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重要人物等

アケロニア王国、ヴァシレウス大王

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円環大陸の北西部、魔法魔術大国と呼ばれるアケロニア王国の元国王。

黒髪黒目、顎髭のある端正な顔立ちの男前で、二メートル近い巨躯の偉丈夫。

現役時代は男女問わず艶福家として知られていた。

数多くの業績と、長期に渡る在位期間中、一度も他国と戦争をしなかった努力を評価した永遠の国から『大王』の名誉称号を賜る。
また「王」の特級ランク持ちでもある。

同盟国タイアド王国に輿入れした長女にクラウディア第一王女。(タイアド王妃)
跡継ぎの長男にテオドロス国王。
孫娘にグレイシア王太女(後に女王として即位)。
曾孫にユーグレン第一王子。(後に国王に即位、賢者ユーグレン)
そして自らの曾孫娘セシリアとの間に次男の末子カズンを儲ける。(後の勇者カズン)


学生時代から血気盛んながら策謀好きの王子として知られていたが、国王即位後は国内の神殿の助言を受けながら自らを律して、英傑王と言われるまでになる。

政略結婚の正妃を大切にしていたが、側室数名、無数の愛妾との関係など色事で苦労をかけることも多かった。


酔うとキス魔になるが、ヴァシレウスがファーストキスの相手だった者は運気が上がるともっぱらの噂。


息子カズンが学園の最終学年の年、前王家ロットハーナの末裔イマージ・ロットの邪法、黄金錬成の犠牲となり死亡。
亡骸は黄金へと変化した。

享年九十八歳。

その黄金は後妻セシリアに託され、後に国王に即位したユーグレンによって王都の神殿へと安置された。


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