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ダンジョン編
46 レジェンド(2回目)
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「んじゃ転移するぞアニキ」
「あ、ちょっと待て。階段降りてチラッと下の様子見てから行くべ」
「おーそうだな!」
1階で見た階段とほぼ一緒だが、まあ出口って可能性もあるしな。
手摺りなんて無いから、転ばないように慎重に下に降りる。
「ウム。ダンジョンだ」
「何の変化もねえな。どこまで下りれば出口なのか不安になってくるわ」
てか出口って普通に考えたら上にありそうなんだけど、上に行く階段なんて無かったからなあ。どこかに隠し通路があるとかだったらたまらんぞ・・・。通路全部トントン叩きながら探すとか、めんどくさいなんてもんじゃねえ。トントン職人はちょっと勘弁してほしい。
「まあいい。3階の探索は次回だ。よし、転移で戻んべ」
「ういお!手出して。んじゃ転移!」
ガチャ前に戻ってきた。
・・・・・
「時は来た。俺は少し瞑想に入る」
「迷走?・・・ああ精神集中か。レジェンドが相手だから当然だな」
なぜかオレもアニキの横で座禅を組み心を無にする。
欲を出すのがとにかく1番まずい。がっついて欲望のまま回すと最悪の結果を生む。何度も経験してきた。アニキが女物の服ばっか出すのは、もしかすると欲に呑まれてるのかもしれないな。
狙いがあるほうが集中力は高まるが、ピンポイントでそれを引き当てるのは経験上非常に難しい。
アニキが目を開いた。
「行こう。ピリオドの向こう側へ」
なんか意味不明なことを言っている。悟りを開いたのかもしれん。
そして流れるようなフォームで魔石(大)をレジェンドガチャにセットする。見事だ。一切の無駄がない。
レバーが光った。
一呼吸の後、時は動く。
ガチャコン!
「力強い音ではあるが、キュピンは無しか!?」
赤か!いや、レジェンドだから赤も悪くないハズだ。
「・・・出来れば銀以上行きたかったが、青や緑じゃないだけ期待は出来るか」
「レジェンドだからな!いいの出るぞきっと」
カードに書かれている文字をみると【剣】だった。
[魔剣グランディス]
:鍛冶師グランディスが作りあげた生涯最後の大剣。 評価S
:素材は一切不明。
:斬撃強化(大)破壊強化(中)斬撃速度強化(中)
:自動修復(中)衝撃耐性 精神耐性
あっ、つい鑑定してしまった。でもスゲーなこれ!魔剣だってさ。かっけえ!
「っしゃーーー!!!これは当たりだろ!」
「アニキ悪い!つい鑑定してしまった。これ超当たりだぞきっと!」
「魔剣グランディスか・・・。詳細は非常に気になるが、それはまあ後で自分で調べよう。鞘に入った大剣をガチャで手に入れたは初めてだな。よし、抜いてみるか」
おおおお!すげーごっついなー。鍛冶も結構極めたつもりだったけど、オレにはこんなの作れないぞ。
なんつーか威圧感が凄くて、そして美しさがある。
ただの鉄じゃダメなんだろなきっと・・・。絶対こんな色にならんもん。いぶし銀とかいう奴?いやそんなもんじゃねえな、青っぽいような・・・いや違う!アレだ、ブルーのほうの青じゃなくてもう一つのほうの蒼だ!正直違いはわからんが絶対そっちのほうの蒼だ。
何かを刺激されたのか、鍛冶職人思考に染まるコテツであった。
ビュン!
「重い・・・、だが、いい重さだ!これを使いこなすには特訓が必要か。ふむ、剣速が上がった気がするな。そういう補正でも付いてると見た」
さすがアニキ、振っただけでそこを見抜いたか。
「これで赤ってことは、レジェンドの銀や金ならもっと凄い魔剣とか出るのかもな」
「聖剣も出るぞきっと!」
「聖剣か、それは聞いたことあるな。なんだっけ?デュランダルとか、あとはなんだ?バルムンクだっけか。なんか色々あるよな」
「種類むっちゃあるぞ!ガチャで出るのかは知らんけど」
「剣だけじゃなくて、槍とか弓とかもスゲーのありそうだ」
「おーー!グングニル欲しい!」
やっべえ!レジェンド凄すぎだろ!でもレインボー引いて出たのは加護だったんだよなあ・・・。時空魔法は転移とか結界とか確かに凄いけど、やっぱ聖剣欲しかったなー。まあ次回出せばいいか!
