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試供品は退魔のフレグランス
試供品は退魔のフレグランス③
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ステラはアジ・ダハーカの素材の力で強化された聖水を“聖水Ex”と名付けてみた。
これの効果がどうなのか気になるものの、試す方法を思いつかず、取り敢えず香りの組み合わせから考える。
新鮮さが欲しいので、聖水Exに組み合わせるのは、夏の間に集めた香料を中心にしたいところだ。
特にクチナシの香りはかなり苦労して得たため、これだけでも絶対に使いたい。
手持の香料をアレコレ組み合わせているうちに、いつの間にか体力が尽きて眠ってしまっていたらしく、気がつくとフラーゼ家の自分のベッドの上だった。
サイドテーブルに置かれていたメモを見て、ジョシュアが店に立ち寄り、ステラを回収してくれたのを知る。
(ジョシュアに背負われて来たんだ……。マーガレットさんにも迷惑かけちゃったな。謝っておかないと……。って、今時間は!?)
時計を見ると時刻は十八時を過ぎてしまっていた。
ポピーと夕食の約束をしていたのを思い出し、慌てふためく。
急いで身支度を整え、ダイニングルームまで走る。
「すいません! 遅れてしまいました!」
扉を開けると、中に居るのはポピーだけではなかった。
こちらに気遣わしげな表情を向けるのはステラの兄ルークだ。何の用事でここにいるのだろうか。
「ステラよ。まだ本調子ではないようだな。寝ていていてもいいのだぞ」
ポピーはステラに優しい声色で話しかけてくれる。しかし、彼女にダメな奴だと思われたくないステラは、ブンブンと首を振った。
「いえ! もうピンピンしてますからっ!」
「そうかそうか。ちょうどお前の兄が見舞いの品を持って来たのでな。ディナーに誘ってみたのだ」
不思議な組み合わせだが、考えてみると二人は叔母と甥の関係。
親しく付き合っているのかもしれない。
「なるほどです。ルークお兄様、こんばんわ!」
「こんばんは、ステラ。先日はウチの不手際で大変な目に合わせてしまったな。お前を家のゴタゴタに巻き込んでしまってすまないと思っている」
その言葉を聞き、何故だか胸がチリチリとした。
謝ってもらったくせに嫌な気分になるだなんて、どうかしている。
自分の心の狭さに呆れつつ、善意しかないように装う。
「えーと、気にしないでください! 私はこの通りピンピンしてますから!」
「それなら良かった。これは父の秘蔵の酒だ。迷惑をかけた詫びとして持たされたんだ。受け取ってくれ」
手渡されたのは、透明な瓶に入った液体。
目の高さまで持ち上げ、ラベルを確認する。
「ジン?」
ステラの読み上げを聞いたからなのか、ポピーが笑った。
「ステラはまだ十五歳ぞ。スピリッツ系の酒は早い」
「ふむぅ……。では一口だけいただいて、後はポピー様とお兄様に差し上げますね」
ちょうどダイニングルームに現れた執事に酒瓶を預けると、彼は心得た様に頷き、三人のグラスそれぞれにジンを注いでくれた。
「ジョシュアはどうした?」
「本日は社交クラブの集まりに参加しております」
「フン。我が息子ながら、つまらない男だ。まぁいい。前菜を持って来い」
「畏まりました」
ステラは少しばかりシュンとする。
先程ルークと話した時のモヤモヤは未だ胸の中で燻っていて、何となくそれはジョシュアと接したら消えてくれそうな気がしていた。
(もしかすると私、ネイック家の養女になったのに、他人行儀みたいに言われてガッカリしたのかも)
本を読んで勝手に『家族』に期待を膨らませていた。
苦楽や経験を共有し、共に将来を考える関係。
しかしそう出来るのは、血の繋がりや、長い時間をかけて構築した信頼があるからなんだろう。
戸籍上だけで家族になっても、何の意味もないのだ。少なくともステラにとっては……。
ズンと気が重くなるが、折角のディナーの席で暗い態度は良くない。
無理矢理笑顔を作り、ジンが入ったグラスを持ち上げる。
「ネイック家秘蔵のお酒を味わってみないとですね!」
「ああ、是非飲んでみてくれ」
フワンと香ったのは、スパイシーかつ木材の様な芳香。
初めて嗅ぐ種類かもしれない。
「この香りは何に由来するんですか?」
「ジンの香りはジェニパーベリーから付けられている」
教えてくれたルークに「なるほどです」と頷き、口に含む。
(う!?)
