36 / 183
ダンジョン編
36 修行
しおりを挟む
「ウオラアアァァァ!」
ドガシャー
いいね。すごくいい。メイス爽快すぎるだろ!
六角形の辺の部分6カ所の中央のあたりもトゲトゲにして変則十二角形みたいな形にした。重量もそこそこあってゴーレムも叩けるはず。まあそんなの叩いてたら角の部分潰れて、最終的にはデコボコのバットみたいになりそうだけどな!
ただ気になるのがトゲトゲした鈍器だと、やわっこい敵を叩いたらその肉らしき物がどんどん付着していって、酷いことになるような予感しかしない。
「溝の部分は一応無いんだけど絶対付着しそうだよなあ・・・」
剣も最後にちゃんと清めないと酷い惨状なのは一緒だけどさ。まあ深い事は考え無いで行くとしよう。
・・・・・
「あー疲れたー」
狼は撲殺で良かったが、木はメイスじゃ相性悪すぎるので結局弱点に剣を刺して倒し、蜘蛛は叩く前にイヤな予感がしたので普通に拾った剣で倒した。蜘蛛なんかメイスで叩いたらそりゃー色んな物が飛び散って最悪なことになるに決まってる。
まあ基本は棒術のレベル上げメインだが、敵によって臨機応変な対応が必要だと学んだ。アニキも特攻服汚れるの我慢ならないだろうからきっと同じことやってるだろう。
「お?コテツもう帰ってたのか」
アニキが帰ってきたようだ。
「いやー危なかったぜ。2階に芋虫いただろ?アレ叩いたら色んな物飛び散って思いっきり浴びちまった。特攻服オシャカになるとこだったが、汚れ耐性付いてるらしく何とかセーフよ」
・・・浴びたようだ。
「お?武器換えたのか。ほ~、いいかもなコレ」
「おう!こん棒重くて使いにくいから専用武器作ったのだ」
「アニキ棒術上がったか?こっちは2上がってレベル6だ」
「えーとな・・・。レベル4になってるな」
「棒術が上位スキルに名前変わるまでやる?」
「あーそうだな。それくらいやればたぶん問題なかろう。けどどんな名前になるもんやら。剣豪は聞く称号だが棒豪なんて聞いたことねえし」
「オレも聞いたことないぞ」
「まあなってからのお楽しみか」
「明日は1階と2階の担当チェンジだったっけか」
「そうだな。2階は芋虫潰さなきゃあとはブッ叩きでOKだ」
「1階はねぇ、蜘蛛潰すとたぶんやばい。あと木は弱点に剣刺した方がいいよ」
「なるほど。木叩いてもキリが無さそうだもんな」
アニキが戦利品の魔石をジャラ-!っと出して箱に入れ替えている。
オレの倍くらいないか?そういや武器作ったりしてたからなぁ。気合い入れんと!
・・・・・
「なんかもう上がる気しないんだが」
こん棒の修行開始して3日目に棒術がレベル10になった。そして4日目に上位に変化させる予定だったわけだが・・・。
しかしどうもそこから上位に変化しないんだよね。アニキにも聞いた方がいいなこれは。
1階のどこかで戦ってるだろうけど、アニキのいる所にピンポイントで転移は出来ないので普通に探す。
風景思い浮かべればそこに転移出来るんだけど、人を思い浮かべるだけじゃダメらしい。
戦闘音が聞こえたのでダッシュで駆け寄ってみると、結構距離あるのにアニキがこっち振り向いた。速攻気付くとはさすがアニキ。
「なんだコテツか。どうした?」
「あのさー、棒術がレベル10から上がらないんだけどそっちはどう?」
「なんだと?コテツもかよ。こりゃ頭打ちかもしれんな」
頭打ち?あーそこで止まるって意味かな?
