91 / 183
ダンジョン編
91 決戦!4階ボス
しおりを挟む
「そろそろMPの回復終わったか?」
「んー、満タンだな。いつでも行けるぞ」
会議しながらMP回復は前回と一緒なんだが会議室の横が戦場だった3階とは違い、今回はそこから4階ボス横の部屋まで歩きだった。会議室の場所変えたら?って話しもあったんだけど、4階はジメジメしてるから会議室に使うには不快ってことで却下された。海鮮ども弱いからボスんとこ来るまでそんなに疲れないしな。
「最初はネクロマンサー1体だけだから、青結界張ってすぐ二人で速攻をかける。倒せたら一瞬で終わるかもしれんな」
「楽に倒せるのが1番なんだけどね」
「召喚魔法が発動したら打ち合わせ通り二手に分かれるぞ。その際は状況判断で、ゾンビ大量ならば俺の目の前に、ドラゴンゾンビならばドラゴンに潰されなくていい感じに戦えそうな場所に棺桶2号を出してくれ。それ以外が出たとしてもコテツの判断で棺桶2号をいい位置に頼む」
「任せとけ!」
「マジックポーションはMP半分になった時点で使うこと」
「オーケイだ」
「んじゃ行くぞ!結界を頼む」
「青結界!アニキにも青結界!」
「よし、特攻!」
・・・・・
「見えたッ!ネクロ野郎だ」
こちらの姿を確認したネクロマンサーが早速杖を振り上げる。
「青結界!アニキにも青結界!」
結界が消されてすぐ青結界を張り直す。そしてアニキの斬撃がネクロの首を捉えた。
グシャッ!
「なんだと!?」
「ネクロも結界張ってんのか!」
アニキの攻撃で半壊したので、オレも追撃の一撃を加えると結界が砕け散った。
二人で速攻片を付けようと攻撃するとネクロが消えた。
「「は?」」
どこ行ったのかとキョロキョロ見渡すがどこにも「あ、いたぞ!」
奥の部屋入口の横あたりまで転移したようで杖を振りかざしている。
「アイツも転移使うのかよ!」
『@lsンgぇmゃpくデfdpンズいflkyz』
「やられた!召喚だ」
辺り一面に大量のゾンビが沸いた。
すかさずアニキの目の前にヒシャク2本を添えて棺桶2号を配置する。
「オレはネクロに特攻するからあとは頼んだ!」
「任せろ!全員聖水で殺菌消毒してやるわ!」
いつの間にか結界が消されていたので、自分とアニキに青結界を張り直す。
ゾンビが手薄なルートを選択して特攻!
手薄と言ってもゾンビまみれなので、黒槍で薙ぎ払いながら少しずつ前進して行く。
あーこんな状況になるのなら棺桶3号も用意しておけば良かった。なんで3号も作るって話しにならなかったのだろう?完璧な作戦のつもりでも毎回どこかに穴があるもんだな。
そもそもネクロが遠くに転移するのが想定外だったし。
ゾンビをバッタバッタとなぎ倒しながら進むとようやくネクロの姿が見えた。
「クソが!また結界消えてるし!」
青結界を張り直してからザッとアニキを探すがゾンビまみれで見つけることが出来ず、しょうがないからアニキには結界ナシで頑張ってもらうこととしネクロに接近する。
「やっと辿り着いたぞネクロ野郎!」
怒りの三段突きでネクロの結界を破壊した途端、目の前が真っ赤に染まる。
あぶねッ!魔法来やがった!
結界のお陰でセーフだったが、いつの間にかキャンセルしてくるヤツだから一瞬も気を抜けない。
近寄ろうとすると結界を消され、青結界を張り直し攻撃をするとヤツの結界に阻まれ、結界を破壊したと思いきや魔法が飛んでくる。
なんという泥沼な戦いなのか・・・。コイツも大ッ嫌いだ!
ふとアニキを探すとすでにゾンビの大半が倒されていて、大剣を持ったヤバそうなヤツと戦っている。
ネクロと泥沼しながら鑑定してみると、アニキと戦ってるモンスターの名前はデスナイトだった。
マジックポーションを飲みアニキに赤結界をかける。
ホントは銀結界をかけてあげたかったがコッチも泥沼でMPに余裕が無い。
アニキがチラッとこっちを見たので、結界に気付いてくれたようだ。
それにしてもこのままじゃジリ貧だ。ネクロのMPが尽きるかなんてわからんからこのまま泥沼してる場合ではない。魔法特化な敵だけあって防御を破って攻撃入れる隙が無いんだよ。チャンスと思ったら攻撃魔法飛んで来てすぐ振り出しに戻るの繰り返し。
もう怒ったぞ!そっちが知らない戦法で攻めてやる!
まずはマジックポーションを一気飲み。
「チビ結界チビ結界チビ結界チビ結界!」
ネクロの左右と上と目の前に視界を塞ぐようににチビ結界を張って囲む。
「転移!」
すかさず背後に転移し黒槍で三段突きを入れ結界を破壊。
ネクロが気付き後ろを向くが構わず、袈裟斬り、一閃、突きの3連コンボを叩き込む!
ヤツも杖でなんとか防御をするが、最後の突きは防げず黒槍がネクロの体を貫いた。
不意に手応えが無くなりネクロの姿が消える。
「転移!」
わかってんだよ!お前が逃げることぐらい!
素早くネクロを見つけ出し、転移から速攻で三段突きを叩き込んだ。
顔面、首、胸に風穴を開けられ、ネクロマンサーもとうとう力尽きる。
【レベルが上がりました】
「んー、満タンだな。いつでも行けるぞ」
会議しながらMP回復は前回と一緒なんだが会議室の横が戦場だった3階とは違い、今回はそこから4階ボス横の部屋まで歩きだった。会議室の場所変えたら?って話しもあったんだけど、4階はジメジメしてるから会議室に使うには不快ってことで却下された。海鮮ども弱いからボスんとこ来るまでそんなに疲れないしな。
「最初はネクロマンサー1体だけだから、青結界張ってすぐ二人で速攻をかける。倒せたら一瞬で終わるかもしれんな」
「楽に倒せるのが1番なんだけどね」
「召喚魔法が発動したら打ち合わせ通り二手に分かれるぞ。その際は状況判断で、ゾンビ大量ならば俺の目の前に、ドラゴンゾンビならばドラゴンに潰されなくていい感じに戦えそうな場所に棺桶2号を出してくれ。それ以外が出たとしてもコテツの判断で棺桶2号をいい位置に頼む」
「任せとけ!」
「マジックポーションはMP半分になった時点で使うこと」
「オーケイだ」
「んじゃ行くぞ!結界を頼む」
「青結界!アニキにも青結界!」
「よし、特攻!」
・・・・・
「見えたッ!ネクロ野郎だ」
こちらの姿を確認したネクロマンサーが早速杖を振り上げる。
「青結界!アニキにも青結界!」
結界が消されてすぐ青結界を張り直す。そしてアニキの斬撃がネクロの首を捉えた。
グシャッ!
「なんだと!?」
「ネクロも結界張ってんのか!」
アニキの攻撃で半壊したので、オレも追撃の一撃を加えると結界が砕け散った。
二人で速攻片を付けようと攻撃するとネクロが消えた。
「「は?」」
どこ行ったのかとキョロキョロ見渡すがどこにも「あ、いたぞ!」
奥の部屋入口の横あたりまで転移したようで杖を振りかざしている。
「アイツも転移使うのかよ!」
『@lsンgぇmゃpくデfdpンズいflkyz』
「やられた!召喚だ」
辺り一面に大量のゾンビが沸いた。
すかさずアニキの目の前にヒシャク2本を添えて棺桶2号を配置する。
「オレはネクロに特攻するからあとは頼んだ!」
「任せろ!全員聖水で殺菌消毒してやるわ!」
いつの間にか結界が消されていたので、自分とアニキに青結界を張り直す。
ゾンビが手薄なルートを選択して特攻!
