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ダンジョン編
72 4階の探索
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朝ごはん中。
かなり久々の狼肉だ。
普通にこれも美味い。・・・美味いんだが、やっぱドラゴン肉が破格の美味さだったのを再認識させられた。倒してからもうかなりの日数経ったと思うし、そろそろドラゴン復活すればいいのに・・・。
いつもより質素な食事の後、もう食べられなくなったドラゴンの肉に別れを告げ、ゴブさんに投げまくった。アニキも涙を浮かべながら投げまくった。ゴブさんは憤慨してた。
その後は持ち物の入れ替えだ。マジックバッグ内の色々をアイテムボックスに移動する。
素材として集めてた物もいっぱいあって、中には腐敗でイヤな匂い放ってるのもあった。それらは当然ゴブさん行きだ。ドラゴン素材などは、ちゃんと聖水処理してあったので大丈夫だった。
最新の素材だとバフォメットの首と胴体がそのまま入っていたので、アイテムボックスを使えるようになったタイミングは丁度良かったと言える。
アイテムボックスは入っている物が脳内イメージでわかるので、マジックバッグと違い、何を入れたのかわからなくなるなんてことは無い。でも一応アイテムボックス内にパソコンのフォルダみたいのを作って、種類ごとに分別することが出来たのでそれを大いに活用した。
ミノタウロスの斧なんて大量にあるし、むしろマジックバッグから出す時のほうが苦労したよ。
[デュラハンの戦斧]
:デュラハン愛用の戦斧。素材は不明。評価A
:力10%アップ
:破壊強化(大)
:衝撃耐性
コレを鑑定するのすっかり忘れてた。やっぱ強いねー。
思えばオレらがバットで痛い思いしたチビ結界赤を一撃でグシャッとしたからな。付与されている補正が少ないから評価Aなのかも。とはいえピンポイントで重要なのが付いてるから、持つべき人が持つと驚異的な威力になる。
けど両刃のゴツイ斧だから重さに耐えきれなきゃ自爆しそうな感じ。
アニキに報告すると、「ゴリマッチョの仲間にくれてやれ!」の一言だった。
オレもアニキも斧は使わんしな。そうだ!木こりの時に使おう。
ちなみにアニキが今何をしてるかと言うと、「しまった!サイコロと点棒作ってねえ!」とのことで、サイコロと点棒と麻雀牌の入れ物作りだ。そろそろ完成する頃かな?
整理整頓が終わったので槍の稽古をしてみる。
ビュンビュンビュンビュン
やっぱ槍おもれえ!まだ槍のレベルは低いけど、弟子入り前に実践投入してみっかな?
「コテツー、4階攻めてみようぜ」
不意にアニキが話し掛けてきた。
「サイコロ完成したん?」
「おう、バッチリだぜ。点棒も箱も作って一纏めにした」
「お疲れさーん!」
「ってことで4階だ!コテツも整理終わったから槍振り回してたんだろ?」
「そうだぞ!んじゃ4階行くか!」
「準備は出来てる。いつでもいいぞ」
「よし、んじゃ転移!」
・・・・・
ということで、やって来ました。4階へ。
「ジメジメしてんなあ」
「前に4階来た時も思ったが、湿気が凄くて実に不快だ」
二人で不満を垂れ流しながら歩いてると第一村人を発見。全然人じゃないけど、って何だアレ?
少し近寄ると、どこかで見たような風貌が・・・あれってカニじゃないのか!?
認識すると同時にアニキの魔剣がカニを貫いていた。
そう・・・アニキも飢えていたのだ。カニを前に傍観など出来なかった。
「蟹、召し捕ったりーーーー!!!」
「うおおおおお!晩飯キターーーーーーー!!!」
「そうか!このジメジメは海産物の湿気だったのか!」
「4階大当たりじゃん!マグロもいる!?」
「海の魔物だとは限らんが居る可能性は十分あると見たッ!」
もう二人ともいきなりテンションMAXだ!
「その前に次は蟹が3匹のハズだ!一気に狩るぞ!」
「オオオオーーーーーッ!!!」
もちろん先にはカニが3匹いた。二人とも目が血走り最速でカニを討伐。
「とても貴重な食材だ。これもアイテムボックスに入れといてくれ」
「もちろんだ。これはマジックバッグの手に負える代物では無い。元々手なんか無いけど」
カニが動いてないのを確認し、アイテムボックスに収納した。
それにしても黒衣セットはやっぱ最高だな!鎧着けてた時ともう全然違う。やっぱ鎧って完全に自由に動けないんよ。鉄じゃなく革の鎧だったとはいえ、武器を振り回すと鎧に腕が当たったりする。それが今は普通の服になったから、動きやすいなんてもんじゃないね!
