4 / 183
ダンジョン編
4 初心に帰る
しおりを挟む
シャキン!シャキン!シャキン!シャキン!
何度も素振りを繰り返す。顔が勝手にニヤけてくる。
「良い!すごく良いぞ!そういや職業とかあったな。ナイトとかになってそうじゃね?」
ステータスを開いてみる。
なってなかった。
「まあよいわ!今宵のデュランダルは血に飢えておる。次の獲物はどーこーだー?」
近くには何もおらんな。ちょっと奥まで行ってみよう。
軽快なステップで進んでみる。お?いつもより動きにキレがあるぞ。
・・・・・スケルトンが3匹固まっておった。
ないわー。デュランダルあっても3匹同時は無理だろ!まーた聖水ぶっかけかあ?けど3匹分の聖水、口に入りきらん。いよいよもって入れ物必要だな。
周りを見渡すが入れ物になりそうなのが何も無い。何かないかと注意しながら探索するも、何も無いまま戦った場所まで戻ってきた。
ぬーーーん。壁削るか?剣でザクザク掘ってみるが、器作ろうにもどうもしっくりこない。
こうなったらしょうがない。一旦部屋まで戻ろう。
なんとなく全力でダッシュする。
「うおおおおおおおおお!?クッソはえええ!!!」
そうか!レベル上がったんだった!やべえぞこれ、マジで世界狙える。
そのまま部屋に入り、壁を駆け上がって天井にタッチ。そして華麗に着地。
とうとう人間の限界を超えてしまったようだ。もっとレベル上がったらどうなるんだよ?つーかレベル12でこれかよ!
HP :115
MP :72
筋力 :55
知力 :32
体力 :50
素早さ:102
器用さ:85
精神力:78
運 :50
最初の数値いくつだったんだろな?知力もっと上がれや!
毎日修行したら地味に強くなったりするんだろかね?
「オラ、ワクワクしてきたぞ!」
大好きなアニメの主人公がよく言うセリフを真似してみたが、当然聞いてる人などここにはいない。
とにかく修行開始だ!!!
それから2時間ほど、部屋を走り回ったり師匠から学んだ型稽古をしたりで汗を流した。
ふむ、体力が1上がったな。ステータス上がるならやる意味はあるってことだ!
それはそうと入れ物のことスッカリ忘れてたわ。
部屋を見渡してみるが、やっぱりそれらしい物は何も無い。
んーーー・・・石壁削って器作るか?てかもうそれしかない。
壁の前でデュランダルを構える。そして精神統一。
「フオオオオォォォほわちゃーーーーーー!!!」
デュランダルが折れた。
************************************************************
ブクブクブクブク
「っぷはあぁぁーーー!冷てええええ」
泉に潜って現実逃避してたが、どうせなら風呂入りてえなー。
気分爽快ではあるんだが、石鹸とかシャンプーとか欲しいところ。
あ、でもお肌つるつるだな。これが聖水パワーか?
んーーー聖水なあ・・・3匹分どうすっべ。
泉から出て服を着る。
「うーーーーーむ。」
折れたデュランダルが目に入る。
「お前はデュランダルではなかったようだな。ただの剣だ。よく考えたら序盤から聖剣なんて手に入るわけがない」
折れた剣先で石壁をゴリゴリやってみるが傷ひとつ付かん。
器作るのやめだ!やめ!!
こうなったら聖水作戦で1匹ずつ減らすしかねえな。
聖水を口に含み、ピューっと飛ばしてみる。
おおおお?倍くらい飛んだぞ!?そうか!レベルアップ効果だ!
これなら近くまで寄らなくてもなんとかなりそうだ。
そうと決まればサクッと行くぜ!
口いっぱいに聖水を含み通路を駆け抜ける。
うお!さっき倒した骨が復活してやがる!!ストップ!ストーーーーーップ!!うわこっち見てるし!
ピュピューーーッ!!
ジュワアァァァーーーー! カラン
【レベルが上がりました】
【レベルが上がりました】
【レベルが上がりました】
【レベルが上がりました】
【レベルが上がりました】
・・・・・
「お、おう。作戦通りだ・・・」
心臓バクバクいってるぜ・・・。あ、デュランダ、いや剣よ、また会ったな。
2代目を拾い上げる。
「安心しろ、もう壁は叩かない」
あー驚いたぁ・・・復活するんだなこいつら。
だったら3匹同時行かなくても、今の繰り返してレベル上げるか?
そうだ!レベル上がったんだった。
「ステータス!」
名前 :コテツ・クロダ
性別 :男
種族 :人間
年齢 :11歳
職業 :なし
レベル:17
HP :160
MP :98
筋力 :76
知力 :44
体力 :70
素早さ:140
器用さ:118
精神力:108
運 :50
【スキル】
剣術Lv1 棒術Lv2 体術Lv3
隠密Lv1 算術Lv3 料理Lv1
【魔法】
なし
【固有スキル】
異世界言語:自動翻訳
【称号】
なし
【加護】
なし
ほほう・・・前どんなだったか忘れたけど、結構上がったんじゃない?
スキルは変わってねーな。聖水ぶっかけただけだしな。そろそろ剣で戦ってみるかね!
・・・いや、とりあえずは安全策だ。聖水で行けるとこまで行ってからだな。
疲れたし今日のところは部屋に戻って寝よう。
何度も素振りを繰り返す。顔が勝手にニヤけてくる。
「良い!すごく良いぞ!そういや職業とかあったな。ナイトとかになってそうじゃね?」
ステータスを開いてみる。
なってなかった。
「まあよいわ!今宵のデュランダルは血に飢えておる。次の獲物はどーこーだー?」
近くには何もおらんな。ちょっと奥まで行ってみよう。
軽快なステップで進んでみる。お?いつもより動きにキレがあるぞ。
・・・・・スケルトンが3匹固まっておった。
ないわー。デュランダルあっても3匹同時は無理だろ!まーた聖水ぶっかけかあ?けど3匹分の聖水、口に入りきらん。いよいよもって入れ物必要だな。
周りを見渡すが入れ物になりそうなのが何も無い。何かないかと注意しながら探索するも、何も無いまま戦った場所まで戻ってきた。
ぬーーーん。壁削るか?剣でザクザク掘ってみるが、器作ろうにもどうもしっくりこない。
こうなったらしょうがない。一旦部屋まで戻ろう。
なんとなく全力でダッシュする。
「うおおおおおおおおお!?クッソはえええ!!!」
そうか!レベル上がったんだった!やべえぞこれ、マジで世界狙える。
そのまま部屋に入り、壁を駆け上がって天井にタッチ。そして華麗に着地。
とうとう人間の限界を超えてしまったようだ。もっとレベル上がったらどうなるんだよ?つーかレベル12でこれかよ!
HP :115
MP :72
筋力 :55
知力 :32
体力 :50
素早さ:102
器用さ:85
精神力:78
運 :50
最初の数値いくつだったんだろな?知力もっと上がれや!
毎日修行したら地味に強くなったりするんだろかね?
「オラ、ワクワクしてきたぞ!」
大好きなアニメの主人公がよく言うセリフを真似してみたが、当然聞いてる人などここにはいない。
とにかく修行開始だ!!!
それから2時間ほど、部屋を走り回ったり師匠から学んだ型稽古をしたりで汗を流した。
ふむ、体力が1上がったな。ステータス上がるならやる意味はあるってことだ!
それはそうと入れ物のことスッカリ忘れてたわ。
部屋を見渡してみるが、やっぱりそれらしい物は何も無い。
んーーー・・・石壁削って器作るか?てかもうそれしかない。
壁の前でデュランダルを構える。そして精神統一。
「フオオオオォォォほわちゃーーーーーー!!!」
デュランダルが折れた。
************************************************************
ブクブクブクブク
「っぷはあぁぁーーー!冷てええええ」
泉に潜って現実逃避してたが、どうせなら風呂入りてえなー。
気分爽快ではあるんだが、石鹸とかシャンプーとか欲しいところ。
あ、でもお肌つるつるだな。これが聖水パワーか?
んーーー聖水なあ・・・3匹分どうすっべ。
泉から出て服を着る。
「うーーーーーむ。」
折れたデュランダルが目に入る。
「お前はデュランダルではなかったようだな。ただの剣だ。よく考えたら序盤から聖剣なんて手に入るわけがない」
折れた剣先で石壁をゴリゴリやってみるが傷ひとつ付かん。
器作るのやめだ!やめ!!
こうなったら聖水作戦で1匹ずつ減らすしかねえな。
聖水を口に含み、ピューっと飛ばしてみる。
おおおお?倍くらい飛んだぞ!?そうか!レベルアップ効果だ!
これなら近くまで寄らなくてもなんとかなりそうだ。
そうと決まればサクッと行くぜ!
口いっぱいに聖水を含み通路を駆け抜ける。
うお!さっき倒した骨が復活してやがる!!ストップ!ストーーーーーップ!!うわこっち見てるし!
ピュピューーーッ!!
ジュワアァァァーーーー! カラン
【レベルが上がりました】
【レベルが上がりました】
【レベルが上がりました】
【レベルが上がりました】
【レベルが上がりました】
・・・・・
「お、おう。作戦通りだ・・・」
心臓バクバクいってるぜ・・・。あ、デュランダ、いや剣よ、また会ったな。
2代目を拾い上げる。
「安心しろ、もう壁は叩かない」
あー驚いたぁ・・・復活するんだなこいつら。
だったら3匹同時行かなくても、今の繰り返してレベル上げるか?
そうだ!レベル上がったんだった。
「ステータス!」
名前 :コテツ・クロダ
性別 :男
種族 :人間
年齢 :11歳
職業 :なし
レベル:17
HP :160
MP :98
筋力 :76
知力 :44
体力 :70
素早さ:140
器用さ:118
精神力:108
運 :50
【スキル】
剣術Lv1 棒術Lv2 体術Lv3
隠密Lv1 算術Lv3 料理Lv1
【魔法】
なし
【固有スキル】
異世界言語:自動翻訳
【称号】
なし
【加護】
なし
ほほう・・・前どんなだったか忘れたけど、結構上がったんじゃない?
スキルは変わってねーな。聖水ぶっかけただけだしな。そろそろ剣で戦ってみるかね!
・・・いや、とりあえずは安全策だ。聖水で行けるとこまで行ってからだな。
疲れたし今日のところは部屋に戻って寝よう。
2
お気に入りに追加
140
あなたにおすすめの小説

赤い流星 ―――ガチャを回したら最強の服が出た。でも永久にコスプレ生活って、地獄か!!
ほむらさん
ファンタジー
ヘルメット、マスク、そして赤い軍服。
幸か不幸か、偶然この服を手に入れたことにより、波乱な人生が幕を開けた。
これは、異世界で赤い流星の衣装を一生涯着続けることになった男の物語。
※服は話の流れで比較的序盤に手に入れますが、しばらくは作業着生活です。
※主人公は凄腕付与魔法使いです。
※多種多様なヒロインが数多く登場します。
※戦って内政してガチャしてラッキースケベしてと、バラエティー豊かな作品です。
☆祝・100万文字達成!皆様に心よりの感謝を!
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。


ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで商売をして生計を立てていく〜
西館亮太
ファンタジー
「お前は今日でクビだ。」
主に突然そう宣告された究極と称されるメイドの『アミナ』。
生まれてこの方、主人の世話しかした事の無かった彼女はクビを言い渡された後、自分を陥れたメイドに魔物の巣食う島に転送されてしまう。
その大陸は、街の外に出れば魔物に襲われる危険性を伴う非常に危険な土地だった。
だがそのまま死ぬ訳にもいかず、彼女は己の必要のないスキルだと思い込んでいた、素材と知識とイメージがあればどんな物でも作れる『究極創造』を使い、『物作り屋』として冒険者や街の住人相手に商売することにした。
しかし街に到着するなり、外の世界を知らない彼女のコミュ障が露呈したり、意外と知らない事もあったりと、悩みながら自身は究極なんかでは無かったと自覚する。
そこから始まる、依頼者達とのいざこざや、素材収集の中で起こる騒動に彼女は次々と巻き込まれていく事になる。
これは、彼女が本当の究極になるまでのお話である。
※かなり冗長です。
説明口調も多いのでそれを加味した上でお楽しみ頂けたら幸いです

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

クラスまるごと異世界転移
八神
ファンタジー
二年生に進級してもうすぐ5月になろうとしていたある日。
ソレは突然訪れた。
『君たちに力を授けよう。その力で世界を救うのだ』
そんな自分勝手な事を言うと自称『神』は俺を含めたクラス全員を異世界へと放り込んだ。
…そして俺たちが神に与えられた力とやらは『固有スキル』なるものだった。
どうやらその能力については本人以外には分からないようになっているらしい。
…大した情報を与えられてもいないのに世界を救えと言われても…
そんな突然異世界へと送られた高校生達の物語。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる