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第二章 お師匠様がやってきた
聖者へ課題
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昼間、トオンが古紙回収で街に出ている間、ルシウスは店番を請け負って精算所のカウンターの中で、古書店内の適当な本に目を通していた。
今日はアイシャも、孤児院への慰問に出かけていて夕方まで帰らない。
「ふうん。トオンは冒険譚が好きなのか。ロマンス小説に……横暴な王族や貴族が成敗される話も多いな」
店内の入口近く、すぐ目に入る位置の棚に、子供向けから若者が好むようなその手の物語の本が詰まっていた。
トオン自身が読んだ後、案外、街の本好きの人々にも売れるようで、店頭に置いて販売しているものらしい。
「本当は王子様や王女様なのに、正体を隠して苦難の旅に出る。……貴種流離譚というやつだな。……カズン様の人生そのものではないか」
店内には誰もいないし、客が来ることも少ないから独り言を言いたい放題だった。
この店は魔法書や魔術書が置いてあるから、盗難防止のため余計な客が来ないよう、建物自体に魔法がかけられている。
店主のトオン本人はまだ気づいていないようであるが、彼の母、聖女エイリーによる魔法だ。
「私は知ってるんだぞ。君みたいに力が強いからこそノリと勢いと思いつきで生きてるような奴はな、案外、本当に大事な勉強が抜けてるもんなんだ」
「!?」
そこへ唐突に声をかけられて、ルシウスは座っていた精算所の椅子からビクリと震えて飛び上がりそうになった。
「わ、我が師フリーダヤ!? 何でこんなところにいるんです!?」
気づくと、白く長いローブ姿の、薄緑色の長い髪と瞳の、優男風の青年が精算所の机の前に立っている。
魔術師フリーダヤ。新世代の魔力使いたちが使う、環という術式を創り生み出した魔力使いだ。
力のある魔力使いに特有の寿命をなくす現象、“時を壊す”を実現して、既に800年以上も生きているとされる。
「何でって、君と聖女アイシャたちのことが気になるから、様子見に来たんだけど。彼らは留守みたいだね」
せっかく来たのだから茶でも、とルシウスが奥の食堂へ誘おうとしたが、アイシャとトオンが留守なら長居する気はないと言って断られた。
そもそも、ルシウスとフリーダヤたちの出逢いは、ルシウスが14歳、まだまだ子供の年の頃のことだ。
超が付くブラコンの彼は、大好きだった兄が結婚してしまったショックで家出して、祖国から遠く離れた国で一年ほど冒険者活動をしていたことがある。
そのとき拠点にしていた冒険者ギルドの酒場で偶然会ったのが始まりである。
精算所の机の上に頬杖をついて、魔術師フリーダヤが薄緑色の瞳で、カウンターの中に座っているルシウスの顔を覗き込んでくる。
「それでさあ。君みたいな大抵のことは何でもできてしまう者は危ないんだ。だから弟子を持った君がどうなってるか、一度この目で見てこようかと思って」
アイシャとトオンは口実で、こちらが本題だったらしい。
魔術師フリーダヤは、空間移動術を使う。今回もそれで、直接この古書店に来たのだろう。
「新しい若い弟子を二人持って実感してないかい? 何でも、さも当たり前のようにできますって顔で偉そうなこと口では言ってても、弟子たちの質問で内心ドキドキしてたりしない?」
「まあ、それは……わりとありますね」
ルシウスはそこは素直に認めた。
特にあの聖女エイリーの息子のトオンは、なかなか突っ込みが鋭い。
あまり迂闊なことも言えないし、下手に誤魔化しもきかないなと思うことが、ここに来てからまだ短期間だが、結構ある。
「人生、生涯勉強だと思うんだよね。というわけで、私から君へ課題を出すよ。このトオン君の古書店は魔法書や魔術書の宝庫だ。全部読むまで、トオン君とアイシャ君の先生を辞めちゃ駄目だからね?」
この古書店内の本の半数以上は、かつてトオンの実母の聖女エイリーが学んできた蔵書を収めてあるものだ。
聖女エイリーとルシウスは、同じ本能優位タイプの魔力使い。必要な課題も同じだという。
溢れんばかりの莫大な魔力に根差した本能ばかり優先してないで、ちゃんと頭も使え、だ。
環使いで本能タイプだと“脳筋”と揶揄されることがあるのは、その辺の注意喚起になっている。
新世代の環使いたちは環を使うことを通して、過度な我欲や執着、過剰な感情から即座に離れる技術を持っているため、他者からの侮蔑も平気でスルーするし、しやすい。
