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番外編
番外編 鉤爪と尾羽2
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主治医が良い、と言うので私は元通り大統領補佐官の役に戻り暫く奔走していた。
やはり政府敷地内に家を建てるべきだと思ったからだ。
だが、先代に気に入られていただけの若造に周囲は耳を貸さなかった。
今思えば、私は相当に扱いづらかったに違いない。
正しく厳しく、間違った事は言わないがそれが他者との信頼と結び付く事は少なかった。
かと言ってベルの様に親身になれる筈もなく。
偶には良いか、と早めに執務室を出た。
秘書も病み上がりなのだからと大いに手を振って、見送ってくれた。
家路を辿る中、耳にふと聞き覚えのある声がした。
ナタリアだ。
声は左前方から。
何故か、胸が詰まる様な感触で足を早めた。
行き着いたのは孤児を抱えた教会だった。
その門の向こうで、彼女が子供達の手を握って歌を歌っている。
跳ねて、回って、駆けている。
その時、私の中で音がした。
万年筆のペンのキャップがカチリと嵌る、あの子気味良い感触が私の掌と指先、心臓と血潮を激らせた。
「ナタリアっ!」
「デル!?」
どうかしたの、と駆け寄って来る彼女を往来の中、抱きしめた。
「デル、どうかしたの、具合でも悪ぃ...」
「君を、」
口の中がカラカラに乾いている。
声が掠れて、抱き締める腕の加減さえ出来ない。
「君を、私のものにする。」
スパン、と痛々しい音が冬の乾いた空気に響く。
何が起こったのか言うまでもない。
私は左頬を張られたのだ。
「説明してデルモント・クイレ。」
「何の説明だ」
「帰りが早いのは何故。」
「病み上がりだから、とする事もなく、帰ることにした。」
「何処か具合でも悪いの。」
「いいや、何もどこも悪くはない。」
「他に言う事は有る?」
両手を腰に当て、仁王立ちする彼女はやはり逞しいを通り越している。
「子供達と歌っている君を見た。」
「そうよ。暇つぶしに良く手伝わせて貰っているの。」
「私は、嗚呼、すまない。」
「デル?」
頬を張られたと言うのに、私の思考は留まる事なく溢れ、手首の血管が疼くのが分かった。
「君を、私のものにしたいんだリア。」
他にどう言えば良いのか。
握り締めた拳に尚も力を込めて、絞り出した言葉に。
彼女が一瞬だけ教会を振り返って、断ったのを薄っすらと聞いた気がする。
それからは手首を握られ、引かれるままに家に着くと。
立ち尽くす私の上着を脱がせ、タイを外し、ベルトを引き抜いた。
「あなたって不器用な人ね。デルモント・クイレ。」
「すまない」
「良いわ。それも可愛い。けれど何がしたいのか教えてくれないと、痛い事は嫌。怖い事もして欲しくないわ。」
「すまない、リア。」
「良いから。どうしたいのか言って。」
「君を、私のものにしたい。」
「具体的に。痛いのは嫌だし、怖い事も嫌なの。」
「痛くはない筈だが、分からない。君を怖がらせるかも知れない。」
「ーー何?」
「私は、君と交尾がしたい。けれど、鷹の姿で君に卵を産ませる事になる。」
途切れそうになる理性で、説明するがこんなに難しいものなのか。
開いた口でそのまま、キスがしたい。
「良いわ。」
「なに...を、」
「私を妊娠させて良いわ。少し早いけど。」
「早い、?」
「春の方が暖かくて良いと思ってたの、その獣人との子作りは、その方が良いんじゃ無いかと思ってたんだけれど、」
「春まで待てそうにない。」
「ふっ、ふふっ、そうね。こんなに切羽詰まってる顔、初めて見た。」
彼女は私の左頬にキスをした。
労わる様なそれは、少しだけヒリ付いたが好ましい痛みだった。
「引っ叩いてごめんなさい。けど、あなたが悪いのよデル。」
「分かっている。取り乱してすまない。」
彼女が伸ばしてくれた右手に、頬を寄せてまた謝った。