手薄と言ってもゾンビまみれなので、黒槍で薙ぎ払いながら少しずつ前進して行く。
あーこんな状況になるのなら棺桶3号も用意しておけば良かった。なんで3号も作るって話しにならなかったのだろう?完璧な作戦のつもりでも毎回どこかに穴があるもんだな。
そもそもネクロが遠くに転移するのが想定外だったし。
ゾンビをバッタバッタとなぎ倒しながら進むとようやくネクロの姿が見えた。
「クソが!また結界消えてるし!」
青結界を張り直してからザッとアニキを探すがゾンビまみれで見つけることが出来ず、しょうがないからアニキには結界ナシで頑張ってもらうこととしネクロに接近する。
「やっと辿り着いたぞネクロ野郎!」
怒りの三段突きでネクロの結界を破壊した途端、目の前が真っ赤に染まる。
あぶねッ!魔法来やがった!
結界のお陰でセーフだったが、いつの間にかキャンセルしてくるヤツだから一瞬も気を抜けない。
近寄ろうとすると結界を消され、青結界を張り直し攻撃をするとヤツの結界に阻まれ、結界を破壊したと思いきや魔法が飛んでくる。
なんという泥沼な戦いなのか・・・。コイツも大ッ嫌いだ!
ふとアニキを探すとすでにゾンビの大半が倒されていて、大剣を持ったヤバそうなヤツと戦っている。
ネクロと泥沼しながら鑑定してみると、アニキと戦ってるモンスターの名前はデスナイトだった。
マジックポーションを飲みアニキに赤結界をかける。
ホントは銀結界をかけてあげたかったがコッチも泥沼でMPに余裕が無い。
アニキがチラッとこっちを見たので、結界に気付いてくれたようだ。
それにしてもこのままじゃジリ貧だ。ネクロのMPが尽きるかなんてわからんからこのまま泥沼してる場合ではない。魔法特化な敵だけあって防御を破って攻撃入れる隙が無いんだよ。チャンスと思ったら攻撃魔法飛んで来てすぐ振り出しに戻るの繰り返し。
もう怒ったぞ!そっちが知らない戦法で攻めてやる!
まずはマジックポーションを一気飲み。
「チビ結界チビ結界チビ結界チビ結界!」
ネクロの左右と上と目の前に視界を塞ぐようににチビ結界を張って囲む。
「転移!」
すかさず背後に転移し黒槍で三段突きを入れ結界を破壊。
ネクロが気付き後ろを向くが構わず、袈裟斬り、一閃、突きの3連コンボを叩き込む!
ヤツも杖でなんとか防御をするが、最後の突きは防げず黒槍がネクロの体を貫いた。
不意に手応えが無くなりネクロの姿が消える。
「転移!」
わかってんだよ!お前が逃げることぐらい!
素早くネクロを見つけ出し、転移から速攻で三段突きを叩き込んだ。
顔面、首、胸に風穴を開けられ、ネクロマンサーもとうとう力尽きる。
【レベルが上がりました】
0
お気に入りに追加
140
あなたにおすすめの小説
転生弁護士のクエスト同行記 ~冒険者用の契約書を作ることにしたらクエストの成功率が爆上がりしました~
昼から山猫
ファンタジー
異世界に降り立った元日本の弁護士が、冒険者ギルドの依頼で「クエスト契約書」を作成することに。出発前に役割分担を明文化し、報酬の配分や責任範囲を細かく決めると、パーティ同士の内輪揉めは激減し、クエスト成功率が劇的に上がる。そんな噂が広がり、冒険者は誰もが法律事務所に相談してから旅立つように。魔王討伐の最強パーティにも声をかけられ、彼の“契約書”は世界の運命を左右する重要要素となっていく。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
赤い流星 ―――ガチャを回したら最強の服が出た。でも永久にコスプレ生活って、地獄か!!
ほむらさん
ファンタジー
ヘルメット、マスク、そして赤い軍服。
幸か不幸か、偶然この服を手に入れたことにより、波乱な人生が幕を開けた。
これは、異世界で赤い流星の衣装を一生涯着続けることになった男の物語。
※服は話の流れで比較的序盤に手に入れますが、しばらくは作業着生活です。
※主人公は凄腕付与魔法使いです。
※多種多様なヒロインが数多く登場します。
※戦って内政してガチャしてラッキースケベしてと、バラエティー豊かな作品です。
☆祝・100万文字達成!皆様に心よりの感謝を!
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる