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魔術師カズン、子供時代の終わり
間に合わなかった剣士
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その場にヴァシレウスのまとっていた装束が落ちていく。
それらの中には一抱えほどもある大きな金塊が残された。
「すごいな、これが王族か。……でも困ったな、これだけ大きいとぼくだけじゃ持ち運べない。それに」
ヴァシレウスに羽交締めにされたとき、彼のバックラーの短剣部分でイマージの腕や腹部にも傷ができてしまった。
致命傷には程遠いが、それなりに痛い。切り傷で服は血だらけになっている。
「保健室に行けばポーションぐらいあるかなあ」
まるで鼻歌でも歌うような気軽さで呟いて、校舎の中へと向かう。
「ま、待て……イマージ!」
「あれ。カズン君たち、まだ動けるの?」
不思議そうにイマージが小首を傾げる。
以前、彼が実験したときには、虚無魔力で作ったフィールドの中にいた人間はすぐ動けなくなっていたのだが。
そうして身動きを封じた後で生きているうちに隕鉄のナイフで刺せば、いとも簡単に黄金に変えて資金ゲットというわけだ。
もっとも、ヴァシレウスの護衛数人のように、そのまま死んでしまうことも多かったが。
「まだまだ実験が必要だなあ」
だが、虚無魔力は時間経過とともに染み込んでいく。
このまま放置しておけば、次第に動かなくなるはずだ。
新たに得た黄金や、使った魔導具の回収は後でもいいだろう。
そう考えてイマージは保健室へと向かうのだった。
馬車から学園前で飛び降りたライルは、木刀片手に疾走しながら、そのまま正門から敷地内に入った。
人気はない。校舎の方ではないようだ。
す、と目を閉じ、己の腰回りに環を出す。
(カズンたちはここにいるか? ……いる。ではヴァシレウス様は? ……いる)
ではどこにいる、と環を通じて世界に問いかける。
答えはすぐに浮かんだ。
正門から入って真正面に校舎、その校舎の中庭から向かう馬車留めスペースの方向に何やら異常な感覚を感じる。
考えることなく身体が動くままに現場へ向かった。
すると来賓用の馬車留めスペースの前で、ライルは信じられないものを見た。
まず校舎側からやって来たライルは、その手前でヨシュアとユーグレン王子が蹲っているのを見た。
位置からするとヨシュアがユーグレンを守っている。ふたりとも意識が朦朧としているようだ。
少し離れた先に、カズンが倒れている。
だがこちらは意識があるようだ。その証拠に、這って少しずつ前に向かい続けている。
向かう先には服の中に埋もれた一抱えほどの黄金の塊があった。
(何なんだ? この状況)
「おい! お前ら大丈夫か!?」
「ら、ライル様……いけません。そこから先に行くと、異常な魔力の影響を受けてしまいます」
「ヨシュア!」
麗しの顔に脂汗を滲ませて、何とかヨシュアがその場に立ち上がるところだった。
「おい、状況説明できるか?」
「はい……ロットハーナです。オレたちのクラスの転校生、イマージ・ロットがロットハーナの末裔だったようです。その魔の手にかかって、ヴァシレウス様が……」
ヨシュアが唇を噛み締める。
額の脂汗を拭うこともなく、悔しげにカズンのほうを凝視している。
「異常な魔力……フリーダヤの言ってた虚無魔力だな。お前と王子のいるところからもう範囲内か」
ライルが恐る恐る、少しずつ手を伸ばして、虚無魔力の有効範囲を探る。
「この辺から気持ち悪い感覚があるな」
「イマージ・ロットは何か魔導具を仕掛けたようなことを言っていました」
「魔導具?」
少し考えて、ライルは頭を振った。
また目を閉じて、自分の腰回りに環を出す。
(この異常な魔力の発信源、虚無魔力に関する魔導具はどこだ?)
目を開き、ぼんやりした目つきで辺りを見回すと、植え込みの辺りにまばらに何か黒いモヤのようなものが見えた。
ちょうど、ヨシュアとユーグレンのいる付近の左右にも見える。
慎重に近づいて、モヤの下を木刀で思いっきりぶっ叩いた。
バキリ、とガラスが割れて壊れる音がした。
「ハッ!?」
「う、動ける!?」
ヨシュアとユーグレンが勢いよく身を起こす。
「おっしゃ、当たりだな! ちょっと待ってろ、この調子でぶっ壊せばいいはず」
次々と植え込みの中にある魔導具、鉛筆ほどの細い棒を叩いて破壊していく。
その後をヨシュアとユーグレンも付いていく。
途中、落ちていたくすんだ色の隕鉄のナイフをライルが拾おうとして、鋭くヨシュアに静止された。
「ライル様、ストップ!」
「おっと」
どうやら危険なものらしい。
ライルがすぐに手を引っ込めると、ヨシュアがナイフ全体を魔法樹脂で覆って取り上げた。
「これがヴァシレウス様を黄金に変えた呪具です。ひとまず魔法樹脂で封印しておけば安全なはず」
その後も異常な魔力の発生源をライルが次々破壊していく。
カズンのところまで辿り着いた時点で彼のことはヨシュアとユーグレンに任せて、ライルはその場に残ったすべての魔導具を見つけ次第破壊していった。
結果的に120本ほどの魔導具を破壊したことになる。
「こんなに大量の魔導具を仕掛けるとか、正気じゃねえぞ」
既に虚無魔力を発生させないことを確認してから、壊した魔導具をひとつ摘まんで目の前に翳す。
貴族の家屋敷だと、敷地内にこの手の魔導具を結界として配置することがある。
一本当たり大金貨1枚(約20万円)以上する高価なものだ。それが120本。
高位貴族のライルでも考えたくない金額だった。
それらの中には一抱えほどもある大きな金塊が残された。
「すごいな、これが王族か。……でも困ったな、これだけ大きいとぼくだけじゃ持ち運べない。それに」
ヴァシレウスに羽交締めにされたとき、彼のバックラーの短剣部分でイマージの腕や腹部にも傷ができてしまった。
致命傷には程遠いが、それなりに痛い。切り傷で服は血だらけになっている。
「保健室に行けばポーションぐらいあるかなあ」
まるで鼻歌でも歌うような気軽さで呟いて、校舎の中へと向かう。
「ま、待て……イマージ!」
「あれ。カズン君たち、まだ動けるの?」
不思議そうにイマージが小首を傾げる。
以前、彼が実験したときには、虚無魔力で作ったフィールドの中にいた人間はすぐ動けなくなっていたのだが。
そうして身動きを封じた後で生きているうちに隕鉄のナイフで刺せば、いとも簡単に黄金に変えて資金ゲットというわけだ。
もっとも、ヴァシレウスの護衛数人のように、そのまま死んでしまうことも多かったが。
「まだまだ実験が必要だなあ」
だが、虚無魔力は時間経過とともに染み込んでいく。
このまま放置しておけば、次第に動かなくなるはずだ。
新たに得た黄金や、使った魔導具の回収は後でもいいだろう。
そう考えてイマージは保健室へと向かうのだった。
馬車から学園前で飛び降りたライルは、木刀片手に疾走しながら、そのまま正門から敷地内に入った。
人気はない。校舎の方ではないようだ。
す、と目を閉じ、己の腰回りに環を出す。
(カズンたちはここにいるか? ……いる。ではヴァシレウス様は? ……いる)
ではどこにいる、と環を通じて世界に問いかける。
答えはすぐに浮かんだ。
正門から入って真正面に校舎、その校舎の中庭から向かう馬車留めスペースの方向に何やら異常な感覚を感じる。
考えることなく身体が動くままに現場へ向かった。
すると来賓用の馬車留めスペースの前で、ライルは信じられないものを見た。
まず校舎側からやって来たライルは、その手前でヨシュアとユーグレン王子が蹲っているのを見た。
位置からするとヨシュアがユーグレンを守っている。ふたりとも意識が朦朧としているようだ。
少し離れた先に、カズンが倒れている。
だがこちらは意識があるようだ。その証拠に、這って少しずつ前に向かい続けている。
向かう先には服の中に埋もれた一抱えほどの黄金の塊があった。
(何なんだ? この状況)
「おい! お前ら大丈夫か!?」
「ら、ライル様……いけません。そこから先に行くと、異常な魔力の影響を受けてしまいます」
「ヨシュア!」
麗しの顔に脂汗を滲ませて、何とかヨシュアがその場に立ち上がるところだった。
「おい、状況説明できるか?」
「はい……ロットハーナです。オレたちのクラスの転校生、イマージ・ロットがロットハーナの末裔だったようです。その魔の手にかかって、ヴァシレウス様が……」
ヨシュアが唇を噛み締める。
額の脂汗を拭うこともなく、悔しげにカズンのほうを凝視している。
「異常な魔力……フリーダヤの言ってた虚無魔力だな。お前と王子のいるところからもう範囲内か」
ライルが恐る恐る、少しずつ手を伸ばして、虚無魔力の有効範囲を探る。
「この辺から気持ち悪い感覚があるな」
「イマージ・ロットは何か魔導具を仕掛けたようなことを言っていました」
「魔導具?」
少し考えて、ライルは頭を振った。
また目を閉じて、自分の腰回りに環を出す。
(この異常な魔力の発信源、虚無魔力に関する魔導具はどこだ?)
目を開き、ぼんやりした目つきで辺りを見回すと、植え込みの辺りにまばらに何か黒いモヤのようなものが見えた。
ちょうど、ヨシュアとユーグレンのいる付近の左右にも見える。
慎重に近づいて、モヤの下を木刀で思いっきりぶっ叩いた。
バキリ、とガラスが割れて壊れる音がした。
「ハッ!?」
「う、動ける!?」
ヨシュアとユーグレンが勢いよく身を起こす。
「おっしゃ、当たりだな! ちょっと待ってろ、この調子でぶっ壊せばいいはず」
次々と植え込みの中にある魔導具、鉛筆ほどの細い棒を叩いて破壊していく。
その後をヨシュアとユーグレンも付いていく。
途中、落ちていたくすんだ色の隕鉄のナイフをライルが拾おうとして、鋭くヨシュアに静止された。
「ライル様、ストップ!」
「おっと」
どうやら危険なものらしい。
ライルがすぐに手を引っ込めると、ヨシュアがナイフ全体を魔法樹脂で覆って取り上げた。
「これがヴァシレウス様を黄金に変えた呪具です。ひとまず魔法樹脂で封印しておけば安全なはず」
その後も異常な魔力の発生源をライルが次々破壊していく。
カズンのところまで辿り着いた時点で彼のことはヨシュアとユーグレンに任せて、ライルはその場に残ったすべての魔導具を見つけ次第破壊していった。
結果的に120本ほどの魔導具を破壊したことになる。
「こんなに大量の魔導具を仕掛けるとか、正気じゃねえぞ」
既に虚無魔力を発生させないことを確認してから、壊した魔導具をひとつ摘まんで目の前に翳す。
貴族の家屋敷だと、敷地内にこの手の魔導具を結界として配置することがある。
一本当たり大金貨1枚(約20万円)以上する高価なものだ。それが120本。
高位貴族のライルでも考えたくない金額だった。
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