異世界転生〜色いろあって世界最強！？〜

転生したようです？

20

それにしてもセインお爺様は、お婆様の扱いに慣れているご様子です。いつもこうなのでしょうか？
ちょっと困り顔の笑みを浮かべられ、謝られました。

「すまん。」

「いえ、だいじょうぶです。セインおじいさまもなかよくしてくださいね。」

「あぁ。」

何はともあれ、4人全員と仲良く出来そうで良かったです。



＊＊＊

その後、自己紹介からのお爺様達の事が少し分かった所で、お父様よりソファーに座りながらのお話を提案して頂き、みんなで団欒中…なのですが、

「何故、黙ってた？」

「だから！産まれてすぐにサリーの事を伝えたら、絶対に、速攻で、来るだろ！？今回だって、もう少し先の予定を早めたんだ。」

「これでか？」

「これでも、だよ！サリーが3歳になるまでは…と思ってたけど、3歳なったら国に報告するとなるし、その前にって事で今になったんだ。」

「しかし、もっと早くても。」

「だーかーら！サリーがきちんと自分の意思を喋れるようになるまではって、黙ってたんだよ！分かるだろ？サリーを見れば！！」

「「「「………まぁ、うん。」」」」

先程から、私の事…正確には色の事を内緒にしていた件で、お父様とセインお爺様が言い合ってます。
この世界で初の色ということで、お父様は相当悩んでいたようです。何だか、ご迷惑をお掛けしているようで…日本人としては普通の色なんだけどねー。申し訳ない。

「おじいさま。おばあさま。あまり、おとうさまを、いじめないでください！」

別にお父様が悪いわけじゃないもん。
ついでにお父様をぎゅー
私の事を考えてくれてありがとうです！

「サリー！！ありがとう！」

お父様からもお返しのぎゅー頂きました！

「「「「ズルイ！」」」」

お爺様&お婆様達…良くハモリますね。

「いいなぁー！サリー、お爺ちゃんにもおいでー！」

リーお爺様が、こちらに向かって腕を広げてます。んー、どうしよ。

「行っといで！」

「…！！はい！」

お父様の許可が降りたので、リーお爺様に突撃！！

タタタタタッーー

ーーバフッ

しかし、あっさり抱き止められました。残念。

「サリーはどんな色でも可愛いよ？だって僕たちの孫だからね。」

いやぁー、本当にリーお爺様イケメン！！

「「「ズルイ！」」」

あっ、ハモリが3人になった。