「クイレの妻は苦労すると、母が言っていた。」
「えぇ。きっとお父様も頬を張られたに違いないわ。」
「ベルの頬も張るのか。」
「いいえ。ベルには別の手を使う。」
「怖そうだ。」
「知りたいの?けど、あなたには効果ないと思う。」
「あとで聞いてみよう。」
「意地悪なお兄ちゃん。」
「リアに頬を張られた話もする。」
馬鹿なんだから、と彼女が笑う。
私は漸くほっとして、今度は許可を得て抱きしめた。
ベッドに誘う許可も得て、可能な限り傷付けないと誓った。
ーーーーー
「ただいまぁー、」
「おかえりベル。」
「兄さん、」
「あぁ、分かってる。」
今度は腹を殴られた。
こればかりは仕方ない。
彼女の首にクッキリと鉤爪の痕が残っている。
皮膚を傷付けてはいない。
血の一滴も出させなかった代わりに、嘴と爪痕が彼女の身体を纏わりついている。
何より、ソファで眠る彼女は美しかった。
彼女か居ればベルも酷く怒らないだろう、とソファに運ばれたがったが。
しっかり眠っているのを確認した医者は、容赦無く愚兄を制裁した。
「母さんが昔、言っていたのを思い出したよ。」
「何をだ?」
「クイレのお嫁さんで良かった点は、出産だって。」
「彼女もそうだと良いが。」
「患者さんでも良く聞くよ。胎児より卵の方が産みやすいって。」
「幾つ産むと思うベル。」
「初めてだから大抵は一つかな。僕の時はもう少し多いかも。」
「私は10を目指したい。」
「ええっ、!?」
父は貯めた金を注ぎ込むのが趣味だった。
剥製、宝石、絵画、そして妻。
私は今日はっきりした。
私が注ぎ込む先は妻と子供達だ。
きっと美しい。
卵を抱き、歌い掛ける彼女を見たい。
絵描きを呼ぶ父の気持ちが今、ありありと分かってしまった。
ーーーーー
「ターシャ。」
「ターシャ、こっちを向いて。」
「ナタリア。」
弟は行き過ぎた兄弟喧嘩の制裁を受けていた。
成程。これは。
私には効かない筈だ。
彼女は徹底して、ベルを無視していた。
視界に入れず返事もしない、が。
食事の用意もするし、気まぐれに後頭部へキスもする。
構われたがりの弟には、効果的なお仕置きだ。
完
やはり政府敷地内に家を建てるべきだと思ったからだ。
だが、先代に気に入られていただけの若造に周囲は耳を貸さなかった。
今思えば、私は相当に扱いづらかったに違いない。
正しく厳しく、間違った事は言わないがそれが他者との信頼と結び付く事は少なかった。
かと言ってベルの様に親身になれる筈もなく。
偶には良いか、と早めに執務室を出た。
秘書も病み上がりなのだからと大いに手を振って、見送ってくれた。
家路を辿る中、耳にふと聞き覚えのある声がした。
ナタリアだ。
声は左前方から。
何故か、胸が詰まる様な感触で足を早めた。
行き着いたのは孤児を抱えた教会だった。
その門の向こうで、彼女が子供達の手を握って歌を歌っている。
跳ねて、回って、駆けている。
その時、私の中で音がした。
万年筆のペンのキャップがカチリと嵌る、あの子気味良い感触が私の掌と指先、心臓と血潮を激らせた。
「ナタリアっ!」
「デル!?」
どうかしたの、と駆け寄って来る彼女を往来の中、抱きしめた。
「デル、どうかしたの、具合でも悪ぃ...」
「君を、」
口の中がカラカラに乾いている。
声が掠れて、抱き締める腕の加減さえ出来ない。
「君を、私のものにする。」
スパン、と痛々しい音が冬の乾いた空気に響く。
何が起こったのか言うまでもない。
私は左頬を張られたのだ。
「説明してデルモント・クイレ。」
「何の説明だ」
「帰りが早いのは何故。」
「病み上がりだから、とする事もなく、帰ることにした。」
「何処か具合でも悪いの。」
「いいや、何もどこも悪くはない。」
「他に言う事は有る?」
両手を腰に当て、仁王立ちする彼女はやはり逞しいを通り越している。
「子供達と歌っている君を見た。」
「そうよ。暇つぶしに良く手伝わせて貰っているの。」
「私は、嗚呼、すまない。」
「デル?」
頬を張られたと言うのに、私の思考は留まる事なく溢れ、手首の血管が疼くのが分かった。
「君を、私のものにしたいんだリア。」
他にどう言えば良いのか。
握り締めた拳に尚も力を込めて、絞り出した言葉に。
彼女が一瞬だけ教会を振り返って、断ったのを薄っすらと聞いた気がする。
それからは手首を握られ、引かれるままに家に着くと。
立ち尽くす私の上着を脱がせ、タイを外し、ベルトを引き抜いた。
「あなたって不器用な人ね。デルモント・クイレ。」
「すまない」
「良いわ。それも可愛い。けれど何がしたいのか教えてくれないと、痛い事は嫌。怖い事もして欲しくないわ。」
「すまない、リア。」
「良いから。どうしたいのか言って。」
「君を、私のものにしたい。」
「具体的に。痛いのは嫌だし、怖い事も嫌なの。」
「痛くはない筈だが、分からない。君を怖がらせるかも知れない。」
「ーー何?」
「私は、君と交尾がしたい。けれど、鷹の姿で君に卵を産ませる事になる。」
途切れそうになる理性で、説明するがこんなに難しいものなのか。
開いた口でそのまま、キスがしたい。
「良いわ。」
「なに...を、」
「私を妊娠させて良いわ。少し早いけど。」
「早い、?」
「春の方が暖かくて良いと思ってたの、その獣人との子作りは、その方が良いんじゃ無いかと思ってたんだけれど、」
「春まで待てそうにない。」
「ふっ、ふふっ、そうね。こんなに切羽詰まってる顔、初めて見た。」
彼女は私の左頬にキスをした。
労わる様なそれは、少しだけヒリ付いたが好ましい痛みだった。
「引っ叩いてごめんなさい。けど、あなたが悪いのよデル。」
「分かっている。取り乱してすまない。」
彼女が伸ばしてくれた右手に、頬を寄せてまた謝った。
「クイレの妻は苦労すると、母が言っていた。」
「えぇ。きっとお父様も頬を張られたに違いないわ。」
「ベルの頬も張るのか。」
「いいえ。ベルには別の手を使う。」
「怖そうだ。」
「知りたいの?けど、あなたには効果ないと思う。」
「あとで聞いてみよう。」
「意地悪なお兄ちゃん。」
「リアに頬を張られた話もする。」
馬鹿なんだから、と彼女が笑う。
私は漸くほっとして、今度は許可を得て抱きしめた。
ベッドに誘う許可も得て、可能な限り傷付けないと誓った。
ーーーーー
「ただいまぁー、」
「おかえりベル。」
「兄さん、」
「あぁ、分かってる。」
今度は腹を殴られた。
こればかりは仕方ない。
彼女の首にクッキリと鉤爪の痕が残っている。
皮膚を傷付けてはいない。
血の一滴も出させなかった代わりに、嘴と爪痕が彼女の身体を纏わりついている。
何より、ソファで眠る彼女は美しかった。
彼女か居ればベルも酷く怒らないだろう、とソファに運ばれたがったが。
しっかり眠っているのを確認した医者は、容赦無く愚兄を制裁した。
「母さんが昔、言っていたのを思い出したよ。」
「何をだ?」
「クイレのお嫁さんで良かった点は、出産だって。」
「彼女もそうだと良いが。」
「患者さんでも良く聞くよ。胎児より卵の方が産みやすいって。」
「幾つ産むと思うベル。」
「初めてだから大抵は一つかな。僕の時はもう少し多いかも。」
「私は10を目指したい。」
「ええっ、!?」
父は貯めた金を注ぎ込むのが趣味だった。
剥製、宝石、絵画、そして妻。
私は今日はっきりした。
私が注ぎ込む先は妻と子供達だ。
きっと美しい。
卵を抱き、歌い掛ける彼女を見たい。
絵描きを呼ぶ父の気持ちが今、ありありと分かってしまった。
ーーーーー
「ターシャ。」
「ターシャ、こっちを向いて。」
「ナタリア。」
弟は行き過ぎた兄弟喧嘩の制裁を受けていた。
成程。これは。
私には効かない筈だ。
彼女は徹底して、ベルを無視していた。
視界に入れず返事もしない、が。
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