172 / 172
番外編
お父様の隠し子騒動5
しおりを挟む
それから五年後、セシリアは息子の幼馴染みだったヨシュアがカズンを追ったとの報告を受けた。
「本当なら、あたくしだってあの子を追いかけたかったわ」
実際、息子が出奔して少し経った頃にセシリアは息子を追おうとしたことが幾度かある。
だが、アケロニア王国の女大公という準王族の身分がセシリアの行動を阻害した。
それにセシリアは、希少な特級ランクの人物鑑定スキルの持ち主のため、安易に国外には出せないと国側から言われてしまった。
それでもどうしても、と食い下がったセシリアに、女王に即位していたグレイシアはひとつだけ条件を付けた。
「カズンは単独で過酷な旅を続けている。お前では息子と同じ旅などできないだろう?」
追いかけるとは言っても、実際には護衛や馬車を山ほど引き連れて行くのだろうと。
それでは、かえって父親の仇を追う息子カズンの使命を阻害してしまう。
「お前が単独で一ヶ月、野営をこなせたら許可するよ。どうする?」
「やるわ。それぐらいできなきゃ、あの子を追いかけるなんて夢のまた夢だもの」
というわけで、王立騎士団が野営訓練を行う森林の中で、騎士団が使うものと同じ野営用装備を渡されてキャンプすることになったわけだが。
三日と保たなかった。
つくづく、自分の“お嬢さん”振りが嫌になったものである。
これが、セシリアが生粋のアケロニア王国の生まれと育ちだったなら、学園生時代に将来軍属となる貴族として必要最低限の訓練を受けていたはずなのだが。
生憎とセシリアは、血筋こそアケロニア王族の女だが、生まれ育ったのは同盟国のタイアド王国だった。
タイアド王国では貴族令嬢は深窓の令嬢として、剣など生涯一度も触れることがない。
この国の貴族令嬢たちが、自分の身を守る護身術や攻撃手段を学ぶことのほうが円環大陸においては例外ではあるものの。
情けない顔をして野営地から戻ってきたセシリアを、グレイシア女王は何も言わずに出迎え、抱き締めてくれた。
そんな出来事から既に五年。
まだ息子カズンは一度も帰国していないし、他国にセシリア自身が外交で出たときも会えなかった。
それでも、息子の幼馴染みのヨシュアがリースト伯爵家の力で冒険者ギルドのネットワークを活用することで、手紙のやり取りだけはできるようになった。
多いときには、二ヶ月に一通。
少ないときでも、年に数通はセシリア宛の息子からの手紙が届いた。
セシリアから送る手紙は、向こうには届いたり届かなかったりのようだ。
息子の友人のホーライル侯爵令息ライルは、国外に武者修行に出たとき、たまにカズンに会えたとのこと。
カズンが生まれたときは17歳だったセシリアも、今年は39歳。来年は40歳になる。
結局、夫ヴァシレウスを失ってからこの五年間の間に新たな伴侶を迎えることもなく、未亡人のまま過ごすことになった。
「旦那様がいるのに不貞はできないもの」
ヨシュアが魔法樹脂に封入し保護してくれた金塊の表面を、手のひらで愛おしそうに撫でる。
かつて、夫だった男の成れの果てだ。
ロットハーナの邪法によって黄金に姿を変えられた人物とは、鑑定スキルを用いて意思の疎通ができると伝わっている。
セシリアが実際試してみると、鑑定したステータス画面の備考欄を通じて対話が可能だった。
ただ、魂の封じられた黄金との対話は、人間同士が会話するようにはいかない。
黄金となったヴァシレウスは、セシリアの負担になるからと頻繁な対話を諫めてきた。
以来、セシリアは相手のメッセージを見る頻度を落とし、代わりにその日あったことや思ったことを語りかけるのが日課となった。
そして王家が調査した結果、判明したことといえば、人を黄金に換えるロットハーナの黄金錬成は、本来は黄金を得るための邪法ではないということ。
代々の国王が死の間際に自らに用いることで、国や子孫、国民を末代まで見守り続けるための古の呪法だったらしい。
魂が黄金の中に残る機能のほうが主目的だったわけだ。
とはいえ、贅沢に溺れた前王家ロットハーナ一族は、祖先たちが変じた黄金などとっくに鋳潰して金貨に変え、使い果たしてしまっていたようだが。
「旦那様の寿命。見ておけば良かったなあって、後悔しましたのよ」
人物鑑定スキルの特級ランク持ちだけが知る秘密だ。
対象者を丸裸にするほど詳細なステータス情報が読み取れると言われる特級ランク。
人間のステータスの一番奥に、その人物の寿命、命数があると言われている。
