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第二章 お師匠様がやってきた
基本に忠実が美味しい(ビーフタコス回)
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こんな感じで、アイシャとトオンの“お師匠様”の修行の日々は始まった。
当初想像していたような、肉体的にも精神的にも過酷な根性ありきの修行ではなかったが、代わりにとにかく情報量が多かった。
トオンはノートと鉛筆が手放せなくなったし、そのノートもすぐにページが埋まっていく。
「ルシウスさん、褒めて伸ばすタイプの人だよなあ」
ちょっとしたことでも、すぐ拾って褒めてきて、ついでにアイシャやトオンの頭を撫でたり軽く叩いたりとスキンシップも多めだ。
これまでのトオンの周りにはいなかったタイプだ。
いや、彼の母マルタも褒め殺しの人だったのだが、彼女はもういない。
ルシウスに関してはそれだけではない。彼は徹頭徹尾ポジティヴで裏表を感じさせることがなかった。
そのわりに上手く本音と建前を使い分けて、ここカーナ王国でできた、新たな交友関係の間をスイスイ泳いでいる。
そういうところは貴族出身らしい外面の良さというべきか。
そしてごはんが美味しい。
ごはんが美味しい。大事なことだから二度繰り返した。
しばらく、この国の食文化を知りたいと言って食べ歩きにアイシャとトオンを付き合わせていたルシウスは、初日にチキンスープを作り直してくれただけで、なかなか食事を作ってくれなかった。
まだだ、まだもう少し、などと言って。
そして先日からようやく彼は厨房に立ってくれた。
白い襟付きシャツを腕まくりして、下はデニムブルーのパンツ、その上からカズンも使っていたネイビーのエプロンを着けて、「スローライフ、スローライフ♪」とご機嫌な鼻歌混じりでフライパンを振っていた。
アイシャやトオンに調理指導をしたり、魔力使いとしての修行をつけることは口実で、本人的には、カーナ王国へはバカンスで来たという意識のほうが強いのかもしれない。
この国の主食は小麦で作るパンやトルティーヤ、そして同じトルティーヤでもコーンで作るもの。そして多少の米である。
米以外はパン屋や屋台で買ってくることが多い。トルティーヤはキロ単位で買っても銅貨5枚(約500円)前後とかなり安い。
この日も朝一で、南地区のパン屋にトルティーヤを買いに行っていたアイシャだ。
今日はルシウスからコーンのトルティーヤを買ってくるよう頼まれていた。
アイシャが赤レンガの建物まで戻ってくると、食堂にはトオンも着席していて、既に朝食の準備が整っている。
「待っていたぞ、アイシャ」
さっそく、焼きたてでまだ温かい小型のコーントルティーヤを各自の皿に数枚ずつ並べていき、ルシウスがその上に、茹でた牛肉をサイコロ状にカットしてフライパンで軽く焦げ目を付けたものを数個ずつ乗せていった。
更に細かく刻んだ玉ねぎ、香菜シラントロ(コリアンダーの葉、パクチー)も。
そして焼いたトマト、玉ねぎ、青唐辛子、塩少々とこちらにもシラントロを加えたものを石のすり鉢ですったサルサを乗せ、カットしたライムを添えて出来上がりである。
他には野菜入りのチキンなしチキンスープ。茹でたチキンの身は多分、昼用のサンドイッチの具になるはず。
この国ではよく食べられているビーフのタコスだった。ルシウスを連れて、定食屋や屋台でも幾度も食べたものだ。
(あんまり意外性ないな?)
カズンがこの国では珍しい料理ばかり作ってくれていたから、その料理の師匠であるルシウスも同じようなものだとばかり思っていたのだが。
そんなトオンたちの疑問は、すぐに崩れていくことになる。
「うっま……!」
「え、これ本当に外で食べてたタコスと同じもの……!?」
特に何かスパイスを使っているわけではない。
味付けは塩と、自分で後から絞るライムの果汁だけ。
なのに美味い。子供の頃から食べている料理のはずなのに、かつてないほど美味い。こんなに単純な料理なのに!
