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香水は高級品でございます
香水は高級品でございます①
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香水の調香が完了した二日後、ステラはウィローに同行し、ターゲットであるフレディが良く行く大人の社交クラブに足を運んでいる。
太陽の光をこれでもかというくらいに取り込んだフロアでは、たくさんの男女が話に花を咲かせ、あちらこちらから笑い声が上がる。
ウィローはここでは、他国からの亡命貴族と名乗っている。
この短時間で身分証を偽造した手腕は鮮やかと言う他なく、彼女がただの令嬢にとどまる存在ではないと察してしまった。
ステラの香水はウィローに対しても効果絶大。
隣に立つ彼女は、元とは全く異なり、おっとりとした雰囲気の美女の姿だ。
どうやら母方の祖母に少し似ているらしいのだが、とにかく同一人物だとは誰も思わないだろう。
フロアに居る男性は、誰も彼も彼女に心奪われ、チラチラとこちらを見ている。
鮮やかなレモンイエローのドレスを着たウィローのお陰で、ステラの変な服装には誰も注目しない。
何かあったときの為に侍女に扮しているのだが、彼女に借りた地味な色合いのドレスが体型に合わなすぎて、色んな部分が残念な事になってしまっている。裁縫な不得意な二人でガタガタになみ縫いした裾が、床についていないだけマシといえばマシ。
鼻にひっかけただけの丸メガネも相まり、どう贔屓目にみても大人の仮装をしたお子様なのである。
見た目もマズイのだが、フラーゼ家からの出て来方についても、問題があった。
ジョシュアに社交クラブに行くと言ったら止められるに決まってると思われるため、彼が外出しているのをいいことに、屋敷の誰にも内緒のまま、ウィローの馬車に乗って出て来てしまったのだ。
(侯爵にバレないうちに帰れたらいいけど……)
別に外出を禁止されているわけではないが、貴族ばかりが出入りする場に踏み行ったと知れたら、嫌味の一つや二つ言われそうな気もする。
(うーん……。でも、香水で商売したらどうかと言っていたし、特に気にしなくてもいいのかな? っていうか、今はウィローさんの心配をしないと!)
ジョシュアの胡散臭い笑顔を忘れさろうと努力するステラの隣で、ウィローが手首を自らの鼻に近づけた。
「ステラが調香してくれた香水、本当にいい匂いがする。バニラビーンズと、ラベンダー、ジャスミン、そしてドラゴンの素材を入れてるって言ってたよね?」
「あ、そうです。ウィローさんから頂いたジャスミンのドライフラワーから香りを取ってしまったんですが、失礼な事でしたか?」
「むしろ嬉しい。香り作りに私も協力したみたいな気分だよ」
「合作です!」
ドライフラワーを貰った時、自由に使っていいとは伝えられていたものの、身勝手に使いすぎたかと気にしていたので、彼女が喜んでくれて、ホッとする。
しかし痩せぎすの中年紳士が二人の和やかな空気を壊した。
「失礼、お嬢さん。貴女がモトプノス公国のへメロイ伯爵家の令嬢だと小耳に挟んだのだが、本当ですかな?」
「えぇ、貴方がお聞きになった通りでございますわ」
男性の問いに、ウィローは堂々と答える。
モトプノス公国とは海の向こうの国なのだが、隣国と戦争下の為、長らく他国に対して内情を伏せている。それをいいことに、彼女は出身国にしてしまった。この国と殆ど交流していないので、バレないだろうと自信満々なのだが、信じてもいいのだろうか。
ステラはハラハラしながら成り行きを見守る。
「なるほど、なるほど。モトプノス公国は美女が多いと聞きますが、これ程とは……」
「秘薬を使えば、誰でも美しくなれますのよ」
「うぅむ。神秘的ですなぁ。フォッフォッフォ。して、こちらのお嬢ちゃんは侍女ですかな?」
「あ、そうです。私にはお気遣いなく」
急に話を振られ、ビクリと身体を揺らす。
中年男性は「フーム」と顎髭を撫でながら、ステラを上から下まで観察した。
「貴女の姿を、どこかで見た気がするのですよね。ただのソックリさんかもしれませんが」
「え……」
この人は聖ヴェロニカ修道院に行った事があるのだろうか?
それとも、王都で買い物をしている時にでも姿を覚えられたのだろうか?