「棒もなかなか奥が深いと思い始めたとこなのに」
「俺も腰が入ったフルスイング極めてきたとこなんだがな。つかここでの棒術の扱いが木剣だとすると剣術の下のクラスの可能性がある」
「なるほど、剣の下かー。」
「もしくは棒を極めた奴がいないから用意されてないとかな」
「なんかの大会で棒使って優勝したら認められるかね」
「なんとも言えんがとにかくこれ以上の修行は無意味だな。一旦帰るか」
「わかったー。手出して、んじゃ転移!」
部屋に戻ってきた。
さて、なんか半端に修行したからかボス戦って気分じゃないな。
アニキどうするんだろ?ん?あー、ステータスのチェックか。
「お!?加護んとこに何か出てんぞ。大地神ヴェルミヘイルの加護だってよ」
なんですと!?
「やったなアニキ!魔法使えるぞ」
「魔法かー!大地神ってことは地だよな。地の魔法なんて言われてもわからんぞ」
「地な~、石礫を敵にぶつけたり、あとはなんだろ?地震起こしたり?」
「石礫か。まあそれはなんとなく想像つくが地震は無理だろ?天変地異起こすとか人間の範疇超えてるぞ」
「すげーMP使いそうだしな!あー・・・壁とか出して防御したり?」
「壁なんて出せるのか?家とか建てれそうだな」
「試しにやってみるといいよ。あ、ここじゃダメかも。壁とか壊せない部屋だから」
「なるほど。部屋の外でやってみっか」
「よし、石礫出ろ!うおおぉぉ!出たぞ!」
「おーーーすげーーー!アニキそれを前に飛ばすのだ」
「飛ばすだと!?投げるんじゃなくて飛ばす・・・飛ばす・・・」
ドゴッ
「おーーーなるほど・・・これはアレだな。イメージが重要と見た」
アニキが瞑想に入った。地もおもれーな!ってうおおお!デカい岩が・・・
ドゴオオオオン!!
「なるほどこうか。で、MPは・・・今ので10?これはちゃんと検証せんとな」
魔法覚えた時ってオレもあんなだったな。こっちもまた研究すっか!
ドガシャー
いいね。すごくいい。メイス爽快すぎるだろ!
六角形の辺の部分6カ所の中央のあたりもトゲトゲにして変則十二角形みたいな形にした。重量もそこそこあってゴーレムも叩けるはず。まあそんなの叩いてたら角の部分潰れて、最終的にはデコボコのバットみたいになりそうだけどな!
ただ気になるのがトゲトゲした鈍器だと、やわっこい敵を叩いたらその肉らしき物がどんどん付着していって、酷いことになるような予感しかしない。
「溝の部分は一応無いんだけど絶対付着しそうだよなあ・・・」
剣も最後にちゃんと清めないと酷い惨状なのは一緒だけどさ。まあ深い事は考え無いで行くとしよう。
・・・・・
「あー疲れたー」
狼は撲殺で良かったが、木はメイスじゃ相性悪すぎるので結局弱点に剣を刺して倒し、蜘蛛は叩く前にイヤな予感がしたので普通に拾った剣で倒した。蜘蛛なんかメイスで叩いたらそりゃー色んな物が飛び散って最悪なことになるに決まってる。
まあ基本は棒術のレベル上げメインだが、敵によって臨機応変な対応が必要だと学んだ。アニキも特攻服汚れるの我慢ならないだろうからきっと同じことやってるだろう。
「お?コテツもう帰ってたのか」
アニキが帰ってきたようだ。
「いやー危なかったぜ。2階に芋虫いただろ?アレ叩いたら色んな物飛び散って思いっきり浴びちまった。特攻服オシャカになるとこだったが、汚れ耐性付いてるらしく何とかセーフよ」
・・・浴びたようだ。
「お?武器換えたのか。ほ~、いいかもなコレ」
「おう!こん棒重くて使いにくいから専用武器作ったのだ」
「アニキ棒術上がったか?こっちは2上がってレベル6だ」
「えーとな・・・。レベル4になってるな」
「棒術が上位スキルに名前変わるまでやる?」
「あーそうだな。それくらいやればたぶん問題なかろう。けどどんな名前になるもんやら。剣豪は聞く称号だが棒豪なんて聞いたことねえし」
「オレも聞いたことないぞ」
「まあなってからのお楽しみか」
「明日は1階と2階の担当チェンジだったっけか」
「そうだな。2階は芋虫潰さなきゃあとはブッ叩きでOKだ」
「1階はねぇ、蜘蛛潰すとたぶんやばい。あと木は弱点に剣刺した方がいいよ」
「なるほど。木叩いてもキリが無さそうだもんな」
アニキが戦利品の魔石をジャラ-!っと出して箱に入れ替えている。
オレの倍くらいないか?そういや武器作ったりしてたからなぁ。気合い入れんと!
・・・・・
「なんかもう上がる気しないんだが」
こん棒の修行開始して3日目に棒術がレベル10になった。そして4日目に上位に変化させる予定だったわけだが・・・。
しかしどうもそこから上位に変化しないんだよね。アニキにも聞いた方がいいなこれは。
1階のどこかで戦ってるだろうけど、アニキのいる所にピンポイントで転移は出来ないので普通に探す。
風景思い浮かべればそこに転移出来るんだけど、人を思い浮かべるだけじゃダメらしい。
戦闘音が聞こえたのでダッシュで駆け寄ってみると、結構距離あるのにアニキがこっち振り向いた。速攻気付くとはさすがアニキ。
「なんだコテツか。どうした?」
「あのさー、棒術がレベル10から上がらないんだけどそっちはどう?」
「なんだと?コテツもかよ。こりゃ頭打ちかもしれんな」
頭打ち?あーそこで止まるって意味かな?
「棒もなかなか奥が深いと思い始めたとこなのに」
「俺も腰が入ったフルスイング極めてきたとこなんだがな。つかここでの棒術の扱いが木剣だとすると剣術の下のクラスの可能性がある」
「なるほど、剣の下かー。」
「もしくは棒を極めた奴がいないから用意されてないとかな」
「なんかの大会で棒使って優勝したら認められるかね」
「なんとも言えんがとにかくこれ以上の修行は無意味だな。一旦帰るか」
「わかったー。手出して、んじゃ転移!」
部屋に戻ってきた。
さて、なんか半端に修行したからかボス戦って気分じゃないな。
アニキどうするんだろ?ん?あー、ステータスのチェックか。
「お!?加護んとこに何か出てんぞ。大地神ヴェルミヘイルの加護だってよ」
なんですと!?
「やったなアニキ!魔法使えるぞ」
「魔法かー!大地神ってことは地だよな。地の魔法なんて言われてもわからんぞ」
「地な~、石礫を敵にぶつけたり、あとはなんだろ?地震起こしたり?」
「石礫か。まあそれはなんとなく想像つくが地震は無理だろ?天変地異起こすとか人間の範疇超えてるぞ」
「すげーMP使いそうだしな!あー・・・壁とか出して防御したり?」
「壁なんて出せるのか?家とか建てれそうだな」
「試しにやってみるといいよ。あ、ここじゃダメかも。壁とか壊せない部屋だから」
「なるほど。部屋の外でやってみっか」
「よし、石礫出ろ!うおおぉぉ!出たぞ!」
「おーーーすげーーー!アニキそれを前に飛ばすのだ」
「飛ばすだと!?投げるんじゃなくて飛ばす・・・飛ばす・・・」
ドゴッ
「おーーーなるほど・・・これはアレだな。イメージが重要と見た」
アニキが瞑想に入った。地もおもれーな!ってうおおお!デカい岩が・・・
ドゴオオオオン!!
「なるほどこうか。で、MPは・・・今ので10?これはちゃんと検証せんとな」
魔法覚えた時ってオレもあんなだったな。こっちもまた研究すっか!
3
お気に入りに追加
140
あなたにおすすめの小説
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
むらくも航
ファンタジー
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
☆10/25からは、毎日18時に更新予定!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる