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忘れ物
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天気が良かったから、朝からジョギング。一緒に行くかなって連絡したらイエスの返事だったから、ジャージで美忠の家までダッシュ。
二人でのんびり走って、途中で飲み物買おうかって自販機に向かった。
そこで、財布がないことに気がついた。
「あー……」
「いーよ。何飲む?」
「んー、一口ちょうだい」
美忠からペットボトルを受け取って、ごくりと一口。
「関節ちゅうだ」
「ばーか」
がこんって音がして、自販機からペットボトルがもう一本出てくる。
「ほら」
「ありがと。後で返す」
受け取ってお礼を言ったら美忠がきょろきょろした。じっと見てるとにって笑って、チュってされた。
「お礼はこれでいーよ」
「え、は、んぇぇ?」
外ではあんまりやってくれないから、びっくりしすぎて思わず口を押さえた。まじか、うわー、わー!
「これ以上好きになったらどーすんのさぁ……」
「それは、嬉しいな」
なんで今日そんな素直なの。かっこよすぎて思わず両手で顔を隠した。
二人でのんびり走って、途中で飲み物買おうかって自販機に向かった。
そこで、財布がないことに気がついた。
「あー……」
「いーよ。何飲む?」
「んー、一口ちょうだい」
美忠からペットボトルを受け取って、ごくりと一口。
「関節ちゅうだ」
「ばーか」
がこんって音がして、自販機からペットボトルがもう一本出てくる。
「ほら」
「ありがと。後で返す」
受け取ってお礼を言ったら美忠がきょろきょろした。じっと見てるとにって笑って、チュってされた。
「お礼はこれでいーよ」
「え、は、んぇぇ?」
外ではあんまりやってくれないから、びっくりしすぎて思わず口を押さえた。まじか、うわー、わー!
「これ以上好きになったらどーすんのさぁ……」
「それは、嬉しいな」
なんで今日そんな素直なの。かっこよすぎて思わず両手で顔を隠した。
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