異世界転生〜色いろあって世界最強！？〜

転生したようです？

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お爺様達との初顔合わせから、3ヶ月が経ちました。

その後、両方のお家から頻繁に手紙が来ます。大体、一週間にニ通のペースでしょうか。お返事書く前に次が届きます。

そんな中、先日届いた手紙の…

『そういえば、カインにはいつ会わせるの？国への報告をする時、連れてくでしょ？』

とのキーナお婆様の言葉でもう一人、顔合わせする人が増えました。カインさんって誰だろ？

「お父さま。カインさんってだれですか？」

「あぁ。カインは俺の部下で、サリーの護衛になる予定の男だよ。」

お父様の部下で、私のごえい…護衛！？

「ご、ごえいって…？」

「んーと、護衛ってのは、サリーが外に出かけた時とかに、危険な目に会わないように守る役目の人の事だよ。カインは俺の部下だけど、歳は俺より5つ上。マリーナと同い年の息子がいる。家族ぐるみで仲良くしているから、みんなも知ってるよ。」

いやいやいや。
お父様？護衛の意味じゃなくて、何故護衛が付くのか聞きたいです。やっぱこの色のせい？
とりあえず、カインさんがどんな人かは何となく分かったし、実際に会ってみてからじゃないと、何とも言えないな。

「会うとしたら、家に来てもらう形が一番良いよな。明日にでも、聞いてみるか。」

部下という事は、職場同じなのですね。明日聞いて早ければ、次の日にでも会う事なりそうです。


＊＊＊

「…という訳で、うちの娘に会いに来い！」

ライアンは、目の前にいる男に昨日サリーナと話した内容を伝え、自分の家に来るよう話す。

「娘の護衛になれ！…とは言われてましたが、まだ2歳と少しのお嬢さんに護衛は早いのでは？」

「2歳と9ヶ月…もうすぐ10ヶ月だ！ほぼ3歳だ！それにうちのサリーは賢い！そこらの子供と一緒にするな！」

「出た。うちの子は他の子とは違う発言。それ、親バカって言うらしいですよ？」

サリーナの事は職場では内緒だ。カイン以外は、ライアンの3人目の子の存在を知らない。そうなると、必然的に娘自慢はこのカインという部下に向けられる。
毎日のように聞かされる話にうんざり気味のカインだが、会う事に問題は無い。ただ、過保護過ぎるのでは？と怪訝している。
そんな部下の思いなど気にも留めないこの上司は…

「いつ来る？今日…は流石に早いか。明日にする？」

「それは、あまりに早すぎるかと。せめて来月あたりで。」

「んー、そうだなぁ。じゃあ、そうするか。ただサリーが3歳になったら、国への報告に行くからよろしくな！」

「はっ？国に報告とは？」

娘に早く護衛を付けたいのか、早く会わせたがる上に、国への報告なんて…聞いて無い話をする。

「あれっ？言ってなかったっけ？うちの子の色、黒なの。だから内緒な！」

「はあっ！？聞いてないわ！このバカ！！」


まさかの爆弾投入。