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のんびりは出来ないようです?

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一旦、休憩。
という事で、みんなで家の中に入って来ました。ルーお兄様はおもてなしとか慣れてないから、一緒にお茶するの恥ずかしいらしいです。

「あらあら、お疲れ様です。バルトさん、ありがとうございます。ルアン君も付き合ってくれてありがとうね。」

「い、いえ…」

お母様が、紅茶とお菓子を準備してくれていました。

「ありがとう!お母様。」

「頑張ってるようね。受験までもう少しですし、きちんと覚えるようにね?」

「はい!頑張ります!」

実は受験日まであと1ヶ月を切ったとこなので、気を引き締めて頑張らないと。
あと覚えることは…

「そうそう。受験の際に面接があるはずなので、その対策もしないとですね?」

ん?面接?
面接って、志望動機とか学校で何がしたいとかアピールするやつ…だよね?

「サリーナさん?実はですね、受験には試験以外に面接と言いますか、面談がありまして…それがその~…」

「???」

バルトさん、何か言いにくそう?
何だろうとお母様を見たけど、同じような苦笑いをしてます。
ルーお兄様にいたっては、眉間にシワが…

「面談では、自分の色アピールをするんです!!」

はあっ!?何、色アピールって?

「えっと、色アピールって何ですか?」

「いかに自分が美しい色かを喋る事です。」

「要するに、自分の持つ色の自慢。特別学級受ける大抵の奴は、偉そうで自信過剰で鼻に付くから苦手。顔合わせる事無いから良いけど、関わりたく無い。」

…ルーお兄様。それ、苦手じゃなくて嫌いなんじゃ…まっ、私もそういう人って苦手。

「…でも、」

んっ?

「サリーナは…別。」

~~~っ!?
キャー!!照れてる!?照れてますよね!?ルーお兄様可愛いー!!!
しかも、別って!!別って事は、私の事は苦手=嫌い、じゃないって事ですよね!?って、事は…?嫌いじゃない=好き!?
う、嘘!?キャー!どうしよう!!
えっ、えっ、えっと、それってどういう意味?って聞いても…いや、勘違いかもしれないもの。あと重いとか思われたら嫌だし…

「ふふっ。そんなに慌てふためいてるサリーナさんは、初めてですね。」

「ちょっと…落ち着いたら?」

あっ!み、見られてた!?恥ずかしい。

「ご、ごめんなさい!つい、嬉しくて。」

「「嬉しい?」」

「だ、だって、別って…苦手な人達とは違うって事でしょ?そう思ってくれて嬉しい。」

「そう…やっぱり、サリーナは変。」

えっ!?へ、変!?
どこが?あー、不細工イケメン好きだから?でもそれは…しょうがないんです。
ですが、ルーお兄様。耳赤いですよ?
人の事、変人扱いしながら、嬉しいんですね!!



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