!?ありがとうございます!」

「「うん。お友達も一緒に、みんなで帰ろう?」」

「はい!アリシアちゃんも一緒に帰ろう。」

「はい!!是非!!」

みんなで帰るの嬉しいです。
そして、何やらお兄様とアリシアちゃんはいい感じ!?

『今度、シシリーお婆様がうちに来た時、遊びにおいで?』

『よろしいんですか!?是非伺わせて頂きます!!』

まっ、内容はシリーお婆様の事だけどね。
……んー。

「…?どうか、した?」

「えっ!?い、いえ。何でもないです。ルーお兄様!」

帰ったら、相談しましょう。
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