「そういやアニキ、もうこの格好見ても笑わんな」
「一昨日からずっとその姿を見てるからな。流石に慣れたわ」
「そういうもんかー。もうね、超動きやすくて最高だぞ!アニキもずっとこんな感じだったんだな」
「んーーまあそうだな。特攻服に隙など無い。コテツの場合ずっと鎧着てたから尚更解放感が凄いのだろう」
「動きやすさもなんだけどさ、肌触りもパーフェクトだぞ!アニキが特攻服を求め続ける気持ちが今なら良くわかる!」
「ハハッ!まあそういうこった。良い服は男を磨くわけよ!」
『良い服は男を磨く』か・・・名言だな。早いとこ海の男になった姿を見たいものだ。
かなり久々の狼肉だ。
普通にこれも美味い。・・・美味いんだが、やっぱドラゴン肉が破格の美味さだったのを再認識させられた。倒してからもうかなりの日数経ったと思うし、そろそろドラゴン復活すればいいのに・・・。
いつもより質素な食事の後、もう食べられなくなったドラゴンの肉に別れを告げ、ゴブさんに投げまくった。アニキも涙を浮かべながら投げまくった。ゴブさんは憤慨してた。
その後は持ち物の入れ替えだ。マジックバッグ内の色々をアイテムボックスに移動する。
素材として集めてた物もいっぱいあって、中には腐敗でイヤな匂い放ってるのもあった。それらは当然ゴブさん行きだ。ドラゴン素材などは、ちゃんと聖水処理してあったので大丈夫だった。
最新の素材だとバフォメットの首と胴体がそのまま入っていたので、アイテムボックスを使えるようになったタイミングは丁度良かったと言える。
アイテムボックスは入っている物が脳内イメージでわかるので、マジックバッグと違い、何を入れたのかわからなくなるなんてことは無い。でも一応アイテムボックス内にパソコンのフォルダみたいのを作って、種類ごとに分別することが出来たのでそれを大いに活用した。
ミノタウロスの斧なんて大量にあるし、むしろマジックバッグから出す時のほうが苦労したよ。
[デュラハンの戦斧]
:デュラハン愛用の戦斧。素材は不明。評価A
:力10%アップ
:破壊強化(大)
:衝撃耐性
コレを鑑定するのすっかり忘れてた。やっぱ強いねー。
思えばオレらがバットで痛い思いしたチビ結界赤を一撃でグシャッとしたからな。付与されている補正が少ないから評価Aなのかも。とはいえピンポイントで重要なのが付いてるから、持つべき人が持つと驚異的な威力になる。
けど両刃のゴツイ斧だから重さに耐えきれなきゃ自爆しそうな感じ。
アニキに報告すると、「ゴリマッチョの仲間にくれてやれ!」の一言だった。
オレもアニキも斧は使わんしな。そうだ!木こりの時に使おう。
ちなみにアニキが今何をしてるかと言うと、「しまった!サイコロと点棒作ってねえ!」とのことで、サイコロと点棒と麻雀牌の入れ物作りだ。そろそろ完成する頃かな?
整理整頓が終わったので槍の稽古をしてみる。
ビュンビュンビュンビュン
やっぱ槍おもれえ!まだ槍のレベルは低いけど、弟子入り前に実践投入してみっかな?
「コテツー、4階攻めてみようぜ」
不意にアニキが話し掛けてきた。
「サイコロ完成したん?」
「おう、バッチリだぜ。点棒も箱も作って一纏めにした」
「お疲れさーん!」
「ってことで4階だ!コテツも整理終わったから槍振り回してたんだろ?」
「そうだぞ!んじゃ4階行くか!」
「準備は出来てる。いつでもいいぞ」
「よし、んじゃ転移!」
・・・・・
ということで、やって来ました。4階へ。
「ジメジメしてんなあ」
「前に4階来た時も思ったが、湿気が凄くて実に不快だ」
二人で不満を垂れ流しながら歩いてると第一村人を発見。全然人じゃないけど、って何だアレ?
少し近寄ると、どこかで見たような風貌が・・・あれってカニじゃないのか!?
認識すると同時にアニキの魔剣がカニを貫いていた。
そう・・・アニキも飢えていたのだ。カニを前に傍観など出来なかった。
「蟹、召し捕ったりーーーー!!!」
「うおおおおお!晩飯キターーーーーーー!!!」
「そうか!このジメジメは海産物の湿気だったのか!」
「4階大当たりじゃん!マグロもいる!?」
「海の魔物だとは限らんが居る可能性は十分あると見たッ!」
もう二人ともいきなりテンションMAXだ!
「その前に次は蟹が3匹のハズだ!一気に狩るぞ!」
「オオオオーーーーーッ!!!」
もちろん先にはカニが3匹いた。二人とも目が血走り最速でカニを討伐。
「とても貴重な食材だ。これもアイテムボックスに入れといてくれ」
「もちろんだ。これはマジックバッグの手に負える代物では無い。元々手なんか無いけど」
カニが動いてないのを確認し、アイテムボックスに収納した。
それにしても黒衣セットはやっぱ最高だな!鎧着けてた時ともう全然違う。やっぱ鎧って完全に自由に動けないんよ。鉄じゃなく革の鎧だったとはいえ、武器を振り回すと鎧に腕が当たったりする。それが今は普通の服になったから、動きやすいなんてもんじゃないね!
「そういやアニキ、もうこの格好見ても笑わんな」
「一昨日からずっとその姿を見てるからな。流石に慣れたわ」
「そういうもんかー。もうね、超動きやすくて最高だぞ!アニキもずっとこんな感じだったんだな」
「んーーまあそうだな。特攻服に隙など無い。コテツの場合ずっと鎧着てたから尚更解放感が凄いのだろう」
「動きやすさもなんだけどさ、肌触りもパーフェクトだぞ!アニキが特攻服を求め続ける気持ちが今なら良くわかる!」
「ハハッ!まあそういうこった。良い服は男を磨くわけよ!」
『良い服は男を磨く』か・・・名言だな。早いとこ海の男になった姿を見たいものだ。
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