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第二章 異世界ど田舎村を救え!
俺、家族でアケロニア健康体操、そして村の危機
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しばらくすると、ばあちゃんたちが起きてきたので皆が顔を洗い終えたタイミングで庭に全員を誘った。
「なあ、夢でまた例の王様の夢を見たんだ。邪気祓いの体操をやれって言われたんだけんど、ばあちゃんわかるか?」
王様は王族が朝晩やる儀式でもあると言っていた。なら当時の王弟大公のご令嬢だったばあちゃんも習っているはずだ。
「あんらあ。そういえば、そんなんあったわ!」
……って忘れてたオチかあ……
動きは一つ一つの動作が単純なので難しくない。
ばあちゃんもすぐに昔まだやってた頃の勘を取り戻したし、ユキりんも一通り覚えた。
ピナレラちゃんはこの手のストレッチ的な体操自体が人生初体験だからか少し手間取っている。まあまだぴちぴちフレッシュない四歳児だ、すぐ覚えるべさ。
夏の朝の適度な運動は良い。一通り終わった頃には全員が爽やかな顔つきになっていた。
ここ最近翳りぎみだったばあちゃんも笑顔になっている。よし!
「すごいです。こんなに気分が良くなったの久し振りだ……」
上気して文字通り紅顔の美少年なユキりんが自分の両手を見つめて驚いている。その両手だけでなく小柄な全身を薄っすら鮮やかな紫色の魔力が覆っている。
浄化の型の実践で体内の魔力の流れが整ってきた証拠だった。
「ユウキさんも魔力、活性化してますね。綺麗な真紅だ」
「お? 本当だ」
俺も両手だけでなく全身に心地の良い暖かさが滲んでいる。体温を感じている皮膚の表面に、薄っすら真紅のモヤが漂っていた。
こういう現象を見ると俺も異世界人の血筋なんだなあと思う。
ハッ! そうだ、もしかして今なら!
「出てこい、王様のチート剣!」
叫ぶと目の前に俺の真紅の魔力が集積して瞬時にあの大剣が現れる。
刃の中央に三つ並んだアダマンタイトの魔石のうち、真ん中の魔石は輝きを失って残り二つよりやや暗い。
「ユキちゃん。なにすんだ?」
「使っちまった魔石の残機、チャージできねえかなって。うおおおおお、唸れ俺の魔力ー!」
と大剣の柄を両手で握りしめてそれっぽく叫んで見た。
だが魔力使いの訓練などやってもいない俺から吹き出した魔力は、それでも一応大剣を包み込んだ。
「よし、魔石! 真ん中の魔石にチャージー!」
……結論からいえばチャージは失敗した。
気合い入れまくって滑ったユキ兄ちゃんはちょっと恥ずかしかったです……
「待って。ユウキさんの魔力が大剣に吸収されてます」
「お?」
ユキりんの指摘通り、俺の身体からどんどん真紅の魔力が飲み込まれていく。
「ユキちゃん、平気か?」
「全然大丈夫。むしろ大剣が軽くなってきたわ」
「この剣、もしかしたらユウキさんの分身化してるのかも。毎日同じように魔力を染み込ませたら進化するかもですよ」
「マジか!?」
そういえば王様もなんかものすごい剣だって言っていた覚えがある。確か数多の神人や聖者や聖女たちの祝福が込められているそうな。
「俺の手でチート剣をさらにチート化させるか……フッ、やりがいがあるな!」
「わあ。おにいちゃ、がんばれえ~!」
ピナレラちゃんの声援を受けて、朝陽に大剣をかざして俺は誓った。……いける! ……気がする!
家に戻って朝食の時間だ。
今朝は前日に焼いてストックしてあったフォカッチャを軽く炙り、チェダー系のセミハードチーズのスライスと夏野菜のグリルを挟んだサンドイッチ。あとは豆と香味野菜のスープだ。
ど田舎村でよく食べられている組み合わせだそうだが、日本の柔らかな食パンサンドイッチに慣れてるとちょっとフォカッチャはもさもさする。
焼きたてにエキストラバージンオリーブオイルを垂らしたのは絶品なんだがなあ~
ピコン!
俺のスマホが鳴った。
「お、村長からだ。……えっ!?」
領主のブランチウッド男爵からの伝言だった。
「皆、食べながら聞いてけろ。男爵からのお知らせで、いま隣町で行方不明者が何人か出てるそうだ。捜索してるがまだ見つかってない。外には絶対一人で出ないようにしろって」
「ユウキさん、それって」
「ああ。もしかするとユキりんが逃げてきた奴隷商の仕業かも」
村長からのメッセージには、行方不明になっているのは未成年の男女一人ずつと、成人済み女性一人。どちらも平民にしては魔力値高めだそうだ。
メッセージを読み上げる俺の声を、ユキりんが真剣な顔で聞いている。
「……ユウキさんたち異世界人も気をつけてください。魔力はそこそこだけど四人とも髪や目の色が黒で珍しいから」
「ユキリーンちゃ。こわいひとたち、くる?」
ピナレラちゃんが食べかけのサンドイッチを皿に置いて、ユキりんの服の端を不安そうに掴んだ。くう、ユキ兄ちゃんじゃなくてやっぱりそっちに行くのかピナレラちゃん!
「大丈夫だよ、ピナレラ。この村は今は安全だって男爵様も仰って……」
カンカンカンカン!
そのとき外から大きな鐘の音が連続で聞こえてきた。ビクッとした俺たちは顔を見合わせて、すぐに庭に飛び出した。
鐘は男爵の屋敷すぐ近くの物見やぐらのものだ。村のどこにいても見えるよう高く造られている。
見張り当番の村民が、光る魔石を光源とした矢印で指している方向は――もなか山だった!
もなか山の頂上より少し下辺りが強く発光している。
あの辺りは男爵が国境に設置した結界用魔導具の要がある場所だ。
ピコン!
スマホにまた村長からメッセージが届いた。
『ユキちゃん、もなか山の向こうから侵入者が来る!多分例の奴隷商の連中だ、ユキリーンと一緒に、おらたちが武器揃えて駆けつけるまで侵入防いでけろ!』
って俺たち二人だけで? 嘘だろー!?
NEXT→御米田は襲撃者たちと対峙した……!
「なあ、夢でまた例の王様の夢を見たんだ。邪気祓いの体操をやれって言われたんだけんど、ばあちゃんわかるか?」
王様は王族が朝晩やる儀式でもあると言っていた。なら当時の王弟大公のご令嬢だったばあちゃんも習っているはずだ。
「あんらあ。そういえば、そんなんあったわ!」
……って忘れてたオチかあ……
動きは一つ一つの動作が単純なので難しくない。
ばあちゃんもすぐに昔まだやってた頃の勘を取り戻したし、ユキりんも一通り覚えた。
ピナレラちゃんはこの手のストレッチ的な体操自体が人生初体験だからか少し手間取っている。まあまだぴちぴちフレッシュない四歳児だ、すぐ覚えるべさ。
夏の朝の適度な運動は良い。一通り終わった頃には全員が爽やかな顔つきになっていた。
ここ最近翳りぎみだったばあちゃんも笑顔になっている。よし!
「すごいです。こんなに気分が良くなったの久し振りだ……」
上気して文字通り紅顔の美少年なユキりんが自分の両手を見つめて驚いている。その両手だけでなく小柄な全身を薄っすら鮮やかな紫色の魔力が覆っている。
浄化の型の実践で体内の魔力の流れが整ってきた証拠だった。
「ユウキさんも魔力、活性化してますね。綺麗な真紅だ」
「お? 本当だ」
俺も両手だけでなく全身に心地の良い暖かさが滲んでいる。体温を感じている皮膚の表面に、薄っすら真紅のモヤが漂っていた。
こういう現象を見ると俺も異世界人の血筋なんだなあと思う。
ハッ! そうだ、もしかして今なら!
「出てこい、王様のチート剣!」
叫ぶと目の前に俺の真紅の魔力が集積して瞬時にあの大剣が現れる。
刃の中央に三つ並んだアダマンタイトの魔石のうち、真ん中の魔石は輝きを失って残り二つよりやや暗い。
「ユキちゃん。なにすんだ?」
「使っちまった魔石の残機、チャージできねえかなって。うおおおおお、唸れ俺の魔力ー!」
と大剣の柄を両手で握りしめてそれっぽく叫んで見た。
だが魔力使いの訓練などやってもいない俺から吹き出した魔力は、それでも一応大剣を包み込んだ。
「よし、魔石! 真ん中の魔石にチャージー!」
……結論からいえばチャージは失敗した。
気合い入れまくって滑ったユキ兄ちゃんはちょっと恥ずかしかったです……
「待って。ユウキさんの魔力が大剣に吸収されてます」
「お?」
ユキりんの指摘通り、俺の身体からどんどん真紅の魔力が飲み込まれていく。
「ユキちゃん、平気か?」
「全然大丈夫。むしろ大剣が軽くなってきたわ」
「この剣、もしかしたらユウキさんの分身化してるのかも。毎日同じように魔力を染み込ませたら進化するかもですよ」
「マジか!?」
そういえば王様もなんかものすごい剣だって言っていた覚えがある。確か数多の神人や聖者や聖女たちの祝福が込められているそうな。
「俺の手でチート剣をさらにチート化させるか……フッ、やりがいがあるな!」
「わあ。おにいちゃ、がんばれえ~!」
ピナレラちゃんの声援を受けて、朝陽に大剣をかざして俺は誓った。……いける! ……気がする!
家に戻って朝食の時間だ。
今朝は前日に焼いてストックしてあったフォカッチャを軽く炙り、チェダー系のセミハードチーズのスライスと夏野菜のグリルを挟んだサンドイッチ。あとは豆と香味野菜のスープだ。
ど田舎村でよく食べられている組み合わせだそうだが、日本の柔らかな食パンサンドイッチに慣れてるとちょっとフォカッチャはもさもさする。
焼きたてにエキストラバージンオリーブオイルを垂らしたのは絶品なんだがなあ~
ピコン!
俺のスマホが鳴った。
「お、村長からだ。……えっ!?」
領主のブランチウッド男爵からの伝言だった。
「皆、食べながら聞いてけろ。男爵からのお知らせで、いま隣町で行方不明者が何人か出てるそうだ。捜索してるがまだ見つかってない。外には絶対一人で出ないようにしろって」
「ユウキさん、それって」
「ああ。もしかするとユキりんが逃げてきた奴隷商の仕業かも」
村長からのメッセージには、行方不明になっているのは未成年の男女一人ずつと、成人済み女性一人。どちらも平民にしては魔力値高めだそうだ。
メッセージを読み上げる俺の声を、ユキりんが真剣な顔で聞いている。
「……ユウキさんたち異世界人も気をつけてください。魔力はそこそこだけど四人とも髪や目の色が黒で珍しいから」
「ユキリーンちゃ。こわいひとたち、くる?」
ピナレラちゃんが食べかけのサンドイッチを皿に置いて、ユキりんの服の端を不安そうに掴んだ。くう、ユキ兄ちゃんじゃなくてやっぱりそっちに行くのかピナレラちゃん!
「大丈夫だよ、ピナレラ。この村は今は安全だって男爵様も仰って……」
カンカンカンカン!
そのとき外から大きな鐘の音が連続で聞こえてきた。ビクッとした俺たちは顔を見合わせて、すぐに庭に飛び出した。
鐘は男爵の屋敷すぐ近くの物見やぐらのものだ。村のどこにいても見えるよう高く造られている。
見張り当番の村民が、光る魔石を光源とした矢印で指している方向は――もなか山だった!
もなか山の頂上より少し下辺りが強く発光している。
あの辺りは男爵が国境に設置した結界用魔導具の要がある場所だ。
ピコン!
スマホにまた村長からメッセージが届いた。
『ユキちゃん、もなか山の向こうから侵入者が来る!多分例の奴隷商の連中だ、ユキリーンと一緒に、おらたちが武器揃えて駆けつけるまで侵入防いでけろ!』
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