【1章完結済】【R18】池に落ちたら、大統領補佐官に就任しました。

mimimi456/都古

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第一章:キハラ トキアキ

エピローグ

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それから俺の日常は多忙を極めていった。
デルモントさんに着いて回って“私が後任です”と紹介しながら仕事を覚えて行く事3年。
俺は遂に大統領補佐官に就任しました。

勿論デルモントさんは約束通り“相談役”という立場に就いて、俺は度々助言を貰いに行っている。

エルは次の大統領殿選挙にも当選確実だそうだ。

俺が心配していた“嫁に入れ込んで国を滅亡させる”なんて事態にはならずに済んでいる。
それどころか、俺たちの夫婦仲が新聞に取り上げられている位だ。

国中が俺たちを祝福してくれている。
勿論、俺の子供たちにも。
だから、俺はこの国で元気にやって行くよ。

「早起きだな、トキ。」
「あんたは、おそようさんだな?」
「たまの休みなんだ。良いだろう。」
「良いけど、今日は何処に連れて行ってくれるんだ?」

すり、と軽いキスを交わして笑い合う。

「私の“右腕”の届く限り何処までも。」
「ははっ、そうかよ。」

そう言うなら、何処へ行こうか。
きっと俺もあんたのいる限り、何処へでも着いていくよ。


ーーー完。

無事完結しました。
ここまでお付き合いいただいて、ありがとうございます。
まだ、番外編を書いていく予定なのでぜひお楽しみに。

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