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第二章 異世界ど田舎村を救え!
俺、甘酒飲んで自転車講習
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翌朝、前日仕込んでいた水筒の甘酒は大成功だった。
かすかな甘い香り。一口味見して、……うん、なかなか。素朴なやさしい甘みで舌がホッとする味。
甘酒は酒粕に残った麹菌でご飯を糖化で甘く発酵させる飲み物だ。麹菌はアルコールを作らないからうちのお子たち二人にも安心して飲ませることができる。
栄養豊富なのでこれから暑くなる季節は冷やして飲むと栄養剤代わりになるぞ。
朝飯の後、俺はばあちゃん、ピナレラちゃん、ユキりんの三人に味見してもらった。そのままだと飲みにくいかと思って温め直し、生姜の絞り汁を加えた甘酒を。
「あ。おいしい」
最初の〝おいしい〟はユキりんからいただきました!
湯飲み茶碗にそれぞれ半量ほどだったが、全員にお代わりを所望されたのでそれで試しに作った甘酒はおしまい。
「ご飯から作れるんだ。面白いだろ」
「え。そうなんですか?」
「あまじゃけ。しゅごいねえ」
東京にいた頃もスーパーで酒粕も紙パックやペットボトル入りの甘酒も買えたが。やっぱりもなか村の麹や〝ささみやび〟や水を使ったものとは比べ物にならなくて。
ちょっとしたおやつ代わりにもなるから、今後も定期的に作って冷蔵庫に常備しておくことにした。
もなかの酒造りが成功すれば酒粕もどんどん余るようになる。ど田舎村の人たちも気に入ってくれそうなら名物にできないかな。
さて今日明日はもなか酒造の掃除だ。
村の見回りは早朝に済ませてある。今日もマウンテンバイクで向かおうとしたのだが……
「ユウキさん。今日はそれ、僕が漕ぎます」
ユキりんがマウンテンバイクに興味を示したので、まずは乗り方指導から。
……結果からいえばユキりんは速攻で勘を掴んで、ばあちゃんちの広い庭をすいすい乗り回していた。早えなあ。美少年で運動神経も良いとか天は二物を与えて贔屓しすぎだべ。
俺も物覚えは早いほうだけど子供の頃、自転車に乗れるようになるまでは何回も転んで膝を擦りむいてピーピー泣いてたぞ。
じゃあ荷物、と最近よく使ってるクーラーボックスを後輪上の荷台に括り付けて。こちらも最初だけバランスを崩してたがすぐ問題なく走れるようになった。
「んじゃ、俺と二ケツな」
俺は後ろの荷台にどーんと腰掛けた。
先に軽いピナレラちゃんだろって?
馬鹿言うでね! 不慣れな初心者の自転車にかわいい幼女を乗せるわけねえべ!
「う。お、重……っ」
俺の退職前の健康診断での体重は八十キロちょい。俺は背も高いしな。成人男子の中じゃ重いほうだ。
「ユキリーンちゃ。がんばりぇー!」
「ユキリーンちゃん。気ぃつけでなあ」
ピナレラちゃんとばあちゃんの声援。ユキりんはしばらく頑張って必死にペダルを漕ごうとしてたが、……ついに諦めて白旗を振った。
「無理です。ユウキさんが重すぎる」
「おにいちゃおもいの……? やしぇる?」
「痩せません! お、おいやめろ、俺は別におデブちゃんじゃないぞ!?」
そのはずだ。これは東京にいた頃からランニングやストレッチで育てた筋肉! ……後で体脂肪計付きの体重計で確認しておくか……まだ腹が出てくる年じゃないはず、だが……
思わずこっそり下っ腹を撫でてしまった。引き締まっている。よし。
それからいろいろ試してみて、体重五十キロぐらいのばあちゃんが荷台に横座りしたのは普通に大丈夫だった。危なげなく漕いで走れていた。
今のユキりんの荷物乗せて漕げる上限は五十キロまでか。
その後何度か俺を乗せて走ろうとしたユキりんだったが、やはり途中までしか走れない。ヨタヨタとしてしまう。
「駄目だユキりん。もなか酒造までは俺が前に乗る」
「……はい」
ちょっと悔しそうなユキりんだがお返事は良い子だった。
俺はマウンテンバイクを留めさせて、ハンドルを握るユキりんの手を取った。
