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のんびりは出来ないようです?
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とりあえず、この件は総官さんにご相談するそうです。
それにしても、他の国では色の差別が酷いと聞いてたけど、思った以上に深刻そう。
まっ、私自身が他の国に行く事は無いだろうし、まずはこの国で平和に暮らしたい。
これから暑くなるのに、この格好でのお外は辛いです。
***
「暑ーい!フードやだー!!」
夏、到来!!暑いです。溶けるー!
私は只今、お父様とカインさんと一緒に国所に来ております!
はぁー、中は涼しい。また外に出るのを考えると気が重いけど。
早くフード取りたい!早く行こう!
「もう少し我慢してね。黙っていても暑いのに、サリーはフード被ってるからね。可哀想に。」
お父様は、フードの上から頭をポンポンして、受付に向かいました。くそー、イケメンめ。
しょうがなく、カインさんと大人しく待ちます。
「そういえば、どうして今日は国所に来たんですか?」
「あぁ。それは…」
「本当にこの国はブスばっかだな!!」
な、何!?あっ!
受付のとこで、大声で喚いている…豚?
「…来たか。」
「カインさん。あのぶ…人知り合い?」
「あれは、南地域の役所の奴。差別賛成派で、いっつも、うちの国は平等とか言ってるからブスやブサイクが多いだって言ってる。」
あー、今も言ってたね。
南地域の人かー!だから色黒なのかなぁ?
私達の住んでるとこは北地域。色白の人が多いよ。
それにしても、本当最低ー!!見た目黒豚のくせして…って黒豚さんに失礼だね。
上から下まで、髪と目だけじゃなくて肌もこんがり焼けて全身茶褐色。しかも、服も同系色と徹底してる!?森にいたら木の幹に紛れて気付かないかも。
私は色白さんの方が好みだし、スタイルもシュッとした感じの細マッチョさんが良い。
うん。私のタイプと正反対…ってことは…
「あれ、かっこいい?」
注意:人を指差してはいけません。
「中々の美男だと思うけど…サリーナ嬢のお好みではないって事はわかる。だから、その顔やめなさい?」
えっ?顔?
「すっげー、嫌なもん見ましたって顔してる。あいつ見て、そんな顔する女はサリーナ嬢ぐらいだな。」
だって私的にはブサイクなんだもん。丸々太った豚の丸焼きが動いてる。うん、シュール。
「でも…今から、総官の所で直接ご対面だから。顔に出さないようにな。」
「えっ!?あれと会うの!?」
「「あれ言わない。」」
「あっ!お父様、お帰りなさい!!」
お父様、戻って来たー!ぎゅー!!
それにしても、豚と会談だなんて無ー理ー!!
「他でもない総官の頼みだ。嫌だろうけど我慢して。サリーがいるだけで、牽制の意味があるからね。」
只いるだけで良いんだって。
総官さんの横に座ってるだけで、相手が勝手に色々と思案を巡らして勘違いしてくれるだろうって。
それにしても、他の国では色の差別が酷いと聞いてたけど、思った以上に深刻そう。
まっ、私自身が他の国に行く事は無いだろうし、まずはこの国で平和に暮らしたい。
これから暑くなるのに、この格好でのお外は辛いです。
***
「暑ーい!フードやだー!!」
夏、到来!!暑いです。溶けるー!
私は只今、お父様とカインさんと一緒に国所に来ております!
はぁー、中は涼しい。また外に出るのを考えると気が重いけど。
早くフード取りたい!早く行こう!
「もう少し我慢してね。黙っていても暑いのに、サリーはフード被ってるからね。可哀想に。」
お父様は、フードの上から頭をポンポンして、受付に向かいました。くそー、イケメンめ。
しょうがなく、カインさんと大人しく待ちます。
「そういえば、どうして今日は国所に来たんですか?」
「あぁ。それは…」
「本当にこの国はブスばっかだな!!」
な、何!?あっ!
受付のとこで、大声で喚いている…豚?
「…来たか。」
「カインさん。あのぶ…人知り合い?」
「あれは、南地域の役所の奴。差別賛成派で、いっつも、うちの国は平等とか言ってるからブスやブサイクが多いだって言ってる。」
あー、今も言ってたね。
南地域の人かー!だから色黒なのかなぁ?
私達の住んでるとこは北地域。色白の人が多いよ。
それにしても、本当最低ー!!見た目黒豚のくせして…って黒豚さんに失礼だね。
上から下まで、髪と目だけじゃなくて肌もこんがり焼けて全身茶褐色。しかも、服も同系色と徹底してる!?森にいたら木の幹に紛れて気付かないかも。
私は色白さんの方が好みだし、スタイルもシュッとした感じの細マッチョさんが良い。
うん。私のタイプと正反対…ってことは…
「あれ、かっこいい?」
注意:人を指差してはいけません。
「中々の美男だと思うけど…サリーナ嬢のお好みではないって事はわかる。だから、その顔やめなさい?」
えっ?顔?
「すっげー、嫌なもん見ましたって顔してる。あいつ見て、そんな顔する女はサリーナ嬢ぐらいだな。」
だって私的にはブサイクなんだもん。丸々太った豚の丸焼きが動いてる。うん、シュール。
「でも…今から、総官の所で直接ご対面だから。顔に出さないようにな。」
「えっ!?あれと会うの!?」
「「あれ言わない。」」
「あっ!お父様、お帰りなさい!!」
お父様、戻って来たー!ぎゅー!!
それにしても、豚と会談だなんて無ー理ー!!
「他でもない総官の頼みだ。嫌だろうけど我慢して。サリーがいるだけで、牽制の意味があるからね。」
只いるだけで良いんだって。
総官さんの横に座ってるだけで、相手が勝手に色々と思案を巡らして勘違いしてくれるだろうって。
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