51 / 89
ホッコリ養生生活
ホッコリ養生生活②(※ジョシュア視点)
しおりを挟む
「君さぁ……、主人に対しての忠誠心が足りてないんじゃない?」
「忠誠心云々の話ではないです! ポピー様に言われた事をお忘れですか!? あれ程、ステラ様には無理強いするなと言われたではありませんか!」
ジョシュアは私室のカウチに腰掛け、自らの従者を半眼で見つめる。
ステラとの大切な時間を邪魔した挙句、主人である自分に説教を始めるとは良い度胸だ。
「一緒に風呂に入る話?」
「そうです! ステラ様を養女にしたいとのポピー様の希望を跳ね除けたのはジョシュア様ですよ。彼女が他の家の令嬢だという意識を持って接しませんと!」
「分かってないなぁ。そんなんじゃ永遠に平行線を辿るだけなんだよ」
自分の母であるポピーは、ステラが還俗したと知るや否や、フラーゼ家の養女にするよう圧力をかけてきた。
可愛いステラを娘として迎えたいという願望は充分理解出来るが、ジョシュアとしては、彼女と兄妹の関係になるわけにはいかないのだ。自らの恋心を実母に対して切々と訴えるという苦行を経て、今の状況に至っている。
「例えそうだとしても! 恋愛には順序というものがあるはずです! まずは二人でお散歩を__」
「あー……。はいはい」
つまらない会話にウンザリとし、カウチの上に横になる。
レイフは自分に、ごく普通の人畜無害な男として彼女と接しろと言うが、そもそも、スタートの時点が普通ではない。
信用されて無い上で、ただの良い人を演じているのでは、そのうちただの財布としか認識されなくなるだろう。
それよりなら玉砕覚悟で攻め続ける方が幾分がマシというもの。
(ステラは可愛いけどちょっと変わってるんだよなぁ。いつも素直なのに恋愛の話となると、わざと会話をずらそうとするし)
想像するに、あの態度は彼女が捨て子だった事や、修道院での禁欲的な暮らしが関連してそうだ。
父母の関係を見て育ったわけではなく、恋愛に至っては御法度。
意図して考えないようにしているのかもしれない。
その逃げの態度を苦々しく思いはするものの、何となく甘ったるくも感じているあたり、ジョシュアは変態の領域に足を踏み入れている可能性がある。
「ジョシュア様、ネイック家の事をどうなさるおつもりですか?」
「『どう』とは?」
「伯爵家のお茶会の席で供された飲食物に毒が仕込まれた件を、どう処理なさるかお聞きしたく……。被害者の中には公爵家の嫡男もいたと聞きますし」
「……」
正直なところ、ネイック家には失望している。
ステラを預かっておきながら、危険に晒し、三日間も昏睡状態にした。
しかも、さっさと犯人を探し出して吊し上げる事もせず、ちょうど良さそうな人間に罪を着せる事もせず、醜聞を垂れ流させておくなど無能極まっていて、反吐がでそうだ。
とはいえ、腐っても親類。こちらに余波がこないとも限らない。
面倒でも動かないわけにはいかないだろう。
「……君はネイック家の家令から出席者名簿を手に入れ、興信所でも使って、身辺を調査しておいて。俺はステラやネイック家の者共に当日の様子を聞いておこう」
「了解いたしました!」
「それと各新聞社に情報を流してもらおうかな」
「情報、ですか?」
「そう。“ネイック家で起きた無差別殺人事件は、当家の凋落を目論む者の仕業らしい”とね」
「そうだったんですね!?」
「本当のところは知らないよ。でも、世間の風向きが変わるかもしれないだろ?」
「なるほど……。これ以上変な噂を立てられないように、他に罪をなすりつけるおつもりですか」
従者の返事に、ガクリと肩を落とす。
「人聞きの悪い事を言うなよ。ネイック家の仕業と決まったわけじゃない」
「申し訳ございません!」
「紙面に載ると、真偽不明でも信じる奴等が多いだろうしね。頼んだよ」
「直ぐにでも!」
キビキビとした動きで部屋から出て行くレイフを見送り、ジョシュアはカウチから立ち上がった。
(まぁ、当たらずも遠からずって気がするな)
把握しておくべき事がまた一つ増えたのは嘆かわしいが、妙な巻き込まれ方をされる前に、対処しておくのが無難だろう。
下がった口角を人差し指で押し上げながら、向かう先は一階下のステラの部屋。
寝る前に彼女に会いたいのは、ちゃんと生きているのを確認し、安心したいからだ。
白い扉をノックすると、マーガレットが応対してくれ、快く中へと通される。
レースの天蓋に覆われたベッドの上にペタンと座っているステラは、クッションを抱きしめ、ボンヤリとしていた。
こころなしか、出会った頃よりも美少女っぷりに磨きがかかったかもしれない。
それに、病み上がりだからなのか、儚げな雰囲気を醸し出している。
(どの方向から見ても可愛いな……)
以前彼女を見た知人が、隣国の皇族に似た方が居ると言っていたが、ジョシュアにはそれがただの偶然だとは思えなかった。
類まれな能力と、容姿の美しさ、普通の捨て子であるはずがない。
「あ……」
ジョシュアの不躾な視線に気がついたのか、ステラがこちらを向き、驚きの表情を浮かべていた。
いつもの様に軽い嫌味の一つでも投げてくるかと思いきや、そんな事もなく……。
見間違いでないなら、彼女は頬を染め、しかも恥ずかしそうにクッションに顔を埋めている。
その仕草に少なからぬ衝撃を受けるが、平静を装って彼女に近づく。
フワリと香るのは、甘いバニラの香り。
「お湯加減はどうだった?」
「……ちょうど良かったです。何の用ですか?」
クッションから片目だけ覗かせてコチラを見る様子が最高に可愛いだなんて、彼女は思いもしないんだろう。
ウッカリ暴走してしまわないよう、ポピーに殴られた時の痛みを十回ほど思い起こし、胡散臭いと思われそうな笑みを何とか顔にはりつける。
「……寝る前にどうしても話したくなったんだ。駄目かな?」
「私もちょうど話したかったです!」
クッションから上げた顔からは、もう赤みが引いていたが、答えは嬉しいものだった。
「忠誠心云々の話ではないです! ポピー様に言われた事をお忘れですか!? あれ程、ステラ様には無理強いするなと言われたではありませんか!」
ジョシュアは私室のカウチに腰掛け、自らの従者を半眼で見つめる。
ステラとの大切な時間を邪魔した挙句、主人である自分に説教を始めるとは良い度胸だ。
「一緒に風呂に入る話?」
「そうです! ステラ様を養女にしたいとのポピー様の希望を跳ね除けたのはジョシュア様ですよ。彼女が他の家の令嬢だという意識を持って接しませんと!」
「分かってないなぁ。そんなんじゃ永遠に平行線を辿るだけなんだよ」
自分の母であるポピーは、ステラが還俗したと知るや否や、フラーゼ家の養女にするよう圧力をかけてきた。
可愛いステラを娘として迎えたいという願望は充分理解出来るが、ジョシュアとしては、彼女と兄妹の関係になるわけにはいかないのだ。自らの恋心を実母に対して切々と訴えるという苦行を経て、今の状況に至っている。
「例えそうだとしても! 恋愛には順序というものがあるはずです! まずは二人でお散歩を__」
「あー……。はいはい」
つまらない会話にウンザリとし、カウチの上に横になる。
レイフは自分に、ごく普通の人畜無害な男として彼女と接しろと言うが、そもそも、スタートの時点が普通ではない。
信用されて無い上で、ただの良い人を演じているのでは、そのうちただの財布としか認識されなくなるだろう。
それよりなら玉砕覚悟で攻め続ける方が幾分がマシというもの。
(ステラは可愛いけどちょっと変わってるんだよなぁ。いつも素直なのに恋愛の話となると、わざと会話をずらそうとするし)
想像するに、あの態度は彼女が捨て子だった事や、修道院での禁欲的な暮らしが関連してそうだ。
