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ダンジョン編
68 黒槍
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紫色の血が流れていて現場がちょっと耐えきれない酷さだったので若干涙目だが、バフォメットの死体にブラッディナイフを刺して血抜きをする。今はたまたまオレがこのナイフを持っていたので丁度良かった。
紫色の血とか絶対呪われそうだから、この肉食う人なんて絶対いないだろな。
血抜きが終わったのでマジックバックにぶち込む。
頭なあ・・・、クルクルとした角とか凄く素材っぽいしこれも持ってくか。
頭も血抜きしてバッグに入れる。
レジェンドの魔石も当然丁寧にバッグに入れたし、あとは黒槍か。鑑定してみた。
[バフォメットの黒槍]
:バフォメットが愛用している黒槍。素材は一切不明。評価S
:素早さ10%アップ
:斬撃強化(中)刺突強化(中)刺突速度強化(中)
:自動修復(中)衝撃耐性 精神耐性
「クッソつええ!」
アニキの魔剣並みじゃん!しかも失われた素早さ10%がここに!
・・・もうこれ装備するしか無くね?
「戻ったゾー」
アニキが丁度いい所で帰ってきた。
「アニキ!この黒槍鑑定してみ!」
「ん??あーバフォメットの槍か・・・どれ」
「つえーなコイツは。俺の魔剣とタメ張るレベルじゃねえか」
「最初にバフォの石突で結界半壊した時さ、武器のリーチ差だと思ってたんだけど、刺突速度強化でやられたから簡単にくらったのかもしれない」
「ふむ、まあそれもあるだろな。コテツ、この槍使ってみたらどうだ?」
「アニキは槍とかどうなん?」
「魔剣があるしな。やっと剣聖まで来た所だから俺は剣一筋で行くぞ」
「ナニィ!?アニキ剣豪の上まで行ったのか!」
「ここまで来るともう、その先が気になってしゃーない感じだ」
だろうなー!オレも剣豪Lv8まで来てるからもっと上目指したい所だけど、密かに槍もかなり好きなんだよね。やっぱこうなったら槍スキルも育てるしかないよな!?
「決めた!槍の修行する!ゴブさんに弟子入りするぞ!」
「ハハッ!いいんじゃねーか?赤ゴブの槍捌きは本物だった。いい師匠になるだろうよ」
今思うとオレの3連撃って槍でこそ生きる気がする。しかも刺突強化に刺突速度アップとか、もう間違いなく必殺技になるじゃんね!?
「それにしても見渡す限り牛まみれだな・・・」
「辺り一面ミノタウロス畑だ」
「畑ではない!・・・しかしこいつらって素材になるんだろうか」
「牛だからもしかして食えるのか?」
「いやいやいやいや、例え食えるとしても体は人間と変わらんぞ?解体するのもスプラッタだし、もし万が一美味いとしてもだ。こんな現場見た後じゃ、とてもじゃないが喉通らねえよ!」
「だよね。オレもマッチョのおっさんなんて食いたくない」
「魔石と斧だけ回収すっか」
「角とか価値ありそうだけど、もう疲れたし放置でいっか」
「角か・・・確かに立派な角だ。疲れたけどやっぱ角も回収しよう」
「魔石と斧と角の回収ね?オッケー、すぐやろう」
角を折るのがちょっと大変だったけど、なんとか全部収集した。
そして魔石は全部(中)だ!一気に(中)が10個とか美味すぎる!
「任務完了!」
「めんどかったが、地上出た時に角売れるかもしれんしな」
「ミノタウロスの角だもんな。文字で書くと絶対素材っぽい名前だし」
「空箱のストック切れそうだから戻ったら作るか」
ちゃんと箱に入れて紙に[ミノタウロスの角]って書いて貼って置かないと、なんの角かわからなくなっていちいち鑑定しなきゃだし、マジックバッグの中が素材でぐちゃぐちゃになる。
「よし、もうOKだな。先の部屋に進むとしよう」
「お宝に期待だな!」
ということで来ました!3階ボスルーム。
思った通りガチャは無し。ガチャは1階だけのようだな。んで宝箱もパッと見では無し。
奥に階段があるので今回も脱出は出来ないようだ。
「2階の時と一緒で、一見何もねーな」
「また隠し部屋パターンか」
2人で壁をトントンしまくる。
「コテツ!あったぞ、ココだ!」
「そっちか!」
壁をすり抜けると、やっぱりありました!宝箱。
「どれ、たまには俺が開けてみっかな?」
「一応罠あるかもだから警戒だぞ!今まで一回も罠仕掛けられてたこと無いけど」
「そうだな、気を付けよう。と言ってもビビリながら開けるだけだが」
おっかなびっくり開けると、やっぱ罠は無く普通に開いた。
「杖か?これ」
「杖だな。魔法少女になれるぞアニキ」
「ならねーよ!」
[聖女クレスティアの杖]
:聖女クレスティアが愛用した聖なる杖。ミスリル製。評価S
:精神力10%アップ
:水属性魔法強化 回復魔法強化
:自動修復(強)衝撃耐性 精神耐性
「うわー!凄い杖だなこれ」
「強い。しかし悲しいかな俺らにゃ水魔法は使えん」
「やっぱアニキが魔法少女になるしか」
「ならん!」
オレは火魔法と時空魔法だし、アニキは土魔法だから残念ながらこれは使えない。
「これもお蔵入りだな。いずれ回復魔法使いが仲間になった時にでもくれてやろう」
ここで見た人間ってアニキ以外じゃゾンビしかいないけどな!いやグールか。
紫色の血とか絶対呪われそうだから、この肉食う人なんて絶対いないだろな。
血抜きが終わったのでマジックバックにぶち込む。
頭なあ・・・、クルクルとした角とか凄く素材っぽいしこれも持ってくか。
頭も血抜きしてバッグに入れる。
レジェンドの魔石も当然丁寧にバッグに入れたし、あとは黒槍か。鑑定してみた。
[バフォメットの黒槍]
:バフォメットが愛用している黒槍。素材は一切不明。評価S
:素早さ10%アップ
:斬撃強化(中)刺突強化(中)刺突速度強化(中)
:自動修復(中)衝撃耐性 精神耐性
「クッソつええ!」
アニキの魔剣並みじゃん!しかも失われた素早さ10%がここに!
・・・もうこれ装備するしか無くね?
「戻ったゾー」
アニキが丁度いい所で帰ってきた。
「アニキ!この黒槍鑑定してみ!」
「ん??あーバフォメットの槍か・・・どれ」
「つえーなコイツは。俺の魔剣とタメ張るレベルじゃねえか」
「最初にバフォの石突で結界半壊した時さ、武器のリーチ差だと思ってたんだけど、刺突速度強化でやられたから簡単にくらったのかもしれない」
「ふむ、まあそれもあるだろな。コテツ、この槍使ってみたらどうだ?」
「アニキは槍とかどうなん?」
「魔剣があるしな。やっと剣聖まで来た所だから俺は剣一筋で行くぞ」
「ナニィ!?アニキ剣豪の上まで行ったのか!」
「ここまで来るともう、その先が気になってしゃーない感じだ」
だろうなー!オレも剣豪Lv8まで来てるからもっと上目指したい所だけど、密かに槍もかなり好きなんだよね。やっぱこうなったら槍スキルも育てるしかないよな!?
「決めた!槍の修行する!ゴブさんに弟子入りするぞ!」
「ハハッ!いいんじゃねーか?赤ゴブの槍捌きは本物だった。いい師匠になるだろうよ」
今思うとオレの3連撃って槍でこそ生きる気がする。しかも刺突強化に刺突速度アップとか、もう間違いなく必殺技になるじゃんね!?
「それにしても見渡す限り牛まみれだな・・・」
「辺り一面ミノタウロス畑だ」
「畑ではない!・・・しかしこいつらって素材になるんだろうか」
「牛だからもしかして食えるのか?」
「いやいやいやいや、例え食えるとしても体は人間と変わらんぞ?解体するのもスプラッタだし、もし万が一美味いとしてもだ。こんな現場見た後じゃ、とてもじゃないが喉通らねえよ!」
「だよね。オレもマッチョのおっさんなんて食いたくない」
「魔石と斧だけ回収すっか」
「角とか価値ありそうだけど、もう疲れたし放置でいっか」
「角か・・・確かに立派な角だ。疲れたけどやっぱ角も回収しよう」
「魔石と斧と角の回収ね?オッケー、すぐやろう」
角を折るのがちょっと大変だったけど、なんとか全部収集した。
そして魔石は全部(中)だ!一気に(中)が10個とか美味すぎる!
「任務完了!」
「めんどかったが、地上出た時に角売れるかもしれんしな」
「ミノタウロスの角だもんな。文字で書くと絶対素材っぽい名前だし」
「空箱のストック切れそうだから戻ったら作るか」
ちゃんと箱に入れて紙に[ミノタウロスの角]って書いて貼って置かないと、なんの角かわからなくなっていちいち鑑定しなきゃだし、マジックバッグの中が素材でぐちゃぐちゃになる。
「よし、もうOKだな。先の部屋に進むとしよう」
「お宝に期待だな!」
ということで来ました!3階ボスルーム。
思った通りガチャは無し。ガチャは1階だけのようだな。んで宝箱もパッと見では無し。
奥に階段があるので今回も脱出は出来ないようだ。
「2階の時と一緒で、一見何もねーな」
「また隠し部屋パターンか」
2人で壁をトントンしまくる。
「コテツ!あったぞ、ココだ!」
「そっちか!」
壁をすり抜けると、やっぱりありました!宝箱。
「どれ、たまには俺が開けてみっかな?」
「一応罠あるかもだから警戒だぞ!今まで一回も罠仕掛けられてたこと無いけど」
「そうだな、気を付けよう。と言ってもビビリながら開けるだけだが」
おっかなびっくり開けると、やっぱ罠は無く普通に開いた。
「杖か?これ」
「杖だな。魔法少女になれるぞアニキ」
「ならねーよ!」
[聖女クレスティアの杖]
:聖女クレスティアが愛用した聖なる杖。ミスリル製。評価S
:精神力10%アップ
:水属性魔法強化 回復魔法強化
:自動修復(強)衝撃耐性 精神耐性
「うわー!凄い杖だなこれ」
「強い。しかし悲しいかな俺らにゃ水魔法は使えん」
「やっぱアニキが魔法少女になるしか」
「ならん!」
オレは火魔法と時空魔法だし、アニキは土魔法だから残念ながらこれは使えない。
「これもお蔵入りだな。いずれ回復魔法使いが仲間になった時にでもくれてやろう」
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