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ダンジョン編
55 今度こそ3階のボス見学
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「麻雀牌はめんどくさいということが判明した。数が多すぎてもうな、延々とノコギリだぞ!何か簡単に木を切断出来る物が無いとやってられんわ」
麻雀牌か。見たことはあるな。たしかに種類すごくいっぱいあった気がする。
「だが将棋の駒は作ったぜ!将棋盤もバッチリだ。ただ駒に文字掘ったはいいが俺絵の具持ってなくてよ、文字に色塗るのにコテツの絵の具少し使っていいか?」
「2セットあるからひとつ使っていいよ」
「サンキュ。流石に色が付いてないとわかりにくくて全然ダメだ。将棋盤にマス目も書かなきゃいかんしな。ただやっぱりニスが欲しいわ。木を削っただけのザラザラのままじゃ全然完成した気がしない。色も付いてないからそれ以前だけどな」
「ニスなかなか出ないな。出るかどうかもわからんけど、・・・作れないかな?」
「なるほど自作か・・・、それは考えてなかった。樹脂となんかを混ぜるんだっけかな・・・。シンナー臭かった気がする。シンナーってそもそもなんだ??トルエン・・・ガソリン?」
なんかアニキがむっちゃ思考の渦に飲まれてしまった。
「やっぱ自作は無理だな。そもそも作り方ちゃんとわかってないのに変な物混ぜるのは危険だ。確かトルエンって毒物だし」
「そっかー、危険ならしゃーないな」
「んで、コテツは何作ったんだ?」
「んとねー、ミスリルソードの持つとこにドラゴンの皮貼ったぞ。んであとはグール用アイテム作ろうとしたんだけど、注射器が上手く作れなくて結局ヒシャクになった」
「なんで注射器かは知らんが、柄杓はナイスアイデアだな。存在忘れてたわ」
「注射器で水をピューってやろうと思ったんだ。だけど下から水が漏れてイマイチだった」
「あーそういうことか。本物は確か中にゴムとか入ってたから、漏れにくい設計なのだろう」
「ゴムか!なるほど・・・、でもまあもういいや。結局ヒシャクのほうが楽そうだし」
「ならアレだな。聖水を入れるバケツみたいなのもあったほうがいいな」
「おーなるほど。バケツ持ちながらバシャバシャかけたほうがいいもんな」
「木工のレベル上げにもなるだろうから、後で俺が作るわ」
「わかった。あとクマいっぱい作ったけど一個いる?」
「いや、それは嵩張るからいらん」
前作ったのよりさらに出来いいんだけどな。まあ色塗ってニスで仕上げれば欲しくなるだろう。
************************************************************
「よーし!たっぷり寝て完全回復だ。アニキ、今日こそ3階ボス見に行くぞ!」
「そうするか。あ、そーそー、打ち水用の桶っぽいの作っといたぞ」
「おーーこれ見たことある。近所のばーちゃんが水撒いてた」
「それが打ち水って奴だ。水を撒いて気温下げたり、埃を抑えるみたいな感じだ」
「へー、なるほど」
「よし、んじゃ行くぞ。今回はグール楽勝だろうからボスの顔拝めるハズ」
「聖水も汲んだし忘れ物はないな?よし、転移!」
メタボおっさんズをサクッと倒しグールの所に到着。
「よし、柄杓アタック開始!」
5Mくらいまで近寄って2人でグールに聖水をかけまくった。
「オッケイ!弱点さえわかってりゃ楽勝だな」
「昨日はあんなに苦労したのに・・・。でもまだ先に居るかもだから桶持ったまま進もう」
「だな。違う魔物ならすぐ片付けて剣に持ち替えるぞ」
先に進むと、次はグールじゃなくて、居たのは下半身がヘビの女だった。
名前 :ラミア
「ラミアっていうモンスターらしい」
「・・・人型の魔物ばっかでやりにくいなココは」
オレが戦ってみたが、ラミアは武器とか持ってなかったので強くなかった。
そして次は、いつものパターンで3体いたからそれも倒す。
名前 :リザードマン
「また人型だ。トカゲみたいな爬虫類系か。コイツは剣持ってるな」
「リザードマンだってさ」
「次は俺の番だな。鱗硬そうだから魔剣で行くか」
リザードマンはなかなか剣を使うのが上手く、普通にいい戦いだった。
「ふー、いい相手だった。こういう魔物は歓迎するぜ」
「次はたぶん3体だぞ。アニキ一人で行けそう?」
「フム。まあ大丈夫だとは思う。もし危なそうだったらコテツも参加してくれ」
「わかった」
先に進むと、思った通りリザードマンが3体いて、アニキが特攻をかけた。
リザードマンのコンビネーションは多彩で、少し苦戦してたけどアニキの勝利。
「よおおおし!リザードマン良いわー!剣術の訓練するのに最適の相手だぞ」
「かなり手強そうだったな!アイツらすげえコンビネーションだった」
「あの戦い方は参考になる。たまにここ来て特訓しよう」
話しながら歩いてると、ボス横らしい部屋に到着した。
「やっと着いたぞ。部屋の大きさ的にもボス手前部屋だろ」
「泉は無いけど2階と一緒だな。またここに棺桶運ばないと」
今すぐ戦うわけじゃないけどね。
「よし、んじゃボスチェックだ!」
一応ボスに気付かれないように慎重に覗く。
名前 :バフォメット
麻雀牌か。見たことはあるな。たしかに種類すごくいっぱいあった気がする。
「だが将棋の駒は作ったぜ!将棋盤もバッチリだ。ただ駒に文字掘ったはいいが俺絵の具持ってなくてよ、文字に色塗るのにコテツの絵の具少し使っていいか?」
「2セットあるからひとつ使っていいよ」
「サンキュ。流石に色が付いてないとわかりにくくて全然ダメだ。将棋盤にマス目も書かなきゃいかんしな。ただやっぱりニスが欲しいわ。木を削っただけのザラザラのままじゃ全然完成した気がしない。色も付いてないからそれ以前だけどな」
「ニスなかなか出ないな。出るかどうかもわからんけど、・・・作れないかな?」
「なるほど自作か・・・、それは考えてなかった。樹脂となんかを混ぜるんだっけかな・・・。シンナー臭かった気がする。シンナーってそもそもなんだ??トルエン・・・ガソリン?」
なんかアニキがむっちゃ思考の渦に飲まれてしまった。
「やっぱ自作は無理だな。そもそも作り方ちゃんとわかってないのに変な物混ぜるのは危険だ。確かトルエンって毒物だし」
「そっかー、危険ならしゃーないな」
「んで、コテツは何作ったんだ?」
「んとねー、ミスリルソードの持つとこにドラゴンの皮貼ったぞ。んであとはグール用アイテム作ろうとしたんだけど、注射器が上手く作れなくて結局ヒシャクになった」
「なんで注射器かは知らんが、柄杓はナイスアイデアだな。存在忘れてたわ」
「注射器で水をピューってやろうと思ったんだ。だけど下から水が漏れてイマイチだった」
「あーそういうことか。本物は確か中にゴムとか入ってたから、漏れにくい設計なのだろう」
「ゴムか!なるほど・・・、でもまあもういいや。結局ヒシャクのほうが楽そうだし」
「ならアレだな。聖水を入れるバケツみたいなのもあったほうがいいな」
「おーなるほど。バケツ持ちながらバシャバシャかけたほうがいいもんな」
「木工のレベル上げにもなるだろうから、後で俺が作るわ」
「わかった。あとクマいっぱい作ったけど一個いる?」
「いや、それは嵩張るからいらん」
前作ったのよりさらに出来いいんだけどな。まあ色塗ってニスで仕上げれば欲しくなるだろう。
************************************************************
「よーし!たっぷり寝て完全回復だ。アニキ、今日こそ3階ボス見に行くぞ!」
「そうするか。あ、そーそー、打ち水用の桶っぽいの作っといたぞ」
「おーーこれ見たことある。近所のばーちゃんが水撒いてた」
「それが打ち水って奴だ。水を撒いて気温下げたり、埃を抑えるみたいな感じだ」
「へー、なるほど」
「よし、んじゃ行くぞ。今回はグール楽勝だろうからボスの顔拝めるハズ」
「聖水も汲んだし忘れ物はないな?よし、転移!」
メタボおっさんズをサクッと倒しグールの所に到着。
「よし、柄杓アタック開始!」
5Mくらいまで近寄って2人でグールに聖水をかけまくった。
「オッケイ!弱点さえわかってりゃ楽勝だな」
「昨日はあんなに苦労したのに・・・。でもまだ先に居るかもだから桶持ったまま進もう」
「だな。違う魔物ならすぐ片付けて剣に持ち替えるぞ」
先に進むと、次はグールじゃなくて、居たのは下半身がヘビの女だった。
名前 :ラミア
「ラミアっていうモンスターらしい」
「・・・人型の魔物ばっかでやりにくいなココは」
オレが戦ってみたが、ラミアは武器とか持ってなかったので強くなかった。
そして次は、いつものパターンで3体いたからそれも倒す。
名前 :リザードマン
「また人型だ。トカゲみたいな爬虫類系か。コイツは剣持ってるな」
「リザードマンだってさ」
「次は俺の番だな。鱗硬そうだから魔剣で行くか」
リザードマンはなかなか剣を使うのが上手く、普通にいい戦いだった。
「ふー、いい相手だった。こういう魔物は歓迎するぜ」
「次はたぶん3体だぞ。アニキ一人で行けそう?」
「フム。まあ大丈夫だとは思う。もし危なそうだったらコテツも参加してくれ」
「わかった」
先に進むと、思った通りリザードマンが3体いて、アニキが特攻をかけた。
リザードマンのコンビネーションは多彩で、少し苦戦してたけどアニキの勝利。
「よおおおし!リザードマン良いわー!剣術の訓練するのに最適の相手だぞ」
「かなり手強そうだったな!アイツらすげえコンビネーションだった」
「あの戦い方は参考になる。たまにここ来て特訓しよう」
話しながら歩いてると、ボス横らしい部屋に到着した。
「やっと着いたぞ。部屋の大きさ的にもボス手前部屋だろ」
「泉は無いけど2階と一緒だな。またここに棺桶運ばないと」
今すぐ戦うわけじゃないけどね。
「よし、んじゃボスチェックだ!」
一応ボスに気付かれないように慎重に覗く。
名前 :バフォメット
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