想像以上に強烈なアルコールだった。舌や喉が焼ける様で、激しくむせる。
「ゲホッ……。これはキツい飲み物です……。グエ……」
「無理するな」
水の入ったグラスを差し出してくれたルークに礼を言い、中身を全て飲み干す。
ジンが飲めないのはステラだけなようで、ポピーもルークも平気な顔でチビチビと口に運んでいる。
大人になったら彼等のように、アルコールに強くなるだろうか。
二人ともあまり口数が多くないからか、それともネイック家が窮地に立たされているからか、会話がはずまず、ステラは話題を考える。
(そういえば、悪魔の事をこの二人に話してなかったな。伝えておいた方がいいかもね)
ステラは前菜を突きながら、お茶会から今に至るまでの体験や、取り組んでいる事を説明し始めた。
悪魔に魂を抜かれたとか、聖水をフレグランスに使ってみるだとか、普通の大人だったら嘘だと決めてしまいそうな内容を、ポピーとルークは真剣な面持ちで聞いてくれた。
話終えると、ポピーは重々しく頷き、一つの提案をした。
「お前は“聖水Ex”とやらを試してみたいと言っていたな? 下級の悪魔を召喚し、どの程度の効果があるか確認してはどうか?」
「な!? 悪魔の召喚ですか!?」
「そうだ。ちょうどそこに鴨が居る。サキュバスの餌にでもするがいい」
ポピーの扇が指すのはルークだ。
彼は言われている事が理解出来ないのか、唖然とした表情をして、ステラとポピーを交互に見ている。
その姿に胸が痛む。流石に自分の兄を悪魔に差し出すなんて出来るはずがない。
これの効果がどうなのか気になるものの、試す方法を思いつかず、取り敢えず香りの組み合わせから考える。
新鮮さが欲しいので、聖水Exに組み合わせるのは、夏の間に集めた香料を中心にしたいところだ。
特にクチナシの香りはかなり苦労して得たため、これだけでも絶対に使いたい。
手持の香料をアレコレ組み合わせているうちに、いつの間にか体力が尽きて眠ってしまっていたらしく、気がつくとフラーゼ家の自分のベッドの上だった。
サイドテーブルに置かれていたメモを見て、ジョシュアが店に立ち寄り、ステラを回収してくれたのを知る。
(ジョシュアに背負われて来たんだ……。マーガレットさんにも迷惑かけちゃったな。謝っておかないと……。って、今時間は!?)
