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ミート・謎・ミート

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 森の中をイメージしたような内装に、木製で統一された家具。



 さりげなく小さめの木なんか飾ってるような、オシャレな店内に俺は圧倒される。

 周りはみんな、女子ばかりだ。スイーツ女子というか、キラキラ系というか、なんかとにかく男の俺が知らない世界が広がっている気がする。



 ……やべぇな、これ。俺、場違いじゃない? 「なんでお前みたいなのがこの店に来てんだよ」とか思われてない?



 居心地の悪さを感じる俺を引きずり、マリーは席に着く。

 メニューを見せてくれたが、正直どんな料理なのかさっぱりわからない。目を白黒させ、うんうん唸る俺を見かねたのかマリーが代わりに注文してくれた。

「お待たせいたしました。桃のネクタルとプロメテウスのステーキセットでございます」

 ごゆっくり、という店員の言葉と共に運ばれた食事を俺はゆっくりと観察してみる。

 またカタカナが並んだところで頭が疑問符だらけになったが、飲み物の方はどうやらフルーツジュースのようだ。マリーが酒を飲めないと言っていたから、ノンアルコールなのは間違いなないだろう。

 問題はメイン料理。辛うじて「ステーキ」と言っていたのもわかったから、少なくとも肉料理であることはわかる。けれど……これ、何の肉? ウミガメのスープ的なものではないよな? この世界特有のモンスターの肉とか? 食べていいのか? 大丈夫な肉なのか?

 内心、かなり挙動不審になる俺を前にマリーは当然のようにナイフとフォークを取り出した。
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