ヴァシレウスの寿命を見ておけば、死が近づく時期になれば側を離れることはなかったはずだ。
事件が起こったとき、セシリアは自分の仕事で王都を離れていた。
側にいたから何かできたかといえば、疑問はあるものの。
「でも、いつまで経っても旦那様、お元気なんですもの。もっともっと一緒にいられるって、あたくし信じていたかったのね」
それに、人の寿命を読むには大量の魔力を消耗する。
読み取る側にもリスクのある行為だったから、これまで「できる」とわかっていても、やったことはなかった。
それから数ヶ月後。
息子カズンを追いかけたヨシュアに続くように、何と王太子のユーグレンまでもが出奔してしまった。
行き先はわからない。
母親のグレイシア女王宛の置き手紙には、自分の王位継承権の放棄や廃嫡は女王の裁量に委ねると書かれてあったそうだ。
現状、アケロニア王家の王位継承権は、一位がユーグレン王太子。
二位がセシリアの息子カズン。
困ったことに、三位が何と女大公のセシリア自身だ。
セシリアはヴァシレウス大王の曾孫にして伴侶。
タイアド王国の王家の血筋ではあるものの、ヴァシレウスとの婚姻を契機としてアケロニア王国に帰化して、アケロニア王家の一員として準王族と女大公の身分を頂戴している。
他国ならここまで優遇されることはなかっただろうが、何せアケロニア王家は直系の王族が少ないので仕方がない。
四位はユーグレン王太子の側近である、王家の親戚のウェイザー公爵家の嫡男ローレンツ。
五位以下はどんどん王家の血筋からは離れていく。
「あの子もユーグレン様も、無事で帰ってきてくれるならそれが一番良いのだけれど」
結局セシリアは、息子たちを待つしかできない。
いつか笑顔でまた会える日が来ることを、ただ祈り続ける日々が続くばかり。
終わり
最後までご覧いただきありがとうございました!
他の番外編はムーンライトノベルズ版の「王弟カズンの冒険前夜(BL版)」で掲載中です。
現在、ルシウス、ユーグレン、ヨシュアのものを掲載。
パソコン、スマホ版のブラウザで本ページをご覧の方は↓にリンクで飛べるようにしてあります。
アルファポリスのアプリでご覧の方は、お手数ですが「王弟カズンの冒険前夜(BL版)」で検索してムーンライトノベルズへどうぞ!
「本当なら、あたくしだってあの子を追いかけたかったわ」
実際、息子が出奔して少し経った頃にセシリアは息子を追おうとしたことが幾度かある。
だが、アケロニア王国の女大公という準王族の身分がセシリアの行動を阻害した。
それにセシリアは、希少な特級ランクの人物鑑定スキルの持ち主のため、安易に国外には出せないと国側から言われてしまった。
それでもどうしても、と食い下がったセシリアに、女王に即位していたグレイシアはひとつだけ条件を付けた。
「カズンは単独で過酷な旅を続けている。お前では息子と同じ旅などできないだろう?」
追いかけるとは言っても、実際には護衛や馬車を山ほど引き連れて行くのだろうと。
それでは、かえって父親の仇を追う息子カズンの使命を阻害してしまう。
「お前が単独で一ヶ月、野営をこなせたら許可するよ。どうする?」
「やるわ。それぐらいできなきゃ、あの子を追いかけるなんて夢のまた夢だもの」
というわけで、王立騎士団が野営訓練を行う森林の中で、騎士団が使うものと同じ野営用装備を渡されてキャンプすることになったわけだが。
三日と保たなかった。
つくづく、自分の“お嬢さん”振りが嫌になったものである。
これが、セシリアが生粋のアケロニア王国の生まれと育ちだったなら、学園生時代に将来軍属となる貴族として必要最低限の訓練を受けていたはずなのだが。
生憎とセシリアは、血筋こそアケロニア王族の女だが、生まれ育ったのは同盟国のタイアド王国だった。
タイアド王国では貴族令嬢は深窓の令嬢として、剣など生涯一度も触れることがない。
この国の貴族令嬢たちが、自分の身を守る護身術や攻撃手段を学ぶことのほうが円環大陸においては例外ではあるものの。
情けない顔をして野営地から戻ってきたセシリアを、グレイシア女王は何も言わずに出迎え、抱き締めてくれた。
そんな出来事から既に五年。
まだ息子カズンは一度も帰国していないし、他国にセシリア自身が外交で出たときも会えなかった。
それでも、息子の幼馴染みのヨシュアがリースト伯爵家の力で冒険者ギルドのネットワークを活用することで、手紙のやり取りだけはできるようになった。
多いときには、二ヶ月に一通。
少ないときでも、年に数通はセシリア宛の息子からの手紙が届いた。
セシリアから送る手紙は、向こうには届いたり届かなかったりのようだ。
息子の友人のホーライル侯爵令息ライルは、国外に武者修行に出たとき、たまにカズンに会えたとのこと。
カズンが生まれたときは17歳だったセシリアも、今年は39歳。来年は40歳になる。
結局、夫ヴァシレウスを失ってからこの五年間の間に新たな伴侶を迎えることもなく、未亡人のまま過ごすことになった。
「旦那様がいるのに不貞はできないもの」
ヨシュアが魔法樹脂に封入し保護してくれた金塊の表面を、手のひらで愛おしそうに撫でる。
かつて、夫だった男の成れの果てだ。
ロットハーナの邪法によって黄金に姿を変えられた人物とは、鑑定スキルを用いて意思の疎通ができると伝わっている。
セシリアが実際試してみると、鑑定したステータス画面の備考欄を通じて対話が可能だった。
ただ、魂の封じられた黄金との対話は、人間同士が会話するようにはいかない。
黄金となったヴァシレウスは、セシリアの負担になるからと頻繁な対話を諫めてきた。
以来、セシリアは相手のメッセージを見る頻度を落とし、代わりにその日あったことや思ったことを語りかけるのが日課となった。
そして王家が調査した結果、判明したことといえば、人を黄金に換えるロットハーナの黄金錬成は、本来は黄金を得るための邪法ではないということ。
代々の国王が死の間際に自らに用いることで、国や子孫、国民を末代まで見守り続けるための古の呪法だったらしい。
魂が黄金の中に残る機能のほうが主目的だったわけだ。
とはいえ、贅沢に溺れた前王家ロットハーナ一族は、祖先たちが変じた黄金などとっくに鋳潰して金貨に変え、使い果たしてしまっていたようだが。
「旦那様の寿命。見ておけば良かったなあって、後悔しましたのよ」
人物鑑定スキルの特級ランク持ちだけが知る秘密だ。
対象者を丸裸にするほど詳細なステータス情報が読み取れると言われる特級ランク。
人間のステータスの一番奥に、その人物の寿命、命数があると言われている。
ヴァシレウスの寿命を見ておけば、死が近づく時期になれば側を離れることはなかったはずだ。
事件が起こったとき、セシリアは自分の仕事で王都を離れていた。
側にいたから何かできたかといえば、疑問はあるものの。
「でも、いつまで経っても旦那様、お元気なんですもの。もっともっと一緒にいられるって、あたくし信じていたかったのね」
それに、人の寿命を読むには大量の魔力を消耗する。
読み取る側にもリスクのある行為だったから、これまで「できる」とわかっていても、やったことはなかった。
それから数ヶ月後。
息子カズンを追いかけたヨシュアに続くように、何と王太子のユーグレンまでもが出奔してしまった。
行き先はわからない。
母親のグレイシア女王宛の置き手紙には、自分の王位継承権の放棄や廃嫡は女王の裁量に委ねると書かれてあったそうだ。
現状、アケロニア王家の王位継承権は、一位がユーグレン王太子。
二位がセシリアの息子カズン。
困ったことに、三位が何と女大公のセシリア自身だ。
セシリアはヴァシレウス大王の曾孫にして伴侶。
タイアド王国の王家の血筋ではあるものの、ヴァシレウスとの婚姻を契機としてアケロニア王国に帰化して、アケロニア王家の一員として準王族と女大公の身分を頂戴している。
他国ならここまで優遇されることはなかっただろうが、何せアケロニア王家は直系の王族が少ないので仕方がない。
四位はユーグレン王太子の側近である、王家の親戚のウェイザー公爵家の嫡男ローレンツ。
五位以下はどんどん王家の血筋からは離れていく。
「あの子もユーグレン様も、無事で帰ってきてくれるならそれが一番良いのだけれど」
結局セシリアは、息子たちを待つしかできない。
いつか笑顔でまた会える日が来ることを、ただ祈り続ける日々が続くばかり。
終わり
最後までご覧いただきありがとうございました!
他の番外編はムーンライトノベルズ版の「王弟カズンの冒険前夜(BL版)」で掲載中です。
現在、ルシウス、ユーグレン、ヨシュアのものを掲載。
パソコン、スマホ版のブラウザで本ページをご覧の方は↓にリンクで飛べるようにしてあります。
アルファポリスのアプリでご覧の方は、お手数ですが「王弟カズンの冒険前夜(BL版)」で検索してムーンライトノベルズへどうぞ!
4
お気に入りに追加
457
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(86件)
あなたにおすすめの小説
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
勇者がアレなので小悪党なおじさんが女に転生されられました
ぽとりひょん
ファンタジー
熱中症で死んだ俺は、勇者が召喚される16年前へ転生させられる。16年で宮廷魔法士になって、アレな勇者を導かなくてはならない。俺はチートスキルを隠して魔法士に成り上がって行く。勇者が召喚されたら、魔法士としてパーティーに入り彼を導き魔王を倒すのだ。
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
剣と魔法の世界で俺だけロボット
神無月 紅
ファンタジー
東北の田舎町に住んでいたロボット好きの宮本荒人は、交通事故に巻き込まれたことにより異世界に転生する。
転生した先は、古代魔法文明の遺跡を探索する探索者の集団……クランに所属する夫婦の子供、アラン。
ただし、アランには武器や魔法の才能はほとんどなく、努力に努力を重ねてもどうにか平均に届くかどうかといった程度でしかなかった。
だがそんな中、古代魔法文明の遺跡に潜った時に強制的に転移させられた先にあったのは、心核。
使用者の根源とも言うべきものをその身に纏うマジックアイテム。
この世界においては稀少で、同時に極めて強力な武器の一つとして知られているそれを、アランは生き延びるために使う。……だが、何故か身に纏ったのはファンタジー世界なのにロボット!?
剣と魔法のファンタジー世界において、何故か全高十八メートルもある人型機動兵器を手に入れた主人公。
当然そのような特別な存在が放っておかれるはずもなく……?
小説家になろう、カクヨムでも公開しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
ショコラちゃんかわいいですね。亡くなったお姉ちゃまも王族顔でもこの系統のお顔っぽいですね。
食べてるのは爆弾おむすびか肉まんにしか見えないので大丈夫です。ちなみに最初は表面が滑らかではないのでおむすびだと思って見ました。
ヨシュアかわいいですね。ほんとこっから逞しく美人だけど凛々しめに進化してしまうとか詐欺で罪作りな一族だ(笑)。
可愛いですよね……食いしん坊、甘えっ子気質になると髪質も柔らかめかなあとかイメージしております😃
ハッ、そうか爆弾おにぎり! そう見えなくもない!
この感じだとコロッケとか唐揚げが入ってそうな具沢山〜😋
ヨシュアはなかなか良い感じです。
一筋縄じゃいかねえ小悪魔感がよく出た表情になりましたw
でも大人になってもカズン君やごく一部以外には、麗し儚げ美人の面しか見せないんですよ笑
完結おめでとうございます(*´ω`*)
溜めてて一気に読みました。
原典版からどれだけ変わるのかと思ってましたが、ヨシュアとユーグレンは強かったw
個人的には、BL表現がマイルドになっただけであまり差を感じませんでした。
原典版が元々そういうシーン少なかったですしね^^
勿論私の中では原典版が正史です( ゜∀゜)o彡°
ヨシュアの悲願が達成されて何よりでしたが、ユーグレンの不憫度がww
寧ろ追加された最後のルシウス重傷の方が度肝抜かれました!
油断なのか、今までカイルお兄ちゃんの時や、ちびカズンとヨシュアの時や、大王様の時にうっかり間に合わなかった汚名挽回の結果なのか。
考えてみれば初代聖女も居なくなって、でもほどよく負のあれこれが残っている今のカーナ国はロットハーナからみれば美味しいのかも?
次でカズンたちの旅が終わるという事は・・・。凄く楽しみです^^
腐ねこさま、最後までお付き合い頂きありがとうございます😊
誰それが好きだ、という描写を巧妙にすり替えたのですが、終盤はそれやると意味が通じないのでそのままのところもございます笑
実質内容は同じですけど、今後のルシウスやユーグレンの番外編はムーンでお目見えです〜😃
ルシウスはまたやらかしちゃうんだろうなあ〜と😅
作品ひとつひとつ完結させてから次に取り掛かってるのでちょっとお時間いただいちゃいますが、聖女投稿の第三章で答え合わせいただけたら嬉しいです🥰
自分は全部イケイケなのですが、これでもダメな方は沢山いらしゃるんでしょうね。
煩悩まみれの自分バンザーイ!
作者も全部イケイケなのです……
でもアルファポリスさん、なろうさん、カクヨムさんすべてのコメント欄で「BLむり!」と言われるとそりゃ考えるってものですわ😅
いぬぞ〜さまにもたくさんコメントいただきました。
最後までお付き合いいただき感謝です😘🥰✨