その辺りをハッキリとさせようかと悩んでいると、にわかにフロアの中央部が騒がしくなった。
「フレディ卿! 昨日のカードゲームでイカサマをしていたでしょう!」
「イカサマだぁ? おいおい、言いがかりはよしてくれ」
「言いがかりなんかじゃない! だいたい貴方という人は____」
『フレディ卿』の名前を聞き、ステラはウィローの脇腹を人差し指でつつく。
ターゲットが現れたのだから、他の人に構ってはいられない。
中年紳士に別れを告げる彼女の首に、アトマイザーで香水を吹きかけ、万が一にも変身が解けない様にする。
ウィローは一瞬だけ憎々しげにフレディを睨みつけてから、深く深呼吸し、彼に向かって一歩を踏み出す。
床を踏み抜くかの様に荒っぽい足取りは、進むごとに優美なものに変わり、彼の視線を奪う。
鼻の下を伸ばした男の近くまで歩いた彼女は____派手にずっこけた。勿論わざとである。
「いたぁい!」
「大丈夫ですか!? レディ!」
フレディは素早い身のこなしで倒れ伏したウィローの側に片膝を付き、絵本の挿絵に描かれる騎士ばりのポーズで手を差しのべる。
(す、すごっ!)
無駄の無い、流れる様な動きだった。
彼のにごった茶色の瞳からは、美女との出会いを逃してなるものかという意地を感じ取れる。
背中がゾワッとしたステラは、二歩程離れた。
「有難うございます。親切なお方……。お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「私はフレディです! フレディ・ダルトン。すべすべのおみ足にお怪我はありませんか?」
「……キッモ……。あ、つい本音が……」
「ああ……。錯乱してらっしゃるようだ。可哀想に」
「ウフフ……。そんな事よりも、外の空気を吸いたいですわ。テラスに連れて行って下さらない?」
「喜んで!! ゲヘヘ……」
何という綱渡りだろうか。相手が馬鹿じゃなかったら終わっていた。
ウィローの代わりに心臓を冷やしたステラは、ブルブル震えながらも、二人の後を追おうとしたが……。
背の高い人物に行く手をはばまれてしまった。
「む……、通れなくなっちゃいました」
通せんぼする男性を見上げ……仰反る。
「そりゃぁ、通れない様にしているからね」
そこに立っているのは、ジョシュアだった。とてつもなく黒い笑顔を浮かべている。
身を翻して逃げようとしたが、普段運動しないせいで、足がもつれて転んでしまう。勿論わざとではない。
「あうぅ……。痛い」
「あーあ」
ダンゴムシの様にみっともなく痛がるステラは、ジョシュアによっていとも容易く小脇に抱えられ、フロアの外に連れ出されてしまった。
太陽の光をこれでもかというくらいに取り込んだフロアでは、たくさんの男女が話に花を咲かせ、あちらこちらから笑い声が上がる。
ウィローはここでは、他国からの亡命貴族と名乗っている。
この短時間で身分証を偽造した手腕は鮮やかと言う他なく、彼女がただの令嬢にとどまる存在ではないと察してしまった。
ステラの香水はウィローに対しても効果絶大。
隣に立つ彼女は、元とは全く異なり、おっとりとした雰囲気の美女の姿だ。
どうやら母方の祖母に少し似ているらしいのだが、とにかく同一人物だとは誰も思わないだろう。
フロアに居る男性は、誰も彼も彼女に心奪われ、チラチラとこちらを見ている。
鮮やかなレモンイエローのドレスを着たウィローのお陰で、ステラの変な服装には誰も注目しない。
何かあったときの為に侍女に扮しているのだが、彼女に借りた地味な色合いのドレスが体型に合わなすぎて、色んな部分が残念な事になってしまっている。裁縫な不得意な二人でガタガタになみ縫いした裾が、床についていないだけマシといえばマシ。
鼻にひっかけただけの丸メガネも相まり、どう贔屓目にみても大人の仮装をしたお子様なのである。
見た目もマズイのだが、フラーゼ家からの出て来方についても、問題があった。
ジョシュアに社交クラブに行くと言ったら止められるに決まってると思われるため、彼が外出しているのをいいことに、屋敷の誰にも内緒のまま、ウィローの馬車に乗って出て来てしまったのだ。
(侯爵にバレないうちに帰れたらいいけど……)
別に外出を禁止されているわけではないが、貴族ばかりが出入りする場に踏み行ったと知れたら、嫌味の一つや二つ言われそうな気もする。
(うーん……。でも、香水で商売したらどうかと言っていたし、特に気にしなくてもいいのかな? っていうか、今はウィローさんの心配をしないと!)
ジョシュアの胡散臭い笑顔を忘れさろうと努力するステラの隣で、ウィローが手首を自らの鼻に近づけた。
「ステラが調香してくれた香水、本当にいい匂いがする。バニラビーンズと、ラベンダー、ジャスミン、そしてドラゴンの素材を入れてるって言ってたよね?」
「あ、そうです。ウィローさんから頂いたジャスミンのドライフラワーから香りを取ってしまったんですが、失礼な事でしたか?」
「むしろ嬉しい。香り作りに私も協力したみたいな気分だよ」
「合作です!」
ドライフラワーを貰った時、自由に使っていいとは伝えられていたものの、身勝手に使いすぎたかと気にしていたので、彼女が喜んでくれて、ホッとする。
しかし痩せぎすの中年紳士が二人の和やかな空気を壊した。
「失礼、お嬢さん。貴女がモトプノス公国のへメロイ伯爵家の令嬢だと小耳に挟んだのだが、本当ですかな?」
「えぇ、貴方がお聞きになった通りでございますわ」
男性の問いに、ウィローは堂々と答える。
モトプノス公国とは海の向こうの国なのだが、隣国と戦争下の為、長らく他国に対して内情を伏せている。それをいいことに、彼女は出身国にしてしまった。この国と殆ど交流していないので、バレないだろうと自信満々なのだが、信じてもいいのだろうか。
ステラはハラハラしながら成り行きを見守る。
「なるほど、なるほど。モトプノス公国は美女が多いと聞きますが、これ程とは……」
「秘薬を使えば、誰でも美しくなれますのよ」
「うぅむ。神秘的ですなぁ。フォッフォッフォ。して、こちらのお嬢ちゃんは侍女ですかな?」
「あ、そうです。私にはお気遣いなく」
急に話を振られ、ビクリと身体を揺らす。
中年男性は「フーム」と顎髭を撫でながら、ステラを上から下まで観察した。
「貴女の姿を、どこかで見た気がするのですよね。ただのソックリさんかもしれませんが」
「え……」
この人は聖ヴェロニカ修道院に行った事があるのだろうか?
それとも、王都で買い物をしている時にでも姿を覚えられたのだろうか?
その辺りをハッキリとさせようかと悩んでいると、にわかにフロアの中央部が騒がしくなった。
「フレディ卿! 昨日のカードゲームでイカサマをしていたでしょう!」
「イカサマだぁ? おいおい、言いがかりはよしてくれ」
「言いがかりなんかじゃない! だいたい貴方という人は____」
『フレディ卿』の名前を聞き、ステラはウィローの脇腹を人差し指でつつく。
ターゲットが現れたのだから、他の人に構ってはいられない。
中年紳士に別れを告げる彼女の首に、アトマイザーで香水を吹きかけ、万が一にも変身が解けない様にする。
ウィローは一瞬だけ憎々しげにフレディを睨みつけてから、深く深呼吸し、彼に向かって一歩を踏み出す。
床を踏み抜くかの様に荒っぽい足取りは、進むごとに優美なものに変わり、彼の視線を奪う。
鼻の下を伸ばした男の近くまで歩いた彼女は____派手にずっこけた。勿論わざとである。
「いたぁい!」
「大丈夫ですか!? レディ!」
フレディは素早い身のこなしで倒れ伏したウィローの側に片膝を付き、絵本の挿絵に描かれる騎士ばりのポーズで手を差しのべる。
(す、すごっ!)
無駄の無い、流れる様な動きだった。
彼のにごった茶色の瞳からは、美女との出会いを逃してなるものかという意地を感じ取れる。
背中がゾワッとしたステラは、二歩程離れた。
「有難うございます。親切なお方……。お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「私はフレディです! フレディ・ダルトン。すべすべのおみ足にお怪我はありませんか?」
「……キッモ……。あ、つい本音が……」
「ああ……。錯乱してらっしゃるようだ。可哀想に」
「ウフフ……。そんな事よりも、外の空気を吸いたいですわ。テラスに連れて行って下さらない?」
「喜んで!! ゲヘヘ……」
何という綱渡りだろうか。相手が馬鹿じゃなかったら終わっていた。
ウィローの代わりに心臓を冷やしたステラは、ブルブル震えながらも、二人の後を追おうとしたが……。
背の高い人物に行く手をはばまれてしまった。
「む……、通れなくなっちゃいました」
通せんぼする男性を見上げ……仰反る。
「そりゃぁ、通れない様にしているからね」
そこに立っているのは、ジョシュアだった。とてつもなく黒い笑顔を浮かべている。
身を翻して逃げようとしたが、普段運動しないせいで、足がもつれて転んでしまう。勿論わざとではない。
「あうぅ……。痛い」
「あーあ」
ダンゴムシの様にみっともなく痛がるステラは、ジョシュアによっていとも容易く小脇に抱えられ、フロアの外に連れ出されてしまった。
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