「これほどの剣が出るとなると、コテツも魔剣の一つくらい欲しいとこだな。しかし3階のボスも間違いなく強敵だろう。最初にドラゴンが来て、次にデュラハンだからな・・・。しかもバンシーとかいう怨霊みたいのまで出てきやがったし、次のボスが楽勝だとはとても思えん」
「レジェンド回したいけど、ボスはもうお腹いっぱいだぞ」
「次は剣で戦える相手だといいんだがな。1時間以上バット振り続けるとか、俺はプロ野球選手かよ!」
「メイス1時間も辛いぞ!今日はもう握力も無くなった」
まあゴーレムみたいなの居たら、またこういう作戦行くしかないけど。
「さて、もう少しガチャ回せるけど、今日はさすがに疲れたからもう飯にすっべ」
「腹減った。今日はステーキがいい!」
「そうだな。激しくスタミナ消耗したからガッツリ行くか!」
まあ、肉しかないからいっつもガッツリなんですけどね。
「あ、ちょっと待て。階段降りてチラッと下の様子見てから行くべ」
「おーそうだな!」
1階で見た階段とほぼ一緒だが、まあ出口って可能性もあるしな。
手摺りなんて無いから、転ばないように慎重に下に降りる。
「ウム。ダンジョンだ」
「何の変化もねえな。どこまで下りれば出口なのか不安になってくるわ」
てか出口って普通に考えたら上にありそうなんだけど、上に行く階段なんて無かったからなあ。どこかに隠し通路があるとかだったらたまらんぞ・・・。通路全部トントン叩きながら探すとか、めんどくさいなんてもんじゃねえ。トントン職人はちょっと勘弁してほしい。
「まあいい。3階の探索は次回だ。よし、転移で戻んべ」
「ういお!手出して。んじゃ転移!」
ガチャ前に戻ってきた。
・・・・・
「時は来た。俺は少し瞑想に入る」
「迷走?・・・ああ精神集中か。レジェンドが相手だから当然だな」
なぜかオレもアニキの横で座禅を組み心を無にする。
欲を出すのがとにかく1番まずい。がっついて欲望のまま回すと最悪の結果を生む。何度も経験してきた。アニキが女物の服ばっか出すのは、もしかすると欲に呑まれてるのかもしれないな。
狙いがあるほうが集中力は高まるが、ピンポイントでそれを引き当てるのは経験上非常に難しい。
アニキが目を開いた。
「行こう。ピリオドの向こう側へ」
なんか意味不明なことを言っている。悟りを開いたのかもしれん。
そして流れるようなフォームで魔石(大)をレジェンドガチャにセットする。見事だ。一切の無駄がない。
レバーが光った。
一呼吸の後、時は動く。
ガチャコン!
「力強い音ではあるが、キュピンは無しか!?」
赤か!いや、レジェンドだから赤も悪くないハズだ。
「・・・出来れば銀以上行きたかったが、青や緑じゃないだけ期待は出来るか」
「レジェンドだからな!いいの出るぞきっと」
カードに書かれている文字をみると【剣】だった。
[魔剣グランディス]
:鍛冶師グランディスが作りあげた生涯最後の大剣。 評価S
:素材は一切不明。
:斬撃強化(大)破壊強化(中)斬撃速度強化(中)
:自動修復(中)衝撃耐性 精神耐性
あっ、つい鑑定してしまった。でもスゲーなこれ!魔剣だってさ。かっけえ!
「っしゃーーー!!!これは当たりだろ!」
「アニキ悪い!つい鑑定してしまった。これ超当たりだぞきっと!」
「魔剣グランディスか・・・。詳細は非常に気になるが、それはまあ後で自分で調べよう。鞘に入った大剣をガチャで手に入れたは初めてだな。よし、抜いてみるか」
おおおお!すげーごっついなー。鍛冶も結構極めたつもりだったけど、オレにはこんなの作れないぞ。
なんつーか威圧感が凄くて、そして美しさがある。
ただの鉄じゃダメなんだろなきっと・・・。絶対こんな色にならんもん。いぶし銀とかいう奴?いやそんなもんじゃねえな、青っぽいような・・・いや違う!アレだ、ブルーのほうの青じゃなくてもう一つのほうの蒼だ!正直違いはわからんが絶対そっちのほうの蒼だ。
何かを刺激されたのか、鍛冶職人思考に染まるコテツであった。
ビュン!
「重い・・・、だが、いい重さだ!これを使いこなすには特訓が必要か。ふむ、剣速が上がった気がするな。そういう補正でも付いてると見た」
さすがアニキ、振っただけでそこを見抜いたか。
「これで赤ってことは、レジェンドの銀や金ならもっと凄い魔剣とか出るのかもな」
「聖剣も出るぞきっと!」
「聖剣か、それは聞いたことあるな。なんだっけ?デュランダルとか、あとはなんだ?バルムンクだっけか。なんか色々あるよな」
「種類むっちゃあるぞ!ガチャで出るのかは知らんけど」
「剣だけじゃなくて、槍とか弓とかもスゲーのありそうだ」
「おーー!グングニル欲しい!」
やっべえ!レジェンド凄すぎだろ!でもレインボー引いて出たのは加護だったんだよなあ・・・。時空魔法は転移とか結界とか確かに凄いけど、やっぱ聖剣欲しかったなー。まあ次回出せばいいか!
「これほどの剣が出るとなると、コテツも魔剣の一つくらい欲しいとこだな。しかし3階のボスも間違いなく強敵だろう。最初にドラゴンが来て、次にデュラハンだからな・・・。しかもバンシーとかいう怨霊みたいのまで出てきやがったし、次のボスが楽勝だとはとても思えん」
「レジェンド回したいけど、ボスはもうお腹いっぱいだぞ」
「次は剣で戦える相手だといいんだがな。1時間以上バット振り続けるとか、俺はプロ野球選手かよ!」
「メイス1時間も辛いぞ!今日はもう握力も無くなった」
まあゴーレムみたいなの居たら、またこういう作戦行くしかないけど。
「さて、もう少しガチャ回せるけど、今日はさすがに疲れたからもう飯にすっべ」
「腹減った。今日はステーキがいい!」
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まあ、肉しかないからいっつもガッツリなんですけどね。
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