むしろそのように突っかかってくる人間をゲーム感覚で楽しんですらいた。この魔術師フリーダヤなどはまさにそのタイプの典型といえる。
ルシウスも、アイシャとトオンに対して、新世代の環使いの解説ではあえて「本能タイプか知性タイプかの二種類がいるぞ」という説明を最初にしている。
そしてふたりがどのような反応を見せるか、観察していた。
この手の侮蔑表現に反応する者は日常生活の中でも要注意なのだ。
ましてや、新世代の魔力使いがそうなら、致命的な欠点となる。そもそも環を発現させる妨げとなってしまうためだ。
執着や過剰な自尊心、感情の問題は、すべて自我の肥大化だ。もし弟子がそのタイプなら、矯正にはかなり苦労することになる。場合によっては指導を諦めなければならないこともある。
幸い、アイシャとトオンはルシウスの意図に気づくこともなく、その後はルシウスが“本能タイプ”と“知性タイプ”と本来の用語しか使わなくなったことにも疑問を抱かず、すんなり受け入れている。
アイシャが苦しめられたという、カーナ王国のクーツ元王太子とやらのことがルシウスの脳裏に浮かぶ。
その人物は魔力使いといえるほどの魔力は持っていなかったそうだが、話を聞く限り、自我の肥大化をおこした狂人すれすれの人物ではなかったかとルシウスは見ている。
ルシウスはまた、半年前にトオンが清書して新聞に投稿した聖女アイシャの『聖女投稿』の全記事にも目を通している。
この国は、新世代の環使いが修行するには格好の異常者の宝庫だった。
庶民はわりと普通のようが、王族や貴族たちにおかしな者が目立つ。
いや、むしろアイシャの近くに引き寄せられているというべきか。先日、教会のバザーでアイシャに突っかかってきた男のように。
(新世代の環使いの良いところは、その手の異常者を扱う術に長けているところだ。さあて、彼らにどこまで教え込めるか)
ルシウスはカーナ王国に滞在しても、せいぜい3ヶ月ほどだと考えていた。
それ以降は、自分と同じく、実家を追放されたことを幸いにカズンを追いかけている甥っ子と合流しようかと考えていた。
それなのに。
師匠の魔術師フリーダヤは、ルシウスに古書店の本をすべて読めなどという。
3ヶ月では無理だ。半年でもできるかどうか。
「これを全部ですか!? 我が師よ、それはあまりに無体ではありませんか。それに私は読書が好きでは……」
「だから課題なんだろう? はい、お返事は?」
「………………」
「返事!」
「……了解しました。すべて読み終わった時点で報告いたします」
抵抗することは可能だったが、ルシウスにとってフリーダヤは同じファミリー内の“親世代”の魔力使いのため、向こうのほうが立場的に強い。
そういうところは、上下関係のないことが売りの新世代でもふつうの家族関係同様にある。
逆らい続けると面倒なことや酷い目に遭うこともあるので、嫌々だったが一応頷いておくことにしたルシウスだった。
それでもフリーダヤは満足したようで、「じゃあね、報告待ってるよ!」と軽く言って消えていった。
滞在時間は10分となかった。
(この年になってまだ勉強せねばならんのか……)
せっかく、忙しく働かされる貴族の義務から解放されて、憧れのスローライフを満喫できるかと思ったのに。
ルシウス・リースト、37歳。
故郷アケロニア王国の実家の爵位が上がったことで、自分が個人で持っていた爵位もひとつ上がって、伯爵だった男だ。
そうしたら、ただでさえ無理難題を押し付けてくる女王様がこれ幸いにと、面倒くさい仕事ばかり振ってくるようになって、すっかり自由時間がなくなってしまった。
(私は亡くなった最愛の兄の忘れ形見の、甥っ子を一人前に育て上げることだけが生き甲斐なのに)
アイシャやトオンが“鮭の人”と呼んでいる、カズンの幼馴染みのことだ。
忙しい毎日に嫌気がさしていたところ、一族のとある女性が謀叛を起こして、当主だった甥っ子とその後見人だったルシウスをまとめて家から追放した。
甥っ子はこのときを待っていたと言わんばかりに国を出てカズンを追いかけていった。
ルシウスは少し前からそのカズンと師匠のフリーダヤから、カーナ王国で環に目覚めたばかりの聖女アイシャとその恋人のトオンの世話を頼まれていたこともあり、余暇を楽しむ気分でこの国へやってきたというわけだ。
(もしやこの調子で、生涯勉強させられることになるのだろうか。いや、まさかな)
本人はたまに忘れるのだが、ルシウスは聖者だった。しかもランクがあるなら超特級ランクの、だ。
自分に対しての予感がまさかの大的中であることに気づくのは、その後も続々とファミリーの仲間の魔力使いたちから本が送られ続けることによってだった。
今日はアイシャも、孤児院への慰問に出かけていて夕方まで帰らない。
「ふうん。トオンは冒険譚が好きなのか。ロマンス小説に……横暴な王族や貴族が成敗される話も多いな」
店内の入口近く、すぐ目に入る位置の棚に、子供向けから若者が好むようなその手の物語の本が詰まっていた。
トオン自身が読んだ後、案外、街の本好きの人々にも売れるようで、店頭に置いて販売しているものらしい。
「本当は王子様や王女様なのに、正体を隠して苦難の旅に出る。……貴種流離譚というやつだな。……カズン様の人生そのものではないか」
店内には誰もいないし、客が来ることも少ないから独り言を言いたい放題だった。
この店は魔法書や魔術書が置いてあるから、盗難防止のため余計な客が来ないよう、建物自体に魔法がかけられている。
店主のトオン本人はまだ気づいていないようであるが、彼の母、聖女エイリーによる魔法だ。
「私は知ってるんだぞ。君みたいに力が強いからこそノリと勢いと思いつきで生きてるような奴はな、案外、本当に大事な勉強が抜けてるもんなんだ」
「!?」
そこへ唐突に声をかけられて、ルシウスは座っていた精算所の椅子からビクリと震えて飛び上がりそうになった。
「わ、我が師フリーダヤ!? 何でこんなところにいるんです!?」
気づくと、白く長いローブ姿の、薄緑色の長い髪と瞳の、優男風の青年が精算所の机の前に立っている。
魔術師フリーダヤ。新世代の魔力使いたちが使う、環という術式を創り生み出した魔力使いだ。
力のある魔力使いに特有の寿命をなくす現象、“時を壊す”を実現して、既に800年以上も生きているとされる。
「何でって、君と聖女アイシャたちのことが気になるから、様子見に来たんだけど。彼らは留守みたいだね」
せっかく来たのだから茶でも、とルシウスが奥の食堂へ誘おうとしたが、アイシャとトオンが留守なら長居する気はないと言って断られた。
そもそも、ルシウスとフリーダヤたちの出逢いは、ルシウスが14歳、まだまだ子供の年の頃のことだ。
超が付くブラコンの彼は、大好きだった兄が結婚してしまったショックで家出して、祖国から遠く離れた国で一年ほど冒険者活動をしていたことがある。
そのとき拠点にしていた冒険者ギルドの酒場で偶然会ったのが始まりである。
精算所の机の上に頬杖をついて、魔術師フリーダヤが薄緑色の瞳で、カウンターの中に座っているルシウスの顔を覗き込んでくる。
「それでさあ。君みたいな大抵のことは何でもできてしまう者は危ないんだ。だから弟子を持った君がどうなってるか、一度この目で見てこようかと思って」
アイシャとトオンは口実で、こちらが本題だったらしい。
魔術師フリーダヤは、空間移動術を使う。今回もそれで、直接この古書店に来たのだろう。
「新しい若い弟子を二人持って実感してないかい? 何でも、さも当たり前のようにできますって顔で偉そうなこと口では言ってても、弟子たちの質問で内心ドキドキしてたりしない?」
「まあ、それは……わりとありますね」
ルシウスはそこは素直に認めた。
特にあの聖女エイリーの息子のトオンは、なかなか突っ込みが鋭い。
あまり迂闊なことも言えないし、下手に誤魔化しもきかないなと思うことが、ここに来てからまだ短期間だが、結構ある。
「人生、生涯勉強だと思うんだよね。というわけで、私から君へ課題を出すよ。このトオン君の古書店は魔法書や魔術書の宝庫だ。全部読むまで、トオン君とアイシャ君の先生を辞めちゃ駄目だからね?」
この古書店内の本の半数以上は、かつてトオンの実母の聖女エイリーが学んできた蔵書を収めてあるものだ。
聖女エイリーとルシウスは、同じ本能優位タイプの魔力使い。必要な課題も同じだという。
溢れんばかりの莫大な魔力に根差した本能ばかり優先してないで、ちゃんと頭も使え、だ。
環使いで本能タイプだと“脳筋”と揶揄されることがあるのは、その辺の注意喚起になっている。
新世代の環使いたちは環を使うことを通して、過度な我欲や執着、過剰な感情から即座に離れる技術を持っているため、他者からの侮蔑も平気でスルーするし、しやすい。
むしろそのように突っかかってくる人間をゲーム感覚で楽しんですらいた。この魔術師フリーダヤなどはまさにそのタイプの典型といえる。
ルシウスも、アイシャとトオンに対して、新世代の環使いの解説ではあえて「本能タイプか知性タイプかの二種類がいるぞ」という説明を最初にしている。
そしてふたりがどのような反応を見せるか、観察していた。
この手の侮蔑表現に反応する者は日常生活の中でも要注意なのだ。
ましてや、新世代の魔力使いがそうなら、致命的な欠点となる。そもそも環を発現させる妨げとなってしまうためだ。
執着や過剰な自尊心、感情の問題は、すべて自我の肥大化だ。もし弟子がそのタイプなら、矯正にはかなり苦労することになる。場合によっては指導を諦めなければならないこともある。
幸い、アイシャとトオンはルシウスの意図に気づくこともなく、その後はルシウスが“本能タイプ”と“知性タイプ”と本来の用語しか使わなくなったことにも疑問を抱かず、すんなり受け入れている。
アイシャが苦しめられたという、カーナ王国のクーツ元王太子とやらのことがルシウスの脳裏に浮かぶ。
その人物は魔力使いといえるほどの魔力は持っていなかったそうだが、話を聞く限り、自我の肥大化をおこした狂人すれすれの人物ではなかったかとルシウスは見ている。
ルシウスはまた、半年前にトオンが清書して新聞に投稿した聖女アイシャの『聖女投稿』の全記事にも目を通している。
この国は、新世代の環使いが修行するには格好の異常者の宝庫だった。
庶民はわりと普通のようが、王族や貴族たちにおかしな者が目立つ。
いや、むしろアイシャの近くに引き寄せられているというべきか。先日、教会のバザーでアイシャに突っかかってきた男のように。
(新世代の環使いの良いところは、その手の異常者を扱う術に長けているところだ。さあて、彼らにどこまで教え込めるか)
ルシウスはカーナ王国に滞在しても、せいぜい3ヶ月ほどだと考えていた。
それ以降は、自分と同じく、実家を追放されたことを幸いにカズンを追いかけている甥っ子と合流しようかと考えていた。
それなのに。
師匠の魔術師フリーダヤは、ルシウスに古書店の本をすべて読めなどという。
3ヶ月では無理だ。半年でもできるかどうか。
「これを全部ですか!? 我が師よ、それはあまりに無体ではありませんか。それに私は読書が好きでは……」
「だから課題なんだろう? はい、お返事は?」
「………………」
「返事!」
「……了解しました。すべて読み終わった時点で報告いたします」
抵抗することは可能だったが、ルシウスにとってフリーダヤは同じファミリー内の“親世代”の魔力使いのため、向こうのほうが立場的に強い。
そういうところは、上下関係のないことが売りの新世代でもふつうの家族関係同様にある。
逆らい続けると面倒なことや酷い目に遭うこともあるので、嫌々だったが一応頷いておくことにしたルシウスだった。
それでもフリーダヤは満足したようで、「じゃあね、報告待ってるよ!」と軽く言って消えていった。
滞在時間は10分となかった。
(この年になってまだ勉強せねばならんのか……)
せっかく、忙しく働かされる貴族の義務から解放されて、憧れのスローライフを満喫できるかと思ったのに。
ルシウス・リースト、37歳。
故郷アケロニア王国の実家の爵位が上がったことで、自分が個人で持っていた爵位もひとつ上がって、伯爵だった男だ。
そうしたら、ただでさえ無理難題を押し付けてくる女王様がこれ幸いにと、面倒くさい仕事ばかり振ってくるようになって、すっかり自由時間がなくなってしまった。
(私は亡くなった最愛の兄の忘れ形見の、甥っ子を一人前に育て上げることだけが生き甲斐なのに)
アイシャやトオンが“鮭の人”と呼んでいる、カズンの幼馴染みのことだ。
忙しい毎日に嫌気がさしていたところ、一族のとある女性が謀叛を起こして、当主だった甥っ子とその後見人だったルシウスをまとめて家から追放した。
甥っ子はこのときを待っていたと言わんばかりに国を出てカズンを追いかけていった。
ルシウスは少し前からそのカズンと師匠のフリーダヤから、カーナ王国で環に目覚めたばかりの聖女アイシャとその恋人のトオンの世話を頼まれていたこともあり、余暇を楽しむ気分でこの国へやってきたというわけだ。
(もしやこの調子で、生涯勉強させられることになるのだろうか。いや、まさかな)
本人はたまに忘れるのだが、ルシウスは聖者だった。しかもランクがあるなら超特級ランクの、だ。
自分に対しての予感がまさかの大的中であることに気づくのは、その後も続々とファミリーの仲間の魔力使いたちから本が送られ続けることによってだった。
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