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サンルームと妻、愛について (2
しおりを挟む「ぁああ、♡あっ、♡んぁああーっ、」
ガタガタとテーブルが揺れる。
一番陽当たりの良い場所へ置いたテーブルが、妻の白銀の様にも見える金髪を眩しくさせる。
「綺麗だ、」
白い腹、しがみつく足、俺のシャツを握り締める指。
「ハリー、ハリーっ、は、はぁっ、は、はっ、!」
可愛い妻を目一杯抱く。
腰をゴリゴリと小刻みに。
しつこく、しつこく、しつこく穿つ。
「は、ぁっ、ああっ、クソっ、良過ぎるっ、!」
オレの妻の中は良過ぎる。
どんなに腰を離しても、グイグイ中に飲み込まれる。
「ああー…ッ、♡いいっ、良い、」
普段からは想像も付かない様な力で腰に絡み付く足が、浅い場所を突かせまいとしがみつく。
もっと奥へ。
深い所へ。
浅ましいオレは逆らえない。
柔く気持ち良い胎に、オレをもっと食って欲しくて、彼の望み通りに奥を突き入れる事になる
「んぁああ♡きた…ぁ。♡んっふ♡きたの。来たのだにぃ。♡来てる…っ。きもちぃ、♡」
嗚呼
頭がクラクラするな。
こうなると、オレが腰を振るまでもなくハリーが胎の奥を押し付けてくるっ、。
あまりの快楽に逃げそうになる腰を、オレの妻は許さない。
しがみつかれた足で、捕えられ搾り取られるのを、耐える…ッ、あぁっ、クソッ、耐えてはみるけど…ッ、良過ぎる、なぁっ、!
セックスの時の奔放になる妻が好きだ。
オレは逆らえない。
思う存分腰を振る妻の棒になる…っ、嗚呼っ、堪らないだろ、
食われてるのは、オレの方だ
こんなに儚げな見た目なのに。
下品な音を立ててオレを貪り食ってる。
「かたぃー…っ、♡ああっ、♡硬いのダニーっ、♡きもちぃぃー…っ」
「ハニーっ、ハニー、頼むっ、ハリー、」
「なぁに、♡」
「奥に、突っ込んで良いか、なっ、もう無理だ、我慢ができない…」
頼む頼む頼む頼む…っ、
頼むハニー
「おかしくなりそうなんだ…ッ、ハリー、頼む、君の奥に入りたい…っ、ハリーお願いだ、」
妻はこの瞬間が好きだった。
僕を好き過ぎる僕の夫は、僕の許可が無いと腰も振れない。♡
「可愛いー…♡」
何時も僕を可愛いと言うけど、僕からすればセックスで歯を食いしばって"待て"をする君の方が何倍も可愛いよ、ダニエル。
「良いよダニィ。僕を食べて、良いよー♡」
そこから僕は彼の思う様抱かれた。
テーブルの上で一番奥をゴチュ♡と、抜かれて目をチカチカさせながら何度もイッた。
横向きにされ、まるで食材の肉付きでも確かめる様に肩や背中や足の付け根を撫でられながら受け入れた。
深くなるにつれて、段々と容赦が無くなっていく。
気が付けば、テーブルにうつ伏せて受け入れていた。
もうくちから言葉は発せない。
言語は僕の研究分野なのに。
「あーー♡ひ、♡は、ぁ♡んんぅううっ」
喘ぐだけ。
いくら僕の足が長くても、ダニエルには敵わない。
腰を彼の丁度良い高さに掴み上げられると、どうしたって踵が浮く。
そうなると、どうなると思う。
僕の体はいよいよ言う事を聞かない。
爪先立ちで、ダニエルの気が済むまで、彼の肉を受け入れる。
「んぅうーーうっ、♡♡♡」
グプグプ 空気の混ざる音がする
パンパンパン 肌の打つ音がする
性器はぷしゅぷしゅっ♡と、何かを溢し続けている。
「イッて…る、イッてるの、♡イッ、てるのにぃ、ぁあ…んぁあ♡」
止まらないピストン。
震える身体で顔も下半身もぐちゃぐちゃ。♡
それでも夫は僕の奥へ腰を打ち付ける。
まるで獣みたいだダニエルー…っ♡
「もっと、僕を犯して、ダーリン」
僕は気が済むまで腰を振らせる事に成功した。
代わりに得たのは、お腹いっぱいの愛と歩けない程の筋肉痛。
「ハニー、大丈夫?」
「大丈夫な訳ない。歩けない、」
それに、僕のサンルームが汚れたっ。
そう文句を言えば、ダニエルが僕を抱えて部屋へ運んでくれる。
ここも、きっと彼が綺麗に片付けてくれる筈だ。
焚き付けたのは僕なのに。
「ダニー。」
「どうかした?」
「今ので出来たかな。」
ヒュッ、と上の方から変な音がした。
なんだろ。
「は、はにーっ、オレ医者呼んでくるっ、!?」
「えっ。なんでっ。まだだよ!?」
「そ、そっか、そっか。そうだよなっ、そっか...びっくりした、」
「気が早いよ。」
いくら何でも今の今じゃ分かりようがないのに。
でも、そうだね。
もうそろそろ、僕の胎にも来てくれないかなぁ。
そしたら君に、目一杯美味しいご飯を作ってくれるダーリンが居るよ?
「ハニー、」
「ん?」
「男の子と女の子、どっちが良いっ!?」
「ふっ、はははっ、もうっ。まだ気が早いってば!」
僕は君にありったけの愛を捧ぐって約束する。
手始めに僕の得意分野から、君の名前を選んでみようかなぁ。
気が早いダーリンに倣って。
ーーー完
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