父母の関係を見て育ったわけではなく、恋愛に至っては御法度。
意図して考えないようにしているのかもしれない。
その逃げの態度を苦々しく思いはするものの、何となく甘ったるくも感じているあたり、ジョシュアは変態の領域に足を踏み入れている可能性がある。
「ジョシュア様、ネイック家の事をどうなさるおつもりですか?」
「『どう』とは?」
「伯爵家のお茶会の席で供された飲食物に毒が仕込まれた件を、どう処理なさるかお聞きしたく……。被害者の中には公爵家の嫡男もいたと聞きますし」
「……」
正直なところ、ネイック家には失望している。
ステラを預かっておきながら、危険に晒し、三日間も昏睡状態にした。
しかも、さっさと犯人を探し出して吊し上げる事もせず、ちょうど良さそうな人間に罪を着せる事もせず、醜聞を垂れ流させておくなど無能極まっていて、反吐がでそうだ。
とはいえ、腐っても親類。こちらに余波がこないとも限らない。
面倒でも動かないわけにはいかないだろう。
「……君はネイック家の家令から出席者名簿を手に入れ、興信所でも使って、身辺を調査しておいて。俺はステラやネイック家の者共に当日の様子を聞いておこう」
「了解いたしました!」
「それと各新聞社に情報を流してもらおうかな」
「情報、ですか?」
「そう。“ネイック家で起きた無差別殺人事件は、当家の凋落を目論む者の仕業らしい”とね」
「そうだったんですね!?」
「本当のところは知らないよ。でも、世間の風向きが変わるかもしれないだろ?」
「なるほど……。これ以上変な噂を立てられないように、他に罪をなすりつけるおつもりですか」
従者の返事に、ガクリと肩を落とす。
「人聞きの悪い事を言うなよ。ネイック家の仕業と決まったわけじゃない」
「申し訳ございません!」
「紙面に載ると、真偽不明でも信じる奴等が多いだろうしね。頼んだよ」
「直ぐにでも!」
キビキビとした動きで部屋から出て行くレイフを見送り、ジョシュアはカウチから立ち上がった。
(まぁ、当たらずも遠からずって気がするな)
把握しておくべき事がまた一つ増えたのは嘆かわしいが、妙な巻き込まれ方をされる前に、対処しておくのが無難だろう。
下がった口角を人差し指で押し上げながら、向かう先は一階下のステラの部屋。
寝る前に彼女に会いたいのは、ちゃんと生きているのを確認し、安心したいからだ。
白い扉をノックすると、マーガレットが応対してくれ、快く中へと通される。
レースの天蓋に覆われたベッドの上にペタンと座っているステラは、クッションを抱きしめ、ボンヤリとしていた。
こころなしか、出会った頃よりも美少女っぷりに磨きがかかったかもしれない。
それに、病み上がりだからなのか、儚げな雰囲気を醸し出している。
(どの方向から見ても可愛いな……)
以前彼女を見た知人が、隣国の皇族に似た方が居ると言っていたが、ジョシュアにはそれがただの偶然だとは思えなかった。
類まれな能力と、容姿の美しさ、普通の捨て子であるはずがない。
「あ……」
ジョシュアの不躾な視線に気がついたのか、ステラがこちらを向き、驚きの表情を浮かべていた。
いつもの様に軽い嫌味の一つでも投げてくるかと思いきや、そんな事もなく……。
見間違いでないなら、彼女は頬を染め、しかも恥ずかしそうにクッションに顔を埋めている。
その仕草に少なからぬ衝撃を受けるが、平静を装って彼女に近づく。
フワリと香るのは、甘いバニラの香り。
「お湯加減はどうだった?」
「……ちょうど良かったです。何の用ですか?」
クッションから片目だけ覗かせてコチラを見る様子が最高に可愛いだなんて、彼女は思いもしないんだろう。
ウッカリ暴走してしまわないよう、ポピーに殴られた時の痛みを十回ほど思い起こし、胡散臭いと思われそうな笑みを何とか顔にはりつける。
