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番外編 異世界板前ゲンジ、ルシウス君と再会す
いま君はどこに
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飯マズ男を追って、魔術師フリーダヤと聖女ロータスと環の転移魔法でルシウス少年が去ってから一ヶ月。
もう9月もそろそろ終わる頃で、海辺の気温は朝晩ぐっと下がり、空気にも秋の匂いが漂いつつある季節だった。
「坊主がいないと寂しいねえ……」
まるで生き甲斐をなくしてしまったよう。
冒険者ギルド、ココ村支部の食堂の料理人のオヤジさんことゲンジは、休憩時間にお茶を飲んで一息つきながら嘆息した。
「あら。ゲンジさんたら、ルシウス君ロスねえ」
ココ村支部に残った、金髪水色目の可憐な女魔法使いハスミンが揶揄ってきた。
「そうは言うがねえ、ハスミンちゃん。俺はあの子が可愛くて仕方がなかったんだ。あんなに旨そうに毎日飯を食って、お礼どころか手伝いまでしてくれる冒険者なんていなかったからね」
「可愛かったなんてもんじゃないです! 我々スタッフにとってもルシウス君は癒しでした!」
紅茶と、おやつのドーナツ片手に受付場のクレアが力説する。
このドーナツだって、ルシウス君なら5つぐらいぺろりと平らげてしまうやつだ。
クレアは粉砂糖やチョコのカケラをくっつけたルシウス少年の口元を拭ってあげるのが密かな楽しみだったのだ。
「お魚さんモンスターを倒して海から帰ってきたら『オヤジさん、ワカメのおむすび作ってくださいな!』って5個はもりもり食べてましたもんねえ」
こちらはシナモンシュガーがけのドーナツを齧っているサブギルマスのシルヴィス。
業務の大きな妨げだったお魚さんモンスターと、その元凶の仕掛け人、飯マズ男が居なくなったお陰でようやく彼本来の仕事に取り掛かれるようになった。
「そうそう。そんですぐ海水浴行っちまうし。この海域は魔物出るからダメだって言ってんのに、あのガキんちょときたら」
髭の大男のギルドマスター、カラドンはチョコがけドーナツを齧りながら。
「『身体冷えたー! あったかいもの欲しいです!』っていうから、よくとろみのあるスープを作ったっけねえ……」
海藻や魚の燻製干し、アサリなどの貝で出汁を取ったスープは常に準備してあるから、身体が温まるようにデンプンでゆるいとろみを付けたスープをよく飲ませていたものだった。
「そしたらすぐに『晩ごはんはなんですかー? お手伝いしますか?』ってあの綺麗なお目々をキラキラさせて寄ってくるだろ? 今日は坊主の好物の鮭を焼くよって言っちゃうよね……アジの予定だったの変えてさ」
はあ、寂しい。
自分で揚げたドーナツを齧りながら、ちょっとだけゲンジの背中が丸まっている。これは相当落ち込んでると見た。
「ルシウス君たち、今どのあたりにいるんです?」
「全速力で円環大陸を疾走してるわねー。敵も逃げ足が速いみたいで」
受付嬢のクレアがハスミンに尋ねる。
ハスミンはルシウスや、あの子の保護者役で付いて行った魔術師や聖女の弟子なのだ。
「ゲンジさあん。落ち込んでないで、ルシウス君たちにもおやつ作ってあげて。数日くらい日持ちがするものがいいわね」
環使いは、同じ系統同士なら物品のやりとりが可能になる。
環に目覚めたばかりの元一般人のゲンジはまだ無理だったが、ファミリーの大先輩のハスミンなら問題ない。
「あたしたちじゃ魔法樹脂が使えないから、料理の時間経過は止められないけど。ねっ、おやつ送ったら絶対お手紙くれるわよう」
何せ、ここ村支部にいたほんの3ヶ月の間だけでも、おうちのパパとの間にたくさんの手紙のやりとりをしていたルシウス少年だ。
大好きなオヤジさんから大好きなおやつが送られてきたら、絶対にぶ厚めの手紙が来るに違いない。
「そうだねえ。揚げドーナツはこの後、追加で揚げるとして……あと何がいいかな?」
ゲンジがおやつ案を募ると、次々とおやつ候補が挙がる。
ギルマスのカラドンは、故郷の奥さんの得意なタルト。秋ならカボチャのシナモンとレーズン入りタルトは絶品だそう。
受付嬢クレアはドライフルーツ入りの種無しパン。
甘いドライフルーツやナッツがたくさんで、イーストを使わず重曹で膨らませるのでずっしりとしていて、非常食としても優秀だ。
冒険者時代の彼女がよく作って食べていたらしい。
シルヴィスは故国の名物だという蒸しプディングを挙げた。
卵多めにしっかり固めに蒸し上げるので、常温でも密封しておけば一週間ぐらい余裕で日持ちするそうだ。
ブランデーを染み込ませておけば一ヶ月でもいけるらしい。
タルトやパイに加工しても美味いらしい。
他の冒険者たちも、自分の好きな菓子や故郷の銘菓を挙げていき、結局ゲンジは数日ごとに一種類ずつ、すべてを作ってみることにした。
--
元ネタはTwitterのほのぼのツイートから。
パロディがたくさん流れてたので流行りに乗ってみた(*´ω`*)
子育てツイート眺めてるとルシウス君に自動変換されてネタに困らない……ほっこりじんわりから親御さんを振り回してるやつまで。
もう9月もそろそろ終わる頃で、海辺の気温は朝晩ぐっと下がり、空気にも秋の匂いが漂いつつある季節だった。
「坊主がいないと寂しいねえ……」
まるで生き甲斐をなくしてしまったよう。
冒険者ギルド、ココ村支部の食堂の料理人のオヤジさんことゲンジは、休憩時間にお茶を飲んで一息つきながら嘆息した。
「あら。ゲンジさんたら、ルシウス君ロスねえ」
ココ村支部に残った、金髪水色目の可憐な女魔法使いハスミンが揶揄ってきた。
「そうは言うがねえ、ハスミンちゃん。俺はあの子が可愛くて仕方がなかったんだ。あんなに旨そうに毎日飯を食って、お礼どころか手伝いまでしてくれる冒険者なんていなかったからね」
「可愛かったなんてもんじゃないです! 我々スタッフにとってもルシウス君は癒しでした!」
紅茶と、おやつのドーナツ片手に受付場のクレアが力説する。
このドーナツだって、ルシウス君なら5つぐらいぺろりと平らげてしまうやつだ。
クレアは粉砂糖やチョコのカケラをくっつけたルシウス少年の口元を拭ってあげるのが密かな楽しみだったのだ。
「お魚さんモンスターを倒して海から帰ってきたら『オヤジさん、ワカメのおむすび作ってくださいな!』って5個はもりもり食べてましたもんねえ」
こちらはシナモンシュガーがけのドーナツを齧っているサブギルマスのシルヴィス。
業務の大きな妨げだったお魚さんモンスターと、その元凶の仕掛け人、飯マズ男が居なくなったお陰でようやく彼本来の仕事に取り掛かれるようになった。
「そうそう。そんですぐ海水浴行っちまうし。この海域は魔物出るからダメだって言ってんのに、あのガキんちょときたら」
髭の大男のギルドマスター、カラドンはチョコがけドーナツを齧りながら。
「『身体冷えたー! あったかいもの欲しいです!』っていうから、よくとろみのあるスープを作ったっけねえ……」
海藻や魚の燻製干し、アサリなどの貝で出汁を取ったスープは常に準備してあるから、身体が温まるようにデンプンでゆるいとろみを付けたスープをよく飲ませていたものだった。
「そしたらすぐに『晩ごはんはなんですかー? お手伝いしますか?』ってあの綺麗なお目々をキラキラさせて寄ってくるだろ? 今日は坊主の好物の鮭を焼くよって言っちゃうよね……アジの予定だったの変えてさ」
はあ、寂しい。
自分で揚げたドーナツを齧りながら、ちょっとだけゲンジの背中が丸まっている。これは相当落ち込んでると見た。
「ルシウス君たち、今どのあたりにいるんです?」
「全速力で円環大陸を疾走してるわねー。敵も逃げ足が速いみたいで」
受付嬢のクレアがハスミンに尋ねる。
ハスミンはルシウスや、あの子の保護者役で付いて行った魔術師や聖女の弟子なのだ。
「ゲンジさあん。落ち込んでないで、ルシウス君たちにもおやつ作ってあげて。数日くらい日持ちがするものがいいわね」
環使いは、同じ系統同士なら物品のやりとりが可能になる。
環に目覚めたばかりの元一般人のゲンジはまだ無理だったが、ファミリーの大先輩のハスミンなら問題ない。
「あたしたちじゃ魔法樹脂が使えないから、料理の時間経過は止められないけど。ねっ、おやつ送ったら絶対お手紙くれるわよう」
何せ、ここ村支部にいたほんの3ヶ月の間だけでも、おうちのパパとの間にたくさんの手紙のやりとりをしていたルシウス少年だ。
大好きなオヤジさんから大好きなおやつが送られてきたら、絶対にぶ厚めの手紙が来るに違いない。
「そうだねえ。揚げドーナツはこの後、追加で揚げるとして……あと何がいいかな?」
ゲンジがおやつ案を募ると、次々とおやつ候補が挙がる。
ギルマスのカラドンは、故郷の奥さんの得意なタルト。秋ならカボチャのシナモンとレーズン入りタルトは絶品だそう。
受付嬢クレアはドライフルーツ入りの種無しパン。
甘いドライフルーツやナッツがたくさんで、イーストを使わず重曹で膨らませるのでずっしりとしていて、非常食としても優秀だ。
冒険者時代の彼女がよく作って食べていたらしい。
シルヴィスは故国の名物だという蒸しプディングを挙げた。
卵多めにしっかり固めに蒸し上げるので、常温でも密封しておけば一週間ぐらい余裕で日持ちするそうだ。
ブランデーを染み込ませておけば一ヶ月でもいけるらしい。
タルトやパイに加工しても美味いらしい。
他の冒険者たちも、自分の好きな菓子や故郷の銘菓を挙げていき、結局ゲンジは数日ごとに一種類ずつ、すべてを作ってみることにした。
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元ネタはTwitterのほのぼのツイートから。
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