時計を見ると時刻は十八時を過ぎてしまっていた。
ポピーと夕食の約束をしていたのを思い出し、慌てふためく。
急いで身支度を整え、ダイニングルームまで走る。
「すいません! 遅れてしまいました!」
扉を開けると、中に居るのはポピーだけではなかった。
こちらに気遣わしげな表情を向けるのはステラの兄ルークだ。何の用事でここにいるのだろうか。
「ステラよ。まだ本調子ではないようだな。寝ていていてもいいのだぞ」
ポピーはステラに優しい声色で話しかけてくれる。しかし、彼女にダメな奴だと思われたくないステラは、ブンブンと首を振った。
「いえ! もうピンピンしてますからっ!」
「そうかそうか。ちょうどお前の兄が見舞いの品を持って来たのでな。ディナーに誘ってみたのだ」
不思議な組み合わせだが、考えてみると二人は叔母と甥の関係。
親しく付き合っているのかもしれない。
「なるほどです。ルークお兄様、こんばんわ!」
「こんばんは、ステラ。先日はウチの不手際で大変な目に合わせてしまったな。お前を家のゴタゴタに巻き込んでしまってすまないと思っている」
その言葉を聞き、何故だか胸がチリチリとした。
謝ってもらったくせに嫌な気分になるだなんて、どうかしている。
自分の心の狭さに呆れつつ、善意しかないように装う。
「えーと、気にしないでください! 私はこの通りピンピンしてますから!」
「それなら良かった。これは父の秘蔵の酒だ。迷惑をかけた詫びとして持たされたんだ。受け取ってくれ」
手渡されたのは、透明な瓶に入った液体。
目の高さまで持ち上げ、ラベルを確認する。
「ジン?」
ステラの読み上げを聞いたからなのか、ポピーが笑った。
「ステラはまだ十五歳ぞ。スピリッツ系の酒は早い」
「ふむぅ……。では一口だけいただいて、後はポピー様とお兄様に差し上げますね」
ちょうどダイニングルームに現れた執事に酒瓶を預けると、彼は心得た様に頷き、三人のグラスそれぞれにジンを注いでくれた。
「ジョシュアはどうした?」
「本日は社交クラブの集まりに参加しております」
「フン。我が息子ながら、つまらない男だ。まぁいい。前菜を持って来い」
「畏まりました」
ステラは少しばかりシュンとする。
先程ルークと話した時のモヤモヤは未だ胸の中で燻っていて、何となくそれはジョシュアと接したら消えてくれそうな気がしていた。
(もしかすると私、ネイック家の養女になったのに、他人行儀みたいに言われてガッカリしたのかも)
本を読んで勝手に『家族』に期待を膨らませていた。
苦楽や経験を共有し、共に将来を考える関係。
しかしそう出来るのは、血の繋がりや、長い時間をかけて構築した信頼があるからなんだろう。
戸籍上だけで家族になっても、何の意味もないのだ。少なくともステラにとっては……。
ズンと気が重くなるが、折角のディナーの席で暗い態度は良くない。
無理矢理笑顔を作り、ジンが入ったグラスを持ち上げる。
「ネイック家秘蔵のお酒を味わってみないとですね!」
「ああ、是非飲んでみてくれ」
フワンと香ったのは、スパイシーかつ木材の様な芳香。
初めて嗅ぐ種類かもしれない。
「この香りは何に由来するんですか?」
「ジンの香りはジェニパーベリーから付けられている」
教えてくれたルークに「なるほどです」と頷き、口に含む。
(う!?)
想像以上に強烈なアルコールだった。舌や喉が焼ける様で、激しくむせる。
「ゲホッ……。これはキツい飲み物です……。グエ……」
「無理するな」
水の入ったグラスを差し出してくれたルークに礼を言い、中身を全て飲み干す。
ジンが飲めないのはステラだけなようで、ポピーもルークも平気な顔でチビチビと口に運んでいる。
大人になったら彼等のように、アルコールに強くなるだろうか。
二人ともあまり口数が多くないからか、それともネイック家が窮地に立たされているからか、会話がはずまず、ステラは話題を考える。
(そういえば、悪魔の事をこの二人に話してなかったな。伝えておいた方がいいかもね)
ステラは前菜を突きながら、お茶会から今に至るまでの体験や、取り組んでいる事を説明し始めた。
悪魔に魂を抜かれたとか、聖水をフレグランスに使ってみるだとか、普通の大人だったら嘘だと決めてしまいそうな内容を、ポピーとルークは真剣な面持ちで聞いてくれた。
話終えると、ポピーは重々しく頷き、一つの提案をした。
「お前は“聖水Ex”とやらを試してみたいと言っていたな? 下級の悪魔を召喚し、どの程度の効果があるか確認してはどうか?」
「な!? 悪魔の召喚ですか!?」
「そうだ。ちょうどそこに鴨が居る。サキュバスの餌にでもするがいい」
ポピーの扇が指すのはルークだ。
彼は言われている事が理解出来ないのか、唖然とした表情をして、ステラとポピーを交互に見ている。
その姿に胸が痛む。流石に自分の兄を悪魔に差し出すなんて出来るはずがない。
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