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転生したようです?

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「ほんと、ですか?きらいちがう?」

「あぁ、本当だよ。しっかり挨拶も出来て良い子だねぇ。」

ニコニコ顔のお爺様を見たら、安心出来たので、私もニコニコ。

「うんうん、ほんと可愛いねー!」

「ありがとうございます。リーロッツ…おじーさま。」

肝心な所で噛んだー!!
ううっ(泣)

「んー、ちょっと言い辛いよね?リー爺ちゃんで良いよ?」

えぇー!そんな砕けた感じでいいの?でもなぁ。

「じゃあ、リーおじいさまって呼びます!」

「そう?爺ちゃんでもいいんだけどなぁ。まっ、いいや。よろしくね。サリーナちゃん?」

「…!!わたしも、サリーでいいです!みんな、そうよんでます。リーおじいさまもかぞくだから!」

「あぁ!本当に可愛いね。じゃあ遠慮なく、サリーは綺麗なの上に優しくて、天使なのかなぁ。」

出ました!天使説!
違うよー。ただのな子だよー!
お母様の我が子ラブはお爺様譲りとみた。

私とリーお爺様が和やかに談笑していると、リーお爺様の横に来て、スッとしゃがむ影。横を見ると、ジーっと私の顔を見つめるシシリーお婆様と目が合った。

「…!!な、なんでしょうか?シ、シシリーおばあさま…。」

内心ビクビクです。
はっきり言って、無表情の美人は怖いです。

「リーロはリーお爺様。私はシリーお婆様。呼んで?」

無表情で首を傾けるシシリーお婆様。
なんだかミスマッチな仕草に黙っていると

「だめ?」

とおっしゃり、ショボーンって効果音が付きそうなぐらい凹んでる。

「えーっと、シリーおばあさま?」

「はい。です!」

ぱぁーと周りにお花が見えます。(幻覚です。)相変わらず、無表情ですが。

「ごめんね。シシリーは表情筋が乏しいのと口数が少ない上に、時々通訳必要になるから誤解されやすいけど、初めて見たサリーに感動して、仲良くしたいんだよ。」

コクコク

リーお爺様の説明に一生懸命頷くシリーお婆様。可愛いです。

「はい!シリーおばあさま、仲良くして下さい!」

ぎゅー

抱きしめられました。
お返しにと抱きしめ返すと、プルプルと震えるシリーお婆様。大丈夫かしら?

「サリー、かわいい。流石、孫!」

うん?

「流石は私の孫!かな?」

リーお爺様の通訳…必要そうです。

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