「え、なんですか」
「ユキりん、見た目ちっこいのに手はそうでもないな……足も」
としゃがんで、革の編み込みサンダルを履いた足首を掴んで足の甲あたりを軽くパンパンと叩いた。
「足も足首もしっかりしてる。これから成長期でどんどん伸びるぞ。まだまだこれからだ」
「………………」
だから気にするな、と笑いかけようとして俺はギョッとした。
アメジストの大きな目が見る見るうちに潤んでユキりんが泣き出してしまったのだ。
「え、あ、ユキりん、俺なにか悪いこと言ったか!?」
「……いえ。同じこと、すぐ上の兄にも言われたなって。思い出したら……」
そうか。俺の言葉がトリガーになって家族を思い出しちまったのか。
これまでユキりんがポロッと漏らしたことはいくつもある。今回一つ追加だ。――ユキりんにお兄ちゃんがいることはわかってた。それなりに仲が良さそうだと判明。
ばあちゃんやピナレラちゃんが心配そうに見てたこともあって、ユキりんはすぐ泣き止んだ。
今日はもなか酒造に行くのをやめるかとも思ったが、平気だと言うのでユキりんが落ち着くまで待ってから向かうことにした。
大人しくマウンテンバイクの後ろに座って俺の腰あたりを掴んでるユキりん。その手がちょっと遠慮がちだ。
「………………」
もなか村に吹く異世界の風を頬に受けながら考える。
ユキりんと出会って保護してどれだけ経った? 一ヶ月は経過している。
そろそろお互いに遠慮なく腹を割って向き合ってもいい頃じゃないか?
ユキりん。いや、ユキリーンよ。お前はなにを俺たちに隠している?
どうして仲の良いお兄ちゃんのいる家族のもとへ帰ろうとしないんだ?
NEXT→御米田は初めて魔法を覚えて興奮する……
※御米田、身長189の体重82ぐらい。子供の頃から野山駆け回ってスポーツ系の部活やりまくってたから体格良くて筋肉多いんですな
かすかな甘い香り。一口味見して、……うん、なかなか。素朴なやさしい甘みで舌がホッとする味。
甘酒は酒粕に残った麹菌でご飯を糖化で甘く発酵させる飲み物だ。麹菌はアルコールを作らないからうちのお子たち二人にも安心して飲ませることができる。
栄養豊富なのでこれから暑くなる季節は冷やして飲むと栄養剤代わりになるぞ。
朝飯の後、俺はばあちゃん、ピナレラちゃん、ユキりんの三人に味見してもらった。そのままだと飲みにくいかと思って温め直し、生姜の絞り汁を加えた甘酒を。
「あ。おいしい」
最初の〝おいしい〟はユキりんからいただきました!
湯飲み茶碗にそれぞれ半量ほどだったが、全員にお代わりを所望されたのでそれで試しに作った甘酒はおしまい。
「ご飯から作れるんだ。面白いだろ」
「え。そうなんですか?」
「あまじゃけ。しゅごいねえ」
東京にいた頃もスーパーで酒粕も紙パックやペットボトル入りの甘酒も買えたが。やっぱりもなか村の麹や〝ささみやび〟や水を使ったものとは比べ物にならなくて。
ちょっとしたおやつ代わりにもなるから、今後も定期的に作って冷蔵庫に常備しておくことにした。
もなかの酒造りが成功すれば酒粕もどんどん余るようになる。ど田舎村の人たちも気に入ってくれそうなら名物にできないかな。
さて今日明日はもなか酒造の掃除だ。
村の見回りは早朝に済ませてある。今日もマウンテンバイクで向かおうとしたのだが……
「ユウキさん。今日はそれ、僕が漕ぎます」
ユキりんがマウンテンバイクに興味を示したので、まずは乗り方指導から。
……結果からいえばユキりんは速攻で勘を掴んで、ばあちゃんちの広い庭をすいすい乗り回していた。早えなあ。美少年で運動神経も良いとか天は二物を与えて贔屓しすぎだべ。
俺も物覚えは早いほうだけど子供の頃、自転車に乗れるようになるまでは何回も転んで膝を擦りむいてピーピー泣いてたぞ。
じゃあ荷物、と最近よく使ってるクーラーボックスを後輪上の荷台に括り付けて。こちらも最初だけバランスを崩してたがすぐ問題なく走れるようになった。
「んじゃ、俺と二ケツな」
俺は後ろの荷台にどーんと腰掛けた。
先に軽いピナレラちゃんだろって?
馬鹿言うでね! 不慣れな初心者の自転車にかわいい幼女を乗せるわけねえべ!
「う。お、重……っ」
俺の退職前の健康診断での体重は八十キロちょい。俺は背も高いしな。成人男子の中じゃ重いほうだ。
「ユキリーンちゃ。がんばりぇー!」
「ユキリーンちゃん。気ぃつけでなあ」
ピナレラちゃんとばあちゃんの声援。ユキりんはしばらく頑張って必死にペダルを漕ごうとしてたが、……ついに諦めて白旗を振った。
「無理です。ユウキさんが重すぎる」
「おにいちゃおもいの……? やしぇる?」
「痩せません! お、おいやめろ、俺は別におデブちゃんじゃないぞ!?」
そのはずだ。これは東京にいた頃からランニングやストレッチで育てた筋肉! ……後で体脂肪計付きの体重計で確認しておくか……まだ腹が出てくる年じゃないはず、だが……
思わずこっそり下っ腹を撫でてしまった。引き締まっている。よし。
それからいろいろ試してみて、体重五十キロぐらいのばあちゃんが荷台に横座りしたのは普通に大丈夫だった。危なげなく漕いで走れていた。
今のユキりんの荷物乗せて漕げる上限は五十キロまでか。
その後何度か俺を乗せて走ろうとしたユキりんだったが、やはり途中までしか走れない。ヨタヨタとしてしまう。
「駄目だユキりん。もなか酒造までは俺が前に乗る」
「……はい」
ちょっと悔しそうなユキりんだがお返事は良い子だった。
俺はマウンテンバイクを留めさせて、ハンドルを握るユキりんの手を取った。
「え、なんですか」
「ユキりん、見た目ちっこいのに手はそうでもないな……足も」
としゃがんで、革の編み込みサンダルを履いた足首を掴んで足の甲あたりを軽くパンパンと叩いた。
「足も足首もしっかりしてる。これから成長期でどんどん伸びるぞ。まだまだこれからだ」
「………………」
だから気にするな、と笑いかけようとして俺はギョッとした。
アメジストの大きな目が見る見るうちに潤んでユキりんが泣き出してしまったのだ。
「え、あ、ユキりん、俺なにか悪いこと言ったか!?」
「……いえ。同じこと、すぐ上の兄にも言われたなって。思い出したら……」
そうか。俺の言葉がトリガーになって家族を思い出しちまったのか。
これまでユキりんがポロッと漏らしたことはいくつもある。今回一つ追加だ。――ユキりんにお兄ちゃんがいることはわかってた。それなりに仲が良さそうだと判明。
ばあちゃんやピナレラちゃんが心配そうに見てたこともあって、ユキりんはすぐ泣き止んだ。
今日はもなか酒造に行くのをやめるかとも思ったが、平気だと言うのでユキりんが落ち着くまで待ってから向かうことにした。
大人しくマウンテンバイクの後ろに座って俺の腰あたりを掴んでるユキりん。その手がちょっと遠慮がちだ。
「………………」
もなか村に吹く異世界の風を頬に受けながら考える。
ユキりんと出会って保護してどれだけ経った? 一ヶ月は経過している。
そろそろお互いに遠慮なく腹を割って向き合ってもいい頃じゃないか?
ユキりん。いや、ユキリーンよ。お前はなにを俺たちに隠している?
どうして仲の良いお兄ちゃんのいる家族のもとへ帰ろうとしないんだ?
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