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久しぶりに嫁を撃破して夜眠ることができたわけだけど、一週間仕事を休んでいたミスフィートさん達の方にやることがあってちょっと忙しかったので、『赤い流星専用ザキュ』の試乗は明日に延期された。
それならマジックバッグでも作ろうかな~とか考えながら、いつものようにアリアダンジョンへとやって来た。
そうそう!引率を任せたお嬢を除いて、今回からメンバーが入れ替わったぞ!
身分上位から選ぶとなると、本来ならピピン隊も入るハズだったんだけど、彼女らは教科書作りという重要な任務を遂行中。
というわけで今回のメンバーは、お嬢・アイヴィー・ソフィア・ナターシャ・フローラの5名だ。
でも夜伽を終えたばかりのミリーが明日から参戦するし、夜伽の真っ最中である城主達も続々と参戦する予定なので、今回はちょっと人数が変則的になる。
それと城主達の夜伽がすべて終了したら、久々となる論功行賞が行われる予定だ。正確にはセーラの夜伽が終わった二日後かな?
これが最後の論功行賞ってわけではないけど、最近は戦も無く、武功を稼ぐことが出来なくなったので、今回の論功行賞はかなり重要になるだろう。
ただ俺は北海道に飛ばされていたから誰が活躍したかなどサッパリ分からんので、誰が昇進するかは俺以外の重臣達の話し合いによって決められることになった。
軍師のくせに大事な話し合いに参加しないのもどうかとは思うけど、現場にいなかった以上ほぼ部外者なんだよね。
決戦の場にはいたけど、最前線で聖帝と殺し合っていたから周りを見渡す余裕なんて無かったし、誰がどの武将を撃破したかなどを知る前に北海道だからな!
とういうわけで、俺の出番は褒美を渡す時くらいかな?
カーラ・カトレア・チェリン・リタ・リナ・お嬢の6名は間違いなく家老になるだろうと読んでいたので、すでにオリハルコンの刀を作ってある。
あと美濃を奪取したドワンゴさんも家老で間違いないだろうから、オリハルコンの斧を用意しておいた。
なぜかドワーフ達って重厚な武器や鎧を好むので、刀じゃ喜んでくれないのだ。おかげ様で、ドワンゴさんの斧で一番オリハルコンを消費しましたとも!
最近はド変態だの変態大王だのクソミソに言われてる俺だが、軍師としての俺に隙など無い。ミスリルの刀や斧も大量に用意してあるので、手に入れようもなかった服以外は大丈夫だ。
ここに来る前にミスフィートさんから魔石を受け取ったし、明日か明後日にでもガチャをぶん回して服を集めておこう。
親父達と一緒にガチャを回していた時に数着はGETしたけど、これじゃ全然足りないだろうからな~。
「・・・とりあえず気をつけなきゃいけないのは、こんなところですわね~!」
「そのゴブリンと戦ってみていい!?」
「アイヴィーといえど時期尚早ですわ!お腹に一発でもくらったら流産の恐れがあるのですから、まずは見るだけにしますわよ!」
「ゴブリンのくせに、そんなに危険なの?」
「此処のゴブリンを、その辺のゴブリンと一緒にするなですわ!!」
引率係のお嬢が張り切ってるな!
見るだけとか言ってるけど、絶対ゴブさんに声を掛けて、皆にあの恐怖を体験させる気マンマンなのだろう。なんかちょっとニヤケてるし。
俺→ミスフィートさん→お嬢と、この流れが継承されていっているようだ。
いや、俺も最初は虎徹さんにやられたんだっけ。
アリアダンジョンの洗礼仕掛け人って地味に面白いからな~!
お嬢率いる新メンバーが、ゴブさんの通路から戻って来た。
「警戒してたのに身体が硬直しちゃったから、ちょっと危なかったかも!」
「何で最初の部屋の隣にあんな狂暴なのがいるのよ!」
「このダンジョンってちょっと変なのよ」
「玉座の間に座ってるゴブリンと同じヤツだったわ!」
「でもこれで分かったですわね?このダンジョンの魔物をナメてかかると危険だということが。でもゴブリン以外なら冷静に戦えば対処できますわ!」
ウム。やはりお嬢に引率を任せて正解だったな。
結構過保護なタイプだから、仲間を危ない目にはあわせないだろう。
「小烏丸、そろそろ狩りを開始しますわ!」
「おう、皆気をつけてな!」
「「いってきまーーーーーーーーーーす!」」
こうして新メンバーが魔石集めに出かけていった。
そして俺はマジックバッグ作りのスタートだ。
************************************************************
三つ目のマジックバッグを完成させて一息ついたところで、ちょっと違和感を覚えたのでステータス画面をチェックしてみた。
「お?おおおおおーーーーーーーーーー!!」
キターーーーー!とうとう時空魔法がLv8になったぞ!
本来ならLv10必要らしいのだが、俺には指輪ブーストがあるので、Lv8で向こうの世界とアリアダンジョンを行き来できるようになったハズ。
虎徹さんが言うには、距離が伸びようが転移の消費MPは変わらないらしい。
すなわち、今すぐ実験しても問題無いのだ。
じゃあ早速流星城に転移してみるか!
いや待てよ?万が一のこともあるから置手紙しておこうか。
紙を一枚取り出し、『時空魔法がLv8になったので、ちょっと流星城まで転移してみる。予想以上にMPを消費して戻って来られなくなる可能性があるから、俺が行方不明だったら探さずに虎徹さんと一緒に帰還してくれ』と書いた。
その紙を目立つ場所に置く。これで問題ナシ!
「よし、初の長距離フライトだ。じゃあ行くぜ、転移!!」
次の瞬間、流星城の玉座の間に立っていた。
「成功だ!そうだ、消費MPは!?」
ステータス画面を見ると、MPが70減っていた。
MP消費軽減+++の指輪を装備しているから30%軽減されており、虎徹さんの言う通り、世界を跨ぐ転移でも普通の長距離転移と同様、消費MPは100のようだ。
俺の総MPは約600。
MPが満タンなら、長距離転移が8回使えるということになる。
「十分だ。よっしゃーーーーーーーーーーーーーーー!!」
これで自由にアリアダンジョンと行ったり来たりできるようになったぜ!
それならマジックバッグでも作ろうかな~とか考えながら、いつものようにアリアダンジョンへとやって来た。
そうそう!引率を任せたお嬢を除いて、今回からメンバーが入れ替わったぞ!
身分上位から選ぶとなると、本来ならピピン隊も入るハズだったんだけど、彼女らは教科書作りという重要な任務を遂行中。
というわけで今回のメンバーは、お嬢・アイヴィー・ソフィア・ナターシャ・フローラの5名だ。
でも夜伽を終えたばかりのミリーが明日から参戦するし、夜伽の真っ最中である城主達も続々と参戦する予定なので、今回はちょっと人数が変則的になる。
それと城主達の夜伽がすべて終了したら、久々となる論功行賞が行われる予定だ。正確にはセーラの夜伽が終わった二日後かな?
これが最後の論功行賞ってわけではないけど、最近は戦も無く、武功を稼ぐことが出来なくなったので、今回の論功行賞はかなり重要になるだろう。
ただ俺は北海道に飛ばされていたから誰が活躍したかなどサッパリ分からんので、誰が昇進するかは俺以外の重臣達の話し合いによって決められることになった。
軍師のくせに大事な話し合いに参加しないのもどうかとは思うけど、現場にいなかった以上ほぼ部外者なんだよね。
決戦の場にはいたけど、最前線で聖帝と殺し合っていたから周りを見渡す余裕なんて無かったし、誰がどの武将を撃破したかなどを知る前に北海道だからな!
とういうわけで、俺の出番は褒美を渡す時くらいかな?
カーラ・カトレア・チェリン・リタ・リナ・お嬢の6名は間違いなく家老になるだろうと読んでいたので、すでにオリハルコンの刀を作ってある。
あと美濃を奪取したドワンゴさんも家老で間違いないだろうから、オリハルコンの斧を用意しておいた。
なぜかドワーフ達って重厚な武器や鎧を好むので、刀じゃ喜んでくれないのだ。おかげ様で、ドワンゴさんの斧で一番オリハルコンを消費しましたとも!
最近はド変態だの変態大王だのクソミソに言われてる俺だが、軍師としての俺に隙など無い。ミスリルの刀や斧も大量に用意してあるので、手に入れようもなかった服以外は大丈夫だ。
ここに来る前にミスフィートさんから魔石を受け取ったし、明日か明後日にでもガチャをぶん回して服を集めておこう。
親父達と一緒にガチャを回していた時に数着はGETしたけど、これじゃ全然足りないだろうからな~。
「・・・とりあえず気をつけなきゃいけないのは、こんなところですわね~!」
「そのゴブリンと戦ってみていい!?」
「アイヴィーといえど時期尚早ですわ!お腹に一発でもくらったら流産の恐れがあるのですから、まずは見るだけにしますわよ!」
「ゴブリンのくせに、そんなに危険なの?」
「此処のゴブリンを、その辺のゴブリンと一緒にするなですわ!!」
引率係のお嬢が張り切ってるな!
見るだけとか言ってるけど、絶対ゴブさんに声を掛けて、皆にあの恐怖を体験させる気マンマンなのだろう。なんかちょっとニヤケてるし。
俺→ミスフィートさん→お嬢と、この流れが継承されていっているようだ。
いや、俺も最初は虎徹さんにやられたんだっけ。
アリアダンジョンの洗礼仕掛け人って地味に面白いからな~!
お嬢率いる新メンバーが、ゴブさんの通路から戻って来た。
「警戒してたのに身体が硬直しちゃったから、ちょっと危なかったかも!」
「何で最初の部屋の隣にあんな狂暴なのがいるのよ!」
「このダンジョンってちょっと変なのよ」
「玉座の間に座ってるゴブリンと同じヤツだったわ!」
「でもこれで分かったですわね?このダンジョンの魔物をナメてかかると危険だということが。でもゴブリン以外なら冷静に戦えば対処できますわ!」
ウム。やはりお嬢に引率を任せて正解だったな。
結構過保護なタイプだから、仲間を危ない目にはあわせないだろう。
「小烏丸、そろそろ狩りを開始しますわ!」
「おう、皆気をつけてな!」
「「いってきまーーーーーーーーーーす!」」
こうして新メンバーが魔石集めに出かけていった。
そして俺はマジックバッグ作りのスタートだ。
************************************************************
三つ目のマジックバッグを完成させて一息ついたところで、ちょっと違和感を覚えたのでステータス画面をチェックしてみた。
「お?おおおおおーーーーーーーーーー!!」
キターーーーー!とうとう時空魔法がLv8になったぞ!
本来ならLv10必要らしいのだが、俺には指輪ブーストがあるので、Lv8で向こうの世界とアリアダンジョンを行き来できるようになったハズ。
虎徹さんが言うには、距離が伸びようが転移の消費MPは変わらないらしい。
すなわち、今すぐ実験しても問題無いのだ。
じゃあ早速流星城に転移してみるか!
いや待てよ?万が一のこともあるから置手紙しておこうか。
紙を一枚取り出し、『時空魔法がLv8になったので、ちょっと流星城まで転移してみる。予想以上にMPを消費して戻って来られなくなる可能性があるから、俺が行方不明だったら探さずに虎徹さんと一緒に帰還してくれ』と書いた。
その紙を目立つ場所に置く。これで問題ナシ!
「よし、初の長距離フライトだ。じゃあ行くぜ、転移!!」
次の瞬間、流星城の玉座の間に立っていた。
「成功だ!そうだ、消費MPは!?」
ステータス画面を見ると、MPが70減っていた。
MP消費軽減+++の指輪を装備しているから30%軽減されており、虎徹さんの言う通り、世界を跨ぐ転移でも普通の長距離転移と同様、消費MPは100のようだ。
俺の総MPは約600。
MPが満タンなら、長距離転移が8回使えるということになる。
「十分だ。よっしゃーーーーーーーーーーーーーーー!!」
これで自由にアリアダンジョンと行ったり来たりできるようになったぜ!
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