「うむ。ミーシャさんの指示通り、基本に忠実に作ってみた。店や屋台のものは数を出すため手順を省いているらしいからな。新鮮な素材で伝統的な作り方をすると、手間も時間もかかる。だがそれが一番美味いらしい」
例えば牛肉の赤身肉は、一度焼いてから更にお湯で煮る。その後でカットしてから再びフライパンで焼くという工程がある。
サルサも、トマト、玉ねぎ、青唐辛子は一度軽く焼いてある。その後で店のものは手動のミキサーで一気に撹拌して大量に作るが、ルシウスは元から厨房にあった、持ち上げるのも大変な重い石のすり鉢で丁寧にすって混ぜていた。
料理上手なミーシャおばさんのいるパン屋のトルティーヤが美味いのは当然として、これだけ単純な料理なのに、これまで食べた中で文句なしに一番美味いタコスだった。
「一度手順を覚えてしまえば、あとはいくらでも簡略化できるものだ。アイシャ、今日からお前に調理を教えていくからそのつもりでな」
「! ……はい!」
ついに来た。
美味しいごはんへの道はここから始まったのである。
--
美味しいもの食わせるだけだと根本的な食生活改善にならないので、現地の飯調査から始めてたルシウスおじさんでした。
なお、カーナ王国はメキシコの地方都市イメージの国。
当初想像していたような、肉体的にも精神的にも過酷な根性ありきの修行ではなかったが、代わりにとにかく情報量が多かった。
トオンはノートと鉛筆が手放せなくなったし、そのノートもすぐにページが埋まっていく。
「ルシウスさん、褒めて伸ばすタイプの人だよなあ」
ちょっとしたことでも、すぐ拾って褒めてきて、ついでにアイシャやトオンの頭を撫でたり軽く叩いたりとスキンシップも多めだ。
これまでのトオンの周りにはいなかったタイプだ。
いや、彼の母マルタも褒め殺しの人だったのだが、彼女はもういない。
ルシウスに関してはそれだけではない。彼は徹頭徹尾ポジティヴで裏表を感じさせることがなかった。
そのわりに上手く本音と建前を使い分けて、ここカーナ王国でできた、新たな交友関係の間をスイスイ泳いでいる。
そういうところは貴族出身らしい外面の良さというべきか。
そしてごはんが美味しい。
ごはんが美味しい。大事なことだから二度繰り返した。
しばらく、この国の食文化を知りたいと言って食べ歩きにアイシャとトオンを付き合わせていたルシウスは、初日にチキンスープを作り直してくれただけで、なかなか食事を作ってくれなかった。
まだだ、まだもう少し、などと言って。
そして先日からようやく彼は厨房に立ってくれた。
白い襟付きシャツを腕まくりして、下はデニムブルーのパンツ、その上からカズンも使っていたネイビーのエプロンを着けて、「スローライフ、スローライフ♪」とご機嫌な鼻歌混じりでフライパンを振っていた。
アイシャやトオンに調理指導をしたり、魔力使いとしての修行をつけることは口実で、本人的には、カーナ王国へはバカンスで来たという意識のほうが強いのかもしれない。
この国の主食は小麦で作るパンやトルティーヤ、そして同じトルティーヤでもコーンで作るもの。そして多少の米である。
米以外はパン屋や屋台で買ってくることが多い。トルティーヤはキロ単位で買っても銅貨5枚(約500円)前後とかなり安い。
この日も朝一で、南地区のパン屋にトルティーヤを買いに行っていたアイシャだ。
今日はルシウスからコーンのトルティーヤを買ってくるよう頼まれていた。
アイシャが赤レンガの建物まで戻ってくると、食堂にはトオンも着席していて、既に朝食の準備が整っている。
「待っていたぞ、アイシャ」
さっそく、焼きたてでまだ温かい小型のコーントルティーヤを各自の皿に数枚ずつ並べていき、ルシウスがその上に、茹でた牛肉をサイコロ状にカットしてフライパンで軽く焦げ目を付けたものを数個ずつ乗せていった。
更に細かく刻んだ玉ねぎ、香菜シラントロ(コリアンダーの葉、パクチー)も。
そして焼いたトマト、玉ねぎ、青唐辛子、塩少々とこちらにもシラントロを加えたものを石のすり鉢ですったサルサを乗せ、カットしたライムを添えて出来上がりである。
他には野菜入りのチキンなしチキンスープ。茹でたチキンの身は多分、昼用のサンドイッチの具になるはず。
この国ではよく食べられているビーフのタコスだった。ルシウスを連れて、定食屋や屋台でも幾度も食べたものだ。
(あんまり意外性ないな?)
カズンがこの国では珍しい料理ばかり作ってくれていたから、その料理の師匠であるルシウスも同じようなものだとばかり思っていたのだが。
そんなトオンたちの疑問は、すぐに崩れていくことになる。
「うっま……!」
「え、これ本当に外で食べてたタコスと同じもの……!?」
特に何かスパイスを使っているわけではない。
味付けは塩と、自分で後から絞るライムの果汁だけ。
なのに美味い。子供の頃から食べている料理のはずなのに、かつてないほど美味い。こんなに単純な料理なのに!
「うむ。ミーシャさんの指示通り、基本に忠実に作ってみた。店や屋台のものは数を出すため手順を省いているらしいからな。新鮮な素材で伝統的な作り方をすると、手間も時間もかかる。だがそれが一番美味いらしい」
例えば牛肉の赤身肉は、一度焼いてから更にお湯で煮る。その後でカットしてから再びフライパンで焼くという工程がある。
サルサも、トマト、玉ねぎ、青唐辛子は一度軽く焼いてある。その後で店のものは手動のミキサーで一気に撹拌して大量に作るが、ルシウスは元から厨房にあった、持ち上げるのも大変な重い石のすり鉢で丁寧にすって混ぜていた。
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「一度手順を覚えてしまえば、あとはいくらでも簡略化できるものだ。アイシャ、今日からお前に調理を教えていくからそのつもりでな」
「! ……はい!」
ついに来た。
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