「……寝る前にどうしても話したくなったんだ。駄目かな?」
「私もちょうど話したかったです!」
クッションから上げた顔からは、もう赤みが引いていたが、答えは嬉しいものだった。
0
お気に入りに追加
718
あなたにおすすめの小説
愛を知らない「頭巾被り」の令嬢は最強の騎士、「氷の辺境伯」に溺愛される
守次 奏
恋愛
「わたしは、このお方に出会えて、初めてこの世に産まれることができた」
貴族の間では忌み子の象徴である赤銅色の髪を持って生まれてきた少女、リリアーヌは常に家族から、妹であるマリアンヌからすらも蔑まれ、その髪を隠すように頭巾を被って生きてきた。
そんなリリアーヌは十五歳を迎えた折に、辺境領を収める「氷の辺境伯」「血まみれ辺境伯」の二つ名で呼ばれる、スターク・フォン・ピースレイヤーの元に嫁がされてしまう。
厄介払いのような結婚だったが、それは幸せという言葉を知らない、「頭巾被り」のリリアーヌの運命を変える、そして世界の運命をも揺るがしていく出会いの始まりに過ぎなかった。
これは、一人の少女が生まれた意味を探すために駆け抜けた日々の記録であり、とある幸せな夫婦の物語である。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」様にも短編という形で掲載しています。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
婚約破棄ですか???実家からちょうど帰ってこいと言われたので好都合です!!!これからは復讐をします!!!~どこにでもある普通の令嬢物語~
tartan321
恋愛
婚約破棄とはなかなか考えたものでございますね。しかしながら、私はもう帰って来いと言われてしまいました。ですから、帰ることにします。これで、あなた様の口うるさい両親や、その他の家族の皆様とも顔を合わせることがないのですね。ラッキーです!!!
壮大なストーリーで奏でる、感動的なファンタジーアドベンチャーです!!!!!最後の涙の理由とは???
一度完結といたしました。続編は引き続き書きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
悪役令嬢に転生するも魔法に夢中でいたら王子に溺愛されました
黒木 楓
恋愛
旧題:悪役令嬢に転生するも魔法を使えることの方が嬉しかったから自由に楽しんでいると、王子に溺愛されました
乙女ゲームの悪役令嬢リリアンに転生していた私は、転生もそうだけどゲームが始まる数年前で子供の姿となっていることに驚いていた。
これから頑張れば悪役令嬢と呼ばれなくなるのかもしれないけど、それよりもイメージすることで体内に宿る魔力を消費して様々なことができる魔法が使えることの方が嬉しい。
もうゲーム通りになるのなら仕方がないと考えた私は、レックス王子から婚約破棄を受けて没落するまで自由に楽しく生きようとしていた。
魔法ばかり使っていると魔力を使い過ぎて何度か倒れてしまい、そのたびにレックス王子が心配して数年後、ようやくヒロインのカレンが登場する。
私は公爵令嬢も今年までかと考えていたのに、レックス殿下はカレンに興味がなさそうで、常に私に構う日々が続いていた。
異世界召喚されたけどヤバい国だったので逃げ出したら、イケメン騎士様に溺愛されました
平山和人
恋愛
平凡なOLの清水恭子は異世界に集団召喚されたが、見るからに怪しい匂いがプンプンしていた。
騎士団長のカイトの出引きで国を脱出することになったが、追っ手に追われる逃亡生活が始まった。
そうした生活を続けていくうちに二人は相思相愛の関係となり、やがて結婚を誓い合うのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる