60 / 89
一番大事な人?
一番大事な人?①
しおりを挟む
“聖水Ex”の効果をテストした次の日に、試供品用のフレグランスを調香した。
使用した香料は既に所持しているクチナシとバニラビーンズ、イランイラン、サンダルウッド、ジャニパーベリーの五種類。
このうち、ジェニパーベリーは、試供品用に新たにエッセンシャルオイルを抽出した。
ネイック家に貰ったジンの香りに惹かれ、混ぜたい誘惑に負けてしまったのだ……。香りに拘ったのにはわけがある。シトリーのあの、可憐な乙女の夏の様な素晴らしいフレグランスに、香りで勝ち、王都に自分が調香したものを使用して欲しいのだ。
悪魔から使用者の身を守るため、“聖水Ex“の量を多くしたので、フレグランスの香りの持続時間は五時間程の仕上がりだ。
そこまでは順調だったのだが、試供品用の小瓶に詰める作業がなかなかのキツさだった。
まずフレグランス自体が”聖水Ex“の秘めたる力のためか、500ml程度の増量で非常に疲労する。
更にそれをチマチマと小瓶に分けるのも、不器用なステラには辛かった。
スキル使用後のヘナヘナした身体だと細かい作業が厳しい事もあり、マーガレットや遊びに来てくれたウィローの手を借りた。
ステラがチマチマと作業している間に王都では貴族の令嬢が二人死亡してしまった。
新聞社は漸く”何かおかしい“と気付き始めたようで、今日の朝刊では一面で相次ぐ貴人の死が取り上げられている。
ジョシュアの方も彼の人脈等を利用して、調べを進めてくれていて、彼の話から、先日死亡した若手政治家の周辺には、やはりシトリーと思わしき少女が目撃されていた事が分かった。
それと、彼はもう一つ気になる事を言っていた。
どうやら、犠牲になっている者達は王位継承権がそれなりに高い若者なのだそうだ。しかも、鈴蘭のフレグランス購入者も王族に近しい血縁中心。一応ジョシュアの口から、それとなく、使用を控えるよう呼びかけて貰ったが、そのフレグランスの効果については何も分からないため、今後どうなるかは不明だ。
ジョシュアも王位継承順位が百位以内らしいので、十分注意が必要だろう。
一応”聖水E x“を渡しているものの、相手は高位の悪魔。ステラが知らないうちに死なないとも限らないのだ。
邸宅の中で彼の顔を見るとホッとする程度には、心配している。
(王位継承権保有者は国内外合わせて1000人以上いるみたいだからなぁ……。個々人に注意喚起なんてむりだよね。殺された人達に何か他にも共通する事があるなら、ターゲットが絞られるんだけど)
取り敢えずステラは事前に決めた悪魔への妨害法を試すつもりでいる。
タイミング良くポピーが昼食会を開いてくれたので、それに参加して、同席する貴婦人達に試供品を配布している。
広々としたダイニングルルームに並べられた長テーブルに座るのは、華やかに着飾った女性達。
ステラは白いバスケットの中に試供品を入れ、一人一人に手渡しする。
「今度王城近くにフレグランスのお店を開くので、良かったら使ってみて下さい」
青い瞳が綺麗な令嬢に小瓶を差し出す。
彼女は戸惑い気味に礼を言った後、コルクの蓋を開け、目を見張った。
「驚いた! 凄く良い香りなのね! 複雑なのに上品! ねぇ、友達の分も貰っていいかしら!?」
「たくさんあるので、幾らでも持って行ってください。ご友人方にお配りするのも大歓迎ですよ!」
「有難う。五本いただける? 先日別の方に貰った鈴蘭の香りは爽やかすぎるから、これからの季節は友達にこっちを勧めたいわ!」
「五本ですね」
早速、鈴蘭のフレグランス所持者を見つけ、内心驚くが、平静を装って彼女の手の平に小瓶を指定数分転がす。
昼食会に来ているのは三十人程度しかいないものの、こうして個々人のコミュニティを介して広まってくれたら、かなりの人数の手に渡りそうだ。
「あの、先日私も鈴蘭のフレグランスを付けたのですが、使用した箇所に吹出物が出来たので、注意した方がいいかもです」
「そうなの!? 危ない。皮膚を損ねるところだった」
鈴蘭のフレグランスは、王都のとある香水店で入手した者が多いだろうから、そこの調香師の名誉の為にも、悪魔との関与は言わないつもりだ。
個人レベルの弊害を伝えて、心理的な面から、使用に抵抗を、感じるようにしたい。
「これは女性向けの香りのようですが、お付き合いしている男性に使ってもらうと、邪魔な女を撃退する効果も見込めますよ」
配布を手伝ってくれているウィローが寄って来て、都合の良い事を言ってくれた。
その言葉は令嬢の心の琴線に触れたらしい。
「そ、そうなのね……。もう一ついただいていいかしら?」
「勿論ですよ!」
彼女の恋人にもフレグランスを使用して貰えそうである。
ステラは喜んでもう一つを渡し、ウィローを見上げた。
「ナイスです。ウィローさん! これなら女性だけでなく、男性にも付けてもらえるかもしれません!」
「うん。それとさ、『この香水をハンカチに染み込ませて身につけたら恋が叶う』って噂をフレディに流して貰おうと思ってる。あの人交流関係広いし」
「良いですね、それ! 女性と縁の無い男性にも広がりそうじゃないですか!」
「でしょ?」
(それにしても、ウィローさんとフレディさんの友情は奇跡的な感じがするなぁ……)
三ヶ月程前にウィローはフレディを嵌めて、高額な香水を何本も貢がせた。それなのに、何故か今では友人として飲み歩いたりしていると聞くので、その件に関わったステラとしては驚かざるをえない。
フレディはよほど懐が深い人物のようである。
(やっぱり、直接関わらないと人の性格って分からないものだね)
ウィローと話しているうちに、貴婦人三人が近付いて来た。
「何でしょう?」
「試供品を貰ってすぐで申し訳ないのだけど、とても気に入ったから、商品版を売ってちょうだいな」
「お店はいつ開店なさるの!? 私に優先して売って!」
「これを娘にプレゼントしたいわ!」
ほぼ同時に話され、ステラは慌てふためくが、この機会を逃してはならない。
バスケットの中からメモ帳を取り出して「まずはお名前から教えて下さい!」と返事をした。
使用した香料は既に所持しているクチナシとバニラビーンズ、イランイラン、サンダルウッド、ジャニパーベリーの五種類。
このうち、ジェニパーベリーは、試供品用に新たにエッセンシャルオイルを抽出した。
ネイック家に貰ったジンの香りに惹かれ、混ぜたい誘惑に負けてしまったのだ……。香りに拘ったのにはわけがある。シトリーのあの、可憐な乙女の夏の様な素晴らしいフレグランスに、香りで勝ち、王都に自分が調香したものを使用して欲しいのだ。
悪魔から使用者の身を守るため、“聖水Ex“の量を多くしたので、フレグランスの香りの持続時間は五時間程の仕上がりだ。
そこまでは順調だったのだが、試供品用の小瓶に詰める作業がなかなかのキツさだった。
まずフレグランス自体が”聖水Ex“の秘めたる力のためか、500ml程度の増量で非常に疲労する。
更にそれをチマチマと小瓶に分けるのも、不器用なステラには辛かった。
スキル使用後のヘナヘナした身体だと細かい作業が厳しい事もあり、マーガレットや遊びに来てくれたウィローの手を借りた。
ステラがチマチマと作業している間に王都では貴族の令嬢が二人死亡してしまった。
新聞社は漸く”何かおかしい“と気付き始めたようで、今日の朝刊では一面で相次ぐ貴人の死が取り上げられている。
ジョシュアの方も彼の人脈等を利用して、調べを進めてくれていて、彼の話から、先日死亡した若手政治家の周辺には、やはりシトリーと思わしき少女が目撃されていた事が分かった。
それと、彼はもう一つ気になる事を言っていた。
どうやら、犠牲になっている者達は王位継承権がそれなりに高い若者なのだそうだ。しかも、鈴蘭のフレグランス購入者も王族に近しい血縁中心。一応ジョシュアの口から、それとなく、使用を控えるよう呼びかけて貰ったが、そのフレグランスの効果については何も分からないため、今後どうなるかは不明だ。
ジョシュアも王位継承順位が百位以内らしいので、十分注意が必要だろう。
一応”聖水E x“を渡しているものの、相手は高位の悪魔。ステラが知らないうちに死なないとも限らないのだ。
邸宅の中で彼の顔を見るとホッとする程度には、心配している。
(王位継承権保有者は国内外合わせて1000人以上いるみたいだからなぁ……。個々人に注意喚起なんてむりだよね。殺された人達に何か他にも共通する事があるなら、ターゲットが絞られるんだけど)
取り敢えずステラは事前に決めた悪魔への妨害法を試すつもりでいる。
タイミング良くポピーが昼食会を開いてくれたので、それに参加して、同席する貴婦人達に試供品を配布している。
広々としたダイニングルルームに並べられた長テーブルに座るのは、華やかに着飾った女性達。
ステラは白いバスケットの中に試供品を入れ、一人一人に手渡しする。
「今度王城近くにフレグランスのお店を開くので、良かったら使ってみて下さい」
青い瞳が綺麗な令嬢に小瓶を差し出す。
彼女は戸惑い気味に礼を言った後、コルクの蓋を開け、目を見張った。
「驚いた! 凄く良い香りなのね! 複雑なのに上品! ねぇ、友達の分も貰っていいかしら!?」
「たくさんあるので、幾らでも持って行ってください。ご友人方にお配りするのも大歓迎ですよ!」
「有難う。五本いただける? 先日別の方に貰った鈴蘭の香りは爽やかすぎるから、これからの季節は友達にこっちを勧めたいわ!」
「五本ですね」
早速、鈴蘭のフレグランス所持者を見つけ、内心驚くが、平静を装って彼女の手の平に小瓶を指定数分転がす。
昼食会に来ているのは三十人程度しかいないものの、こうして個々人のコミュニティを介して広まってくれたら、かなりの人数の手に渡りそうだ。
「あの、先日私も鈴蘭のフレグランスを付けたのですが、使用した箇所に吹出物が出来たので、注意した方がいいかもです」
「そうなの!? 危ない。皮膚を損ねるところだった」
鈴蘭のフレグランスは、王都のとある香水店で入手した者が多いだろうから、そこの調香師の名誉の為にも、悪魔との関与は言わないつもりだ。
個人レベルの弊害を伝えて、心理的な面から、使用に抵抗を、感じるようにしたい。
「これは女性向けの香りのようですが、お付き合いしている男性に使ってもらうと、邪魔な女を撃退する効果も見込めますよ」
配布を手伝ってくれているウィローが寄って来て、都合の良い事を言ってくれた。
その言葉は令嬢の心の琴線に触れたらしい。
「そ、そうなのね……。もう一ついただいていいかしら?」
「勿論ですよ!」
彼女の恋人にもフレグランスを使用して貰えそうである。
ステラは喜んでもう一つを渡し、ウィローを見上げた。
「ナイスです。ウィローさん! これなら女性だけでなく、男性にも付けてもらえるかもしれません!」
「うん。それとさ、『この香水をハンカチに染み込ませて身につけたら恋が叶う』って噂をフレディに流して貰おうと思ってる。あの人交流関係広いし」
「良いですね、それ! 女性と縁の無い男性にも広がりそうじゃないですか!」
「でしょ?」
(それにしても、ウィローさんとフレディさんの友情は奇跡的な感じがするなぁ……)
三ヶ月程前にウィローはフレディを嵌めて、高額な香水を何本も貢がせた。それなのに、何故か今では友人として飲み歩いたりしていると聞くので、その件に関わったステラとしては驚かざるをえない。
フレディはよほど懐が深い人物のようである。
(やっぱり、直接関わらないと人の性格って分からないものだね)
ウィローと話しているうちに、貴婦人三人が近付いて来た。
「何でしょう?」
「試供品を貰ってすぐで申し訳ないのだけど、とても気に入ったから、商品版を売ってちょうだいな」
「お店はいつ開店なさるの!? 私に優先して売って!」
「これを娘にプレゼントしたいわ!」
ほぼ同時に話され、ステラは慌てふためくが、この機会を逃してはならない。
バスケットの中からメモ帳を取り出して「まずはお名前から教えて下さい!」と返事をした。
0
お気に入りに追加
720
あなたにおすすめの小説
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
[完]本好き元地味令嬢〜婚約破棄に浮かれていたら王太子妃になりました〜
桐生桜月姫
恋愛
シャーロット侯爵令嬢は地味で大人しいが、勉強・魔法がパーフェクトでいつも1番、それが婚約破棄されるまでの彼女の周りからの評価だった。
だが、婚約破棄されて現れた本来の彼女は輝かんばかりの銀髪にアメジストの瞳を持つ超絶美人な行動過激派だった⁉︎
本が大好きな彼女は婚約破棄後に国立図書館の司書になるがそこで待っていたのは幼馴染である王太子からの溺愛⁉︎
〜これはシャーロットの婚約破棄から始まる波瀾万丈の人生を綴った物語である〜
夕方6時に毎日予約更新です。
1話あたり超短いです。
毎日ちょこちょこ読みたい人向けです。
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる