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第三章 カーナ王国の混迷
幕間 魔術師カズンの充実ソロキャン4 ※飯テロ暴走回
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ところでその後、カーナ王国入りしたルシウスの薫陶を受けたアイシャからは頻繁に手作りの料理や菓子が届くようになった。
最初はルシウスが作った、カーナ王国産の材料を使ったものが多かったのだが。
「環をまとったライムバーが来たときは驚きましたよルシウス様……」
あのお方の本気はマジ本気。
手を抜くことを知らない、常に全力投球のルシウス様らしかった。
カズンはルシウスとは幼馴染みと同時期の、ごく幼いうちからの付き合いだ。
よく当時住んでいた離宮に遊びに来てくれたし、王都の彼の家に行くと好きなおやつを作ってくれたものだった。
茸入りのサーモンパイが送られてきたときは、あまりの美味に泣いた。
ただでさえ美味なスモークサーモンに、カーナ王国産のブラウンマッシュルームのスライス、そしてマヨネーズ少々にハーブ塩。
パイが美味いのは当たり前だ。さくっとした軽い歯触りとバターの芳醇な香りはいつどこで食べても良い。
マッシュルームも炒めているわけでなく生のままスライスして入っているが、意外性が何もないのにパイ生地とスモーサーモン、多少の調味料だけなのに美味い。
気を利かせたアイシャが一切れずつ食べやすいよう紙で包んでくれていたのだが、三切れあった焼きたて熱々のそれを食べ終えるのは本当に辛かった。もっと食べたい。
スモークサーモンとマッシュルームの組み合わせがここまで妙味となるとは。
漠然とサラダぐらいしか浮かばなかった昨日までの自分にさよならだ。新たな美味を知った自分にこんにちは。
適当にその日の商店街で手に入った茸を使っただけと手紙に書かれていたが、速攻でレシピを求めた。
これはキッチン付きの宿に泊まったら作らずにはいられない。
「いっそ次に冒険者ギルドに行ったら食堂の厨房を借りて業務用オーブンで大量に……いやそこまで詰め込めるほど僕のアイテムボックスは大きくなかった……」
現実を思い出してしょんぼりした。
師匠の魔術師フリーダヤに確認したら、環内のアイテムボックスは術者本人の力量に応じて容量が増えるという。
せめて木箱もう一箱分も増やせれば、もっとごはんもおやつも詰め込めるのに!
ここに友人たちがいたら「詰めるのは冒険者グッズじゃないんかーい!」と突っ込んでくれただろうし、故郷にひとり残してきてしまった母などは「あらあら、あたくしの可愛い息子は相変わらずの食いしん坊さん♪」と美しく笑ってくれたことだろう。
旅に出て痛感した。
人は孤独な旅を続けると本性が出る。
そして運命の日。
とある地域の安宿で休んでいたカズンは、環を通じて送られてきた料理と、添えられたメモに黒い目を見開いた。
『調理師スキル、初級をついにゲットしました。ゲット後、最初に作った料理を送ります。アイシャより』
「ついに来たか……」
聖女アイシャ、調理スキル獲得記念の料理は玉子サンドだった。
家で作る、食パンを切らずに折ってフィリングを挟むだけの簡易サンドイッチだったが、そんなことは些細なことだ。
ひとつずつ紙に包んだものが三個。
食パンの内側には薄くバターが塗られ、中身の具、玉子サラダのフィリングはたっぷりずっしり。
その玉子サラダがすごかった。
「こ、これは……燻製卵の玉子サンド、だと……?」
聖女アイシャ、恐ろしい女である。
例え飯ウマ属性がなかったとしても、材料だけで間違いなく美味に仕上がるものではないか。
ごろっと大きめにカットされた燻製卵が入っていて、それでいて黄身はやや半熟。絶妙だった。
「うん。燻製卵自体に味がついてるから、マヨネーズだけだな。しかし良い、それが良い」
シンプルが一番。ちょっぴり入った胡椒の塩梅も良い。
夢中でサンドイッチをひとつ食べ終え、包み紙も最後にしゃくしゃくと食べ尽くした。
カーナ王国の食用ペーパーだ。インスタントコーヒーの分包と同じで、丸ごと食べられる。デンプンで作られていて食感も軽いから食後のおやつ感覚だ。
