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739 バイクでドワンゴさんの城に向かう
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三河で購入した塗料をエルフ達にお届けし、パメラの授業は最終段階のペイント作業へと移行した。
ミスフィートさん達も全員赤い流星専用ザキュに試乗したので、とりあえず俺の出番は終了かな?
ゴーレムも預けたので、あとは彼女らが自主的に特訓してくれるだろう。
本当は俺もやらなきゃダメなんだけど、忙しすぎて無理だ。
とりあえず今日はもう何もする気が起きなかったので、再びアリアダンジョンに転移し、ミリーが可愛い服をゲットして大喜びしている姿を見て皆で祝福してから流星城に戻って来た。
恩賞の服が全然足りてないから、明日は俺もガチャを回しまくらんとな~。
女性服以外にも面白い物が出るといいんだけど。
風呂に入ってサッパリしてから身嗜みを整え、トラネコ城へと転移した。
バタン
「フィオリーナ、本当に長い間待たせちまってすまなかったな」
「ホントだよ!賞味期限が切れたらどうするのさ!?」
「賞味期限とかあったのかよ!」
「当たり前です!いつまでも若いと思ったら大間違いなんだから!」
そんな会話をしながらも次第に夜伽ムードになっていき、彼女の服を脱がせたところで目を見開いた。
「おお!すごく可愛らしい下着じゃないか!」
その言葉を聞き、フィオリーナが笑顔になった。
「良かった~、小烏丸が気付いてくれた!」
「あっ、もしかしてコレって最新式の下着なのか!?」
「そうなの!このデザインは私専用だから、店に行っても買えないんだよ!」
「へーーーーー!自分専用の下着とは面白い!」
「もちろん他の下着も全部気合入れて作ってるから、トラネコの女性はみんな可愛い下着を着けてるんじゃないかな?たぶん服よりも下着の方が可愛い」
「なんかバランス悪い街だな!旦那さんは喜ぶかもしれんけど」
「服の方も追いつかせないとだよね~」
昔、フィオリーナに下着の第一人者になるよう勧めたことがあったんだけど、彼女は本当に下着の研究を続けていて、トラネコ城主になったのを切っ掛けに『フィオーラ』という自分のブランドを立ち上げたのだ。
ただいきなりの下着専門店は敷居が高く、正直客の入りがイマイチだったようで、大量のエルフ達を抱え込み、アパレルショップとして恩賞の服を参考にした服を売りに出したところ、これが大ヒット。
今や尾張の国では、『フィオーラ』の服を着ているのが一種のステータスとなっているようだ。
地球にも同じ名前のメーカーとかありそうだけど、こっちには無いだろうし気にしたら負けだ。それにフィオリーナの名前をもじっただけだしな。
当初はルーサイアがオシャレの街になるハズだったんだけど、今やトラネコの方がオシャレな街として女性達の憧れの街となったのです。
とはいえオシャレ特化の街なんで、街並みなんかはルーサイアの方が圧倒的なんだけどね~。
「こんな可愛い下着で夜伽に臨むとは、覚悟の上なんだろうな!?」
「私はこの日の為に研究を重ねてきたのよ?全力で掛かって来なさい!」
「お前の覚悟、しかと受け取った!では尾張軍師小烏丸、参る!」
―――――当然この夜はめっちゃ荒ぶった。
************************************************************
翌日。
お嬢達をダンジョンに放流した後、一人ガチャ部屋に籠ってデラックスガチャをぶん回しまくった。
狙いは恩賞の服くらいなので、いい具合にリラックスしてたのが良かったのか、思った以上に女性服を手に入れることが出来た。
これだけあれば、論功行賞で服が足りないって状況にはならないと思う。
魔石が足りなくて、中ボスクラスの大きな魔石を結構消費してしまったのが少し痛かったけど、まあ必要経費なんでしゃーない。
北海道と佐渡ヶ島で腐るほど集めておいたので、まだまだ大量に残ってるし問題あるまい。
ガチャは昼前に終了したので、次の任務としてバイクでドワンゴさんの城へ向かうことにした。
論功行賞までに、ドワンゴさんの城でセーブしなくちゃならんのだ。
絶対一日じゃ辿り着けないけどね。
美濃から流星城まで来るのに機関車だと何日も掛かってしまうからさ、だったら俺が転移で送迎しますと提言してしまったもんで、論功行賞の日時が早まったという経緯があるわけですよ。
どっちみちミスフィート領の全てを網羅するつもりだったから、これもいい機会でしょう!
いずれ摂津国・和泉国・丹波国にもセーブしに行かなきゃならんのだけど、そっちは道路が舗装されていないのでちょっと大変そう。
まあ、その時はその時か~。
本当は伊勢のパラスナグア城にもセーブしに行かにゃならんのだが、伊勢の国ってめっちゃ広いんだよね・・・。だから今回は普通に機関車で来てもらうことになっている。っていうかもうすでに機関車で移動中だろう。
というわけで尾張と美濃の国境まで転移し、そこからドワンゴさんの城目指してバイクを走らせた。
ガタガタン!
「うおっ!」
線路に沿って移動してるんだけど、舗装されてないから結構怖いぞ!
機関車で来れば楽だったんだけど、軍用機関車は専ら輸送用として尾張から京の都の往復に使われてるんだよね~。
ミスフィート領はデカくなっちまったってのに、機関車の数が足りなすぎる!
ドワンゴさんとこに着いたら機関車を作ってもらおう。
ただ美濃の開拓に人手が必要なのも確かなんで、今こそ甲斐の国から労働力を派遣してもらう時だな。ゴーレムがわらわらやって来たらビックリしそうだが。
よーし、セーブが終わったらライオウの城に行って交渉だ!
