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ダンジョン編
19 勝利
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「ハアハアハア、ふーーー・・・」
「ハアッハアッハァー・・」
「やったな!」
「やったぞー!」
2人でニヤニヤしながら、ハイタッチをする。
さすがに強敵だった。ほぼ生身ってのがキツかった。少しくらい重くても鎧とか着た方がいいのかもしれん。
「アニキ、やられたとこは平気か?」
「おう!泉スゲーわ。ビショビショになったけどな」
わははは、と2人で笑い合う。
「そこに入り口があるな。またコイツ復活してもやっかいだから入ってみんべ」
「おー!」
中に入ってみる。そこそこの大きさの部屋があった。
「お?宝箱じゃねえか?これ」
「ボス倒したからな!開けてみていいか?」
「おう、開けてみ」
中には鞄が入っていた。手に取ってみる。
「何これ。鞄?あ、そうだ、鑑定!」
[マジックバッグ(大)]
:生物以外何でも入るバッグ。かなりの物が入れられる。評価A
:登録者以外は使用不可
「おおお!!!アニキこれ凄いぞ!何でも入るバッグだ!あ、でも登録者がーとか書いてるな」
「ほう?デカイのも入るのか?」
「入るみたいだぞ」
「おい!外のドラゴンどうよ?あれ放っとく手はねえべ」
「おー試してみるー」
ん?こんなんどうやって入れる?ドラゴンをペチペチ触りながら考える。
「なんか合言葉みたいのはねーのか?」
「うーん・・・、ドラゴン入れー。お!入った!」
「おお、消えたぞ。すげえな!こんなデケーの入るとは」
「うーむ、しかも重くなってないぞ」
「へー、どれ、俺の剣も入るか試してみっか。ちょっと貸してくれ」
「あいよ」
「よし、剣入れ!・・・ん?入らねーな?」
「ん?なんでだ?ちょっとバッグ貸して」
「剣入れ!あ、オレのは入った。どういうことだろ?鑑定!」
[マジックバッグ(大)]
:生物以外何でも入るバッグ。かなりの物が入れられる。評価A
:登録者以外は使用不可
:登録者:コテツ・クロダ
「ぬあ!アニキごめん!登録者がオレになってた」
「あーそういうことか。まあ別にいいぞ、どうせ俺の荷物なんて剣くらいだ。コテツのほうが入れたいものいっぱいあるだろ」
「わかったー、次また手に入ったらアニキにあげる」
「おう、まあ気にすんな」
さすがはアニキ、器がでっかい。
「よーし、中もうちょい調べてみんべ」
「出口とか無いのかな?」
「あーどうなろな?あればいいんだが」
少し奥に行ってみる。お?何か見覚えのあるものが・・・!?
時が止まった。
「ガチャだ!!!!!」
************************************************************
「あ、あ、あ、ああ、アアアニキー!金貸してくれ!100円!100円貸してくれ!」
「なんだ?100円?何をそんなに慌てて、とりあえず落ち着け」
「ガチャだ!アニキ、ガチャがあるんだ。緊急で100円必要なのだ」
「あったかな?100円、ん?ガチャってこれだよな?魔石ガチャとか書いてんぞ。この上の奴って説明書だろ。ちょっと読んでみ」
【魔石ガチャ】
レジェンドガチャ=魔石(大)専用ガチャ
デラックスガチャ=魔石(中)1個、もしくは魔石(小)10個
ノーマルガチャ =魔石(小)1個
【各種属性ガチャ】
火=火の魔石(中)1個、もしくは火の魔石(小)10個
水=水の魔石(中)1個、もしくは水の魔石(小)10個
風=風の魔石(中)1個、もしくは風の魔石(小)10個
土=土の魔石(中)1個、もしくは土の魔石(小)10個
闇=闇の魔石(中)1個、もしくは闇の魔石(小)10個
【カプセルの色によりレア度が変化】
青<緑<赤<銀<金<虹
【レベル制限あり】
必要レベル:40
制作者:女神シャルロット
「アニキ、魔石って何だ?」
「俺が知るわけねえ。あーでもコテツ、石いっぱい集めてたよな?アレじゃねえか?」
「取ってくる!!!」
うおおおおおお!ダッシュだ!まさかあの石がこんな重要な物だったとは!
「ハアッ!ハアッ!取ってきたぞ!」
「お、おう。超速かったな」
さーてどれからいこうかなー?うーむ・・・。
「アニキやべえ、興奮で手が震えてきた」
「そこまでのもんなのか?」
「よし決めた!デラックス行く!」
ゴブさんの石だけ大きいけど、これが(中)っぽい気がする。あー(小)10個でもいいって書いてるな。まあでもゴブさんのでいいや。いっけー!
「えーと、ここに入れるのかな?」
四角いボックスの所にゴブさんの石を投入すると、ガチャレバーが光った。よし、準備完了だ!
精神を極限まで集中する。落ち着け俺。
よし、ここだ!
魂を込めてレバーを回す。高ぶるな!仏の心だ。
ガチャコン! キュピン!
「出た、銀だ!しかも何かいい音鳴った!」
「お?良いのか?それ」
「わからんけど、なかなか当たりのハズ。よし、開けてみる!」
中にカードが入っていた。【服】と書いてある。え?服?
ポフッ!とカードがカプセルごと服に変化した。
「うわっとっとっと、なんかオレにはサイズ大きいような気がするなー?これ」
服を広げてみる。うーん、やっぱ大きいな。アニキこれいるかな?
アニキのほうを見ると、凍り付いたように固まっている。ん?なんだ?
「と、と、とととと、とっ特攻服じゃねえか!!!!!」
「ハアッハアッハァー・・」
「やったな!」
「やったぞー!」
2人でニヤニヤしながら、ハイタッチをする。
さすがに強敵だった。ほぼ生身ってのがキツかった。少しくらい重くても鎧とか着た方がいいのかもしれん。
「アニキ、やられたとこは平気か?」
「おう!泉スゲーわ。ビショビショになったけどな」
わははは、と2人で笑い合う。
「そこに入り口があるな。またコイツ復活してもやっかいだから入ってみんべ」
「おー!」
中に入ってみる。そこそこの大きさの部屋があった。
「お?宝箱じゃねえか?これ」
「ボス倒したからな!開けてみていいか?」
「おう、開けてみ」
中には鞄が入っていた。手に取ってみる。
「何これ。鞄?あ、そうだ、鑑定!」
[マジックバッグ(大)]
:生物以外何でも入るバッグ。かなりの物が入れられる。評価A
:登録者以外は使用不可
「おおお!!!アニキこれ凄いぞ!何でも入るバッグだ!あ、でも登録者がーとか書いてるな」
「ほう?デカイのも入るのか?」
「入るみたいだぞ」
「おい!外のドラゴンどうよ?あれ放っとく手はねえべ」
「おー試してみるー」
ん?こんなんどうやって入れる?ドラゴンをペチペチ触りながら考える。
「なんか合言葉みたいのはねーのか?」
「うーん・・・、ドラゴン入れー。お!入った!」
「おお、消えたぞ。すげえな!こんなデケーの入るとは」
「うーむ、しかも重くなってないぞ」
「へー、どれ、俺の剣も入るか試してみっか。ちょっと貸してくれ」
「あいよ」
「よし、剣入れ!・・・ん?入らねーな?」
「ん?なんでだ?ちょっとバッグ貸して」
「剣入れ!あ、オレのは入った。どういうことだろ?鑑定!」
[マジックバッグ(大)]
:生物以外何でも入るバッグ。かなりの物が入れられる。評価A
:登録者以外は使用不可
:登録者:コテツ・クロダ
「ぬあ!アニキごめん!登録者がオレになってた」
「あーそういうことか。まあ別にいいぞ、どうせ俺の荷物なんて剣くらいだ。コテツのほうが入れたいものいっぱいあるだろ」
「わかったー、次また手に入ったらアニキにあげる」
「おう、まあ気にすんな」
さすがはアニキ、器がでっかい。
「よーし、中もうちょい調べてみんべ」
「出口とか無いのかな?」
「あーどうなろな?あればいいんだが」
少し奥に行ってみる。お?何か見覚えのあるものが・・・!?
時が止まった。
「ガチャだ!!!!!」
************************************************************
「あ、あ、あ、ああ、アアアニキー!金貸してくれ!100円!100円貸してくれ!」
「なんだ?100円?何をそんなに慌てて、とりあえず落ち着け」
「ガチャだ!アニキ、ガチャがあるんだ。緊急で100円必要なのだ」
「あったかな?100円、ん?ガチャってこれだよな?魔石ガチャとか書いてんぞ。この上の奴って説明書だろ。ちょっと読んでみ」
【魔石ガチャ】
レジェンドガチャ=魔石(大)専用ガチャ
デラックスガチャ=魔石(中)1個、もしくは魔石(小)10個
ノーマルガチャ =魔石(小)1個
【各種属性ガチャ】
火=火の魔石(中)1個、もしくは火の魔石(小)10個
水=水の魔石(中)1個、もしくは水の魔石(小)10個
風=風の魔石(中)1個、もしくは風の魔石(小)10個
土=土の魔石(中)1個、もしくは土の魔石(小)10個
闇=闇の魔石(中)1個、もしくは闇の魔石(小)10個
【カプセルの色によりレア度が変化】
青<緑<赤<銀<金<虹
【レベル制限あり】
必要レベル:40
制作者:女神シャルロット
「アニキ、魔石って何だ?」
「俺が知るわけねえ。あーでもコテツ、石いっぱい集めてたよな?アレじゃねえか?」
「取ってくる!!!」
うおおおおおお!ダッシュだ!まさかあの石がこんな重要な物だったとは!
「ハアッ!ハアッ!取ってきたぞ!」
「お、おう。超速かったな」
さーてどれからいこうかなー?うーむ・・・。
「アニキやべえ、興奮で手が震えてきた」
「そこまでのもんなのか?」
「よし決めた!デラックス行く!」
ゴブさんの石だけ大きいけど、これが(中)っぽい気がする。あー(小)10個でもいいって書いてるな。まあでもゴブさんのでいいや。いっけー!
「えーと、ここに入れるのかな?」
四角いボックスの所にゴブさんの石を投入すると、ガチャレバーが光った。よし、準備完了だ!
精神を極限まで集中する。落ち着け俺。
よし、ここだ!
魂を込めてレバーを回す。高ぶるな!仏の心だ。
ガチャコン! キュピン!
「出た、銀だ!しかも何かいい音鳴った!」
「お?良いのか?それ」
「わからんけど、なかなか当たりのハズ。よし、開けてみる!」
中にカードが入っていた。【服】と書いてある。え?服?
ポフッ!とカードがカプセルごと服に変化した。
「うわっとっとっと、なんかオレにはサイズ大きいような気がするなー?これ」
服を広げてみる。うーん、やっぱ大きいな。アニキこれいるかな?
アニキのほうを見ると、凍り付いたように固まっている。ん?なんだ?
「と、と、とととと、とっ特攻服じゃねえか!!!!!」
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