「もう一個……い、いや、残りは明日の朝……」
貰った三個をまとめて食べ尽くしてしまいたい衝動に駆られたが、今日は初めて来たこの町の名物料理の煮込み料理がどうしても食べたい。
食いしん坊のカズンももう大人だ。残りの玉子サンドは自制をきかせて翌日の朝食に食べた。
すぐ次が食べたくなってしまって困った。
それからもカーナ王国からは、たびたび食べ物が届いた。
あるときなど、この世界では決して見ることがないと思い込んでいた菓子が来た。
「げ、ゲンジのオヤジさんのイチゴ大福ーっ!」
料理人ゲンジは元々、カズンの故郷で王家の別荘の料理人だった人だ。その前は他国の冒険者ギルドの食堂で働いていた。
カズンも親友たちと世話になったとき、美味の数々で楽しませてもらったものだった。
彼もカズンの前世と同じ世界、同じ国の人物らしく、転生者のカズンに対して世界そのものを越えてきた転移者だそうで。
焼きおにぎり……
味噌汁……
ラーメン……
和菓子……
前世でのソウルフードを美味しく食べさせてくれたものだった。
ルシウスの誘いを受けてカーナ王国入りしていたとは聞いていたが、現地にさっそく馴染んだようだ。
「ふむ。アイシャ用に作ったと。小豆は女性の身体に良いというものな。イチゴ大福なんて甘いもの好きには堪らんだろう」
白い求肥に包まれているのは、丁寧に煮込まれ砂糖を加えて練られたこしあん。
何度も丁寧に漉されたのだろう。滑らかな舌触りが良い。
そして新鮮な甘酸っぱいイチゴ。
単純な素材なのに組み合わさるとなぜこうも最高なのか。
ちなみに小豆あんだけの大福も入っていた。こちらは、こしあん(ねりあん)と粒あんの二種。
「オヤジさんはわかっておられる……」
さらにおまけ、いや本命というべきか。
細長く柔らかなパン、いわゆるコッペパンの中にたっぷり分厚めのバターと、小豆あんを挟んだ『あんバターサンド』まで入っていた。
「……前世の僕は、パンにあんことバターなんてふざけるなって思ってたんだ。なにその炭水化物イン炭水化物って。けど、悪くない。悪くない、こういうの、こういうのでいいんだ!」
ここは濃いめに入れた熱い緑茶が欲しかった。
が、そんなものはなかったファンタジー異世界の悲哀。探せばありそうだがまだ旅の途中だ。
仕方ないからまたカーナ王国産のインスタントコーヒーのブラックと合わせて、あんバターサンドにかぶりついた。
「あの人、和食の料亭の板長だったって。本職の調理師の、本気の小豆あん。はあああ……おいしい」
ちょっとだけ隠し味に加えられた塩の加減もちょうど良かった。
カズンは間違いなく今、異世界で最も美味な和菓子を堪能している。
更にしばらくすると、今度はこしあんで作った羊羹が来た。
ただの羊羹ではない。水分少なめで寒天でしっかり固めた、携帯用の栄養バーとして仕上げてくれたのだ。
食感は、前世で食べた琥珀糖ぐらい。水分がなくても食べられるギリギリの堅さだ。
「これがまた、小腹が空いたときに最高なんだ……」
パッケージに使われているのも、例のカーナ王国産の食用ペーパーで、何と米粉で作られたバージョンだった。
包装紙ごと食べると、最中の皮と一緒に羊羹を食べているよう。
「このペーパーの中に乾燥したあんこの粉を詰めてほしいなあ。ふふふ、懐中しるこってやつだ」
そんな手紙を料理人ゲンジに出したところ、速攻で返事が来た。
『任せて坊ちゃん!』
すると半月後ぐらいに、環経由で何と何と何と、もち米の粉で作った食用ペーパーで粉末あんを包み、一個あたり冒険者証のカードサイズの懐中しるこに仕上げたものを送ってきてくれたのだ。
懐中しるこは乾燥したまま、パキッと半分に割る。
食べるときに使うカップや皿が大きめなら、割らずにそのままでも良い。
「カップに入れて熱湯を注いで一分少々……ま、まさかこれは」
熱湯を吸った白い食用ペーパーが見る見るうちに、ぷるんと弾力を帯びてくる。
「餅だ! 餅入り汁粉!」
ここはどこだ? 異世界だ。
まさか、この世界で餅の入ったお汁粉を食べられる日が来るなんて、誰が思ったというのか?
冬で寒くなってくると野営も身体が冷えて結構きつい。
そこに熱々で甘い小豆のお汁粉があれば。
「くううう……染みる!」
これが幸福というやつなのか。
※三章はシリアスで重めのエピソードが続いたので大好きな飯テロで心の均衡を保っておりますw
コッペパンサンドといえばヤマザキさんのあれ。子供の頃からずーっとジャムマーガリン派だったのに、ふとつぶあんマーガリンに手を出したら美味かった……✨
最初はルシウスが作った、カーナ王国産の材料を使ったものが多かったのだが。
「環をまとったライムバーが来たときは驚きましたよルシウス様……」
あのお方の本気はマジ本気。
手を抜くことを知らない、常に全力投球のルシウス様らしかった。
カズンはルシウスとは幼馴染みと同時期の、ごく幼いうちからの付き合いだ。
よく当時住んでいた離宮に遊びに来てくれたし、王都の彼の家に行くと好きなおやつを作ってくれたものだった。
茸入りのサーモンパイが送られてきたときは、あまりの美味に泣いた。
ただでさえ美味なスモークサーモンに、カーナ王国産のブラウンマッシュルームのスライス、そしてマヨネーズ少々にハーブ塩。
パイが美味いのは当たり前だ。さくっとした軽い歯触りとバターの芳醇な香りはいつどこで食べても良い。
マッシュルームも炒めているわけでなく生のままスライスして入っているが、意外性が何もないのにパイ生地とスモーサーモン、多少の調味料だけなのに美味い。
気を利かせたアイシャが一切れずつ食べやすいよう紙で包んでくれていたのだが、三切れあった焼きたて熱々のそれを食べ終えるのは本当に辛かった。もっと食べたい。
スモークサーモンとマッシュルームの組み合わせがここまで妙味となるとは。
漠然とサラダぐらいしか浮かばなかった昨日までの自分にさよならだ。新たな美味を知った自分にこんにちは。
適当にその日の商店街で手に入った茸を使っただけと手紙に書かれていたが、速攻でレシピを求めた。
これはキッチン付きの宿に泊まったら作らずにはいられない。
「いっそ次に冒険者ギルドに行ったら食堂の厨房を借りて業務用オーブンで大量に……いやそこまで詰め込めるほど僕のアイテムボックスは大きくなかった……」
現実を思い出してしょんぼりした。
師匠の魔術師フリーダヤに確認したら、環内のアイテムボックスは術者本人の力量に応じて容量が増えるという。
せめて木箱もう一箱分も増やせれば、もっとごはんもおやつも詰め込めるのに!
ここに友人たちがいたら「詰めるのは冒険者グッズじゃないんかーい!」と突っ込んでくれただろうし、故郷にひとり残してきてしまった母などは「あらあら、あたくしの可愛い息子は相変わらずの食いしん坊さん♪」と美しく笑ってくれたことだろう。
旅に出て痛感した。
人は孤独な旅を続けると本性が出る。
そして運命の日。
とある地域の安宿で休んでいたカズンは、環を通じて送られてきた料理と、添えられたメモに黒い目を見開いた。
『調理師スキル、初級をついにゲットしました。ゲット後、最初に作った料理を送ります。アイシャより』
「ついに来たか……」
聖女アイシャ、調理スキル獲得記念の料理は玉子サンドだった。
家で作る、食パンを切らずに折ってフィリングを挟むだけの簡易サンドイッチだったが、そんなことは些細なことだ。
ひとつずつ紙に包んだものが三個。
食パンの内側には薄くバターが塗られ、中身の具、玉子サラダのフィリングはたっぷりずっしり。
その玉子サラダがすごかった。
「こ、これは……燻製卵の玉子サンド、だと……?」
聖女アイシャ、恐ろしい女である。
例え飯ウマ属性がなかったとしても、材料だけで間違いなく美味に仕上がるものではないか。
ごろっと大きめにカットされた燻製卵が入っていて、それでいて黄身はやや半熟。絶妙だった。
「うん。燻製卵自体に味がついてるから、マヨネーズだけだな。しかし良い、それが良い」
シンプルが一番。ちょっぴり入った胡椒の塩梅も良い。
夢中でサンドイッチをひとつ食べ終え、包み紙も最後にしゃくしゃくと食べ尽くした。
カーナ王国の食用ペーパーだ。インスタントコーヒーの分包と同じで、丸ごと食べられる。デンプンで作られていて食感も軽いから食後のおやつ感覚だ。
「もう一個……い、いや、残りは明日の朝……」
貰った三個をまとめて食べ尽くしてしまいたい衝動に駆られたが、今日は初めて来たこの町の名物料理の煮込み料理がどうしても食べたい。
食いしん坊のカズンももう大人だ。残りの玉子サンドは自制をきかせて翌日の朝食に食べた。
すぐ次が食べたくなってしまって困った。
それからもカーナ王国からは、たびたび食べ物が届いた。
あるときなど、この世界では決して見ることがないと思い込んでいた菓子が来た。
「げ、ゲンジのオヤジさんのイチゴ大福ーっ!」
料理人ゲンジは元々、カズンの故郷で王家の別荘の料理人だった人だ。その前は他国の冒険者ギルドの食堂で働いていた。
カズンも親友たちと世話になったとき、美味の数々で楽しませてもらったものだった。
彼もカズンの前世と同じ世界、同じ国の人物らしく、転生者のカズンに対して世界そのものを越えてきた転移者だそうで。
焼きおにぎり……
味噌汁……
ラーメン……
和菓子……
前世でのソウルフードを美味しく食べさせてくれたものだった。
ルシウスの誘いを受けてカーナ王国入りしていたとは聞いていたが、現地にさっそく馴染んだようだ。
「ふむ。アイシャ用に作ったと。小豆は女性の身体に良いというものな。イチゴ大福なんて甘いもの好きには堪らんだろう」
白い求肥に包まれているのは、丁寧に煮込まれ砂糖を加えて練られたこしあん。
何度も丁寧に漉されたのだろう。滑らかな舌触りが良い。
そして新鮮な甘酸っぱいイチゴ。
単純な素材なのに組み合わさるとなぜこうも最高なのか。
ちなみに小豆あんだけの大福も入っていた。こちらは、こしあん(ねりあん)と粒あんの二種。
「オヤジさんはわかっておられる……」
さらにおまけ、いや本命というべきか。
細長く柔らかなパン、いわゆるコッペパンの中にたっぷり分厚めのバターと、小豆あんを挟んだ『あんバターサンド』まで入っていた。
「……前世の僕は、パンにあんことバターなんてふざけるなって思ってたんだ。なにその炭水化物イン炭水化物って。けど、悪くない。悪くない、こういうの、こういうのでいいんだ!」
ここは濃いめに入れた熱い緑茶が欲しかった。
が、そんなものはなかったファンタジー異世界の悲哀。探せばありそうだがまだ旅の途中だ。
仕方ないからまたカーナ王国産のインスタントコーヒーのブラックと合わせて、あんバターサンドにかぶりついた。
「あの人、和食の料亭の板長だったって。本職の調理師の、本気の小豆あん。はあああ……おいしい」
ちょっとだけ隠し味に加えられた塩の加減もちょうど良かった。
カズンは間違いなく今、異世界で最も美味な和菓子を堪能している。
更にしばらくすると、今度はこしあんで作った羊羹が来た。
ただの羊羹ではない。水分少なめで寒天でしっかり固めた、携帯用の栄養バーとして仕上げてくれたのだ。
食感は、前世で食べた琥珀糖ぐらい。水分がなくても食べられるギリギリの堅さだ。
「これがまた、小腹が空いたときに最高なんだ……」
パッケージに使われているのも、例のカーナ王国産の食用ペーパーで、何と米粉で作られたバージョンだった。
包装紙ごと食べると、最中の皮と一緒に羊羹を食べているよう。
「このペーパーの中に乾燥したあんこの粉を詰めてほしいなあ。ふふふ、懐中しるこってやつだ」
そんな手紙を料理人ゲンジに出したところ、速攻で返事が来た。
『任せて坊ちゃん!』
すると半月後ぐらいに、環経由で何と何と何と、もち米の粉で作った食用ペーパーで粉末あんを包み、一個あたり冒険者証のカードサイズの懐中しるこに仕上げたものを送ってきてくれたのだ。
懐中しるこは乾燥したまま、パキッと半分に割る。
食べるときに使うカップや皿が大きめなら、割らずにそのままでも良い。
「カップに入れて熱湯を注いで一分少々……ま、まさかこれは」
熱湯を吸った白い食用ペーパーが見る見るうちに、ぷるんと弾力を帯びてくる。
「餅だ! 餅入り汁粉!」
ここはどこだ? 異世界だ。
まさか、この世界で餅の入ったお汁粉を食べられる日が来るなんて、誰が思ったというのか?
冬で寒くなってくると野営も身体が冷えて結構きつい。
そこに熱々で甘い小豆のお汁粉があれば。
「くううう……染みる!」
これが幸福というやつなのか。
※三章はシリアスで重めのエピソードが続いたので大好きな飯テロで心の均衡を保っておりますw
コッペパンサンドといえばヤマザキさんのあれ。子供の頃からずーっとジャムマーガリン派だったのに、ふとつぶあんマーガリンに手を出したら美味かった……✨
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