ミスフィートさん達も全員赤い流星専用ザキュに試乗したので、とりあえず俺の出番は終了かな?
ゴーレムも預けたので、あとは彼女らが自主的に特訓してくれるだろう。
本当は俺もやらなきゃダメなんだけど、忙しすぎて無理だ。
とりあえず今日はもう何もする気が起きなかったので、再びアリアダンジョンに転移し、ミリーが可愛い服をゲットして大喜びしている姿を見て皆で祝福してから流星城に戻って来た。
恩賞の服が全然足りてないから、明日は俺もガチャを回しまくらんとな~。
女性服以外にも面白い物が出るといいんだけど。
風呂に入ってサッパリしてから身嗜みを整え、トラネコ城へと転移した。
バタン
「フィオリーナ、本当に長い間待たせちまってすまなかったな」
「ホントだよ!賞味期限が切れたらどうするのさ!?」
「賞味期限とかあったのかよ!」
「当たり前です!いつまでも若いと思ったら大間違いなんだから!」
そんな会話をしながらも次第に夜伽ムードになっていき、彼女の服を脱がせたところで目を見開いた。
「おお!すごく可愛らしい下着じゃないか!」
その言葉を聞き、フィオリーナが笑顔になった。
「良かった~、小烏丸が気付いてくれた!」
「あっ、もしかしてコレって最新式の下着なのか!?」
「そうなの!このデザインは私専用だから、店に行っても買えないんだよ!」
「へーーーーー!自分専用の下着とは面白い!」
「もちろん他の下着も全部気合入れて作ってるから、トラネコの女性はみんな可愛い下着を着けてるんじゃないかな?たぶん服よりも下着の方が可愛い」
「なんかバランス悪い街だな!旦那さんは喜ぶかもしれんけど」
「服の方も追いつかせないとだよね~」
昔、フィオリーナに下着の第一人者になるよう勧めたことがあったんだけど、彼女は本当に下着の研究を続けていて、トラネコ城主になったのを切っ掛けに『フィオーラ』という自分のブランドを立ち上げたのだ。
ただいきなりの下着専門店は敷居が高く、正直客の入りがイマイチだったようで、大量のエルフ達を抱え込み、アパレルショップとして恩賞の服を参考にした服を売りに出したところ、これが大ヒット。
今や尾張の国では、『フィオーラ』の服を着ているのが一種のステータスとなっているようだ。
地球にも同じ名前のメーカーとかありそうだけど、こっちには無いだろうし気にしたら負けだ。それにフィオリーナの名前をもじっただけだしな。
当初はルーサイアがオシャレの街になるハズだったんだけど、今やトラネコの方がオシャレな街として女性達の憧れの街となったのです。
とはいえオシャレ特化の街なんで、街並みなんかはルーサイアの方が圧倒的なんだけどね~。
「こんな可愛い下着で夜伽に臨むとは、覚悟の上なんだろうな!?」
「私はこの日の為に研究を重ねてきたのよ?全力で掛かって来なさい!」
「お前の覚悟、しかと受け取った!では尾張軍師小烏丸、参る!」
―――――当然この夜はめっちゃ荒ぶった。
************************************************************
翌日。
お嬢達をダンジョンに放流した後、一人ガチャ部屋に籠ってデラックスガチャをぶん回しまくった。
狙いは恩賞の服くらいなので、いい具合にリラックスしてたのが良かったのか、思った以上に女性服を手に入れることが出来た。
これだけあれば、論功行賞で服が足りないって状況にはならないと思う。
魔石が足りなくて、中ボスクラスの大きな魔石を結構消費してしまったのが少し痛かったけど、まあ必要経費なんでしゃーない。
北海道と佐渡ヶ島で腐るほど集めておいたので、まだまだ大量に残ってるし問題あるまい。
ガチャは昼前に終了したので、次の任務としてバイクでドワンゴさんの城へ向かうことにした。
論功行賞までに、ドワンゴさんの城でセーブしなくちゃならんのだ。
絶対一日じゃ辿り着けないけどね。
美濃から流星城まで来るのに機関車だと何日も掛かってしまうからさ、だったら俺が転移で送迎しますと提言してしまったもんで、論功行賞の日時が早まったという経緯があるわけですよ。
どっちみちミスフィート領の全てを網羅するつもりだったから、これもいい機会でしょう!
いずれ摂津国・和泉国・丹波国にもセーブしに行かなきゃならんのだけど、そっちは道路が舗装されていないのでちょっと大変そう。
まあ、その時はその時か~。
本当は伊勢のパラスナグア城にもセーブしに行かにゃならんのだが、伊勢の国ってめっちゃ広いんだよね・・・。だから今回は普通に機関車で来てもらうことになっている。っていうかもうすでに機関車で移動中だろう。
というわけで尾張と美濃の国境まで転移し、そこからドワンゴさんの城目指してバイクを走らせた。
ガタガタン!
「うおっ!」
線路に沿って移動してるんだけど、舗装されてないから結構怖いぞ!
機関車で来れば楽だったんだけど、軍用機関車は専ら輸送用として尾張から京の都の往復に使われてるんだよね~。
ミスフィート領はデカくなっちまったってのに、機関車の数が足りなすぎる!
ドワンゴさんとこに着いたら機関車を作ってもらおう。
ただ美濃の開拓に人手が必要なのも確かなんで、今こそ甲斐の国から労働力を派遣してもらう時だな。ゴーレムがわらわらやって来たらビックリしそうだが。
よーし、セーブが終わったらライオウの城に行って交渉だ!
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