小ヴァシさんは2と1の複合タイプに3の要素も僅かに含まれてるとみた。

ユキノ君とピアディのダンスユニット是非とも動画で見たいっす！

見たらなんか浄化されるとか。おとうたんが感動しまくるので変なのついてたら消え去りそうだな。

　王女がこの国にいた理由

　一同は王女から黄金に変えられた後に時を壊すをした、と聞かされびっくり。　
　また帰国は自らを武器に変化させ、今後悪を討伐せねばならないカズンと共に仇敵を討つ為だ、と聞かされ可憐な外見を裏切る苛烈な性格に皆ドン引きした。
　小さな声で「猛女は一人でいい」とか言ったチキン一号はスパーン！という音と共に黙らされた。

　黄金の玉座二つは、速やかにカズンとユーグレン二人がかりでの梱包に。
　中身が高貴な身分とあっては誰でもいい、なんて曖昧な処置はできない。
　「キツく縛るな！優しく！」
　「いっそ魔法樹脂で包むとか？」
　「愚か者！楽をするな！我等の先祖なのだぞ！労して我等が包まずして誰が包むというのだ！」
　「わぁ、カズンがイケメン！」
　「ホント、イイオトコダヨネ？」
　見学している格差カップル。
　立ち直り方にまで格差が。
　「アイシャさん、また少し痩せたね？リハビリしようね？」
　ゲンジも騒動の見学。
　「王女殿下は何かお召し上がりになられるのかな？」
　「ゲンジさん！リースト一族のサーモンパイは好物だそうです！」
　いつ聞きだした？イケメン化したカズン君よ。
　「王女が知ってるのは昔のパイよ」
　『ホウレンソウが入っていたわ！』
　手を叩いて喜ぶ王女殿下。
　どうやら食いしん坊も見事に遺伝しているようでキラキラと目が輝いてる。
　『クリームソースにキノコが入っていて、それにチーズを乗せて食べるの』
　彼女の兄は現在アケロニア王の王冠となっている。もうそこに意志は残っていない。ただ備考欄はまだ覗ける。
　何故時を壊したのか。
　『だって、あのまま人知れず祖国から遠い異国で死にたくなかった。何としても帰国する、と決めたからこそこの国にいたのよ。父が勇者に覚醒したのなら、その子孫も同様になる。いつか、必ず子孫がこの国を救いに来る。勇者ならば尚の事。それを待てば確実に母国に戻れる。それにその子孫を助ける武具にもなれる。わたくしの家族を奪った者を今度こそ確実に葬り去りたいの』
　数百年単位での恐るべき計略ここに成せり！とドヤ顔する王女。
　「やっぱり猛女か」
　と呟いてカズンに頭部を再びチョップされるユーグレン。首を振るルシウス。
　本格的にアケロニア王国の将来を憂うべきなのか。　
　（素質だけならカズン様一択）
　間違いない！