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のんびりは出来ないようです?

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「まぁ、何はともあれ二人とも幸せそうだし、良かったと思っているが。」

そうだよね。結果的に幸せそうだからいいよね!馴れ初め、ビックリしたけど。
こういうの聞くと、他も気になる…。と言うわけで!!

「お父様ー!総官さーん!ちょっと来て下さい!!」

聞いちゃおー!!
でも、その前に…

「「あー!ズルイ!!何してるの!?」」

「ズルくないです。貴方達が勝手に言い合いを始めたんでしょ?」

「「だって、コイツが!」」

「まったく…大人気ないですね。」

「「俺は悪くない!」」

このハモりコンビを何とかしないとだね!

「お父様?」「総官さん?」

「うん?何?」「うん?何だい?」

「仲良く出来ないなら、輪に入れてあげません!!」

「「なんでー!?」」

「喧嘩する為に、ここにいるんじゃないでしょ?お二人とも大人なのに、そんな事も分からないんですか?」

「「うー。」」

渋々といった感じだが、大人しくなった二人も交えて馴れ初め談話再開です!

「…でね、セインお爺様とキリーナお婆様の事を聞いてたの!」

「あー。なるほど。母さんはちょっと?変わってるんだよな。今も。昔も。」

「じゃあ、次はリーロック様とシシリー様についてですね。あっ、でもお二人はたしか、幼馴染だったとか。」

そっか。リーお爺様とシリーお婆様は幼馴染で、そのまま結婚って感じだったのかな?

「それについては、総官が詳しいでしょ?」

「あぁ、元々シシリーの婚約者は俺だったからな。」

………………えっ!?

えーーーー!!うそ!?本当に!?


「サリー、目ん玉落ちそうだよ?ビックリした?ここらでは有名な話だよ、総官からの略奪愛って。」

「おいおい。そんな事になってんの?違うって。大体において、シシリーはリーロが好きだったんだよ。でも、反対されてたから…。」

「どうして反対されてたんですか?」

「えっ?だってさ…その、あの色じゃ釣り合わないから。」

むー。

むにっ
むにむに
むにむにむにむに…


ってお父様?何してるんです?
人のほっぺを触るのやめて下さい。

「サリー、変な顔になってるよ?可愛いけど。どうせ、納得いかないって思ってるんだろ?」

だって、リーお爺様優しくて良い人なのに色のせいで、周りから反対されてたなんて悲しい。でも、結婚されているってことは、大丈夫だったんだね!

「周りの反対にシシリーが怒って、国を出ると言って騒ぎになったんだよ。で、周りも二人の仲を認めたってのが真実。」

…シリーお婆様、意外とパワフル。
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